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狭間06エピソード集
私立探偵部の日常

エピソード『小鉄の熱血修行録!vs祢黒編』




目次





エピソード『小鉄の熱血修行録!vs祢黒編』


登場人物



秋葉山小鉄

射撃部新人。

佐和山伊織

射撃部部長。

渡部祢黒

私立探偵部新人。

リュドミラ・新間

私立探偵部2年。


私立探偵部殺人事件(日常編)



[utako] #私立探偵部



伊織

「キャー!! バールのような何かでリーゼントが殴り殺されてるワー!! 一体誰がー!!」

小鉄

(横たわるリーゼント。額から赤い液体。近くには凶器に使われた様子のバールが転がってる)

祢黒

「騒がしいわね、何事かしら」

リュドミラ

「事件ですか」

祢黒

「所で、貴方誰?」

伊織

(スマフォで火サス的なBGMを流しながら)「探偵部で起こった謎の事件。愛憎渦巻くその事件の裏に……! 犯人は一体……!」

伊織

「3年、射撃部部長佐和山伊織。ワケあって探偵部とは浅からぬ縁があったり、主にアコワンに突っかかったり、貶めようとしたり、裏で色々な事をやっているキュートでオマセな女の子……DEATH!!」(ピロリン



[utako] #カメラ目線で可愛いポーズ。



リュドミラ

「……?」



[arca] #そんなヤツだったかな、と疑問符



小鉄

(俺はいつまで横になってれば良いんだろう……と薄目を開けて周囲を見てる)

リュドミラ

「死体がこちらを見ています」

祢黒

「それで、その先輩が死体ごっこをして何が目的なの?」

伊織

「スカート覗いてんじゃなーい(小鉄(死体役)をゲシゲシと踏み……) 探偵部に用事っつったらさー、依頼しかないっしょ? それ以外にここの利用価値なんて部長が副部長とイチャイチャする以外になーい!」



[utako] #断言



リュドミラ

「否定できませんね」

小鉄

(死んだフリ死んだフリ……)

祢黒

「部長は留守ですけど、何の用事ですか?」

伊織

「だから依頼! 内容はまぁ……アコワンかカウラか、ルナっちあたりだったら良かったケドー……、トレーニング相手っつーか。スパー相手っつーか? 内のマルコメ君の相手を探してるんだニャー」

祢黒

「マルコメ? 探偵の仕事とは思えないのですけど」

リュドミラ

「トレーニング相手、マルコメ」

伊織

「マルコメ起立! っと……、探偵の仕事とは思えない事なんて部長自ら率先してやってるでしょー。最近は普通に落し物拾いとか、飼育から居なくなったウサちゃんとか探しちゃってんの?」

小鉄

(言われてビシッと立ち上がる。額に塗った血のりがつつつと垂れた)

リュドミラ

「発掘などもしています。個人的にですが」

祢黒

「探偵の仕事ですね。私も、烏の巣から時計を見つけたりしました」

伊織

「それで、どっちか受けてくれんの? 依頼。両方相手でも良い経験だから良いんだケド」

祢黒

「まあ、構いませんけど。叩きのめせばいいの?」

リュドミラ

「どの程度叩きのめせば良いのでしょうか」

伊織

「とりあえず死なない程度に。できれば五体満足が良いニャー」

小鉄

「……」(先輩が『死なない程度だったら基本的に何をしても良いから叩きのめせ』と言っているので、いつもながらちょっと怖い)

リュドミラ

「マルコメさんに希望はないのですか?」

小鉄

「俺の希望ッスか? ……えーっと、出来れば骨折は避けたいッス!」

祢黒

「リュドミラ先輩がやりますか?」

リュドミラ

「何だか切実さを感じますね。どのような形式で行なうかを訪ねたつもりだったのですが」

リュドミラ

「メイトはあまり人を叩いたりするのは得意ではないので、美日路先輩やカウラ先輩辺りが居れば良かったのですが」

祢黒

「では、私が行きましょう」

伊織

「サンキュー! えーっと……新人の渡部祢黒ちゃんだっけ?」

祢黒

「ええそうよ」

リュドミラ

「学年も同じですし、ちょうど良いと思います」

祢黒

「ここでいの?」

伊織

「裏の方にうちの部が使ってる訓練場あるから、そっちで。結界も張るから一般生徒は気にせず、思い切りやっちゃってネー」

リュドミラ

「がんばってください」

祢黒

(ロッカーから杖を取り出す)「では行きましょう」

小鉄

「……」(空飛んだりするアレとやるのか……と想像して、やる前からやや不安になってきた)

