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狭間06エピソード集

エピソード『近衛とローザの日帰り異世界紀行』




目次





エピソード『近衛とローザの日帰り異世界紀行』


登場人物



無戸室近衛

多界『WhiteLine』の主。ハーレム一代男。

御堂ロザリンデ花梨

近衛の婚約者。良いとこのお姫様。


三日目



[utako] WhiteLine3日目あたり
[utako] 1、2日目は何してたかはコードに引っ掛かるので綺麗なウタコさんにはいえません,+(´≝◞⊖◟≝`),+
[TK-Leana] こやつw



近衛

(3日目の朝、朝陽が上るのと同時に清々しい顔して建物から出てくる)



[TK-Leana] # ところで、風呂はあるんでしょうなここ
[utako] #あ、あるよ
[TK-Leana] # 何故口ごもるし
[utako] #サウナ系のお風呂が
[TK-Leana] # え、水浴びる系のは
[utako] #雨が降るか、設備があるところに行けば



近衛

「まさに毒が抜けた様な気分……、変わらず何もねぇ良い朝さなぁ」



[utako] #現在地に水浴びる系はなかった



ローザ

「気持ちよさげな所申し訳ありませんが……」

近衛

「ん?」



[TK-Leana] # 窓辺から乱れた髪のまま顔を上げ、くしゃくしゃに汚れた衣服でわずかばかり身体を隠しながら、すこし恨めしげに



ローザ

「お風呂と着替えは……ありませんの?」

近衛

「あー……、どっちもねぇな」

ローザ

「もう、全く先の事を考えてないんですから!」

近衛

「誰か見てるわけでもねぇんだ。服は気にしなくて良いとしても……風呂は確かに入りてぇな。流石にちょいと……匂うか」



[TK-Leana] # ため息をついて地面に落ちたマントを拾い上げて、体に巻き付ける
[TK-Leana] # マントは形を変えて、ライダースーツのような密着したスーツに変じる



ローザ

「こういう使い方をするのは初めてですわ……宵姫さんが良くやってらっしゃいましたけど」



[TK-Leana] # 変な所が無いか、確かめつつ



近衛

「そのマント、んな使い方もあったのか」(珍しそうに眺めて

ローザ

「布に変じていますが、一種の使い魔のようなものですから。応用すれば色々できますわ」

近衛

(手触りを確認するように横腹を触りながら)「こうスマートな変化はあんま考えた事はなかったな……」



[utako] #ラビスーツを思い返して
[utako] #ちなみに近衛は襤褸布を腰に巻いてるだけ



ローザ

「わたくしはあまり応用が効きませんけど。器用な方は影だけで立派なドレスを編み上げますわ」

近衛

「影のドレスか……、妙に色っぽい物を感じるな」(何やら想像してる

ローザ

(くんくん)「……匂いが染みついてますわね。髪のセットも出来ませんし、せめて水浴びでも出来る所はありませんの?」

近衛

「一旦家に戻れば大丈夫だが、散歩ついでに近場の町に出てみるかい?」

ローザ

「あら、近くに街がありますの?」



[TK-Leana] # 少し目を輝かせる



近衛

「確か……向こうの空の下か、前に寄った事はあるが……サボテンみてぇな人間の町だったかねぇ」



[utako] #空を見上げて、少し考えながら遠くを指差す。



ローザ

「本当に異世界なんですね、ここは……」



[TK-Leana] # 目を細めて、そちらの方向を遠く見る
[TK-Leana] # そういえば、日光は地球の日光と同じもので?
[utako] #大体同じ
[utako] #人の視力じゃ確認できないが確かに街みたいなものがある
[TK-Leana] # まあ、ローザは我慢できるし



ローザ

「静か……風の音しかしない」

近衛

「もう少し陽が高くなれば、生き物の音もしてくるさな。あぁ……陽がきつい様ならちょいと考えるが、大丈夫か?」

ローザ

「いえ、我慢が効きます。元々、マントは日を遮るために纏っていたものでもありますし」

近衛

(おんぶしていこうか、みたいな姿勢)

