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狭間06エピソード集 私立探偵部の日常

エピソード『春眠暁』


目次


エピソード『春眠暁』

登場人物

佐藤火星
小さくて可愛いものが好きな女子中学生。
国東ジャン
小動物的中学生。ご飯食って寝てれば幸せ。

本文

ジャン
(あくび)
ジャン
「春眠暁を覚えず……つまり、授業中寝てたら学校が終ってる、春って素晴らしいって事だなあ」
火星
「よく寝てるのに全然大きくならないね」(悪意は無い
ジャン
「お前は寝もしないのに図体ばかりでかいよな」
火星
「よく食べてるからね! 最近お米が凄く美味しいもん」

[utako] #大きな2段お弁当の1段目は白米詰めです

ジャン
「ちくしょう、ちょっとは縮め縮め」

[TK-Leana] # 頭を抑えつけようとするが
[TK-Leana] # とどかない

火星
(何だろうこの可愛い生き物、と言う具合に眺めてから、少し屈む)
ジャン
「ていやっ」

[TK-Leana] # 容赦なく飛びあがって頭を押す
[TK-Leana] # 軽い

火星
「へへ……、ジャン君がカロリー消費してる」(何かちょっと嬉しそう
ジャン
(ぐぬぬ)「もう知らん。昼飯横から奪い取ってやる」
火星
「僕のお昼ご飯は何人にも侵略されないもん。主に高さ的に」
ジャン
「ちくしょう反論できねえ」
火星
「もしも抱っこさせてくれたら6割ぐらいならあげても良いよ!」
ジャン
「六割……」

[TK-Leana] # プライドと食欲がせめぎ合う

ジャン
「お前また俺を愛玩動物代わりにするつもりだろ」
火星
「ううん、ぬいぐるみ代わりかな?」
ジャン
「却下だ却下!」
火星
「何で!? から揚げあるよ? ミートボールもあるんだよ!?」
ジャン
「なんつう豪華な弁当……」(揺れてる)
火星
「ちょっと膝の上に載ってもらって抱っこさせてくれるだけで良いから!」
ジャン
「ぐぬぬ」
火星
(後一押し。チラッ、チラッ、とお弁当の蓋を開けて臭いを漂わす)
ジャン
「ろ……六割だぞ」
火星
「うん、遠慮しないで食べて良いからね」
ジャン
「……分かった」

[TK-Leana] # ちょこんとイスに座る

火星
(万歳してからお弁当をジャンの前において)「一日中寝てるジャン君は暖かくて良さそう」(にへ、と笑ってる
ジャン
「最近は日向が暖かくて良い」

[TK-Leana] # 火星の気が変わらないうちにとがつがつ食い始める

火星
(そしてもう一つ鞄から別のお弁当を取り出す。蓋には放課後用のラベル)
ジャン
「な、お前どんだけ持ってきてんだ」
火星
「放課後、お腹空くから」
ジャン
「そんなんだから体重がえらい事になるんだよ」
火星
「た、体重はそんなに変わってないもん!!」
ジャン
「……身長は?」
火星
(’v’;)
ジャン
(がつがつと食べるペースを上げる)

[TK-Leana] # やけぐい
[TK-Leana] # 御飯三割おかず九割で合計して全体の60%が食いつくされた

火星
「胸は1cmまた大きくなったから成長はしてるよ」(えっへん
火星
「って、白米弁当に!?」
ジャン
「六割だよ六割」
火星
「そんな変化球で来るなんて……、良いもん。お米好きだから……」(残ったお弁当と放課後用を合わせて仕舞い
火星
(はりきって、ポンポンと膝の上を叩く)
ジャン
「ま、まだ自前の弁当は食ってないし」
火星
「お弁当、作ってきたの?」
ジャン
「珍しく母さんが」
火星
「おばさんの料理……、興味あるかも」(フランス人の料理というところに)
ジャン
「期待できないぞ」

[TK-Leana] # ちょっと諦めた顔

火星
「あんまり得意じゃない?」
ジャン
(ぱかっと蓋を空ける)

[TK-Leana] # ごちゃっとくずれたサンドイッチが不ぞろいに

火星
(ちょっと驚いたが)「……おばさんのお弁当あるのに、僕の食べて大丈夫だった?」
ジャン
(もぐもぐ)「ん、なんで?」
火星
「2つもいけるのかなって……、心配しなくても良さそうだね」
ジャン
「だいたい、二つって言ってもお前の六割だったし」
火星
「それもほとんどおかずだったしね……」(自分の弁当食べつつ
ジャン
(がつがつと食ってる)

