狭間06エピソード集

エピソード『寝正月の代償』

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目次

• エピソード『寝正月の代償』
  
  
  
  • 登場人物
    
  • 本文
    
  • 時系列
    
  • 解説
    
  
  

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エピソード『寝正月の代償』

登場人物

影蜥蜴

正月ドイツでダラダラ過ごした後帰国した少女。

アンディ・キラス

変幻自在の吸血鬼。

白夜

北欧の吸血鬼『コローネー』の公女。

本文

アンディ

「影さん、なぜ隅っこでうずくまってるんですか？」

影蜥蜴

「…ドイツで食べ過ぎて腹が」

アンディ

「どれ」（影のお腹を擦る

影蜥蜴

「ギャー！！」　（ぷにぃ

アンディ

「こ、これは……」

アンディ

「２、いや３…さすがに食べ過ぎでしょう」

影蜥蜴

「むぅ……、カウラと一緒に食っちゃ寝してたツケが……、風呂上りに近衛にも摘まれてしまった」

アンディ

「冬眠をするならこれも仕方ないでしょうが、また笑われてしまいますよ」

アンディ

「始業前に痩せましょう、影さん」

影蜥蜴

「…これは冬を越すためのもの、これは冬を越すためのもの、これは冬を越すためのもの…」

アンディ

「逃避してはいけません」（ぷにぃ

影蜥蜴

「む、むむぅ…」

アンディ

「そもそも越冬で脂肪を溜めるのは食料のすくない冬を越すための行為。食料があり際限なく食べ続けてはそうなるのは必然です」

アンディ

「私もお付き合いしますからちゃんと運動をしましょう。ただでさえ同人活動でなまっているのですから」

[arca] ＃影のお腹をぷにぷにとマッサージしながら

影蜥蜴

「…はぁ。たまには鍛錬に身を入れるか。竜も修行を始めたからな…来年の勝敗は解らない」

アンディ

「ええ。先日城の地下施設も完成しましたし。実践スタイルの鍛錬も可能です」

アンディ

「しかし最初からハードにいくのは身体を壊しかねませんから、ストレッチと軽いランニングから始めましょうか」

影蜥蜴

「ハードな鍛錬で問題はない。年明けまでナイトメアモードだったのだ…体はまだ出来ている」

アンディ

「そうですか？」

[arca] ＃少し不安そうに顎に手を添える

影蜥蜴

「例え食っちゃ寝しようとも、蜥蜴は早く動けるのだ！」　（ぽんっ、と腹を叩いて

[utako] ＃良い音した

アンディ

「かわいい音がしましたね。キュンとしました」

影蜥蜴

（ぽんぽん音がするお腹を撫でて…）　「…頑張ろう」

アンディ

「ふふ、では地下にいきましょうか」

影蜥蜴

「うむ」

[arca] ＃アンディの部屋兼同人活動支部を出て豪華な城の階段を下っていく
[arca] ＃ワインセラーの更に地下、そこにぽっかりと大きな空間が作られていた

アンディ

「…ここです」

[arca] ＃何だか軽快な音楽が聞こえる

影蜥蜴

「何だ？この音は」

アンディ

「わかりません…誰か先客が居るようです」

[arca] ＃扉を開けると

白夜

「ほっ、ほっ、ほっ……」

[arca] ＃Tシャスとスパッツ姿でエアロビクスしてるビャクヤの姿が

アンディ

「……」

[arca] ＃曲はアップテンポだが、その動きはまるでリズムに乗れてないゆっくりなモのだった

影蜥蜴

「なるほど、こう言う施設か」

[utako] ＃駅前とかによくある

アンディ

「いえ、コンセプトとしてはもっと血みどろな地下闘技場だったはずなんですが…」

白夜

「ほいっ、はっ……あ、アンディ。それに影さん」

影蜥蜴

「む。（と軽く手を挙げて）　白夜も太ったのか？」

[arca] ＃二分の一テンポの踊りをやめて微笑む白夜

白夜

