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狭間06エピソード集

エピソード『朱敏何度目かの帰国』


目次


エピソード『朱敏何度目かの帰国』

登場人物

六兎結夜
ニンジャワナビヴァンパイア
豊秋竜胆
エレガントなカフェオーナー
橋本朱敏
自動型ニンジャドッグ(夜はウルフ)

ドーモ。テンチョウサン。

[TK-Leana] # 喫茶店GARDEN

結夜
「ドーモ。テンチョウ=サン。キンメバンパイヤです」
店長さん
「ドーモ、ユーヤ=サン。エレガントテンチョウです」

[Toyolina] #アイサツをした
[TK-Leana] # おくゆかしいオジギ

結夜
「いやあ、ニンジャいいね!」
店長さん
「今度はニンジャなんだ」
結夜
「宇宙人、超能力者、未来人と見たことあるのに、未だ見た事無いんだよね、リアルニンジャ」
店長さん
「……マジで? 忍者って意味? それともニンジャって意味? ニンジャだったら私もないけど」

[Toyolina] #ドーモとかアイサツしてくる方=ニンジャ

結夜
「NARUTOに出てきそうなのも含めてニンジャの方。そりゃ、忍たま乱太郎に出てきそうなのは見たことあるけどさ」
店長さん
「忍者の方なら、うちにいるから知ってるけど、ニンジャの方は私もないな……」

[Toyolina] #どう違うのか

店長さん
「自分がニンジャになってみたらいいんじゃないかな」
結夜
「そりゃ飛べるし、変身できるし、分身の術とかできるし、アンブッシュとか余裕……あれ?」
結夜
「ひょっとして吸血鬼ってニンジャだったんじゃね!?」
店長さん
「荒木風に解釈すると、吸血鬼に近づくための技術体系、それがニンジャ」

[Toyolina] #波紋とか鉄球風に

結夜
「なるほど、そのうち次元の壁を越えたりするんだな。ニンジャすげー……」
店長さん
「今からニンジャになりたくなった?」
結夜
「なりたくなったでござる、ニンニン」
結夜
「健一郎の事をケンイチロ氏とハットリくん風に読んでたのも、今にして思えば複線でござった」
店長さん
「なにその第一部の伏線を第八部で回収みたいな」
結夜
「店長氏もニンジャやらぬでござるか。アケトシ丸を忍犬にして」
店長さん
「朱敏丸……(想像した)」

[Toyolina] #昼は忠犬、夜は飢えた狼

結夜
「店長氏、犬に下剋上許したらいかんでござるよ」
店長さん
「いや、私はほら、その動き回ったりとかめんどくさいインドア派だし」

[Toyolina] #てんちょううじ

結夜
「つまり忍犬使いでござるな。ニンニン」
店長さん
「使いっていうか、なんていうか勝手にどっかいって、仕事終わって帰ってきて、ごはん食べてるのを見てるだけみたいなニンジャ?」

[Toyolina] #スタンドでいうと自動
[Hisasi] #そんな、店長には忠犬ですよ!
[Hisasi] #まあ夜は狼ですが

結夜
「自律行動型のニンジャでござるな」

[Toyolina] #ですよね

店長さん
「本人に直接スカウトしたほうがいいんじゃないかなあ、ニンケンやりたくね? って。 たぶんそろそろお店来ると思うし」
結夜
「朱敏丸の事だから突然電話がかかってきて『今マカオ』とか言い出してもおかしくないんじゃないでござるか」
SE
とぅるるるる
結夜
(電話を見る)

[Hisasi] #りんねえにてるる

店長さん
「かかってきたし。はい、もしもし」
結夜
「なにかフラグ立てたでござるか」
朱敏
『ういっす、ねさん』

[Hisasi] #ねえさん

店長さん
「今マカオ?」
朱敏
『すんません、いまヒコーキ下りたとこっすー北欧めっちゃさむかったっすよーー』

[Hisasi] #北やった

朱敏
『なんか、どっかの高いメーカー?のチョコレートと燻製肉買ってきたんでそっち持ってきますねー』
店長さん
(北国だった)「こっちも寒いよ? じゃあ二時間くらい? お店あけて待ってる」
店長さん
「自動型ニンジャ犬がチョコレートと燻製肉買ってきたって」>ニンジャ
朱敏
『はーい』

[Hisasi] #で、電話切れて犬はねえさんのもとにまっつぃぐらですよ

結夜
「北欧? 活動範囲広ッ!」

[TK-Leana] # 吸血鬼イヤーで携帯から音拾った

店長さん
「さすが自動型」

[Hisasi] #欧州は割と足を運ぶのよ
[Hisasi] #獣人系多いからかなー

店長さん
「まあお酒でも飲んで来るまでまとうか」
結夜
「燻製肉とチョコかぁ……酒は買ってないんかな」
店長さん
「どうかな、ここにあるやつなら言ってくれればあけるよ」

[Hisasi] #めっちゃ濃い酒とかなら(それ寒いから飲まないとヤバい系なやつ

店長さん
「前買ってきたのはなんていうかその……一口で倒れる系のやつ」

[Hisasi] #ちびちび飲んでないと雪に埋もれるけぇ
[Hisasi] #そして二時間後に飛ぶ?