近衛

「せめて服は汚す前に脱いでおけば良かったな……」

ローザ

「着けたままが良いって言ったのは近衛さんじゃありませんか、もう!」



[TK-Leana] # 赤面して



近衛

「悪い悪い、余裕もなかったんだよ。(少し恥ずかしそうに、にかりと笑って) ……いや、今度リディアに頼んであの薬分けて貰わねぇとな……」

近衛

(いつか自分で盛ってみよう、と)



[utako] #襤褸を解いて頭から被り、汚れた衣類は纏めて背負う。



ローザ

「もう、またそんな事を……」

ローザ

「街へ行くのは良いですけど、この格好では少々みっともなくないですか?」

近衛

「異文化やら、旅人はどこでも歓迎されるからそう気にする事もねぇが……気になるなら、俺みてぇに襤褸被っとくか?」



[utako] #裸でもOKみたいなニュアンス



ローザ

「相手が気にするかどうかではなく、わたくしが気にするかどうかですわ……まあ、今回は仕方ないでしょう。身だしなみを気にするのは諦めます」



[utako] #ローザは装備はライダースーツだけで日除けになる物も持ってない?
[TK-Leana] # そうですね
[TK-Leana] # まあ、あんまり用意してきた感じではないし
[utako] #来る時は毎度夜だったしの


2013021001

近衛

(こめかみに指を当てて、最低限必要な物を思い浮かべ……しゅるしゅると光のラインでフリルの着いた日傘とフード付きのマントを創り出す)

ローザ

「あら……」

近衛

「洒落た服じゃねぇが、代わりになるか?」



[utako] #空中に現れたそれをキャッチして差出し



ローザ

「ふふ、十分ですわ。ありがとうございます」(嬉しそうに受け取って、羽織る)

近衛

「チート臭ぇからなるべく、こっちじゃ使わねぇようにはしてんだが……準備不足は俺のせいさな。」



[utako] #きっと晩飯食った後に、さぁ行こう、いざ行こう、と



近衛

(思い出して恥ずかしくなる若気)

ローザ

「まあ、薬のせいもありますし仕方ありませんわ」

近衛

「……だな。んじゃ、小屋置いて……ぼちぼち行くか」

ローザ

「ええ。エスコートをお願いできますか、旦那さま?」(日傘を広げ、そっと手を差し出す)

近衛

「気遣いの足りねぇ夫だが、精一杯努めるさな」(にかりと笑って、手を取り



[utako] #プチ旅気分で街に向かう
[TK-Leana] # ローザは元々道の土地への憧れみたいなのがあったのでかなり楽しげ
[utako] #たまに遠くの地面から何か生き物らしい物が出てきたり、鳥のような物が飛んでるのが見えたり、地面の下に生き物の気配を感じたり



