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狭間06エピソード集 私立探偵部の日常

エピソード『火星とルナとチョコレート』


目次


エピソード『火星とルナとチョコレート』

登場人物

佐藤火星
私立探偵部女子。
月裏ルナ
私立探偵部の先輩。もちろん女子。三年の中では一番先輩っぽい。
白雪
ルナの妹的マスコット

本文

火星
「月裏先輩、少しだけ……時間良いですか?」

[utako] バレンタインデーの放課後に顔赤くして……
[utako] マリア様はみてません、仏様も

ルナ
「どうしたの? 急に」
火星
「えっと……ちょっと、渡したいもの……何か、あったりで……ご、誤解されるかもしれないんですけど……」(後ろに隠していた、可愛くラッピングされた袋を恐る恐る差し出す。
ルナ
「あら、もしかしてバレンタインチョコ?」
火星
「は、はい……! ……で、でも、本命とか、義理とか、そんなんじゃなくて……何ていうか、憧れみたいな、もので……そう言う意味だと、本命で……で、でも義理です!」

[utako] #顔を真っ赤にして、焦り捲くってる
[utako] #その日、男子へのチョコは皆で作ったものを部室の机において、ご自由に、という感じだったが
[utako] #どうやら皆とは別に一人で作ったものらしい

ルナ
「ふーん、なるほどねぇ。そういうことなら有り難く頂くわ。」

[SAIRU] #クスクス笑って受け取る

火星
「あ……、ありがとうございます」(安心して、にへら、と笑い

[utako] #黒髪、小柄、クールで火星にとっては憧れの先輩だった。

火星
(渡し切って空いた手を見やり、よし、と小さくガッツポーズ)
ルナ
(チョコ眺めながら)「火星、ちょっとこっち来て」

[SAIRU] #ちょいちょい、と

火星
「?」(小首を傾げつつ、ちょいちょいと釣られて寄って行く
[SAIRU] ルナ
(背伸びしておでこにチュッと)「ありがとね」

[SAIRU] #耳元で囁く

火星
(また目を点にして、カチンコチンに固まってしまった)

[utako] #すごいびっくりした様子

[SAIRU] ルナ
「刺激が強かったかしら」(クスクス、と
火星
(頭の中で宇宙が一巡してから正気に戻り……)「……せ、先輩……そう言うの、さらっと出来るんですね……」(自分の頬を両手で挟んで、すごいなぁ……と感激している)

[utako] #刺激が強すぎてちょっと麻痺気味に

[SAIRU] ルナ
「気取ってるだけよ。そこまで大した事じゃないわ」
火星
「格好良い……」(ほへぇ……、と瞬きして
[SAIRU] ルナ
「貴方は可愛いわよ」
火星
「そ、そんな事ないです……僕、場所は取るしよく解らない生き物だし……先輩みたいに小柄で髪が黒い方が、可愛いと思います……」

[utako] #猫背になりつつ手を合わせて

[SAIRU] ルナ
「良いじゃない。マスコットみたいに愛嬌があって」
火星
「マスコット、みたいですか?」
[SAIRU] ルナ
「というよりも、ぬいぐるみね」
火星
「……ぬ、ぬいぐるみ!?」
[SAIRU] ルナ
「抱きつきたくなる可愛さね」
火星
「え、え……っと……そ、そんな感じなんですか?」(おずおずと、どうぞ、と合わせた手を開いて
[SAIRU] ルナ
「動物で例えるなら犬ってところかしら」
火星
「ちょっと、毛はハネてるし……体中、腕とか足は特に硬いですよ……?」
[SAIRU] ルナ
(ギュッと抱いて)「そう? 良い抱き心地よ」
火星
(実美やジャンなら気兼ねなく抱っこできるが、先輩達にはそう気軽にもいけないので、貴重な体験に思わず笑顔に)
[SAIRU] ルナ
「そういうところも犬みたいね」