伊織

「レッツゴー!」


射撃部訓練場



[utako] #そして射撃部使用の訓練場。広さは小さな武道場ぐらいの大きさでフェンスに囲まれている。



リュドミラ

(マフメロを抱いて見学

伊織

(人工妖精のようなものを飛ばして辺りに人払いをかけ、記録用意)

祢黒

「なにか、不自然なものが舞ってますね」

小鉄

(フェンスの中で軽くストレッチしながら)「先輩が使ってる、電子精霊って言う……虫?」



[utako] #小鉄には蛍みたいに見える



祢黒

「そう……森には居ない物ね」

リュドミラ

「ネットダイブすると良く見かけます」

小鉄

「……何となく住み分けが解る言葉ッスね」



[utako] #あぁ、あの先輩はSF系か……と



祢黒

「網に飛びこむ?」



[TK-Leana] # 首をかしげてる



リュドミラ

「電子の森と言うものも世の中にはあるのです。それを一般的にネットと呼びます」



[arca] #そんな感じだよと微笑む



祢黒

「森が網ですか」

小鉄

「あんまり詳しくねえけどさ、インターネットとかの事だろ。パソコンとか機械系」

祢黒

「ああ、機会は苦手です」

リュドミラ

「元々はネットワークの略称でワールドワイドウェブの……いえ、詳しい話はやめましょう」

祢黒

「それで、もういいの?」

小鉄

「俺は準備OK。つか、お前のほうは……その格好のまま?」

祢黒

「構わないわ」

小鉄

「OK。カウントダウンのタイマーセットするから、音が鳴ったらスタートな」



[utako] #手近に置いていたストップウォッチのスイッチを入れて、フェンスにひっかける。
[utako] #長めのカウントが終わり、ストップウォッチからピー! とスタートの合図の音が鳴り、模擬戦のスタートを告げる


模擬戦スタート!



祢黒

「ここは、私の樫の下。宿木の下……」



[TK-Leana] 杖を森の木に見立てて、幻覚の魔法をかけこちらを見失わせます。
[TK-Leana] ドルイド魔術:11+森の加護:2
[TK-Leana] 強制力6、目標値7
[TK-Leana] 2d6
[TK-Leana] 集中
[TK-Leana] 2d6
[TK-Leana] 成功
[TK-Leana] 余力3/11



小鉄

(魔術師との戦いで感じた魔術による攻撃を察知して、視覚の妨害効果に砂を投げて回避する)



[utako] #運動能力:9+神通力:2
[utako] #強制6、目標5
[utako] 2d6
[utako] 体力
[utako] 2d6
[utako] 2d6
[utako] 2d6
[utako] 2d6
[utako] 2d6
[utako] 2d6
[utako] 2d6
[utako] #3/5



リュドミラ

「効果覿面しています」

小鉄

(飛び込み前転からの起き抜けにハンドガンを向けるが、若干躊躇って肩口を狙う)



[utako] #肩を狙って発火能力を発動させる
[utako] #召喚使役:10+思考限定:3
[utako] #強制力6、目標値7
[utako] 2d6
[Role] utako -> 2d6 = [6,4] = 10
[utako] #集中
[utako] 2d6
[Role] utako -> 2d6 = [1,5] = 6
[utako] #3/4
[TK-Leana] では、とっさに魔術で矢避けの守りを
[TK-Leana] ドルイド魔術:11+矢避けの守り:2
[TK-Leana] 目標値7
[TK-Leana] 2d6
[Role] TK-Leana -> 2d6 = [2,1] = 3
[TK-Leana] では反撃
[TK-Leana] カラス操作:12+バイヴの末裔:3で、上空から烏の群れが
[TK-Leana] 強制力8目標値7
[TK-Leana] 2d6
[Role] TK-Leana -> 2d6 = [3,4] = 7



