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狭間06エピソード集

狭間グルメ奇譚『空飛ぶ豚③』


目次


登場人物

緋昏歩
アネモネラウンジの店主。記録屋。
ラウラ・ニドヘッグル
褐色ドラゴン娘。
スカーフェイス
ゾンビ系女子。ゾンビではない。

本文

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 [arca] #吹利県某所、小さな切り通しの様な渓谷。

     歩:「情報によるとこの先に開けた渓谷みたいなのがあるらしいのよね。地図をみてもそんなものないんだけど、そこに空飛ぶ豚が居るらしいわ」
     ラウラ:「隠れ里のような所なのだろう。……渓谷を行き来する形に進化、変化(へんげ)したのか」
     スカーフェイス:「ゔぁ」
     歩:「進化か…危険な動物は居ないって描いてあったけど気をつけてね」
     歩:「フェイ、先行」
     スカーフェイス:「ゔぁ」

 [arca] #スカーフェイスがのそのそと進み始める。

     ラウラ:(いそいそと脱いだ靴と靴下をカバンに入れて、袖を捲くり、後に続く)
     歩:「裸足で大丈夫?」
     ラウラ:「素肌より頑丈な鱗を持っている」(パキパキと肌の表面を鱗が多い、手足の親指にはスパイクになりそうな鍵爪が備わる。

 [utako] #リザードマンハーフ。

     歩:「便利ね…」

 [arca] #スカーフェイスとラウラの後からえっちらおっちらとついて行く歩さん。
 [arca] #しばらく奥へいくとだんだんと渓谷が開けていき、ある所で一気に開けた。
 [arca] #まるでアルプスの峡谷の様な風景。

     ラウラ:「……(曇りの空の多い故郷を思い出していたが、ふと) …これだけ開けていると豚も見つかりそうだが、見えるか?」

 [utako] #きょろきょろと

     歩:「ちょっと待って…なんかとんでるわね」

 [arca] #上空を鷹や鳶のように旋回している飛行物体がいくつかある
 [arca] #目が良いとそれがなんであるかはっきりと分かります
 [arca] #難易度的には8程度
 [arca] #遠見とかがあれば良いけど、ない場合は運動能力でも可と言う事で歩さんに任せよう
 [utako] #ういうい
 [arca] # 運動能力12 洞察力3
 [arca] #目標7

 )Role( arca -] d = [6,5] = 11
 [arca] #集中で再ロール
 )Role( arca -] d = [1,6] = 7
 [arca] #成功

     歩:「……あ、豚よあれ!すっごい、本当にとんでる…」

 [arca] #西洋ではあり得ない事の象徴である空飛ぶ豚、ここなぞの渓谷に存在していました
 [arca] #シルエットだけ見ればペガサスとかグリフォンの様な優雅な感じ

     ラウラ:「……あの飛行物体全て豚か?」
     歩:「そうね…鳩みたいなのも混ざってるけどだいたい豚よ」
     歩:「高過ぎてちちょっとどのくらいのサイズか分かりづらいわね……」
     ラウラ:「少し煽ってくる。鈍重であれば地面に落としてみよう」
     歩:「分かったわ、気をつけてね」
     スカーフェイス:「ゔぁ」

 [arca] #サムズアップしている。グッドラックと言っている様だ

     ラウラ:(ぽいぽいっと服を脱いで放るとそのままドラゴンの姿に戻り、風を掴んで上空に上がる)
     歩:「うお…なんかかっこいい」
     空飛ぶ豚達:(ラウラの存在に気付いて飛び方が浮き足立ち始めた
     ラウラ:(サイズを確かめる為に徐々に近づいて行く)

 [arca] #個体ごとでサイズに差があるが、ほとんどは子豚くらいのサイズ

 [arca] 空飛ぶ豚:「ぷぎゅ」

     ラウラ:『食べる所が少なそうだ…』

 [arca] #小さいのは比較的低高度を飛んでいる

 [utako] #大きい豚ほど高い所か

 [arca] #高い所に数頭、大人サイズが居た

 [utako] #成体サイズも飛んでた
 [utako] #糞撃が恐ろしい

 [utako] #とりあえず中サイズを魅了して、無傷の捕獲を試みてみます

     歩:「トランシーバーとか持ってくれば良かったわ…どんなあんばいなのかしら」

 [arca] #あい。飛んでるけど普通の豚なので難易度は7くらい
 [utako] #あいあい
 [utako] #呪い:13+魅了の瞳:3 で 目標9
 [utako] 2d6
 )Role( utako -] 2d6 = [2,3] = 5
 [utako] #ブヒヒィ
 [utako] #成功

