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目次

登場人物

緋昏歩(ひぐれ・あるく)
モノノケ商店街で『アネモネラウンジ』という喫茶店を営む女性。店の営業の合間に怪異を探し、記録する『記録屋』。
松平千房
オレっ娘茶髪女子中学生。

本文

[arca] #モノノケ商店街、アネモネラウンジ

    歩:(本を読みながら紅茶を飲んでいる

[arca] #小一時間前からうたた寝している老人以外は客は居ない

[kurov] #千房:「トカゲの看板っつってたっけな……ここ、かな?」(ちらちら店内を覗く
[kurov] #千房:「お、いたね、歩さん。」

SE:カランカラン

    歩:「いらっしゃいませ…あら、千房ちゃん?いらっしゃい。」(微笑み

[arca] #本を閉じて立ち上がる

    千房:「うーっす、歩さん。約束どおり来てやったぜ!」
    千房:「なんつって。」
    歩:「ありがとう、調度暇な時間帯だから、好きな所にかけて。」

[arca] #千房の近くまで寄りつつ

    千房:「こないだのたこ焼き代もって来たんだ。」(歩に歩み寄り、カバンから茶封筒を出して差し出す)

[kurov] #ちからパワーのある字でたこ焼き代と書いてある

    歩:「はい、確かにいただきました…達筆なのね。」(微笑み
    千房:「よく言われる。いっとくけどちゃんと書こうと思えばキレイにだって書けんだぞ?」
    千房:「でもこのほうがかっこいいっしょ、ふふん。」

[kurov] #はみでるほどの力パワー
[kurov] #デザイン的にみるとたしかにちょっとかっこよさを感じる

    歩:「まあ、楷書とか宋朝とか?すごいのね。」
    千房:「そんな本格的にはやってねえよ。」
    千房:「授業で教わった程度程度その程度。」
    歩:「そっか。確かに、こっちの方が千房ちゃんらしいと思うわ。」

[kurov] #きょろきょろと見渡して居心地のよさそうな窓際席(広い)を陣取る
[arca] #封筒の文字をなぞるように払ったりとめたりしつつ、微笑む

    千房:「ここでいいよね?ちゃんとお客さんきたら譲るからさー。」
    歩:「ええ、良いわよ。なに飲む?ジュースが良いかしら…。」
    千房:「なにがお勧め?あ、言っとくけど俺の容姿とかで勝手に好きなもん決めたら怒るぜーこわいぜー。」
    千房:「ブラックコーヒーだってのめるぜーのまねーけど。」
    歩:「容姿っていうか、年齢的に珈琲とか紅茶よりもジュースの方が良く出るのよね。オススメはアップルティーよ。」
    歩:「食べ物はしょっぱいものも甘いものもいくつかあるけど…どっちが良い?」
    千房:「年齢?実は客層の年齢低かったりすんの?大人な雰囲気なのに。」
    千房:「あ、大人な雰囲気とかっつっちった。がきっぽい!へへ。」
    歩:「ふふ。子供連れのお母さんとか、良くくるの。後放課後には学生さんもちらほら。」
    千房:「うんと、普通に夕ご飯になるもんがいいな。」
    千房:「あ、でも値段、値段だけ先に聞かせといて。」
    千房:「あんま持ち歩いてねーから足りなかったら恥ずかしいし。」
    歩:「そこで寝てるお爺ちゃんは紅茶頼んで、いつもあんな感じね…。分ったわ…1番早くできるのはオムライスだけど、食べたいものある?大抵のものは作れるわよ。」
    歩:「安心して、食べ物はオール500円なの。」

[arca] #しかも飲み物セット

    千房:「あー、学生メインつってたね。ん、なんでもいいけど……なんでもいいの?」
    歩:「うん、高級料理とか、あまり手のこんだものじゃなければね。」(微笑み
    千房:「満漢全席はだめか……あ、冗談冗談。」
    歩:「さすがにそこまでのものは作れないかな…ごめんね。」

[arca] #材料と時間があれば作るけどな

    千房:「うんとー、何がいっかなー。」
    千房:「肉の
    千房:「わりと肉の気分なんだけど。」
    歩:「肉ね、今日は牛、豚、鶏があるわ。焼き肉定食とかにする?」
    千房:「あーそういう適当なやつもいいんだけどあっ、じゃああれ、親子丼とかできる?三つ葉あったりする?なかったら海苔だけでもいんだけど。」
    千房:「ちょっと肉てきとーに大きめに切っちゃった家庭の味風なやつが食べたい。」
    歩:「わかったわ、やっぱり親子丼は三つ葉がのってないとね。」(微笑む
    千房:「さすが。わかってるね、っていうか普通にあんだ。」
    歩:「親子丼なら、アップルティーよりも麦茶とかの方が良いかしら。」
    千房:「ううん、お勧めならそれがいい。でも食後でたのむ。」
    千房:「とりあえず水でいいからさ。」
    歩:「かしこまりました、ちょっと待っててね。」
    千房:「ちょっとだけな。」