小鉄

(羽音が聞こえ、空を見上げてからギョッとする)「あ……、ああ言うのもありかよ!?」

リュドミラ

「当たると痛そうです」



[utako] #焼くに焼けないのでまた転がって回避
[utako] #運動能力:9+運動神経:2
[utako] #強制力8、目標値3
[utako] 2d6
[Role] utako -> 2d6 = [1,3] = 4
[utako] #体力
[utako] 2d6
[Role] utako -> 2d6 = [4,6] = 10
[utako] 2d6
[Role] utako -> 2d6 = [3,4] = 7
[utako] 2d6
[Role] utako -> 2d6 = [3,2] = 5
[utako] #失敗
[utako] 0/4



リュドミラ

「ああっ」(カラスに飲まれるコテツをみつつ

祢黒

「終わりね」

伊織

(ため息をつきながら額を抑えて、終了のベルを鳴らす)

リュドミラ

(コテツに近づき様子を伺う

マフメロ

「まふ」(木の枝でコテツをつついている

小鉄

(啄ばまれてボロボロに。ぴくぴくしてる)

マフメロ

「まふ!」(死亡確認

祢黒

「これで良かったかしら」(杖を手に取る

伊織

「上出来。動物操作が見られただけでも小鉄には良い経験だったかな」

祢黒

「で、報酬なのだけど」

伊織

「はい。射撃部のトレーニング体験チケット5枚とサバゲーフィールド吹利パークの参加無料券」

祢黒

「いらないわ、しけた先輩……」

リュドミラ

「宣伝でしょうか」(コテツにヒーリング光線放ちつつ



[TK-Leana] # フッと笑って、そのまま帰ろうとする



伊織

「……後でアコワンに文句言っとこう」(ビキビキと笑顔が引き攣る

小鉄

(先輩の怒気を感じて、ビクッと起き上がり、無意識に敬礼)

リュドミラ

「クレームがついてしまいました」(び〜

祢黒

「知った事じゃないわよ」

小鉄

「……(ぼぉっとしていたが、ヒーリングのおかげで直ぐに意識が戻り) ……あれ、俺負けた……?」

リュドミラ&マフメロ

(頷く

伊織

「ボロッカスだったっつーの、甘ちゃんめ。盆開けにはまた特訓するから、よーく復習しときなさいよ」

小鉄

「……うッス」



[utako] #リーゼントをしょんなりさせて頷く



リュドミラ

「二回戦目は無理そうですね。養生してください」

マフメロ

「まふ」(ドンマイという顔

小鉄

「おッス……、また今度お願いしまッス」(何だろうこの生き物は、とマフメロを少し見たが、あまり頭が回らなかった)

小鉄

「祢黒もお疲れ様……、サンキューな」(去っていく後ろ姿に向かって



[TK-Leana] # 祢黒は部室へ戻って行った



伊織

(小鉄の頭を掴むようにして、酷い怪我がないか一応確認して、無事だと確認するとポイッと放る)

リュドミラ

(マフメロを抱き上げ

リュドミラ

「伊織さん、後輩は大事にしましょうね」



[arca] #分ってはいると思うが一応言っておく



伊織

(確かにちょっと扱い酷い所はあるケド……と少しは思っているのか)「……ほら、小鉄。擦り傷消毒してあげるから、部室戻るよ」



[utako] #出来るだけやさしい声で



小鉄

「……」(鳥肌立ってる)

伊織

「……、部室まで走れェー!! 起立、駆け足!」

小鉄

「お、おッス!!」



[utako] #よったよったと走って戻っていく



リュドミラ

「人間は難しい生き物ですね」

マフメロ

「まふ」

伊織

(慣れない事して照れ隠しに若干人相悪くしつつ)「……それじゃー私も部室戻るから。またお願いすると思うから、アコワン達によろしく」

リュドミラ

「承りました」(頷き



[utako] #教官の様に小鉄を追いかけて行った。
[utako] #同級生の女子に負けて男子として情けないようでかなり悔しい思いを胸に模擬戦も終わった。
[utako] #小鉄の訓練もまだまだ続く。


時系列


夏休み中の話

解説


小鉄vs祢黒の模擬戦闘。経験と技術の差が如実に表れてしまう。

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とにかく、元気いっぱい!ぶらりんぱわーではぴはぴ! 常識的な子は少ないけど、それでもあまり修正しないところがはぴはぴ!Paとジト目担はこちらです
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