近衛

(シャララ、と変な声で鳴く鳥を見上げてから……ローザを見て)「気に入ったか?」

ローザ

「ええ、あそこに居る鳥に名前はあるんでしょうか……」

近衛

「無いな。この変の人類は名前を着けてるかもしれねぇが……暫くすりゃ、あれも別の動物へ進化の道を辿るか、滅ぶかして名前が変わるだろうしな」

ローザ

「そうだ、時間の流れがとても速いんでしたね、ここは……」

近衛

「管理が俺に代わってからは前ほど早くはねぇが、それでも……いつ加速が戻るかも解らねぇな」

ローザ

「なんだか、切ないものがありますね……」

近衛

「表もここも変わらず、一期一会さ」

ローザ

「ええ……文明のようなものが生まれたりはしないんですか?」

近衛

「現代に近い文明は稀だ。国と呼べるまで街が広がれば……魔法文化が出てくるような気もすんだが衰退も早ぇ。ハングリー精神ってのが全体的にねぇさな」

ローザ

「なるほど、緩やかなんですね、この世界は……」

近衛

「中には文字通り飢餓がねぇのも居るんだがな……緩く見えて、普通の人間には辛ぇ世界さ。適した力がねぇと、1日ももたねぇしな……」



[utako] #思い出すように言って、ぼりぼりと頭を掻く



ローザ

「近衛さんは適応出来たんですね、この地で100年も」

近衛

「生き残れたのは運が良かったからだな。適応出来たのも、結局は運良く仲間が出来たからさ。それも100年しか続かなくてな……、その後は動く死人にも似てたさな」

ローザ

「……思ったよりは危険な状況だったんですね」

近衛

「旅には危険がつき物って言うじゃねぇかい」

ローザ

「わたくしの知らない所で危険な目に合うのは不満です! 逆の立場だったら、近衛さんは……」



[TK-Leana] # 我が身を省みて



ローザ

「……まあ、仕方ない事もありますよね」

近衛

「逆の立場なら……、全力で助けに行く。俺の助けが間に合わずに……それでもローザが無事に帰って来てくれりゃあ嬉しいが、助けに行けずにすまねぇ……ってな後悔するだろうな」

ローザ

「……知らない所で、ですわよ近衛さん。大体何の前触れもなく100年過ごしてました、なんて言われてわたくしにどう察知しろというんですか」

近衛

「とりあえず、『おかえり』を言ってやってくれると嬉しいさな」

ローザ

「言ってきますも言えない夫にかける言葉はありません」(つーん)



[TK-Leana] # まあ、お帰りなさいって言ってた気はするが
[utako] #たしか言ってた



近衛

「た、ただいまは言っただろう……ただいまは。イズナの婆さんもたぶん、死に掛けそうだったなら……出してくれた気がするさな。多分……きっと」



[utako] #死んだら死んだで「ふむ、仕方ない」とか言ってそうな気もした



ローザ

「希望的観測じゃないですか。もう、男の人は本当にふらふらと、糸の切れた凧みたいに飛んで行ったきり戻ってこないんですから」

近衛

「死んでも戻って来るさ。それだけは何百年何千年も心にあった」(繋いだ手を強く握って、にかりと笑う

ローザ

「何千年は盛り過ぎでしょう。ふふ」

近衛

「尾ひれつけといた方が心に残るだろ?」(笑って

ローザ

「そういうのをキザっていうんですよ」

近衛

「俺もついに……キザな台詞が言えるようになったか。(顎を撫でて何故か感慨深くつぶやき) ……俺の凧の糸は赤いから、中々切れねぇさな。」(フッと格好つける風に

ローザ

「ご自慢の赤い糸を垂らし過ぎてがんじがらめにならない事を切に祈りますわ」

近衛

「本当にな。……俺にキザは難しい」


異邦の町


2013020908


[utako] #ちゅん……と小さくなりつつ、気づけば街の入り口。



ローザ

「こんな荒野のど真ん中にあるにしては、大きな街ですね」



[utako] #高くても3階立てで、中東に見られるような石造りの建物が並んだ大きめの街。
[utako] #街の中心らしいところには一つ、他とは意匠の違う白い塔が立っている。



近衛

「近い所の村が集まったんだろう。それに、この街の人間の繁殖能力が高ぇのかもしれねぇ」



[utako] #笑い声がして走っていく子供がサボテンマンみたいな人間と言うよりは人型の植物だった。



ローザ

「進化の系統樹も、地球とは大分違いますわね」

近衛

「逆に、俺達みたいな人類には……生きてる人類には会った事はねぇさな。ここじゃ、俺は適当に集団で文化を持つ人型を纏めて人類と呼んでる。人種別に分けるには……種類が多すぎる」



[utako] #異人を確認して街の人も物珍しく視線を向けてくるが、手を引いて構わず街の通りを進んでいく。



ローザ

「姿形が全く違う生き物が突然現れたのに、対して騒いだりはしませんのね」

近衛

「昼間に動いてる生き物に対して警戒心がねぇのさ。夜に来ちまってたら……最悪、襲われてるかもしれねぇが」



[utako] #子供は普通に遊んでいるが、成人らしい固体はのんびりした様子。枯れかけて髭の生えてる個体はさらにのんびり。



ローザ

「夜は危険なんですか?」

近衛

「夜も篭りきりだから言ってなかったが、夜は……外出しねぇほうが良い。化け物やら獣やらが出て来やがってな。家の中までは進入して来ねぇが、うっかり出歩くとすぐ食われちまうさな」