[SAIRU] #頭も撫でる

火星
(手の動きに合わせて髪の毛が赤やオレンジに色彩を変化させてる)「先輩はお姉さんみたいな感じで……、やっぱり憧れます……」

[utako] #外見は大きく違うものの、内心目標にしているらしい
[utako] #5月現在では髪の毛を黒くしてお姉さんっぽく髪の毛纏めたりなんかしてる

ルナ
「実際、妹みたいなのが5人いるから。それに無駄に長生きしてきたってのもあるわねぇ」
火星
「ルナ先輩みたいな子が……5人も!?」

[utako] #目の色かわった

ルナ
「全然似てないわよ。いろんな意味で」
火星
「……小さいルナ先輩達が並んでいる所を、想像してしまいました」
ルナ
「自分で言うのも何だけど、それは怖いわね……」

[SAIRU] #ルナシスターズ

火星
「下に5人だと……、小学生、幼稚園児だから……、よかったら一緒に遊べたり……お姉ちゃんなんか呼んでもらえたりしたら……」(えへへ、と笑いつつルナを抱えて撫で撫で
ルナ
「一応言っとくけど、全員あなたの年上よ」
火星
「……え゛!?」
ルナ
「何なら、今見せるけど」
火星
(? 、? と頭の上にマーク浮かべてる)
ルナ
「白雪」

[SAIRU] #ルナの後ろの空間が裂け、中から豪奢なドレスを纏った姫が出てくる

ルナ
「白雪よ。私の従者って所かしら」
白雪
(ペコリ、とお辞儀
火星
「……」(ルナを抱えてじりじりと後退してる
ルナ
「いや、そんなに警戒しなくても」
火星
「お、お姫様ですよ!? ……いや、えっと、そうじゃなくて……、今どこから……? それに、大人の人じゃないですか……」(現実的には校舎の中に教員事務員以外の大人が居る事に警戒を強くしてるっぽい。理解の範疇外は現実逃避
ルナ
「まぁ、いろいろ特殊なのよ。お互いにね」

[SAIRU] #意味ありげに、笑う

火星
(一応、納得した様子で頷き……ルナをおろして、ぺこりと頭を下げる)「あの……よろしくお願いします。ルナ先輩の後輩で、佐藤火星と言います」

[utako] #白雪に

白雪
「白雪だ。よろしく頼む」
火星
「(ルナ先輩より大きいなぁ……)」(若干残念そう
ルナ
「残念そうね」
火星
「え!? ……そんな事は……ないです、よ?」
ルナ
「もしかして、私みたいに小さくないから?」
火星
「……どちらかというと、……僕みたいに大きいから、……かなぁ。(ハッとして)あの、すみません……失礼でした」
白雪
「そんな事を別に気にしてはいない。大きかろうと小さかろうと、私が出来る事は変わらん」
火星
「……ち、小さい方が、チューするときに背伸びとか出来て可愛いんです!」

[utako] #拳握った

ルナ
「そういうことやりたいの?」
火星
「……」(ボンッ、と赤くなった)

[utako] #ひそかな憧れ

白雪
「そもそも、自分で見ることができないだろう」

[SAIRU] #キスしてるとこなんて

火星
「そ、それは解ってますけど……ルナ先輩がやってるところはすごく可愛くて、僕もあんな感じになりたいなぁって……」
ルナ
「なら、白雪で練習してみる?」
火星
「や、やりません! ……家で、一人で……ぬいぐるみ相手にやってみます」
ルナ
「あら残念」
火星
「……お、女の子同士で……そう言う練習するのは、普通なんですか? ほっぺにちゅーぐらいなら……クラスでやってる子はいますけど……」
白雪
「普通ではないだろうな」
火星
「で、ですよね! ……危なかったぁ」
ルナ
「そう? する方とされる方の気持ちが分かって勉強になると思うけど」
火星
「……そう、かなぁ……、言われてみると……そんな気も……」(ゆらゆら……
ルナ
「まぁ、好きなように」
火星
(ちらちらと白雪を見て、頬を抑えてしばらく唸ってから……)「や、やっぱり遠慮しておきます……」

時系列

2013年バレンタインデー

解説

ルナにチョコレートを渡す火星。そしてキス。
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とにかく、元気いっぱい!ぶらりんぱわーではぴはぴ! 常識的な子は少ないけど、それでもあまり修正しないところがはぴはぴ!Paとジト目担はこちらです
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