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狭間06エピソード集
私立探偵部の日常

エピソード『電脳錬金術』




目次





エピソード『電脳錬金術』


登場人物



国東ジャン
電脳錬金術師。
サティ
フラスコから生まれたサイバーホム。

本文



ジャン
(カタカタカタ)
サティ
(時々くすくすと笑いながらフラスコの中で眠っている)
ジャン
「……ふむ」
サティ
(……目をぱちりと開ける)
ジャン
「おはよう、サティ。ヴァーチャメモリの体験は楽しかった?」
サティ
「おはようマスター。すごく楽しかったです! わたし、海って初めて行きました」
ジャン
「これまでこれ系のメモリは持って無かったからなあ。まあ、サティには新鮮だったかもね」
サティ
「マスターの持ってくるメモリって、図書館とか塾とかつまんない所ばっかり。もっと遊べる所に行きたいです」
ジャン
「パラメータ的には優良なんだけどなあ、ああいうの」
サティ
「ずっとフラスコの中なんて、息がつまっちゃうもん。マスター、もっと新しいメモリもってきて」
ジャン
「我儘な奴。ちょっと自由に育て過ぎたかなあ」
サティ
「まーすーたあー」(フラスコにぺたっと張り付いて)
ジャン
「はいはい、って言ってもこのメモリ貴重なんだよ。そんなホイホイ新しいのなんか手に入らないって」
サティ
「マスター、メモリって何なんですか? こんなちっぽけな物の中に外の世界が広がってるって不思議」
ジャン
「さあ?」
サティ
「マスターも知らないの?」
ジャン
「電脳錬金術は新しい学問だからなあ、ヘルマン・アルバトロス先生でも知ってることと言えばほんの一握りだよ。電子データなのに複製不可で、メモリの容量を明らかに超越した情報量、その上解析に成功した例も無い」
ジャン
「孵化しそこなったサイバーホムの断片だっていう人もいれば、高位の電脳神格が生み出した世界の卵だって主張する人もいる。偽シーレム派では電網他界上に開いたワームホールだっていう説が支持されてるな」
ジャン
「そのどれも違うかもしれないし、全部あってるかも知れない」
サティ
「つまり分からないのね。マスター役に立たない」
ジャン
「問題はそれを活用できるかだよ」


[TK-Leana] # ちょっと不機嫌そうに言って、作業に戻っていく


時系列


2012年12月

解説


サティの学習に励むジャン。

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月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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