[utako] #真剣な顔で



ローザ

「なるほど、魑魅魍魎の跋扈する世界なんですね」

近衛

「そうさな……自然とはちょいと違う、死の多い世界さな」

ローザ

「彼らと言葉を交わす事はできるんですか?」

近衛

「あぁ。人語とはちょいと違うが、ジェスチャーと言うか……俺は所作を暫く観察しねぇといけねぇが、1時間もあれば問題ねぇ。ローザは植物やらとは会話は出来たか?」

ローザ

「動植物と、という意味では出来ますが。言語野が発達している相手だと無理ですね」

近衛

「そうか。そうなると……普通に交渉してくるか」

ローザ

「そうですね。食文化なんかも、色々気になります」


交流



ローザ

(言葉が通じないなりに身ぶり手ぶりで、子供から遊びを教わっている)



[utako] #ケンケンパのように身体を使って遊ぶものや石を転がして遊ぶ様などこの国でもありそうな遊びやってたり



近衛

(子供のしぐさや言葉、それを近くで見ている成人の会話を暫く観察していたが……子供に近づいて、2、3言語りかけ、声を出して笑う)

ローザ

「? 今何と仰ったんです?」

近衛

「髪の色と髪型と、面白い頭だってよ」

ローザ

「彼らから見たら異形でしょうに、面白いで済んでしまう辺りは、やはり呑気な気質なんですね」

近衛

「みてぇだな。呑気な癖に街がでけぇのは気になるが……、どうにもすぐに経つ必要はなさそうさな。(調査している時の調子で言って) って……風呂借りたらフィネストラに戻るか?」

ローザ

「あちらの方ではどのくらい経ってるのかしら」

近衛

「まだ3日目だ。2、3時間、て所だろうな」



[utako] #夕食が早めだったとして21~22時ぐらい



ローザ

「本音を言えば、もう少しこの世界を見て回りたいですが……機会はいくらでもありますものね」

近衛

「そうさなぁ……休みの日にでもゆっくり、次は初めから旅をする予定で来るのも良いさ」

ローザ

「ええ……楽しみですわ、そういうの」



[TK-Leana] # いつか近衛を旅に誘った事を思い出して、少し目を細める



近衛

「その時には、管理人代行に色々任せちまって、俺も初心に帰ってみるかねぇ」

ローザ

「あら、ニューゲームみたいなものですか」

近衛

「あぁ。俺自身、こっから先の南部は調査不足だ。ちょいと危険もあるだろうが、旅するならまだ見ぬ所へ……てな」

ローザ

「危険を冒すから冒険というのです。安全な所を巡るだけなら、単なる旅行ですわ。旅行も好きですが」

近衛

「旅行も今は安全って言えねぇぞ。知らねぇ土地でうっかり裏路地に入っちまって、何万もする時計を押し付けられたりとか……」

ローザ

「そんなものは危険とは言いません、迂闊というんです」

近衛

「迂闊も危険の内さ。……うっかり巣穴に引っ掛かっちまう事もあるからな」

ローザ

「程度の問題ですわ」

近衛

「うっかりでも命を落とすような事は避ける様にするが、怪我はするかもしれねぇさな。……一応、確認しとくが平気か?」

ローザ

「わたくしに聞きますの、それを?」



[TK-Leana] # 艶やかに笑う



近衛

「髪がばっさりいったりしたら……とか、考えるとな」

ローザ

「問題ありません。そうなったら自分の未熟を悔やむまでですわ」

近衛

「あんまり良くはねぇが……、心配しすぎるのも余計か」(心配を少し引っ込めて顎を撫でながら、うぅむ……考える

ローザ

「心配はお互いさまでしょう?」



[TK-Leana] # くすくす



近衛

「むしろ身体の弱さなら俺の方が心配される方か……」(ぽりぽりと頭を掻いて

ローザ

「ええ、そういうセリフは一度くらいわたくしに勝ってからおっしゃってください」

近衛

「どうせ余計な心配だったさな。」(くー、と悔しそうな顔をして

ローザ

「ふふ。所で、お風呂は借りられそうなんですか、近衛さん?」

近衛

「おっと……」(親サボテンに尋ねに行き、暫く会話してから戻ってくる)