結夜
「珈琲にお酒とか入れたりするんだっけ」

[Toyolina] #とびましょう
[TK-Leana] # そですね。
[Hisasi] #で、

朱敏何度目かの帰国

朱敏
「ちはーっす」
店長さん
「入れるよ? 夜はお酒だけって人も多いし……あ、お帰り」

[Hisasi] #やってきたのはごっついコートきてちょっと無精ひげ生やした朱敏

結夜
「おーう、おじゃましとるよ」
朱敏
「やー、仕事で北欧あちこち回ってきたんすけど、すっげ寒かったっす」
朱敏
「おー結夜もいたんか」

[Toyolina] #ちょっとワイルドで年上めいて見えるので店長さん的に萌え度が大幅にアップ
[Hisasi] #獣人絡みのネゴシエイター的な仕事したりしてる(もっとゆるいかもだけど
[Hisasi] #そのまま山のぼれそうなブーツとか履いてますよ
[Hisasi] #そうでないと足凍るから

結夜
「おう、なんかお土産持ってくるって聞いてコーヒー飲みがてら待たせてもらった。ちょっと寄こせ」
店長さん
(コートをコートかけに)「チョコレートと燻製肉だっけ」
結夜
「おおう、すっかり旦那の帰りを迎える奥さんの貫禄でござるな店長氏」
朱敏
「なんかどっか高いめーかー?のチョコ、試食したらすげーうまかったから買ってきた」
朱敏
「で、こっちが燻製肉。なんちゃら氏族?のおっちゃんがくれた。鹿肉だって」

[Hisasi] #どっかの狼の氏族だろ、おぼえろよ、、、

結夜
「鹿かあ、いいね。酒は無いでござるか」
店長さん
「だってお店ですから。家だと適当にかけといてーって感じだよ。でそれって、ナイフとか通るの?」
朱敏
「結構固いけど軽く削ってあぶるといい感じに柔らかくなるみたいっすよ~」

[Hisasi] #むろんナイフも用意(銃刀法的にちっさいけど

店長さん
「じゃあこっちで炙ってこようか」
朱敏
「やった」

[Hisasi] #良く考えると店長さんとあっきーも長いよな

結夜
「北欧の人狼つったらベルセルクの類だよね。お前さん軽く言ったけど危険とか無かったん?」
朱敏
「馴染むまで毎日どつきあいしてたなーほら、でも最終的にわかりあえた感?」

[Hisasi] #とりあえずひっくりかえして喉笛かぷっとやったほうが勝ち的な
[Toyolina] #長いですね

結夜
「あっちの年寄り笑いながら殺しにかかってくるからなあ」
結夜
「現役でバイキングやってた奴とか居るじゃん?」
店長さん
「毎回、感想きいてるけど、武者修行の旅かって、感じ」
店長さん
「お酒はどうする? ワイン、ウイスキー、日本酒ならあるけど焼酎はないです」
結夜
「燻製肉ならウイスキーかな」
店長さん
「お肉がちょっと匂い強いから、白州あたりがいいかな? はい」
朱敏
「お、もらいまーっす」

[Hisasi] #まあ、大小生傷は絶えないけど割としぶといから

朱敏
「つか、あっちのじーちゃん達とか普通にこないだの戦争がとか言うし」
店長さん
「京都の人が応仁の乱のこと言うような感じ?」
結夜
「うん、それが百年戦争だったりするわけだ」
朱敏
「あーそんな感じ、長生きの人おおいし」
朱敏
「ついでに吸血鬼の人らとかもちょっと紹介してもらったりしたっすよ」

[Hisasi] #人脈も開拓してるようだ

店長さん
「ニンジャドッグの方が、私よりずっと優秀だね」
結夜
「へー。向こうじゃ仲悪いとこも多いって聞くけどな。北欧のSRAのえらいさんなら私もあったことあるが、大分いかつい人だった」