     ティア5豚:「ぶきゅううううう」(目がハートになってラウラに寄ってくる

 [arca] 他の豚達:(突然の事に狼狽えている

 [arca] #周囲からぶきぶきと警戒色の鳴き声が

     ラウラ:『混乱してきたか…散開される前に、大きいのを一匹捕まえて戻るか…』

 [utako] #下に居る歩にヨダレ爆撃しながら欲を出す

     歩:「ちょ、なんか落ちてきてる!」(避けつつ
     歩:「こらー!よだれたらすなー!」
     ラウラ:(知らんぷり、豚優先)

 [arca] #低い高度に居たティア1達も高い所に逃げ出した

 [utako] #ティア1ww

 [arca] #代わりにそれらを守るように大きな豚が高度を下げてきている

     ティア10豚:「っぶきゅ…」

 [utako] #弱い所を狙うのが野生の定め。ティア4あたりの重量級を一匹狙っていきたい!のにティア10かよ!
 [utako] #もう勝てる気がしない
 [arca] #立派な牙を持っているひときはでかいのが立ちはだかってきた

     ラウラ:『……まずそうなのが来たな』

 [utako] #危険的な意味で
 [arca] #巨大なのは他に比べて鈍そうだが体当たりを食らったらラウラでも危ないサイズ
 [utako] #魅了をかけて挑発しながら地面に誘導しよう。そうしよう

     歩:「あ、なんか大っきいのがラウラちゃんに近づいてる…キヲツケテー!」
     ラウラ:(追いつかれず離れずを維持しながら地面に下りてくる)

 [arca] #豚の高度を10mまで下げさせれば無条件で捕獲完了できます!という勝利条件
 
    ティア10豚:(ひねり込みから体当たりをしかけてきた

 [arca] #難易度10くらい。失敗すると豚は群に戻っていきます
 [utako] #飛行:13+ニーズヘッグ:3で回避します
 [utako] #目標6

 [utako] 2d6
 )Role( utako -] 2d6 = [6,6](6ゾロ) = 12
 [utako] #体力で再ロール
 [utako] 2d6
 )Role( utako -] 2d6 = [4,2] = 6
 [utako] #ブヒィ
 [utako] #成功
 [utako] #11/3

     ティア10豚:(回避されて空戦エネルギー消耗

 [arca] #高度が下がった
 
     歩:「良い感じよ!頑張って!」
     スカーフェイス:(包帯をウネウネとのばしてウォーミングアップ
     ラウラ:(フェイの動きを確認して、高度を下げさせる事に集中する)
     ティア10豚「ぶきゃきゃ!」

 [arca] #腹を立てている様だ
 [arca] #インメルマンターンをして再び体当たりをしかけてきた
 [arca] #難易度11にアップ!
 
     歩:「あの軌道は…あの豚普通じゃないわ……」
     ラウラ:(翼を畳む変形スプリットで逃げる)
 
 [utako] #飛行:13+ニーズヘッグ:3、目標5
 
[utako] 2d6
 )Role( utako -] 2d6 = [5,1] = 6
 [utako] #体力で再ロール
 [utako] 2d6
 )Role( utako -] 2d6 = [5,3] = 8
 [utako] 2d6
 )Role( utako -] 2d6 = [1,5] = 6
 [utako] 2d6
 )Role( utako -] 2d6 = [2,6] = 8
 [utako] 2d6
 )Role( utako -] 2d6 = [3,4] = 7
 [utako] 2d6
 )Role( utako -] 2d6 = [3,5] = 8
 [utako] 2d6
 )Role( utako -] 2d6 = [4,1] = 5
 [utako] #5/3
 [utako] #ブヒヒン!

     ティア10豚:(直下したので大きく高度を下げた
     歩:「今よスカーフェイス!」
     スカーフェイス:「うゔぉぁ!」(カット目を見開き、ブワっと包帯を展開
     ティア10豚:「ぶぎゅ!?」

 [arca] #豚の空戦軌道全てを包むほど大展開した包帯に豚が突っ込む

     SE:どしゃぁ

 [arca] #そして包帯にくるまって不時着した

     歩:「やったわラウラちゃん!二頭目ゲットよ」
     ラウラ:(一旦地面に下りて人間の姿に戻り)「………ふぅ、少し…危なかった」
     スカーフェイス:「あ゛ー…」
     歩:「はい、服」