[TK-Leana] # 割と大喰いであった

火星
「……食べて寝てるのにむしろ、何でジャン君は体重も変わらないの」
ジャン
「しらんがな。うんこになって出てんじゃないの?」
火星
「ウンk……、ご飯食べてる時にダメだよ」
ジャン
「別に良いじゃん、うんこ食ってるわけでもないんだし」
火星
「食べたものがその内、ウンk……排泄物になるんだなぁ……て考えながらご飯食べたくないの」
ジャン
「混まないこと気にする奴……まあいいけど」
火星
「前は妹に良く、食べた物どうしてるの? 聞かれてたけど……なんでそう言う話好きなのかなぁ」

[utako] #解らないよ、とぼやきつつお弁当は順調に減っていく。

ジャン
「はぁ、ごちそうさまー」
火星
(ぱっくぱっくと食べていたがハッとしていそいそとお弁当を仕舞い……、膝タップ)
ジャン
「さて。寝るか」
火星
「ちょまー!?」
ジャン
「えー、なに?」
火星
「ほ、ほら約束。膝、抱っこからの撫で撫では!?」
ジャン
「撫で撫では聞いてないけど」
火星
「うっ……、流れで押し切ろうとしたのに……」
ジャン
「まあ約束したから仕方ないなあ。膝の上で寝るし」
火星
「それは別に良いけど……」
火星
(膝硬いので煎餅クッション敷いて、どうぞ、と張り切り顔)
ジャン
(だるーんと座ってもたれかかる)
火星
(落ちないように抱えて)「うーん……、やっぱりこのサイズぐらいが落ち着くかも」

[utako] #あったかーい、とにへっと笑いながら

ジャン
「胸がでかすぎて邪魔くさい」
火星
(ぐさっ)「ぼ、僕だって好きで大きくなってる訳じゃないもん」
ジャン
「あんだけ食っといて好きでじゃないとか」
火星
「お米が美味しいのがいけないんだよ」
ジャン
「責任転嫁とか引くわ―」
火星
「実際に美味しいもん」(ぷー、と膨れながら、ジャンの背中に鞄挟んで調節)
ジャン
「背中がぼこぼこで逆に違和感」
火星
「いっつもリュック背負ってるのにこう言う時は気にするんだから……」(タオルも挟んだりして、途中で諦める
ジャン
「いいよ、おっぱい気にせずもたれかかるし」
火星
「……何故か申し訳ない気持ちなるよ。ごめんね」
火星
(暖かいなぁ、柴犬をこう言う風に抱っこしたいなぁ……、でも今は犬より猫っぽい気がする、等と申し訳なさそうに考えながら、にへら、と笑う)
ジャン
(ぐーぐー)

[TK-Leana] # のんきに寝息を立て始める

火星
(ぬくぬくとしているとその内つられて、ジャンの頭に顔を埋めて寝てしまう)

[utako] #昼休みの終わりごろにはクラスに戻ってきた生徒達に見られて大恥かく
[TK-Leana] # ジャンは別に恥とも思わぬが
[utako] #火星は流石に大勢に見られると恥ずかしい
[TK-Leana] # ジャンはぬいぐるみ扱いが屈辱なだけなのでなー

火星
(ふごっ、と起きて……周囲からの視線に気づき、だらだらと汗)「……ジャ、ジャン君。そろそろ授業始まるよ」
ジャン
「んあー」
火星
(肩を揺すって)「席、戻らないと……」
ジャン
「ねむい」(ぼふと胸に顔をうずめる)
火星
「しょ、正面はダメだよぉ……」(真っ赤になりながら、抱えて立ち上がり慌ててジャンを自分の席に座らせてから戻る
ジャン
(机でべたっとへばりついて寝る)
火星
(手を伸ばして頭の下にタオルを挟んでやり……) 「ビックリしたぁ……」(ため息つきつつ、顔を扇ぐ
ジャン
(すぴー)
火星
(寝顔を見て少し微笑んでから、授業の準備を始めた)

時系列

2013年2月

解説

弁当に釣られて火星にモフられるジャン。完全に愛玩動物。
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月影れあな

月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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