[TK-Leana] # 兎を丸ごとがりっとかじったりする人だた

朱敏
「俺みたいなのに会ってくれるのはもっと普通っぽい人だなーお偉いさんなんて近づくこともできないし」
店長さん
「体一つでひょいーって行って、んで会って何かしら成果出してくるんだから、なんていうかよくわかんないけどすごいね」
朱敏
「まあ、ああいう人たちって外の情報とか割と食いついてくるから色んな情報とか仕入れてってーみたいなのでなんとか会ってくれたりみたいな」

[Hisasi] #あぶった肉を噛み噛み

店長さん
「なるほどねえ、割と山奥に住んでたりするかんじ?」
朱敏
「そっすね、こう、優雅なひきこもりって感じ?」

[Hisasi] #もっとましな言い方はないのかよ、、
[Hisasi] #まあ吸血鬼とか大抵優雅なひきこもりだよね
[Hisasi] #(偏見だけど

店長さん
「あ、いいね、優雅な引きこもり……」

食人少女狼

結夜
「おお、そうだ。朱敏。お前さん最近色んな氏族渡り歩いてるんなら、ちょっと聞きたいんだけど……人狼の食人衝動抑える類の方法って何か知らんか?」
朱敏
「あーあれねー随分やられたねー」

[Hisasi] #がぶがぶと

結夜
「やられたっつーと?」
店長さん
(今でも時々かむの、それか……)

[TK-Leana] # ちょっと意外そうに眉を上げる

朱敏
「向こうのちっさい子とかにかぷかぷやられたよ」

[Hisasi] #袖めくると結構な噛み跡。でもそんな深くはない様子

店長さん
「本場はワイルドだね」
朱敏
「衝動自体を抑えるんじゃなくて、度合いを抑えつつあとはメンタル的なケア?みたいなのやってるみたい」
結夜
「しかし、加減が行ってるあたりさほど深刻な感じでもないか……」(ちょっと考えて)

[Hisasi] #衝動そのものを抑えるとストレスがマッハなので度合いを抑えつつみたいな

朱敏
「そういうのをちっさい頃から仲間内で覚えていってみたいな」
朱敏
「ほら、あれじゃん?知り合いの木下も茶玉のしつけで良く噛まれてたしさ」>犬のしつけと一緒にすんなし
結夜
「……そのくらいで済むもんなら良かったんだけどなあ」
朱敏
「なに、なんか困ってる?ひょっとして前いた狼の子だっけ?」

[Hisasi] #確かいたよね

店長さん
「シリアスめな話?」

[TK-Leana] # いた
[Hisasi] #当時ショタ狼が
[Hisasi] #今はイケメン狼になってるのか

結夜
「いや、ルカとは別口だ。数年前からSRAで預かってる子なんだけど。これがまた面倒な衝動の氏族でさ」
店長さん
「相当面倒そうだね、聞く前だけど」
結夜
「普通は食人衝動なんて発現しないんだけど、ごく稀に、後天的に人を食いたいという衝動を持つ狼が出て来る。しかも、その衝動は親愛の情に比例してでかくなる」
朱敏
「こう、人食いがおーみたいな」

[Hisasi] #ともだちだけどおいしそう

店長さん
「好きだから食べたくなる、みたいなかんじ?」
結夜
「ああ。一族の氏神の像に触れて覚醒したっていってたから、まあ呪いみたいなもんなんだろうな。その子は10歳で自分の母親を食い殺したそうだよ」

[TK-Leana] .char_db レーシャ
[Role] char_db(db): http://kataribe.com/HA/06/C/0878/ レーシャ・ヴォヴシェンコ[北高][ロリ][人狼][北高2010年度新一年生]
[Role] さんがみつかりましたわ♪>TK-Leanaさん
[Toyolina] #ヘヴィなJK3

朱敏
「……悲惨だなあ」

[Hisasi] #レーシャやったんか
[TK-Leana] # まあ、レーシャの事である

結夜
「本来ならそういう狼は氏族うちで粛清されてきたそうだけど、その子の親父さんが連れて逃げだして、SRAに保護を求めてきてな。それでだましだまし面倒見てきた訳だけど」
結夜
「色々試したが軽減は出来てもどうにもならん。で、まあ年頃の女の子だから恋しちゃったりなんやかんやし出すわけよ」
店長さん
「へえ、今いくつ?」
結夜
「今年で高校卒業。正直、恋をするなとも人と付き合うなとも言いたかないが、そろそろ限界って気もしてさ」
朱敏
「うーん」
店長さん
「彼氏が食べられても平気だったら一番解決するんだけどね。普通居ないよね」
朱敏
「ちょっと特殊なカレシじゃないときついねー」
結夜
「あっはっは、そりゃいいな。里見にそんな人居たっけ」
結夜
「……マジで一考の余地ありか。いや、でも高校三年の男の子に、付き合うなら死なない身体になって下さいっつうのも酷な気が」
店長さん
「食べられるのはすごく痛いっていうのを、わかってもらって我慢させる、とか……一回食べられるのって超酷だけど」
朱敏
「噛むとすごい苦いなんかを塗るとか」
結夜
「いや、本人はすごい食べたくないと思ってるんだよ。10歳で母親食ったとか相当なトラウマだぜ」
店長さん
「それでもって、衝動すごいんだね……」

