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狭間06エピソード集

エピソード『スクランブル! 避暑らさか書店』




目次





エピソード『スクランブル! 避暑らさか書店』


登場人物



苑馬真詞音

ここのメンバーなので貧弱(夏バテ防止の避暑)

安寿・S・根源樹

駅前営業が億劫(だから今のうちに避暑)

伊達景子

お外で遊びたいけど治安が悪い(と言いつつ避暑)

中科焔馬

安寿見習う宣言で先行き不安少年(やっぱり避暑)


本文



真詞音

「どうしてこうここのメンバーは貧弱な方ばかりなのでしょうね」

安寿

「ゲーセンに集まってるのなんてそんなものじゃない?」



[utako] #しかしこのゲーセン、女性の方がパワー系である



真詞音

「一応本屋ですけど、どちらにしてもそんなものですかね」

安寿

「特にさ、今はもやしっ子時代っていうし」

真詞音

「坊ちゃまももうちょっと鍛えたほうがいいと思うのですけどねえ……」

真詞音

「聞いたことありませんが」

真詞音

「もやしっ子って響きに昭和を感じますよねばらぎさん」

伊達

「もやしっ子と言うか、私達が自然に遊べる場所が無いのがいけないと思うんですけどねえ」



[mjolnir] #飛び入った。



真詞音

「あら、ケコちゃん。お久しぶりです。最近お忙しそうでしたけど」

安寿

「吹利はまだマシな方だよ、学術研究してる区画もあるし、運動公園もあるしさ。少しいけば山にもいけて、割と良い環境だよ」

伊達

「お客さんが来る限りは頑張りたいと思うので、中々……です」

伊達

「それより……今日は暑い……です……」



[mjolnir] #外に出る!?みたいな顔をしている。



真詞音

「とはいえ、ケコちゃんくらいの子がとなると確かに少ないんでしょうね。危ないから一人で外に出るなって風潮もありますし」



[TK-iLeana] # 吹利は盆地だしね



真詞音

「もう今日は私はここから一歩も動くつもりはありません」

真詞音

「陽が落ちるまで」

安寿

「私は夜になれば駅前で営業だから億劫だわ……」

伊達

「生活リズムが違いますもんね……」

安寿

「夏休みに入ってさらに変わってくるよね。早い子は午前中から来てるし」

安寿

「暑くなって良い事なんてビールが抜けやすいって事ぐらいだわ……」

真詞音

「福田君はちょっと出てるみたいですね。お茶、淹れてきます」



[kurov] #勝手知ったる他人の店舗
[utako] #サーバー置いてた様な
[kurov] #なにそれしらない



安寿

「お願ーい、メイドのお茶飲みたーい」

真詞音

(わざわざバックヤードに入って氷とってきた。サーバーから氷つめたポットに移し変え)

真詞音

(コップを置いて注ぎ始める)「どうぞ、ケコちゃん」

真詞音

「ねばらぎさんは自分で注いでください」



[kurov] #といいながらちゃんと三人分注ぐ



安寿

「そのツンデレ要素はメイドの技能なの……?」

真詞音

「基礎教養です」



[kurov] #安寿に手渡し



安寿

「……新事実に安寿さんビックリを通り越して景子ちゃんにも教えてあげてって懇願しちゃう」

真詞音

「ケコちゃんのツンが欲しいんですか?あげませんよ」

伊達

「ありがとうございます、……何かが間違ってるような……」

安寿

「景子ちゃんの貴重なツンは大切にしないと。将来、大事にしたいと思える人のために……ね」

真詞音

「良い事言ってる風ですけどぶっちゃけきもいですよねばらぎさん」

安寿

「ツンデレ調教うけたメイドに言われちゃった……」

伊達

「ましねおねえせんってちょうきょううけてたんですか」



[mjolnir] #カタコト



真詞音

「ケコちゃんが変なこと覚えちゃうじゃないですかねばらぎさん……」(冷たい目)

安寿

「時には小さい頃から知っていなければいけない真実があるのよ……、どんなに辛い現実でも」

安寿

(大丈夫、私は受け入れてあげるわ。だって親友だもの、とキラキラオーラ)

真詞音

「ねばらぎさんが勝手に言ってるだけですからね、ケコちゃん」(なでなで)

伊達

「ん……はい、分かりました」(気持ちよさそうな感じで)

安寿

(くすくすと笑って)「まだまだ可愛いさかりってやつね」

真詞音

「ねばらぎさんもかわいいですよ。まだまだ」

安寿

「どーも。40ぐらいまではこのまま可愛いからね」

焔馬

(入店

伊達

「こんにちはっ。はじめまして、ですね」

焔馬

(びくっ)「ど、どうも……あ」



[arca] #同い年くらいのが居るぞという反応



伊達

「はじめまして、だてけいこって言います。よろしくね」

焔馬

「オレ、中科焔馬です……大人の人ばっかりだと思ったけど子供もくるんだね」

伊達

「私も何故か大人の人しか見ないのよね……なんでなんだろう……?」

安寿

「大人の人って言っても私以外は主に未成年だけどね。そして体は子供、頭脳も子供、名探偵安寿さんが推理すると結局子供しか来てないのよ」



[mjolnir] #時間帯が違うだけで、地元のガキどもが遊びに来ているだろう、とは思う



安寿

「こう言う私のことを人はアダルティーチルドゥレェン(色っぽく)と呼ぶのだわ」

焔馬

「安寿さんは親しみ易いね」(ははは



[arca] #アジア民族ふくトリオ
[utako] #ロリショタトリオともいう
[mjolnir] #キケン。



伊達

「何だか……あざとい……です……安寿先生……」

安寿

「ふっふっふぅ」

焔馬

「?」

焔馬

「安寿さんはいつも楽しそうだね」

安寿

「まあねぇ……、焔馬くんは楽しくないの?」

焔馬

「楽しいよ、ここ飽きないし」(にこにこ

安寿

「よしよし。その気持ち、大切にしなさいよー」

焔馬

「うん、オレも安寿さんみたいな大人になるよ」

安寿

(先行きの不安な事を……)



[arca] #自覚はあるらしい
[utako] #もちもろん
[arca] #もろちん


解説


とある夏の日、避暑のためひらさか書店に集まるいつもの面々。

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