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狭間06エピソード集

エピソード『木槌と柘榴と金髪ハーレム』




目次





エピソード『木槌と柘榴と金髪ハーレム』


登場人物



剣一心

ギャグパート多すぎて最近クール不足

エヴァ・ライスティール・ホワイトハンド

いつでもクール過ぎてただのギャグ。


本文



一心

「逆転の発想や。可愛い女の子たくさんなんて考えず、イケメンのボク一人作ったらわざわざ一々作らんでも向こうから寄って来るやん!」

一心

「という訳で作りました」

エヴァ

「……イケメンの……剣、さん……は、つまり……全く、の……別人」

一心

「誰がブサメンが存在意義やて!」

エヴァ

「……存在意義」(肉摘み

一心

「ブサメンやなくて、ブタメンやて? やかましいわ!」

エヴァ

「……」(ヘッ、と微妙に笑った)

一心

「ふん、見とれよ。このイケメン一心くんが起動すれば……エヴァちゃんデブ専やっけ」

エヴァ

「……好み、は……あんまり……ない、かも」

一心

「そういうのが一番困るねんけどなあ」

エヴァ

「……(少し首を傾げて)……肉、……好物」(摘み

一心

「それは食欲やないんか」

エヴァ

「……5割、近い」

一心

「食おうとするなー!」

エヴァ

「……剣さん、は……人形……専……?」



[utako] #もっちもっち摘みながら



一心

「ちゃうわ!」

エヴァ

「……ロリコン?」

一心

「ぐっ、ま、まあそれは置いといて」

エヴァ

「……イケ心……起動。ハリー……ハリー」

一心

「これで今日からボクもイケメンやでー! オンキリキリバサラウンハッタ!」



[TK-Leana] # 印を切って



一心

「渇!」

一心

(ばたり)

エヴァ

「……?」(ゆっさゆっさ

イケ心

(ごごご)



[TK-Leana] # 立ち上がる
[TK-Leana] # 筋骨隆々とした大柄な男の身体の上に、痩せた上で180%美化した微かに一心の面影を残すイケメンフェイス
[TK-Leana] # 全体的なバランスはストⅡのバルログみたいな感じ
[utako] #もはや他人の空似!



エヴァ

「……剣さん?」

イケ心

(手を開いたり閉じたりして感覚を確かめてる)

イケ心

「ふっ、完璧やん。流石ボクの仕事」

エヴァ

「……、別、生物……」



[utako] #倒れた一心の体を肉クッションにしつつ寝そべり



イケ心

「別とはなんや。ただ、シェイプアップして骨格を補強した上でちょっと身長水増ししただけやで」

エヴァ

「……だけ?」

一心

「だけや……!」

エヴァ

「……女の子……寄って、来そ……う?」

一心

「こんだけイケメンなら問題無いやろ……あ」

一心

「サイズ合う着物が無い」

エヴァ

「……裸でも……きっと、沢山……寄って、くる……よ」

一心

「変態やん!」

エヴァ

「……注目、の……的」

一心

「悪い意味でな!」

エヴァ

「……写真……撮られ、て……拡散、炎上……、モテモテ」

一心

「違う! それはモテとは違うもっとおぞましい何かやで!」

エヴァ

「……でも……そう、でも……しない……と、服着て、大学行って……誘われ、ても……すぐに、中身……バレて……女の子、寄って来なく……なっちゃう……よ?」

一心

「え、ボクの中身ってなんかバレてまずいことあった?」

エヴァ

「……非モテ……オーラ?」

一心

「なん……やと……」

エヴァ

「……お肉が、なくなった……分……もう……オーラ漏れ……防げない……」

一心

「どういう理屈や! むしろそのお肉が非モテオーラ発してたんと違うんか」

エヴァ

「……この、お肉……デブ専……には、モテ成分……の塊……」

一心

「……つまり、エヴァちゃんやっぱデブ専やって事?」

エヴァ

(ちょっとよく解らないと言いたげに首傾げてる)