ローザ

「どうでした?」

近衛

「宿みてぇな施設はねぇようだが、水場は誰でも使えるらしい。井戸の近くにある空き家を紹介してくれるみてぇだから……、拠点確保ついでに風呂は作るさな」



[utako] #ママさん達みたいな集まりがこっちよ、と言うように歩いてく



ローザ

「あっさり言いますわね、作るんですか?」

近衛

「洒落っ気はねぇ石釜に焼石放り込んだような風呂さな。どうにも、ここの奴らは風呂には入らねぇらしい」

ローザ

「まあ、植物ですものね。熱湯は好まないでしょう」

近衛

「水の消費自体少ねぇ上に、潤った水源があるから使って良いとよ。食料は水以外に飯は食うみてぇだが、興味があるなら少し頼んでみるか?」

ローザ

「そうですね、口に合うかどうかは不安な所もありますが、何事も挑戦です」



[TK-Leana] # 楽しげに



近衛

(そのままサボママに着いて行き、町の中心に立つ塔の近くの空き家へ。同じく塔の近くに水場もあり、礼も兼ねて一緒に靴下等の布類を数個渡して食事も頼む)

ローザ

「あれは、物見の塔でしょうか」(物珍しそうに)

近衛

「物見台なら……、街の境に作るんじゃねぇか?」

ローザ

「そうですね、大きな街ですし、中央にあるなら火の見櫓かしら?」



[utako] #12畳程度の豆腐のような土壁の平屋。家具類は古いものが置いてあるが、ちょっと埃っぽい



近衛

「火の見櫓なら、用途は街の監視って事か」



[utako] #窓際から塔を眺めつつ



ローザ

「或いは、宗教施設かもしれませんし、権力の誇示かもしれません。興味が尽きませんわ」

近衛

「神様を信じてる村は大抵、与える者だか……なんだったか。旅してた管理人を崇拝してる所もある。ここの土はどこも硬ぇ上に下手に掘り返すと巣穴を突付いちまうから、低いリスクで住居を作る旅人は始祖になり易いのかもしれねぇ」

近衛

「これだけ街がでかいと、建材を確保できる奴がいるんだろうが……権力の誇示なら、それはそれでこの街は国になるかもしれねぇな」

ローザ

「未だ発展途上なんですね。のんびりとした気質なのに大きい街になったのに違和感が、という事でしたら、力を持った権力者が居るのかもしれません」

近衛

「そうなると、そいつは珍しい面白ぇ進化だ。中心地近くに住んじゃ居るだろうが……それより、まず風呂と飯だな」



[utako] #歩いてきて、汗もかいたせいで身体が臭い
[TK-Leana] # 元々汚れてたしね



ローザ

「ええ。数日ぶりにさっぱり出来ますわ」

近衛

「水を頼めるか? 俺は裏に風呂を作ってくるさな」

ローザ

「ええ、お願いします」



[TK-Leana] # うきうきと用意を
[utako] #初めは穴を掘って、というつもりだったが結局、石風呂釜を作ってしまった。何か色々とやりたくなってしまったのだろう


おっふろ♪ おっふろ♪



近衛

(目隠しに簾が欲しくなったりして、近所に良い材料がないか相談しに行ったり、嫁が水汲みしてる間にうろうろしてる)

近衛

「あ……脱衣所も」 (懲りたくなってきた

ローザ

「近衛さん、無駄に凝ってるんじゃありませんの?」

近衛

「塔からも外からも見られねぇようには……したが、何かこう……、石畳と柵と、この辺に造花でも飾る花瓶も……欲しくなってきたさなぁ……」

ローザ

「今はドラム缶くらいのクオリティで良いんです! そういうのは次に来たときにしましょう」

近衛

「……そうするかねぇ」

近衛

(ついでに調達してきた白い薪のようなものを釜の中に放り込んで火をつける)

