ど素人から職業クリエーターまで、TRPGと創作で架空世界を楽しむコミュニティ。TRPG+PBW+キャラチャ+創作。
TRPGと創作の語り部 > 語り部全般 >
現在の語り部総本部では、TRPGを基本においた共同創作環境を提供しています。ゲームシステムと世界設定により構築された架空の世界を舞台に、その架空世界における事実――物語を、作成し共有していくという遊びを行います。具体的には、お話しをかいたり、イラストを描いたり、セッションをしたり、キャラクター会話で遊んでみたり、設定を作成したりするわけですね。
共同で"架空の世界の事実"を作成していくことで。一人で作成するだけでは得られない、意外性や深み、そして楽しみを味わうことができるわけです。そして、その手段として、PBeMなどのような固定的な企画運営方法だけではなく色々な方法を利用できることが、語り部の強みです。
語り部は、架空世界を利用して協力して長期的・永続的に遊びつづけることを前提としたコミュニティです。すべての規約やルールや権利規定や利用方法は、その目標のために存在し、改定され続けます。すべての参加者は、これを第一の目的として頭に叩き込んでください。
作業目標は楽しく参加者の相互作用の中から作品や成果物を作成し、架空世界とその支援ツールを積み上げていくことにあります。参加者は、このプロセスで技術力や思考力、知識や倫理に至るさまざまな能力を磨き上げることができます。
長期的・永続的に遊びつづけるための必然として、新規参加者の確保により活動が機能する臨界量のアクティブメンバーを維持する必要があります。そのための誘導、案内、歓迎、その他の活動は、手空きの参加者が積極的に行なう必要があります。
チャットを始めとした対話の場での決定事項や、作品を整理すること、磨き上げていくことは、新規参加にも必要ですし、持続的に遊びつづけるうえでも重要な行為です。義務とはしませんが、可能な範囲で楽しく作り上げていきましょう。
他者の作品に対して反応し反応があることの喜びをわかち合いましょう。それが、人数が参加している価値をもたらし、また自分一人ではなし得ない成果をもたらし、自分自身の能力を十全に引き出すことに繋がります。
語り部は、もともとは汎用のTRPGルールです。各種世界設定とそのキャラクターを表現できるだけでなく、プレイスタイルやゲーム運用を含めた記述能力を目指しています。
なお、TRPGとは、対話により物語と架空世界を共有し、登場人物の行動を疑似体験するゲームです。おおむね登場人物を介して問題に対処するという形を取ります。ドラクエなどで有名なRPG(ロールプレイングゲーム)の本来の形態が、現在TRPGと呼ばれているものなのです。
語り部にはTRPGとしての顔以外にも、世界設定と遊びかたのセットでのゲームシステムとしての顔、共同創作的に物語と世界を積み上げて行くコミュニティツールとしての顔などを持つ、新世代の共創環境の提供も目指しています。現在も稼動しつづけているオンライン創作系企画としては、私の知るかぎりでは最古です。
キャラクターは、能力や特性にイメージごとに決められた数値を、数値の上限の範囲内で書くだけで作成可能です。ポイント割り振り制でないため、イメージ・設定を素直にデータとして記述でき、そのデータをゲーム途中で直したりさえできます。そのため、イメージ通りのキャラクターを安全に作成することや、だいじな部分だけ作成してあとはキャンペーンが進むにつれてプレイ中の設定をデータに反映するなどが容易にできます。
行為判定はひじょうに抽象度の高いもので、余力という消耗ポイントの消費の勘案や、PCの行動の難しさと効果の大きさのどちらをどの程度優先するかをプレイヤーが決定すことができる一般判定で、戦闘と交渉その他の判定を統一的にゲームとして扱いやすくなっています。