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狭間06エピソード集

エピソード『それぞれの進路』


目次


エピソード『それぞれの進路』

登場人物

橋本桃花
ピンク色のワーペンギン。そこそこ無難な将来像を描く。
白神知佳
白い巨人。つまりガンダム。
小松崎麦
将来像と言うか計画と言うか。他の惑星へ移住したい。

本文

[Hisasi] 桃花もふつーに受験か
[chita] でも一文字よくわかんないとこに進学したからなあ
[MOTOI] 桃花さんは何か目指してるものあるのかしら
[Hisasi] まだ特にないっす
[Hisasi] とりあえず進学してーみたいな

桃花
「とりあえずいけそうな大学いってどっか就職できればいいかなーって」

[Hisasi] #実にパンピー思考

知佳
「私みたいに女の子で家業継ぎたいって思うのは少数派かなぁ?」
桃花
「うちサラリーマンだから継ぐ家ないしなー」

[Hisasi] #サラリーマンだし兄弟いるしー
[Hisasi] #そのうち三兄が嫁つれてくるんじゃない? 的な
[Hisasi] #長兄はふらふらしてるし次兄はもう記憶のかなただし
[Hisasi] #三兄はけしからん彼女そのうち嫁にするんじゃね的な
[Hisasi] #末っ子はアメリカいっちゃったし
[MOTOI] #そいえばすぐ上の兄が彼女持ちでしたな

「まあ、大学くらい出てもいいかな、と思った」
知佳
「私、兄弟いないからね」

[MOTOI] #一人娘
[MOTOI] #ちなみに彼氏もいない(爆

桃花
「確かに大学は出ておきたいし、就職とかのためにも」
「どのみち人類から学ぶことはそれほど残っていないが、宇宙船の動力を入手するためのコネはどこかで確保しておかないと(ぶつぶつ)」
桃花
「……そんなに自慢できるほど才能あるわけでもないし」
知佳
「(大学行ったら、彼氏さんとかできるのかな……)」

[MOTOI] #理系学部は女子が少なくて男子にモテるっていうし
[Hisasi] #長兄はなんだかんだいって我が道をガンガン進むし、三兄は空手で結果残して体育系の進路進むし、弟はめちゃくちゃ優秀で飛び級でアメリカの大学いったし

桃花
「……凡人って悲しい」
「アーシュラは放っておいても大丈夫だろうから、我々は我々の目標を見つめて動くべきだ」
知佳
「……目標かー」

[chita] # 養女
[utako] #養女か
[chita] # 謎の人物に養われているヒューマノイド女子高生が無難にヒューマノイド女子大生になるらしい

桃花
「普通に大学いってそこそこ勉強とかサークルとか頑張ってまずまずなとこに就職する」

[Hisasi] #平凡極まりない目標

桃花
「……面白みないけど目標こんなとこかなー」
知佳
「大学で電気のこと勉強して立派な電気屋さんになって、お婿さんと一緒にがんばってお店維持したいなぁ」

[MOTOI] #ちょっとハードル高い

「……。2人とも、夢がかなった後も我々のことを忘れないでね」
桃花
「そりゃ当たり前でしょ」
知佳
「当然だよ。お友達だもん」
「うれしいな」
桃花
「……なんかうちのクラスメイト、いなくなっちゃった子とか多いし、なんだかねー」
「元気にしてるといいけど。今でも時々、小学校の同級生のことを思い出す」
桃花
「まあ、元気なんじゃないかな」
知佳
「そうだよね、元気だよね」
桃花
「ま、そのうち同窓会でもやろうよ。色々落ち着いたら」

[Hisasi] #ひどい同窓会になりそうな気もするけど

知佳
「そだねー」
「うん」

時系列

2013年2月

解説

将来について語り合うもののけ学級の女子高生たち。面子が面子だけに、同窓会とかやってもひどい事になりそう。
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