近衛

「力仕事任せられんのはかなり助かるさなぁ」

ローザ

「近衛さんも最近はがっしりしてきてるじゃないですか」

近衛

「前に比べて、な。ローザと比べるとまだまださ」

ローザ

「でも、もうお姫様だっこは出来るでしょう?」

近衛

「一応できるが、料理できて力仕事できて、自分の身も守れるのは心強ぇって話さな」

ローザ

「良妻賢母を志す身として、当然のたしなみですわ」

近衛

「そう言われると、肝っ玉母ちゃんはどこ行っても力強く生きられそうさなぁ」

ローザ

「なんだか、そう言われると複雑ですわね」

近衛

「そう言うのは人に愛されるから良いんじゃねぇか?」

ローザ

「わたくしはどこに行くにしても、貴方の隣が良いです」

近衛

(ぬるま湯になる程度薪を入れてから、頭を掻きながらローザの前に寄る)「色々と……気苦労かけちまってるのに、ありがとな」

ローザ

「口だけはいつも殊勝なんですから……」



[TK-Leana] # ちょっと頬を染めて



近衛

「一応……安心して貰える様に、とは思ってんだが……中々上手にはやれてねぇというか、我侭が過ぎるのは……ちょいと治そうとは思う」(赤くなる頬に手を添えつつ

ローザ

「無理に、とは言いませんわ。それも含めてあなたの魅力ですから」

近衛

「あぁ……」(落ち着いて微笑みながら、抱き寄せようとするが……、ぶすぶすと煙を上げる腰に巻いてる襤褸。

ローザ

「近衛さん、腰巻、燃えてます!」

近衛

「ん? ……うおぉう!?」



[TK-Leana] # 慌てて、腰巻をつまんで持ち上げる



ローザ

「とりあえず、一旦脱いで下さい! あつっ……」

近衛

(腰巻取られてすっぽんぽんになりつつ) 「……ローザ!?」



[utako] #焦りながら腰巻を取り返し、そのまま地面に落として踏みつけ



ローザ

「大丈夫です、ちょっとした水ぶくれくらいですから、すぐに再生しますわ」



[TK-Leana] # 火傷した部分はコウモリスーツで隠れていて見えない
[TK-Leana] # まあ、ちょっと眉をしかめたくらいで平気そう



近衛

「水ぶっかけるぐらいにしといてくれ……、再生しても熱いもんは熱いだろ」



[utako] #形態が違うからとすっぽんぽんのまま冷たい水を汲みに行って戻ってくる



ローザ

「ああ、水を流すのは逆に苦手なんです」

ローザ

「最近はシャワーくらいなら平気になりましたけど、流水は基本的に弱点ですから」

近衛

「冷やすよりは再生を待つ方が良いか……」(桶を置いて、あせあせ日光を遮る様に衝立を立てて布を被せて真っ暗にし

ローザ

「ふふ、ちょっとした火傷くらいで大げさですわよ」

近衛

「頭の中では……半分ぐらいはこれぐらいどうって事ねぇのは解ってんだが、もう半分は焦って仕方ねぇ」

ローザ

「ありがとうございます、心配していただけて嬉しいですわ」

近衛

(頭の中の冷静な部分を増やすようにこめかみを掻いて)「当然だ。……それに、はしゃいで火が見えてなかったが、……隣が良いって言ってくれたのは俺も嬉しかった」

ローザ

「ふふ……さ、裸のままでは心許ないですわ。衣服を調達してきますから、先にお風呂入ってしまってください」

近衛

「ん……(今更気づき)……締まらねぇな。俺はまた襤褸でも良いから、頼むさな」



[utako] #一応隠しつつ、水風呂に浸かりに急ぐ。



ローザ

「はいはい、それではまた後で」



[TK-Leana] # 衣服を調達に出る
[utako] #チュニックやローブのような格好はちらほらと居るので、ジェスチャーと物々交換で衣類の調達はできそう
[TK-Leana] # では服に付けてたブローチと交換して戻る
[utako] #金属は高価なものっぽいので色々とおまけもつけてくれた



