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狭間06エピソード集

エピソード『おろろ』




目次





エピソード『おろろ』


登場人物



渡部祢黒
森を育むドルイド。価値観が人類とずれてる。

封来童子
バトルマニアの子鬼。

秋葉山小鉄
潤野学舎中学校射撃部部員。ギリースーツで潜伏。


そうだ、森に行こう



祢黒
「そうだ」

祢黒
「森に帰りましょう」



[TK-Leana] # 夏休みだし、宵街邸を出て森へ
[utako] #トキワの森へ行こう
[TK-Leana] 文明人のような服装をしていますが、祢黒はドルイドである



祢黒
(ごつい鉈持って森へ)



[utako] #森ガールかと思いきやマタギガール



祢黒
「この国はなかなかいいわ。人の手が入っているとは言え、深い森があるもの」

祢黒
「戦いが無く、戦士が居ないのが唯一の不満ね」



[TK-Leana] 動かしたいけど絡む場所があまり無い系の
[arca] 小鬼でも
[utako] 小鉄でも
[TK-Leana] ほむ
[arca] .char_db 封来童子
[Role] char_db(db): http://kataribe.com/HA/06/C/0856/ 封来童子(ふうらいどうじ)
[Role] さんがみつかりましたわ♪>arcaさん
[TK-Leana] ああ
[arca] 森にいけば木の実とか拾ってる系
[TK-Leana] 生活圏が被る
[TK-Leana] まあ、祢黒は魚捕ったり鳥捕ったり
[arca] 野生児



封来
(拾った木の実をその場で食い、川を見つけると素手で魚とり、猪を見つければ追いかけ回す



[arca] そんなん



祢黒
(森が荒らされてない限り基本関与はしない)

小鉄
(リーゼントのはみ出た緑のモリゾースーツを着た森の住人)



[utako] 異物過ぎた



祢黒
「(この国の善き隣人は珍妙な姿をしていますね)」



[TK-Leana] 華麗にスルー
[TK-Leana] # ちなみに、善き隣人(グッドピープル)は妖精の異称
[utako] #むしろ鉈を片手に森を歩いてるクラスの根暗少女の方が心配だよ
[TK-Leana] # そういやクラスメイトで面識もあったのだった
[arca] #近くで鬼も戯れている
[utako] #怖い森だ!
[TK-Leana] まあ多分天狗とかも居る
[TK-Leana] 多分、祢黒なんか毛唐の烏天狗くらいの扱いされてる
[kurov] ふむ

おろろ



なんらかのなにか
「……ホロロロ……ロロ……」(地べたを這いずるように動く赤黒い塊)

祢黒
「……なんでしょうこれは」



[TK-Leana] # つんつん



なんらかのなにか
(奇怪に形状変化して避け、茂みに飛び込む)「ロロロ……ロロ……」

小鉄
(何なんだろう、マジ何なんだろう、同級生が変な格好して森の中で鉈振り回してるし幻想的な服着た鬼が猪追い掛けてるし、訓練してたはずなのにマジ何なんだろう……頭抱えるグッドピーポー)



[kurov] #姿は見えないががさりがさりと音が聞こえる
[kurov] #遠ざかるでもなく近づくでもなく



封来
「なんじゃあの毛むくじゃらは。中身は人間か」



[kurov] #背後で気配がする。黒い枝のような細いものが茂みから伸び、小鳥を捕らえる
[kurov] #咀嚼音



小鉄
「日本語だぁ、日本語喋ってる……ちょっと安心した……、何、何か今細いの飛んでったのは……お前らの友達?」



[kurov] #がさり、がさり



小鉄
「何か嫌な音がすんぞごらぁっ!?」(ギャー

祢黒
「なにかしら?」



[kurov] #心なしか茂みを這いずる音が大きくなった気がする



封来
「知らぬ。用がないのなら里へ帰るが良いぞ」



[arca] #木のうろから発酵した果実を取りつつ茂みを見やる
[kurov] #またいくつかの小鳥の悲鳴
[kurov] #ギャア、と大きな声。見ると中サイズの鳥が茂みに引き込まれる