「いいえ、外ではこう言うものがはやっていると聞いたもので、ちょっとやってみようかと」

白夜

「…あら、影さん……」

[arca] ＃影の顔からつま先までを一巡観察して

白夜

「まあるくなりましたねぇ」（微笑み

影蜥蜴

「違うわ！一部のニーズに応えよう思っただけなのだ！」　orz

白夜

「かわいいですねぇ」（あらあらうふふ

[arca] ＃ニーズその１（？）

アンディ

「白夜様、影さんは今からダイエットをするのです」

白夜

「あらあら…ということは。ごめんなさい、酷いことを言ってしまいました…」

[arca] ＃本気でかわいいと思っていたが、影に取って不本意であると言うことを悟り申し訳なさそうにしている

影蜥蜴

「…しかし、エアロビの方が空手をするより良いシェイプアップになりそうだな」

[utako] ＃立ち直りは早い

白夜

「ええ、とても良い運動です」

アンディ

「有酸素運動としては、ある種完成されたものですからね。ただ踊りである以上若干負荷の偏りがでてしまう可能性もあります」

アンディ

「反面、適切な設定を行なえばまんべんなく身体を使えますから、シェイプアップも期待できるでしょう」

影蜥蜴

「この腹の贅肉が移動するように祈願しながら…鍛錬はエアロビにしよう」

白夜

「あらぁ？二人も一緒にやります？」

アンディ

「予定とは少し違いますが、影さんが良ければ私も参加します」

影蜥蜴

「む。レッツダンシングだ！」

[arca] ＃白夜が取り組んでいたのはダンスエアロビクスで、かなりダンス色が強いもの

アンディ

「では着替えましょうか。更衣室はあちらです」

影蜥蜴

（サタデーナイトフィーバーのポーズで換装、影使いの衣装も手甲や前掛けを除けばレオタード。

アンディ

「そういえば、換装を行なえたのですね。使うのは運動後のシャワーくらいになりそうです」

影蜥蜴

「戦闘以外ではあまり着る事もないが、こんな所で役に立つとは…思ってもみなかった」

アンディ

「いつもながら似合ってますよ。…そうですね、私は今年は趣向を変えていきましょうか」

[arca] ＃フッとアンディの姿が揺らぎ、その姿が変わっていく
[arca] ＃そしてそこには秀麗な男子の姿

影蜥蜴

「……今、どんな破廉恥な衣装になるのか期待した蜥蜴が一匹居るのだが」

アンディ

「はは、少し毒され過ぎでは？影さん好みの殿方になれたかは不満ですが、どうです」

[arca] ＃髪の毛は長髪のままだが、セットは雄々しく変わっている

影蜥蜴

「影好み、か。」　（そう言う視点で考え直し

白夜

「アンディの男の姿、久しぶりに見ますね」

影蜥蜴

「悪くはないが、影はいつものアンディの方が良い。鏡を見ると影の兄弟より姉妹のようだからな」

アンディ

「そうですか…もう少し年齢を落とした方が良いですか？」

アンディ

「元々三十年に一度程度姿を変えてきたので、ちょうど良い機会だと思ったのですが…」

[arca] ＃顎に手を添え、少し落ち込んでいる

影蜥蜴

「本屋の店長をしている時期に…姿を変えても良いのか？」

アンディ

「以前の姿での仕事は既に辞めています。これから新たな姿で同じ所にお世話になる予定です」

[arca] ＃表向き別人として

影蜥蜴

「それで今年からは別人か……、むぅ。影は以前の姿が割りと気に入ってはいたが、それでは仕方ない」

アンディ

「女性で遣りやすいこともありますが、同時に男性でやりやすいこともあるのです。……こう言うのは嫌いですか？」

[arca] ＃胸もなくなり、男性よりになって居るが容姿的は中性的で前の面影もある

影蜥蜴

「そんなことは無い。慣れ親しんだ姿の変化に戸惑う事もあるだろうが、新たな門出は上手く行く様に祈ろう」

アンディ

「ありがとうございます。影さんとお風呂に入れなくなるのは残念ですが」（微笑む

影蜥蜴

「流石に使い魔でも友達でも、男とは風呂には入れないな」　（艶に笑って

