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投稿者: Hisasi ( 狭間06エピソード集 : 2013-01-27 00:02:06 )
[Hisasi] #どっかのくそ寒い北欧のどこか
[Hisasi] #ごっつい防寒着にリュック背負った
[Hisasi] #雪を払いつつ、雪深い森を歩いてる
[Hisasi] #見上げても高く伸びた木々に覆われて殆ど空は見えない
[Hisasi] #半分凍った地図をばりばりと
[Hisasi] #でも殆ど地図は役に立たずもう野生の勘だけが頼り
[Hisasi] #がつがつと半分凍りついた地面をたたくように歩く
[Hisasi] #そして、森の最奥へと近づいたその時
[Hisasi] #足を止めた
[Hisasi] #もうバリバリで役に立たない地図を無理矢理折りたたんでポケットに押し込んで
[Hisasi] #背負ってた荷物を下して片手で下げて
[Hisasi] #木々の向こうにいる者達に声をかける
[Hisasi] #木々が揺れる音と放り投げたリュックが地面に落ちる音が同時に響く
[Hisasi] #飛び出してきた影は三つ
[Hisasi] #立ち止まった朱敏に向かって
[Hisasi] #一直線に飛び掛かってくる
[Hisasi] #跳んだ
[Hisasi] #前方から向かってきた影へまっすぐに跳ぶと
[Hisasi] #蹴り上げで飛び掛かってきた狼1の顎を蹴り上げて
[Hisasi] #後方から追撃してきた狼二匹に向き直って
[Hisasi] #踏み込んだ足を軸に横なぎで狼2を蹴り飛ばして
[Toyolina] #わんわんお
[Hisasi] #そのまま軽く跳ねて最後の狼3にかかと落とし
[Hisasi] #現地狼さんたちの歓迎終了
[Hisasi] #ふっとばされてきゅんきゅんしてる狼達をしりめに荷物拾い上げてどーもどーもと手を
[Hisasi] #わかりましたと
[Hisasi] #のてのて歩き出した狼達の後をてくてくついていく
[Hisasi] #どこ行っても手荒く出迎えされるので半分慣れてきたよ
[Hisasi] #そして森の一番奥、でっかい木の洞の前で狼達が足を止める
[Hisasi] #そう
[Hisasi] #ばいばーいと手を振ってまったく遠慮も警戒もなしにずかずかと木の洞から下へと降りていく
[Hisasi] #足を踏み入れた先、半分異界といった様相の中
[Hisasi] #たどり着いたのはそこそこ広い部屋のような穴倉
[Hisasi] #そこにはでかい牛ほどの大きさ?の銀の毛並の狼が体を横たえている
[Hisasi] #CV美輪明宏 といってもいいくらい
[Hisasi] #その説明もどうなのy
[Toyolina] #両方感
[Hisasi] #ばかじゃねーのこの子
[Hisasi] #まあ、ばかなのは、、
[Hisasi] #バカすぎて逆に困るわ
[Hisasi] #変に企みとかもってたら速攻八つ裂きとかやったのに
[Hisasi] #やったーわーい
[Hisasi] #バカなのはわかったけど、ただのバカとはまた違う何かがあるような気がする
[Hisasi] #それから
[Hisasi] #ちび狼をひょいと持ち上げてもふもふもふ
[Hisasi] #やめてーくすぐったいのーじたばた
[Hisasi] #座り込んでもふもふしてると後ろから別のちび狼がとびかかってうる
[Hisasi] #かまえかまえ
[Hisasi] #がじがじ
[Hisasi] #腕をかぷかぷ、というか半分がじがじ
[Hisasi] #頭ぐにぐに
[Hisasi] #どうやらチビっこ達には大分溶け込めてる様子
[Hisasi] #人の姿をしていても、その中身はかなり獣であり
[Hisasi] #実際最初は吹っ飛ばされたけど、あれこれ話したり一緒にいてそう悪い気はしていない
[Hisasi] #それがあの獣人の特性なのかはわからないが
[Hisasi] #きゅっと目を細める
[Hisasi] #喉の奥でくっと笑って
[Hisasi] #体を起こした主を見あえて
[Hisasi] #そして
[Hisasi] #銀狼のたたずむ洞に
[Hisasi] #相変わらず能天気に顔を出す
[Hisasi] #喉の奥でくくっと笑うと銀狼の姿がしゅるりと変わった
[Hisasi] #銀髪に白い肌、ゴージャスな毛皮をまとった妙齢の女に
[Hisasi] #長く伸びた爪、その手の上には複数の木彫りのダイス
[Hisasi] #空いた手を地面に伸ばし、爪でがりがりと同心円を描き、なにやら文字や数字を間に書き入れて
[Hisasi] #手を振ってダイスが円の中を転がり落ちる
[Hisasi] #ダイスの面に描いてあるのは数字ではなく謎の文字、零れ落ちたダイスの位置と面とを子細にみつつ
[Hisasi] #銀髪の女が目を細めて何かを読み取っている
[Hisasi] #真剣な様子に口をはさめず
[Hisasi] #そのまま何度かダイスを拾い上げては振って、その目と位置を見つめては
[Hisasi] #なにかに納得したようにうなずいて
[Hisasi] #神妙な顔で黙り込んだ朱敏の様子に確信したように
[Hisasi] #獣人特殊部隊最後の生き残り、獣人の誇りとその強さ
[Hisasi] #瀕死の怪我を負っても、最後の最後まで気高く生き抜いた
[Hisasi] #うっすら笑みを浮かべて
[Hisasi] #ばかだから闇落ちせずにいられるのよ
[Hisasi] #頭に浮かぶ映像、いつだったか夢で見た血に狂って人を食い殺す自分の姿
[Hisasi] #ふっと視線を和らげて
[Hisasi] #なんかよくわかんないけど認められた!やった!