ローザ

「戻りましたわ。色々手に入れてきましたわよ」

近衛

(焦げてない残った襤褸で体を擦って身体を洗い、後は綺麗な水で清めて神気で浄化してキレイキレイ)

近衛

「交渉できたのか……、パワフルさなぁ」(ちょっと驚きつつ

ローザ

「わたくしもお父さまの娘ですわよ、これくらい大したことはありません」

近衛

「大河さんは姫様に何を教え込んだのか凄ぇ気になるが……、助かったさな」



[utako] #ウドみたいな野菜に、いくらかの薬とトーガ、後はそれらを詰めた皮のリュックのセット



ローザ

(おまけで貰って来た筒で風呂釜の火を吹いて強める)

ローザ

「まだ少しぬるいですわよね」

近衛

「昼過ぎるとまた気温が上がっちまうから、ぬるい湯程度にしといたほうが良いんだが……俺が変わろうか?」

ローザ

「あら、熱いならなおさら熱い湯に浸からないと」

ローザ

「交代ですか? もう少しゆっくりして頂いても構いませんが」

近衛

「服を調達して貰ったんだ、次は俺の番さ。行ってもらってる間に身体も洗っちまったしな」



[utako] #上がって襤褸(残)を腰に巻き


2013020909

近衛

「風呂入ってる所を眺められるのはそうねぇしな」



[utako] #そっちが目的化



ローザ

「もう、そういうことばっかり……」

ローザ

「きちんと切れるものを貰って来たんですから、身だしなみは整えて下さいよ」

近衛

「そうだな……、少しは神様然としゃきりとせんと、いかんかね」

ローザ

「では、お湯頂きますわ」

近衛

「あいよ。風呂炊きなんて、真面目にやるのも懐かしいな……」



[TK-Leana] # スーツをタオルに変じさせ、髪の毛をまとめてターバンにして被る



ローザ

「はぁー、三日ぶりのお風呂ですわ。五臓六腑にしみわたります」

近衛

「せめて半日か、1日おきに風呂入るようにしねぇと……、小屋のほうも凄ぇ事になっちまうな」



[utako] #学んだ!



ローザ

「ええ、本当に。そもそも三日三晩呑まず食わずというのが色々おかしいんです。なんで近衛さん元気なんですか」

近衛

「何でだろうな……、満足して元気になるんじゃねぇかねぇ。」

ローザ

「永久機関じゃないですか……」(呆れたため息)

近衛

「本当に永久機関なら面白そうだが、流石にずっとは無理さな」(笑って、松脂のような種を竈に入れて火力上げ

ローザ

「面白いで済みますか、死んでしまいますわ……」(少し赤くなって)

近衛

「……ちと、自重しよう」

ローザ

「あんまり萎縮されても困りますけど……」

近衛

「いや、あんまり乱れるのも……と毎度、反省はしてんだが」



[utako] #もしかして自重して今なのかもしれない
[utako] #あてにならない自重宣言



ローザ

「まあ、程々に、ということで」

近衛

「だな。何事も、程々に」



[utako] #サボママにはカブトムシの幼虫を貰えました
[TK-Leana] で、味は
[utako] ゴム+クリーミー
[TK-Leana] なかなかいけそうだった


帰宅とお土産



ローザ

「ふぅ……」(ほかほかした風呂上がり状態で帰還)



