狭間06エピソード集

エピソード『ハロウィンの死闘』

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目次

• エピソード『ハロウィンの死闘』
  
  
  
  • 登場人物
    
  • 本文
    
  • 時系列
    
  • 解説
    
  
  

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エピソード『ハロウィンの死闘』

登場人物

無戸室近衛

なんだかんだ言ってこの人も拳で語るのが好きなんじゃなかろうか。

御堂ロザリンデ花梨

単純に近衛に構ってもらえるのが楽しい嫁。膝枕は残念ながら少し硬い気がする。

本文

ローザ

「Trick or treat！」

[H_Aoi] ＃お菓子をあげるとローザにいたづらして良い日？（殺
[TK-Leana] # そんな素敵行事はありません

近衛

「……」　（まさか高校三年生にもなってやってくるとは想定外だった

近衛

「そうか、ハロウィンか……、菓子準備してなかったな」

ローザ

「故郷では割と大きなお祭りでしたから」

近衛

「向こうの方は盛大にやりそうさなぁ。日本じゃ季節のイベントぐらいで、俺も仕事でハロウィン関係がねぇと忘れちまう時がある」

ローザ

「ええ、毎年お父様が大暴れしてましたわ」

近衛

「ハロウィンってそんな大暴れするイベントだったか…？」

ローザ

「ローテンフェルトでハロウィンと言えば、基本的に街を挙げてのバトルロワイヤルでしたから」

ローザ

「近年は遠方からも腕自慢の妖魔や魔道士、エクソシストまで集まってくる大きな祭りですよ」

近衛

「…花火祭りやらトマト投げ祭りみたいなノリじゃねぇのかい」

近衛

「待て、てか…もしかして今の『Trick or treat！』は『殺し合いをしてもらいます』の宣言か」

ローザ

「『地面に倒れ伏すか、貢物をささげて許しを請うか選びなさい』くらいの意味ですね」(にこにこ)

近衛

「若干マイルドになってるだけで大して変わりねぇ気はするが…、貢物を捧げるにも用意がねぇ、地面に倒れ伏すには得がねぇさな。その『Trick or treat』、返して俺が貢物を得るに道を見出さずには居られねぇな」

ローザ

「つまり、勝った方が負けた方の言う事を聞く、と言う事ですね」

近衛

「つまりはそうさな」

メイド

「合意と見てよろしいですね」

近衛

（いつしかのデジャブ）

メイド

「では、ハロウィン武闘祭特設ステージへ案内いたします。ハッピーハロウィン」(かぼちゃランタンを掲げる)

[TK-Leana] # ランタンからほとばしった光に照らされた所から、いつか見たローテンフェルトの赤い荒野に変貌していく

近衛

「どうにも、最近はこうも荒野に縁があるねぇ…」　（肩をぐりぐりと回しながら

ローザ

「あら、この間言ってた白い世界の事ですか？」

近衛

「あぁ。あそこは白、ここは赤で。縁起は良さそうさな」

ローザ

「そりゃまた、単純な発想ですわね」

近衛

「神輿も縁起も、気楽に担げる方が楽しいじゃぁねぇかい。」

ローザ

「そうかもしれませんね。それに、単純な話は好きです」

近衛

「俺も、単純な話は好きさな」　（荷仮と笑って

[utako] ＃にかり

ローザ

「では、いざ」(拳を構える)

近衛

（肩幅に足を開いて、眼を見開く）　「祭りを始め様かね」

[TK-Leana] # 戦闘描写までは面倒なのでダイスでさくっと決めるか
[utako] ＃おういえ
[TK-Leana] # 或いは余力絞って簡易でやるか
[utako] ＃ダイスでサクッとのほうで
[TK-Leana] # 1d6で出目が多い方の勝ち

ローザ

「廬山昇龍覇！」

近衛

（集中線入って高く打ち上げれた）

メイド

「一本。決まり手、廬山昇龍覇」

[TK-Leana] # 赤い荒野の風景が溶けるように崩れ、元の部屋に戻る

近衛

（床に大の字で倒れて）　「また負けた…」

ローザ

「良い勝負でしたわ」

[TK-Leana] # すとんと倒れた近衛の横に座る

近衛

「今日は勝てるかと思ったんだがなぁ…、やっぱ強ぇさなぁ。ローザは」　（少し悔しそう息を吐いて、眼を閉じる

ローザ

「ぎりぎりでしたわ。近衛さんも強くなりましたよね」

近衛

「そりゃ、前よか身体弱くなっちまったら眼も当てられねぇさ」

ローザ

「それで、負けた近衛さんはわたくしに何をして下さるのかしら」

近衛

「地面に倒れ伏す、だけじゃ……まぁ、面白くねぇか。たまには菓子でも作ってみるか」

ローザ

「近衛さんの手作りですか。それは楽しみですね」

近衛

「凝ったもんは出来ねぇが、チャレンジしてみるさな。食えるもんは作るつもりだが、当然、味は期待しねぇでくれよ」

ローザ

「ええ、近衛さんが作ってくださるという事が大事なんです。味は二の次ですよ」

近衛

（照れるように頬を掻いて起き上がろうとするが、ふらっとそのままローザの膝の上に頭を乗せる）

ローザ

「あら、膝枕をご所望ですか？」(頭を撫でる)

近衛

「ちょいと休憩を」

ローザ

「ふふ、わたくしの膝でよろしければどうぞ存分にお休みください」

時系列

2012年11月

解説

名が惜しくば、剣を取り戦いなさい。勝利すればあなたは少しばかりのお菓子を得るでしょう。

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