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狭間06エピソード集
私立探偵部の日常

エピソード『不死者の誕生日』




目次





エピソード『不死者の誕生日』


登場人物



月裏ルナ
私立探偵部部員。誕生日を憶えていない不死者。

鏡阿光
私立探偵部部長。不老不死とはどういう事なのか未だ理解に乏しい。

佐藤火星
私立探偵部部員。ルナのファン。


本文



阿光
「そういえば、月裏の誕生日っていつだっけ」

ルナ
「誕生日? そうねぇ、そういえば何時になるのかしら?」

阿光
「いつか分からないと祝うのに不便だろう」

ルナ
「あまり関心が無かったから。時間が経っていく内にどうでも良くなっていくのよ」

阿光
「ふむ、あまり健康的では無いなそれは」

ルナ
「そう?」

阿光
「誕生日というものは、一つの節目。それを祝うのは、一年かけて一つ成長するからだ。去年と今年が同じ物なら祝う必要はないだろうが、それは成長していないという事だろう」

阿光
「生きているのに成長をしないのは不健康だ」

ルナ
「生きていると言って良いのか怪しいけど……。確かに一理あるわね」

阿光
「カウラが、俺があいつに付き合って吸血鬼になるのを嫌がるのは、不死だとそういう風になる人が多いからなのかな」

ルナ
「まぁ、そんなこと言ってたような……]

阿光
「一理あると言ってくれるなら、今年から祝うようにしよう。いつがいい?」

ルナ
「急に言われても困るけど……。そうねぇ、11月ぐらいかしら」

阿光
「じゃあ、11月1日……だと、カウラの誕生日と近すぎるか。11月15日くらいでいいか」(きゅっきゅっと部室のカレンダーに書きこんでいる

ルナ
「問題ないわよ」

阿光
「ふっ、二度とどうでもいいとは言えんような催しを考えておこう」

ルナ
(クスクス)「期待してるわ」

火星
「(11月15日……、覚えとこ)」(自分のスケジュール帳にめもめも


時系列


2013年6月

解説


ルナの誕生日を訪ねる阿光。長らく関心が無かったらしく、返答は曖昧だった。

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月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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