[arca] #言ったんカウンターの中へ入り、すぐお冷やが出てくる
[arca] #その後調理場の方へ
[arca] #すぐに親子丼の香りがしてきた

    歩:「はい、お待ちどう様でした。」

[arca] #白地に青い縦線の入った丼に具沢山の親子丼
[arca] #三つ葉と海苔もちゃんと乗っている

    歩:「これはサービスのみそ汁とお新香ね。」
    千房:「うおぅ……ゆってもあんま期待してなかったのに。」
    千房:「500円?」(しげしげと眺め)
    千房:「場所が場所なら1400円くらいしてもおどろかねーよ?」
    歩:「実は丼ものはウナギ以外一通り出来るようにしてあるの。もちろん、500円よ。」(ウィンク

[arca] #味は技能値13相当

    歩:「そうね。でも、うちは趣味みたいなものだから。一様これでも赤字じゃないから安心して。」

[arca] #微笑みつつ、カウンターの方の椅子に座る
[arca] #ログ見落としてた
[kurov] #いしきがとんでいた
[arca] #とりっぷ

    千房:「んじゃ、いただきます。」(礼儀正しく一礼)

[kurov] #ひとくち口に運ぶ

    歩:「はい、どうぞ。」(微笑み
    千房:「ん。うん。んまいよ。ばっちし。」
    歩:「ほんと?ありがと。」(微笑みつつ一息ついて冷めた紅茶飲んでる
    千房:「まあそりゃそっか、普通にお店だもんな。」(はぐはぐ)
    千房:「くぷぅ、まんぞく。」
    歩:「まあね、初めて半年くらいだけど。」

[arca] #鶏肉は普通のもも肉だが、三つ葉は新鮮で香る

    歩:「はい、麦茶。」

[arca] #すっと出てくる麦茶

    千房:「ありがと。」
    歩:「満足してくれて良かったわ。」
    千房:「いいとこだね、周りも雰囲気あるし。オレ結構好きだな。」
    歩:(少し照れつつ)「ありがと。そう言えば、こんなにガッツリ食べちゃって良かった?家で夕飯とか準備してたり。」
    千房:「だったら夕食になるものなんていわねえって。」
    歩:「そう、なら良かった。」(微笑む
    千房:「んあ~ぁ……。」

[kurov] #伸びをする

    千房:「おなか一杯になると眠くなるね……。」(ゆらゆら)
    歩:「ゆっくりしていってね、そっちのお爺ちゃんみたいに少しくらいなら寝てても構わないわよ。」

[arca] #お爺ちゃんはずっとうたた寝している

    千房:「ゆっくりはするつもりできたけどさー、折角なんだから寝んのはもったいねえよ……次にしとく。」(テーブルに頭ころがす)
    歩:「そう。じゃあ、片付けてくるから。何か欲しくなったら言ってね。」

[arca] #食器を下げ、厨房へ入っていく
[arca] #数分すると、カウンターの所に股腰掛ける

    歩:「ふぅ。」
    歩:(千房がリラックスしてるのをみて微笑む
    歩:「千房ちゃん、中学生?。この辺だと潤野学舎あたりかしら。」
    千房:「んあ。そう。」(あごをテーブルにのせて)
    歩:「あ、当たりなのね。」(ちょっと嬉しい
    歩:「友達とか誘ってね。潤野学舎の宣伝隊長、みたいな。」
    千房:「えー。せっかくの雰囲気壊したくねえなー。」
    歩:「あら、そう?でもそういうふうに大事に思ってくれてるなら嬉しいかな。」(微笑み
    千房:「まあこないだの縁日にも誘ったんだけど、ヒネキくらいなら呼んでもいいかな……。」
    歩:「友達?」
    千房:「そんなようなもの。」
    歩:「そっか。じゃ、気が向いたら誘ってみてね。」
    歩:「元々のコンセプトは、待ち合い場所みたいな所だから、静かでいくらでも過ごせるような雰囲気は大事にしてるかな。」

[arca] #紅茶を飲みつつ、カウンターのテーブルをゆっくりふき始める
[arca] お爺ちゃん:「……お…歩さん、お勘定。」

    歩:「はい、ただいま。」
    歩:「紅茶とお煎餅で…300円になります。」

[arca] お爺ちゃん:「あいよ。またくるでぇ…。」

    歩:「ありがとーございましたー。」

[arca] #入り口まで見送って、再びカウンターの席へ座った

    歩:「あら、寝ちゃったみたいね。ゆっくりさせておこっかな。」(微笑み

[arca] #千房に薄手のブランケットを羽織らせて、本を読み始める

歩の怪異探訪④


解説

 縁日のたこ焼き代を返しにきた千房を迎える歩。

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