アンディ

「しかし、影さんが強く美しくなるお手伝いはこれからも続けていきますよ」

白夜

「あらあら」

[arca] ＃微笑みながら曲の設定をしている白夜

影蜥蜴

「む。頼もう」

アンディ

「さて、まずはついて欲しくない所に付き、ついて欲しい所につかない身体を変えていく所からですね」

影蜥蜴

「……かなり肉体改造っぽいが、おて柔らかに頼むぞ」

白夜

「うふふ、最初は少しテンポの遅い曲にしましょうね」

アンディ

「おねがいします、白夜様」

[arca] ＃曲が始まり進めていくが、やはりビャクヤのテンポが曲と合っていない

白夜

「ほ…ほ…」（たゆんたゆん

影蜥蜴

（始めは白夜の動きを真似して、こう言うものなのか、と思っていたが…）　「……違くないか。これ、影の気のせいなのかもしれないが」

アンディ

「白夜様は本来のリズムのおよそ半分の速度で踊っていますね……実際はこうです」

[arca] ＃非常にキレのある動きで踊り始める
[arca] ＃ビャクヤの遅さもあいまってかなり激しく見得た

白夜

「あらあら…そんなに速く動かないとダメなの？」（おろおろたゆんたゆん

影蜥蜴

「スローテンポとデフォルトを見ながら踊れとは……難易度高いぞ」

アンディ

「釣られてしまうのは否めませんね…私も油断するとペースが崩れそうです」

[arca] ＃白夜を見つつ苦笑する

白夜

「あららぁ？…私にはぁ、向いてないのかしらぁ〜」

[arca] ＃早く動こうとしてもできないビャクヤ

影蜥蜴

「……運痴なのか、もしかして」

アンディ

「身体能力はここに居る誰よりも高いはずなのですが…」

白夜

「あらぁ？」

[arca] ＃マイペース過ぎてリズムが来い状態

影蜥蜴

「……もう少しスローテンポでやるか」

[arca] ＃アンディは釣られないようにきっちりと踊っている

アンディ

「これよりローテンポにすると…仕方ありませんか」

[arca] ＃シンセの曲のテンポを落とす

白夜

「あらぁ？急に踊りやすくなりました〜」（たゆゆん

[arca] ＃しっくりきて楽しそうに微笑む
[arca] ＃遅過ぎておじいちゃんおばあちゃんの体操みたいに

影蜥蜴

（逆にゆっくり動く方が辛いのに、この無重力め、と揺れるの見ながら）

[arca] ＃太極拳
[utako] ＃もうエアロビじゃない！

アンディ

「大丈夫ですか、影さん…これは有酸素運動より…」（ぷるぷる

影蜥蜴

「……ハードだな。……当初の予定通りである」

[utako] ＃ぷるぷる

白夜

「うふふ〜」

[arca] ＃息も上がらず、楽しそう
[arca] ＃5分もすると汗だく

影蜥蜴

「……流石に、これは……しんどいな。もう少し速度を上げなければ続かないぞ」

アンディ

「そうですね…私でもこれは少々、キツいです…」

白夜

「そうですかー？私は楽しいのですけど…」

[arca] ＃スピンとかもスローでこなす

影蜥蜴

「それが異能でなければ、何故できるのかと問いたいところだが……やめておこう」

アンディ

「異能ではなく、純粋な身体能力でしょう…」

[arca] ＃そうは見えないけど怪物

白夜

「うーん…しかたありません、今日の所は私が退くことにします」

[arca] ＃一緒に運動できて嬉しかったらしく、ちょっと残念そう

影蜥蜴

「むぅ、せめてもう少し早く動けるようになって貰えると助かるのだが…すまないな」

白夜

「ごめんなさいね、私のんびりやさんだから…」（うふふ

アンディ

「白夜様、今度ご一緒にやるときは太極拳にしましょう。スローエアロビよりは無理な動きは少ないですから」

影蜥蜴

「そちらの方が良さそうだな」

白夜

「たいきょくけん？よくわからないけど、おもしろそうね」

アンディ

「はい」

白夜

「じゃあ、約束ね。それじゃあ、シャワーを浴びてくるわね。お茶の用意もしておくわ」（うふふ