一心

「むしろ、デブ専以外にはこっちの身体の方がモテ性分の塊やろう」

エヴァ

「……確か、に……男の人、も……寄って……来そう、な……ぐらい」

一心

「怖い事言うなや」

エヴァ

「……しばらく、は……その格好、してる……の?」

一心

「そもそも、ガチのホモにはデブ専の方が結構……余計怖いやん!」

エヴァ

「……狙われ、る……肉」

一心

「まあ、試しにこの身体で過ごしてみるのもええかなと思ってんねんけど」

エヴァ

「……なら、しばらく……本体? ……預かって、……良い?」

一心

「え、何に使うん?」

エヴァ

「……ひみつ」

一心

「気になるねんけど」

エヴァ

「……解体、したり……は、しない……から……ちょっと……借りる、だけ」

一心

「……まあええけど。変な悪戯せんとってな」

エヴァ

「……うん」



[utako] #ゆびぱっちんでドール達と借りてる部屋に遺体を運び込む。



一心

「ベッド代わりにするつもりやないやろうなあ……」



[utako] #大体合ってる



エヴァ

(寝床に運び込んで一仕事終えた感じで戻ってきた)

一心

「で、結局何に使うん?」

エヴァ

「……ドール達、と……抱き枕……に」

一心

「……あれ、ボクより抜け殻の方が良い目見てへん?」

エヴァ

「……新・剣さん、には……明るい、未来……が、待ってる……よ」

一心

「せめて、中身居る時にやってや! ぼ、ボクはいつでも歓迎やで」

エヴァ

「……その、マッチョ肉襦袢……が……あれば……これから、は……幾らでも……」

一心

「え、いや。それとは別やん」

エヴァ

「……どっち、かに……しな、さい……どっちか、に……」(ペンペンと叩いて

一心

「は、ハーレムルートは」

エヴァ

(少し考えて)「……なきにしも……あらりけり?」

一心

「どっちやねん!」

エヴァ

「……金髪、ハーレムは……あっち……(自分の部屋の一心を指差し)……女子、大生……ハーレムは……そっち……? (イケ心を指差し)」

一心

「……い、イケメンボディは封印するから金髪ハーレムでお願いします」

エヴァ

「……寝てる、の邪魔……しない、よう……に」

一心

「え、それってつまり生殺し?」

エヴァ

「……左手、を……添える、だけ……なら……良い」(譲歩

一心

「左手を……」(わきわき)

一心

(カッ)「どこに?」

エヴァ

「……どこ、でも……でも、寝るの、邪魔……したら……こう」(木槌で柘榴割りの素振り

一心

「お、おう……」

エヴァ

「……ちな、みに……希望……は?」

一心

「え……いや。そんな……全部?」

エヴァ

「……うわ」

一心

「な、なんで引くん? オトコノコやったら当然やん!」

エヴァ

「……オトコノコが……許される、のは……イケメン……だけ」

一心

「今イケメンやし、まだイケメンやし……」

エヴァ

「……封印……封印」

一心

「くうっ」

一心

「しゃ、しゃあない。コレも金髪ロリハーレムのため……」



[utako] #こうしてイケ心ことイケメン一心ボディは庭の剪定用とか土木作業用マッスルボディになっていくのか
[TK-Leana] # 何か別の事に使われる事は間違いあるまい


結果睡眠妨害になったのでやっぱり柘榴



一心

「そえるだけならOK言うたのに……」(しくしく



[utako] #抱き枕状態の強要は一心の両腕を横に広げさせて布団の真ん中に、その脇をドール1とドール2が固めて、エヴァは体の上でうつぶせ姿勢だったとか



エヴァ

「……暖房機能(鼻息とか体温の上昇とか)……オン……になってた」

一心

「わけがわからへん……」(がく)

エヴァ

「……途中まで……は、よく……眠れた……から……、また今度……寒く……なって、きた……ら……暖房、いる」

一心

「こ、これから冬やからチャンスはいくらでも」

エヴァ

「……冬に、向けて……沢山、肥やさない……と……」

一心

「これ以上肥えるとボク大分健康に悪いと思うねんけど」

エヴァ

「……糖が……尿で……病な……?」

一心

「そうならんためにや!」

エヴァ

「……肥やす……の、諦める……」

一心

「むしろ痩せたいねんけど、一向に体重が……」

エヴァ

(もっちもっちと心配してるのかいつもどおりに触りつつ)「……毎日……マッサージ……してる、のに……エステ……効果、なし」

一心

「それマッサージやったん?」

エヴァ

「……燃焼……、古い……お肉を……溶かして、新しい……脂肪に」

一心

「あかんやん! 新しい脂肪作ったらそのまんまやん!」


時系列


2013年秋

解説


金髪ハーレムへの道は遠く険しく後、痛い

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