なんらかのなにか
「ロロロ……ロロロロ……」

祢黒
「姿を見せなさい。森を荒らす物なら許さないわ」



[kurov] #先ほどよりも声が大きい
[kurov] #めきめきと枝の折れる音
[kurov] #大振りな木の枝が倒れ、ずるずるとひきずられる
[kurov] #がさがさという音はさらに大きくなった



祢黒
「交渉に応じないようね――変身!」



[TK-Leana] # 烏の仮面を被ると、背に巨大な翼が生える



祢黒
『Never More!』



[kurov] #茂みの上に赤黒い盛り上がりが見える



小鉄
「あー、やだ、変な音した変な音してるぞ、今。人員確認兵装確認退路確認、はい、回れ右しろよお前らも! 何その臨戦態勢は!?」

封来
「喧嘩か!? 我も混ぜろ」



[kurov] #さて、索敵能力を持ってる人とかいますっかね



祢黒
(飛び上がる)『私は森の管理者であり、調停者よ』



[TK-Leana] 感覚を森と同化させて周囲の気配を探ったりします
[arca] 見聞色の覇気で(ry
[kurov] #異質な存在が茂みに潜んでいる。最初に見た塊とは比較にならないほど大きくなっている。大き目の豚くらいのサイズ
[kurov] 小鉄の正面から鞭のように撓る触手が振るわれる
[kurov] #端的にいうとフェイスハガーのように広がりながら飛び掛ってきます



小鉄
「あぁ……くっそ! 弱いやつから狙われるのかよ!?」



[utako] #背中にかけていたMP5Kを構えて迎撃
[kurov] #広がった触手の一本に着弾しはじけ飛ぶ
[kurov] #軌道が逸れ、小鉄の横を掠めて背後の茂みへ
[kurov] #ザザザと茂みを走る音。通った跡には食い散らかしたような痕跡



祢黒
「待ちなさい!」



[TK-Leana] # 飛んで追う
[kurov] #森の奥へ向かう
[kurov] #だんだんと塊が大きくなっている
[kurov] #もうちょっとした子牛くらいのサイズになり、茂みに隠れきれなくなっている



封来
「待ていっ」(追いかけ、塊に電撃を放つ



[arca] #びりびり
[kurov] #多数の触手を飛ばし、驚いて逃げる小動物を片っ端から絡めとる



祢黒
「枝よ、蔦よ、その者を捕らえよ」



[kurov] 電撃は当たり、その部分が剥がれて落ちる
[TK-Leana] # 周囲の植物を操って動きを止めさせる
[kurov] 植物が襲いかかる瞬間、がぱりと塊が開き齧りとられる
[TK-Leana] 全方位に?
[kurov] 四方八方にです。開いた裂け目の中には歯らしきものが見える
[kurov] #咀嚼音



祢黒
「なんて暴食……」



[kurov] #ぴたり、と塊は停止する



小鉄
「ひぇ……、何だあの能力……怖ぇ……」(遅れて追いついて来て)



[kurov] #いつのまにか見上げるほどに大きくなっている



なんらかのなにか
「オロロロロ……ロロロロ……」

祢黒
「大きくなりすぎる前に処理する必要があるわ」(手の包帯を解く

封来
「黒いの、なにをするのだ?」

小鉄
「……俺は敵の変化以上に嫌な予感を感じてるんだが、俺の記憶が正しければ」



[kurov] #黒い枝が生えたり伸びたりして獲物を狙う



祢黒
「我は刈り取る者……速やかに死を与えるわ」



[arca] #答えになってないのきたー
[TK-Leana] # 殺戮庭園を展開
[TK-Leana] # 範囲即死攻撃、相手は死ぬ
[TK-Leana] # ※ただし、生命力の弱い虫程度までにしか効果は無い
[kurov] #ひときわ太い枝が猛スピードで祢黒に襲い掛かる