影蜥蜴

（お茶…！）　「……ほどほどにしておこう…、戻るような気がしてきた」

アンディ

「できれば買い置いていたカテキン茶をお願いします」

白夜

「あらあら、そうね。ローカロリーなおやつを考えなくっちゃね」（うふふ

[utako] ＃数十文後にはシャワーを浴びて煎餅うめーしてる影蜥蜴の姿が…
[arca] ＃ポンがし煎餅がだされる

アンディ

「食生活も少し改善が必要かも知れませんね」

影蜥蜴

「…徹夜すると……絶対食べてしまうからな」　（漫画描いてる時に夜中に

[utako] ＃最近ちょっと食生活崩れぎみ

アンディ

「学生ですから、昼に作業をすると言うのも難しいですね」

アンディ

「作業の短縮をし、なるべくリズムを崩さぬよう努めなければ」

影蜥蜴

「部活でも…先輩に、お茶を出されると……ついついトッポを」

[utako] ＃お茶飲むー？　お願いします（バリバリバリ：トッポ開封）

アンディ

「それくらいならば問題ないのですが、問題は夜食です」

[arca] ＃通常のテンポより少し遅めで再開しつつ

アンディ

「昼間の間食はその分三食の調整でどうにかなるのですが、夜食だけは危険です」

影蜥蜴

「くっ……、空腹に、お米と…なめたけが…」

アンディ

「夜食分はダイレクトにお肉になると思ってください」

アンディ

「…そうですね、私は影さんの使いまですから。これからは食べ過ぎないように見守ることにしましょう」

[utako] ＃杓文字を握ったら、すっ…と視界の端に現れる使い魔

アンディ

「絶対に食べるなとは言いませんが、制限をつけなければ代謝にも悪いです」

影蜥蜴

「近衛が夜食を食べる臭いを嗅いでしまったら……、おかかと醤油と、熱いご飯の香りを嗅いでしまったら……堪えられないのだー！」　（うわーん

[utako] ＃遅い時間に時々源蔵と近衛と３人で食べてます

アンディ

「安心してください、これからは誘惑に負けないように私もついていますから」（にっこり

影蜥蜴

「……夜は来なくて良いぞ。時間外と言う事で」

アンディ

「だめですよ、夜が一番危ないんですから」

影蜥蜴

「むぅ…、むぅ……」

アンディ

「私も漫画のお手伝いをします、なるべくはやく寝れるようにも努力しましょう」

影蜥蜴

「…」（割と夜食タイムが気に入っているとは言えず

影蜥蜴

「む、むぅ……了解した」

アンディ

「食べれなくても、お茶だけですませるなど工夫をすればなんとかなりますよ」

[arca] ＃同じ畑の人間としてそのへんは理解はあるのでメリハリをつけるように

影蜥蜴

（暫くは夜食断ちは難しいのであった）

アンディ

「私もひとつ、寝る前のココアを我慢しようと思います」

影蜥蜴

「…アンディは大丈夫だろう。身体構成に自由が効くのだ、合わせる事はないぞ」

アンディ

「ただ言いつけるだけでは影さんの辛さを理解できませんし、なによりも説得力に欠けてしまいますから」

アンディ

「苦楽は共にしたいものです。そうやって成功を掴めれば、幸せだと。少し暑苦しいですけね」（苦笑しつつ

影蜥蜴

（使い魔が良い子過ぎて主が滝汗）

アンディ

「…大丈夫ですか？少し休憩をしましょうか」

影蜥蜴

「だ、大丈夫だ。問題ない」

アンディ

「そうですか？なら良いのですが。事初めですから無理なしないように」

[arca] ＃男性の優しいえみ

影蜥蜴

「（あの時間は影のお気に入りなのだが……、これは問題だ）」

[utako] ＃なにやら真剣に考える
[arca] ＃夜食タイム

アンディ

（影が素直で機嫌がいい

時系列

2013年1月。

解説

正月のぐうたら生活の所為でお腹に致命的な贅肉を抱える事となった影蜥蜴。ダイエットせねばなるまい。

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