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狭間06エピソード集 私立探偵部の日常

エピソード『渡部祢黒の入部』


目次


エピソード『渡部祢黒の入部』

登場人物

国東ジャン
私立探偵部部員。
佐藤火星
私立探偵部部員。
渡部祢黒
まさかの私立探偵部新入部員。映研の映画を見て入部を決める。

本文

ジャン
「そういや、新入部員入って来んのかな、ここ」
火星
「来るのかなぁ……、他の部活みたいに僕達も校門前で勧誘したり、ポスター作ったりした方が良いのかな」
ジャン
「部活動の内容が探偵活動っていう」
ジャン
「新入部員くんのかな」
火星
「興味がある人は体験入部でも来るよ、きっと……きっと」
ジャン
「まあ、俺らも入部したくらいだもんなあ」
火星
「始めはもっと部活らしい部活に入りなおした方が良いかなぁ、なんて思った事もあったけど……、結構楽しかったよね」
ジャン
「まあねー。半分くらいはダベってた記憶しかないけど」
火星
「僕は園芸部とか、トーナメント部とか……この間は映研のお手伝いとかやったよー」(にへら、と笑って
ジャン
「あの仮面ライダーオセって一体何部長なんだろうな」
火星
「私立探偵部の部長っていう設定だったけど、中のスタントマンさんは3年生の先輩だったよ」
ジャン
「つまり、アレの中身はうちの部長って設定なのか……そう言えばこないだ、あれが体育館の屋根を走ってる所見たんだけど」
火星
「撮影か何かじゃないかな。結構派手な動きもやってたから」
ジャン
「そうか。うん、確かにそう言えば怪人っぽいのもいたな」
火星
「(黒騎士も映像化してくれないかなぁ……、主役は先輩に取られるかもしれないけど、もしかしたらもしかしたら……僕も主役の可能性があったりなんか、するかもしれないよね!)」

[utako] #怪人役で撮影協力したらもう次は主役やりたく
[TK-Leana] # スピンアウトか
[utako] #別作

ジャン
「あの短編映画部活動紹介で流せば、うちに部員増えるんじゃね」
火星
「映画研究部に部員増えると思うよ……それは」
ジャン
「そうかー」
ジャン
「良い案だと思ったんだけど」
火星
「うちで提案しなくても映研の方で動画流すと思うから、それで体験入部でも来て貰えたら御の字だね」
ジャン
「まあ、アレ見て探偵になりたいっていう奴は何か勘違いしてると思うけどね」
火星
「そう言う人は流石に……いないと思うなぁ」(苦笑して
SE
がらら
祢黒@仮面
「すいません、映画研究部の短編映画を見て、こちらの部の事を伺ってきたのですけど」

[TK-Leana] # 烏をモチーフにしたと思しき、怪人っぽい仮面を付けた女生徒が
[TK-Leana] # 色を黒く染めて、ロングスカートにした改造制服を着ている

火星
「(へ、変な子来たぁ……!!) ……あ、はい。私立探偵部……です」
祢黒@仮面
「入部を希望したいのですが」
火星
「え……、入部?」

[utako] #眼を丸くして、本当に来たよ、どうしようと言う感じでジャンを見る

祢黒@仮面
「ええ、素晴らしい部活動だと思います。まさか、人の世の、こんな極東にも変身の秘術を伝える者がいたとは、学校と言うのも侮りがたい」

[TK-Leana] # 祢黒は、いわゆる特撮ヒーローの類を『毛皮を被って変身する呪術の一種』と考えたようで

ジャン
「あ、そっすか」
火星
('v';)
祢黒@仮面
「あなた方も、変身なさるのですか?」
火星
「え゛!? ……、えっと……(眼が泳ぎ)……なさらないです」
祢黒@仮面
「なるほど。ではあれは部長さまの秘伝なのですね」
火星
「……部長……、変身……しないです、よ?」
祢黒@仮面
「しないんですか?」
ジャン
「多分……しないんじゃないかな」
火星
「……映画観てきたっていう事は、映画の内容をそのまま……真に受けて、て事なのかな……」
祢黒@仮面
「なるほど、平の部員にも正体を隠しているのですね」
火星
「……そ、そうだね。そうかもしれないね」(うんうんと頷き
ジャン
「お、おう。そうだといいな」
祢黒@仮面
「ではこちらが、入部届けになります」
火星
「う、うん……部長に渡しておくね。……えっと、渡部、……祢黒……ちゃん?」
祢黒@仮面
「はい、渡部祢黒。ヤドリギの君に仕えるドルイドです」
火星
「……(眼が点になったが、そろそろ対応力が身についてきた) 2年の佐藤火星です、えっと……映画で怪人役やってたの僕です。よろしくね」(にへらっと笑って

[utako] #スルースキルとも言う

ジャン
「国東ジャンっす」

[utako] #ライダー系なら怪人も同じように変身系な気がした

祢黒@仮面
「では、佐藤先輩、国東先輩、今日から後輩としてよろしくお願いします」

[utako] #無事後輩が一人できたものの、やっぱり変わり者だった
[TK-Leana] # 勢いで出したせいでキャラが迷走している予感w
[utako] #www
[TK-Leana] まー、元々狭い世界観の中で生きている子供、という辺りはぶれてないので大丈夫

火星
「私立探偵部は、生徒や生徒会、先生や少ないけどPTAから依頼を受けてそれを達成、解決する事が活動内容なんだけど……、言うほど依頼が多いわけじゃないから、結構ゆったりしてるんだよね……」(えへへ……と笑い
祢黒@仮面
「必要がある時に、必要なだけ仕事をするのですね」
火星
「そんな感じかな。ご縁が合った所には、依頼がなくてもお手伝いに行ったりするよ」
ジャン
「火星のは半分くらい趣味じゃね?」
火星
「僕のはそうだね。園芸部と登山部関係は、趣味の範疇でカバー出来るから結構お手伝いしに行ってるかな」
祢黒@仮面
「なるほど……幅広い活動ですね」
火星
「うん。……ところで、それは何の格好?」
祢黒@仮面
「烏です」
火星
「……なんで?」
祢黒@仮面
「変身するために必要なものです」
火星
「……ら、楽にしてて良いんだよ。特にユニフォームみたいなのもないし……暑くない?」
祢黒@仮面
「不便は感じません」
火星
「そっかぁ……うん……、そうなんだ。(父さん、母さん、後輩との付き合い方解らないよぉ……)」
ジャン
「よかったなあ、後輩出来て」(他人事のように
火星
「……ジャン君の後輩でもあるんだよ」
ジャン
「考えたくない事を指摘するなよな」
祢黒@仮面
「?」
火星
「……か、顔……見てみたいなぁ……とか」
祢黒
(ぱか)「これでよろしいでしょうか」
火星
「……」(普通に可愛い子で反応に困った)
ジャン
「なんだ、可愛いじゃん」
火星
(ハッとして)「黒い……可愛い、普通に……可愛い……ふわふわしてるぅ……、プードル……マルチーズ……パピヨン……」
ジャン
「?」
火星
(撫で撫でしたがりにふら~ふら寄って行く)
祢黒
「なんですか、先輩?」
火星
「せん、ぱい……」(うっ、と眩しい響きに良心から後退
ジャン
「どーどーどー」
火星
「うっ……うぅ……、な、なんでもないです……」(進撃できなかった巨人)
祢黒
「そうですか」(仮面をつけ直す)

時系列

2013年4月

解説

私立探偵部に待望の新入部員が! だがかなりの変わりものだった。
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月影れあな

月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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