祢黒
「きゃあッ!?」

封来
「轟招雷ぃ!」(雷召喚



[arca] #塊にかみなり音し
[arca] #落とし



小鉄
「ゴスロリ!」(炎召還



[utako] #枝に意識を集中して炎雷のコンボ
[kurov] #コントロール精度はどんなものですかねー
[kurov] #まあとりあえず吹っ飛んでもらおうかな一回くらい
[arca] #めんどい



祢黒
「なんて事をするの! 森の中で火を使うなんて!」



[kurov] #火のついた枝が祢黒を吹き飛ばし、木に叩きつける。めらめらと燃えて落ちるがまた新たな枝が生え、小鉄を襲う



祢黒
「かふっ……」



[kurov] #もう一本が伸び、封来をも狙う



封来
「なんじゃこいつは……めんどくさいのう……」(さばく



[TK-Leana] # 所でくろうさんこれ着地点どこ目指してるんで
[kurov] #んーと適当にPC同士がコミュニケ取ってもらったらさっさと退場する予定でした
[TK-Leana] # 3体1で攻撃通用せず蹂躙されるとか言われてもあんまり楽しくないですが
[utako] #3人がそれぞれ魔法攻撃かまして退場が良い所かとも思った
[kurov] #いい台詞きたからそろそろかなーと思ってたんですがw
[arca] #皆相手にわかる言葉を使えば良いと思うよ



封来
「おい生きとるか! 好きにやるのも良いが少し皆固まってやろうではないか」

祢黒
「うう、くらくらします」



[TK-Leana] # 打たれ弱い



小鉄
(触手を銃で迎撃しつつ)「……追いついてきただけでも褒めて欲しい所だって」(二人をカバーできる場所に立ち位置を変える

封来
「無理するな、オイ緑毛むくじゃら。男だろ守ってやれ」



[arca] #塊の注意を自分に引き付けつつ
[kurov] #枝に弾痕が残り、祢黒に到達する直前で折れて落ちる



小鉄
「お前こそ……、あれ、どっち? 男? 女? ……まぁ、良い! こっちは任せろ!」



[kurov] #触手の折れたぶん本体は少し縮まって見える
[utako] #モリゾーがんばるけど絵にならない



封来
「どっちか良い倒し方を知らんか? 拳を齧られたら溜まらんのじゃ!」



[arca] #ぺしぺし



祢黒
「そう言われても、拘束も効かず、殺戮庭園も効果が無いとなれば……烏たちをけしかける訳にもいきません」



[TK-Leana] # 大体出来る事は全部やった感



小鉄
「俺と鬼でアイツを吹き飛ばして、また分裂した所で根暗が小さいのを倒すってのはどうだ?」

祢黒
「根暗では無く、祢黒です! あら、あなたは……?」



[arca] #モリゾーの中からみえるロールパン
[kurov] #大量の枝を展開し、三人に向けて伸ばす。中心の塊はひどく小さくなった



封来
(ちょっとささりつつ二人に向かってるのを蹴散らす

祢黒
「今なら……その魂、速やかに捧げなさい」

小鉄
「通りすがりのパン屋でs(キリッ)……ちょま、俺のセリフを待ってから!!」



[TK-Leana] # 指を指す
[TK-Leana] # 指されたものは死ぬ
[kurov] 無数の枝が其々を刺し貫こうとし、直前で止まる。
[kurov] ぼろり、と小さな塊が崩れ
[kurov] 枝も先端から崩れさる



小鉄
「……ありゃ? ……倒したか?」

封来
「ちょっとささったぞまったく」(ばりばり

祢黒
「何だったのでしょうか、今の」

小鉄
「スライム……ってよりは祟り神っぽかったな」

封来
「山の主ガ死ぬとああなる事が有るが、やけに小さかったの」



[kurov] #放っておくとどんどん食べて大きくなり最終的には森を呑み込むとされる怪異だと、それ系にとても詳しい人なら知っていました。レア怪異かつ大概は逆に捕食されて終わるので珍しいという設定(いまかんがえた)
[kurov] #なまえはおろろ
[TK-Leana] # 日本固有の物なら祢黒はまず知らない
[arca] #赤鐘ならしってそう
[utako] #あれも似たような妖怪ですからの
[utako] #小鉄は勿論しらない
[utako] #宇宙人説が彼の中では濃厚
[kurov] #うまく捕らえれば妙薬になって高く売れるという設定(いまかんがえた)