[Toyolina] #衝動耐性には定評がある人間社会に適合した吸血鬼でもきっと耐えられない

朱敏
「つーかそこまでくるとなー俺らがあっちで見た衝動とは質が違うようなきも」
結夜
「本能じゃなくて呪いだからなあ、どっちかっつーと」
店長さん
「その呪い解いちゃったら?」
朱敏
「そんな解ける呪いなん?」
結夜
「力技か……いや、どうだろ。アルカディアの王リュカオーンの末裔って話だから。ゼウスの呪い解くくらいの勢いでやれば行けるんじゃね?」
朱敏
「ゼウスってすごい神なんじゃなかったっけ」

[Hisasi] #だめだ、おつむがたりてねえ

店長さん
「上から数えた方が早いレベルですごい神様だよ」
店長さん
「でもだいたいそういうのは、解釈の仕方で対抗策が見つかる、っていうのが物語の定番」
結夜
「槍からほとばしる雷で海が沸騰するレベルな。まあ、解釈の仕方って言う意味では食べても死ななければって言うのは惜しいとんちだったな」
朱敏
「食べたつもりとか」
結夜
「つもりかぁ……呪的にそういうの誤魔化す方法は考えるべきかな」
店長さん
「お肉がすべて人肉に思える呪いとか」
結夜
「一応、食人衝動を甘いものに転嫁して誤魔化すみたいな催眠術は施してるんだけどね。そうしないと日常生活も困難だし」
結夜
「吸血鬼がワインとかトマトジュース飲んで気を紛らわせる程度の効果にはなった」
朱敏
「ねーさんワインやトマトジュースでも平気なん?」
店長さん
「あんまり平気じゃないかな」
店長さん
「まあ私はほら、修行の足りないペーペーなんで……」
朱敏
「こう、人型の肉に好きな子の写真貼るとか」

[Hisasi] #それもどうか

結夜
「呪術的にも面白い試みだなそれは」
店長さん
「発想は悪くないかも。たとえば……好きな人のクローンをパクー」
店長さん
(ビールと第三なんてレベルじゃないんだよね、アレ……)>ワインとかトマ汁

[Hisasi] #ものほんの血とは雲泥の差

結夜
「それはそれで倫理的にアレだが、本人食っちゃうよりかは良いかもしれんなあ」
結夜
「いや、ありがとう。本当は本人の氏族に相談するのが良いんだろうけど、氏族だと処刑が決まってる系のアレだからなあ」
店長さん
「大変な話なのに、こんな相談でよかった?」
朱敏
「あんまし参考になったようにもおもえないんだけどなあ」

[Hisasi] #もぐもぐ
[Hisasi] #肉うめぇ

結夜
「社交辞令だよ言わせんなよ恥ずかしい」
朱敏
「まあ、なんとかなるといいよねえ。処刑はちょっとかわいそうだしねえ」
結夜
「お、おう。意外とそういうところドライだよなお前……」

[Hisasi] #氏族ルールとかは割と理解あったりするからこ

店長さん
「変に口出しとか出来ないもんね」

[Hisasi] #もし一司とかが獣の衝動抑えられなくて地味子を殺っちゃったりしたらこやつが始末つけねばならぬゆえ
[Toyolina] #せやね
[Hisasi] #そういうところはルールを重んじる犬科
[TK-Leana] # 結夜もその辺は理解あるしきっちりやるが、感情的にはもうちょいうじうじする
[Hisasi] #結さんはもう少しバカになるべき
[TK-Leana] # バカで切る分は全力でバカしてるから多分バランス取れてるさ
[Hisasi] #まあ、こんな感じで北欧からかえってきますた。
[Hisasi] #しばらく吹利にとどまったらまたふらっとどっかいくかもなー
[Toyolina] #帰ってきた朱敏(そのうちまたどっかいく)
[TK-Leana] # 風来坊である
[Toyolina] こんな朱敏を気長に待ってられるのは店長さんだけ!

時系列

2013年1月

解説

朱敏のやつ、北欧にドハマリしている様子

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