[utako] #大体22時回ったくらい



近衛

(色々と貰った物は一応持って帰ってきた)「観光ぐれぇしかしてねぇが、おつかれさん」

ローザ

「次に行く時はもっと広く世界を見て回りたいですわ」

近衛

「広くか。そうなると……飛んで移動したほうが楽だろうな」



[utako] #洗濯物を片付けてから、リビングで一息



ローザ

「あら、風情がありませんわよ近衛さん」

ローザ

「ドラクエだって最初からラーミアが居れば大概つまらないでしょう」

近衛

「歩くと結構かかるんだが……、そうさなぁ。卒業したら1日かけて行ってみるかねぇ」

ローザ

「ええ、是非!」

近衛

「大体……20日以上か」 (ひいふう、と何か数えつつ

ローザ

「丸一日だとそんなになるんですね」

近衛

「大体そんぐらいだな……(数えるのを止めて)……いや、荷物も嵩むし……持ってくのは止めとくか。そもそも……冒険をするとして、何持って行きゃ良いんだ?」



[utako] #夜必要なアイテムの箱数なんて数えてない。ない。



ローザ

「そうですねえ。色々ありますけど、あのあたりは森林もなにもないずっと真っ白な世界でしたから……」



[TK-Leana] # 一通りサバイバルに最低限必要なものを上げて行く



近衛

「あー……確かに、言われてみりゃあると便利だな」

ローザ

「……あ、住居の類は近衛さんが作れるんでしたっけ? なら、テントなどは必要なくなりますわね」



[utako] #パンツ一枚のハードモードを体験してしまったので感覚ズレ起こしてる
[TK-Leana] # 食器+ラップとか。ゴミも少ないし洗わないで良い



近衛

「一応、あると助かるかねぇ。俺が作らなくても住居代わりになるもんは意外とあるんだが、妙なのに遭遇しちまって俺が疲弊してるとまともな拠点はできねぇんだ」



[utako] #拠点を作る事ができねぇんだ、で



ローザ

「ではもしもの時は少し地面を掘って天幕を張りますか。楽しみですわ」

近衛

「……なるべく安全に旅が出来る事を願うばかりさなぁ」



[utako] #荷物を明けて、もぞもぞと動く袋を取り出す



ローザ

「ええ……それは?」

近衛

「あのママさんに貰ったやつだが……、一応、食いもんだな」



[utako] #中を覗いて眉を潜め、ローザに渡す



ローザ

「あら?」(覗きこむ)



[utako] #手の平ほどのキャラメルポップコーンをみたいなイモ虫が数匹蠢いてる



ローザ

「これは少し料理した事がありませんわね……」

近衛

「向こうだと、大体……焼くか、煮るか……生か、てな選択肢になっちまうな」

ローザ

「待って下さい、確かお父さまがアボリジニーの村に行った時、こんな感じの虫を歓迎の料理で出して貰ったという話を聞いた事があります」

ローザ

「生か軽く火で焙って、が正解ですね」

近衛

「生はともかく、火で焙るならコンロでも出来るか……軽く料理してみるか?」

ローザ

「ええ。ハチノコは醤油とみりんで味を付けたりもしますし……そんな感じで試してみましょう」



[TK-Leana] # 他の嫁と、虫喰わない子供らには大顰蹙食らいそうな決定を下した
[utako] #子供はカウラ以外は普通にいける、むしろ喜ぶぞ!
[utako] #山猫もアウトか



近衛

「……まぁ、余る事はねぇだろうし良いか」

ローザ

「そうですね、影さんはじめ子供たちは大喜びしそうです……カウラさんは嫌がりそうですが」

近衛

「ローザは抵抗ねぇか? そう言うのは

ローザ

「お父さまから土産話にこういうものの事も聞いてましたし、うちの城には色々な嗜好を持つ者がおりますから」

近衛

「それなら……心配もねぇか。食うもんがねぇときはそう言うのばかりになる時もあるからな……食えるに越した事ねぇさな」

ローザ

「まあ、調理した経験は流石にありませんけど」

近衛

「……明日の晩飯を楽しみにしとくか」

ローザ

「ええ。まあ、少し味見してみてから調理法を考えますわ」



[utako] #ちなみにPLは小指ぐらいの大きさの物で吐きそうになりました。
[TK-Leana] # 私もちょっと実物食べれる自信ないかなー


時系列


2013年2月

解説


近衛とWhiteLineへ小旅行に出かけるローザ。目に見るものが全て珍しい楽しさに浸る猶予もなく三日が過ぎて……

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月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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