封来
「似たようなもんがたくさん居るからの。今考えてもしょうがないじゃろ。周りの主にも報告しておくぞ」

祢黒
「こういうものが増えるようでは困りますから」

封来
「それはおぬしの仕事よの。まーがんばれ」

小鉄
「……(お前らも十分怖いからな)」



[utako] #じー



祢黒
「そういえば、あなたは学校で見憶えがある人ですね」

小鉄
「この格好で見覚えあっても困るっちゅーねん! ……間違ってないけど」

封来
「なんじゃ、知り合いか? 眷属?」



[arca] #モリゾーをじっと見つつ



祢黒
「あなたは善き隣人の方だったのですか。人の世で生きるのは不自由でございましょう」

小鉄
「クラスメイト。眷属とかじゃないです。ちょっと無理です。」(冷静に首を振り)

小鉄
「……こいつ、天然だったの」(祢黒の反応にあれぇ……とちょっと驚きつつ)

祢黒
「天然?」

小鉄
(ガチャガチャと腰の後ろにMP5Kを付け直し……)「何でもないです……それにしても、ただの森林訓練のつもりがすっごい事巻き込まれた……、」

封来
「ほーん、災難じゃったの」

小鉄
「他人事かよ!? 当事者! 俺達の話!」

祢黒
「訓練?」

小鉄
「森の歩き方とか隠れる場所とか夜営できそうな所とか、そんなの探したりする……トレーニング?」

祢黒
「? 巣離れしない子供でもない限り親に教えられることでしょう」

小鉄
「……うちの親は海辺で育ったから山の事知らないの」

祢黒
「なるほど。海獣の類でしたか」

封来
「それは海藻だったのか」



[arca] #納得
[arca] #モリゾーあらためノリゾー



小鉄
「……うん。あ、ワカメ食う? 噛んでると味が出るし、ミネラル豊富」



[utako] #もうそれでいいやってなった



祢黒
「まあ、この森に住まうというなら、貴方が森を荒らさぬ限り歓迎しましょう」

封来
「くれ。代わりにこれをやろう」(木の実

小鉄
(ワカメと木の実交換して)「……どっと疲れた。どっか、休憩出来るところ教えて……水飲みたい」



[utako] #異能者との模擬戦の経験はあったが、実は実戦は初めてだった



封来
(わかめもぐもぐ

小鉄
「……」(ハッ)

小鉄
「(変身してるクラスメイトに俺がやったワカメ食ってる鬼みたいな人相手に何か普通に接してるぅ……、俺の常識が崩れてく感じがする……)」



[utako] #orz
[utako] #大体伊織のせい



祢黒
(仮面を外す)「それでは、私は他に同じものが繁殖していないか見てきます。ごゆるりと」

封来
「人手が欲しくなったら呼んでくれて良いぞ」

小鉄
「逞しいやつ……」

祢黒
「問題ありません。対処の方法は大体分かりましたから」

祢黒
「気持ちは頂いておきます。ありがとう」

封来
「おぉ。川ならあっちじゃ。人間が飲めるかは知らぬ。じゃあの」



[arca] #てれんこてれんこと森の奥へ消えてゆく



小鉄
(ぶらぶらと手を振って二人を見送ってから、とりあえず川を目指して歩いてく)「バーイ」


時系列


2013年7月

解説


夏休み。自らの管理する吹利市内の森に帰り、くつろぐ祢黒。迫る謎の脅威。

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とにかく、元気いっぱい!ぶらりんぱわーではぴはぴ! 常識的な子は少ないけど、それでもあまり修正しないところがはぴはぴ!Paとジト目担はこちらです
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