[Hisasi] #やっぱり肝心なところは残念だった
[Hisasi] #こうしてちょっと認められたりしてた
[Hisasi] #というのをねーさんに話してた
[Hisasi] #なんでこんな世界飛び回ってあれこれやってるのか
[Hisasi] #めっちゃ強くて獣人の誇りをもっててあったかかったじーちゃんのこと
[Hisasi] #一度良いものを知ってしまうとあれですよね
[Hisasi] #酒とかね!
[Hisasi] #闇オチ知ってた!よかったそこまで馬鹿じゃなかった
[Hisasi] #この
[Hisasi] #うそじゃないよー
[Hisasi] #ねっねっ、と
[Hisasi] #腰に手をまわしてきた
[Toyolina] #抵抗するわけもないのです
[Hisasi] #わーい、と。そのままひょいっと
[Hisasi] #まあ、そっから先はフェードアウトにしておきましょうね
[Toyolina] 大人の配慮
[Hisasi] まあ、ふらふらしてるようであっきーはあっきーで求めてるものがあったんだよ
[Hisasi] 一応、財団所属のエージェントでもあるけど
[Hisasi] というわけでまたあちこち旅立ちます
[Toyolina] 今度はどれくらい行ってくるの? みたいなピロートーク
[Hisasi] さて、切るか
[Toyolina] #ゆかりさんとかゆかりさんとか
[Hisasi] #いろいろ言葉を選んだ
[Toyolina] #今週のお前が言うなスレ
[Hisasi] #おまえがいうなwwww
[Hisasi] #紅茶すすりつつ
[Toyolina] #お前が
[GM_DoS] ##ゆるい?
[Toyolina] #銀ちゃんもそうにちがいない
[Hisasi] #むしろ普段エアーになってていざとというときに不意打ち万歳とか強そうじゃね?
[Toyolina] エアーアサシン
[Hisasi] #ほら、吸血姫として一番すげぇ力もってるUSBさんはゆるくて
[Hisasi] #妹はしっかりしてるじゃん?
[Hisasi] #でもパンツさんはドラゴン殺してるしまそっぷは優秀だけど
[kisito] #エアアサシンと聞くと、屋根から飛び降りてざっくりやる暗殺技を……
[Hisasi] #侍がそれでいいんかw
[Hisasi] #むしろちょっと足りない子のほうが可愛いですよね
[Hisasi] #……まあ賢くて超性質悪いのは嫁でいっぱいいっぱいなので
[Toyolina] #ですよね>足りない&いっぱいいっぱい
[Hisasi] #たまにお茶してきゃっきゃウフフするのはちょっとユルイ子がいいです!!
[Hisasi] #ゆとさまを崇めなさい
[GM_DoS] #ユルくない(ゆとりさ皆無)なバカボンボンはあのザマ
[Hisasi] #バカボンボンはただの変態になってしまったからなあ……
[Hisasi] #むしろバカボンボンがあの様のせいでイサクが凶悪になった^^
[Hisasi] #よしよし
[Hisasi] #ははは、うすえびくんは可愛いね
[Hisasi] #うっちゃんは癒しじゃのう、よしよしとか
[Hisasi] #うすえびさんといると落ち着くんだとか
[Hisasi] #USB効果すごいですよね、何もしてないけどw
[Toyolina] #本当になにもしてないヘラヘラしてるだけ
[Hisasi] #ちさきちに譲ったあたり、二ミリくらいは緩んできたと思う
[Toyolina] #二ミリ
[Hisasi] #そしてUSBさんの愛されっぷりは髭が気に入ってるのでそのままです^^
[Hisasi] #頭の残念さはパパが気に入ってるのでそのままですよね
[Toyolina] #はい!
2012年末あたりの話と2013年一月あたりの話。
能天気な朱敏の内にあった目標。
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