 [arca] #スカーフェイスの包帯に運ばれて服がラウラの手元に

     ラウラ:(せっせと服を着て…)「中はまだ育つだろうし、逃がしてこの大きいのだけ持って帰るか?」

 [utako] #中サイズのは

     ティア5豚:「ぶきゅううう」(ラウラにすり寄っている
     歩:「大分チャームが効いてるみたいね」
     ラウラ:「魅了は解いてやるから大きくなってから食われるが良い…、ゴースカイ」
     ティア10豚:(包帯でぐるぐる巻きになって巨大なハムみたいになってる
     ティア5豚:「ぶきゅ?…ぶきゅ!」(空へ飛ばずに峡谷の斜面を登って逃げていった
     歩:「もしかして、飛び立つのは苦てなのかしら」
     ラウラ:「……考えてみれば、地面に下りているところを狙えば良かった」
 
[arca] #観察してると、ある程度上った所で坂をダッシュで下りつつ離陸した

     歩:「それもそうね…」(くすくす
     歩:「でも大物が穫れたし、結果オーライじゃない?」
     ラウラ:「…その通りだ。(少し反省の溜息して) どうする?量が多い…また幾らか減らしてから帰るか?」
     スカーフェイス:(よだれをたらしながら簀巻きにした豚を見つめている
     歩:「そうね…空飛んでる仲間立ちに悪いし、少し離れた所で捌きましょっか」
     ラウラ:「異議なし」(煮ても焼いても美味しそうだとうきうきしながら運搬手伝い)
     ティア9豚:(上空で新たなボスとしてティア1達をまとめている

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 [arca] #豚達から離れた簡易バーベキュー会場

     歩:「さて、あらかた解体できたわ……作るわよ」
     歩:「なにかリクエストある?」
     ラウラ:「カツ丼」(はい、と挙手して)
     歩:「お米はハンゴウ一個分だけ持ってきてるからできるわ。ちょっと時間かかるけど良い?」
     ラウラ:「良い。その間、その辺の食べられそうな草採ってくる」
     歩:「うん、フェイもラウラちゃんと一緒に行ってきなさい」
     スカーフェイス:「ゔぁ…」(生肉を凝視していたがラウラの方へ向かう

 [arca] #調理難易度12でロールしておこう
 [utako] #期待大

 [arca] #料理13 母性3
 [utako] #母性w
 [arca] #目標4

 [arca] d
 )Role( arca -] d = [5,2] = 7
 [arca] #集中で再ロール
 [arca] d
 )Role( arca -] d = [1,6] = 7
 [arca] d
 )Role( arca -] d = [6,5] = 11
 [arca] d
 )Role( arca -] d = [5,1] = 6
 [arca] d
 )Role( arca -] d = [5,1] = 6
 [arca] d
 )Role( arca -] d = [6,5] = 11
 [arca] d
 )Role( arca -] d = [1,1](1ゾロ) = 2
 [arca] #クリティカルや
 [utako] #おお
 [arca] 2/6

 [utako] #母性(ミルク)
 [utako] #隠し味かな
 [arca] #秘密やで
 [arca] #豚ちゃん自身の脂身からラードを取り、からりと上がったとんかつ
 [arca] #それをタマゴでとじてハンゴウで炊いたご飯にのせる
 [arca] #ラウラとスカーフェイスがとってきた香草をそえてできあがり

     歩:「できたわよ」(ふー
     ラウラ:「おおー」(パチパチパチと拍手

 [arca] #輝いてるようにみえるカツ丼

     スカーフェイス:(じゅるり
     歩:「野外にしてはうまくできたわ」
     ラウラ:「無茶ぶりのつもりだったが作ってしまうとは……」
     歩:「たまたま材料があったからね。ラードがとれたのも助かったわ」

 [arca] #豚で良かった

     ラウラ:(ぐー、とお腹を鳴らして)「…お腹が文句言うので、早速いただきます」(手を合わせて)
     歩:「めしあがれ」(母性に満ちた微笑み)
     スカーフェイス:「ゔぁー」(いただきますと言っている

 [arca] #大自然の中でカツ丼

     ラウラ:(がつがつ食べ始める。一応女の子)
     歩:「男の子みたいな食べ方するわね…」
     スカーフェイス:(スプーンでモグモグ
     ラウラ:「捕まえる時に結構疲れたから…、仕方ないの」(仕方ないの、と繰り返しながら頬一杯に頬張ってモシャモシャ)
     歩:「お米がもうないから、お替わりは帰ってからね。グリルとかならできるけど」
     歩:「…(おいしそうに食べてくれて嬉しいわ)」
     スカーフェイス:「ゔぁー…」(もしゃもしゃ
     ラウラ:「それも食べたい。あと……オキワナ料理のミミガーマウスと言うのも食べて見たい」
     歩:「じゃあちょっと待っててね。ミミガーはどこかに川があればできるわ」

 [arca] #そう言って豚肉を焼き始める
 [arca] #グリル(ローストポーク)

     ラウラ:(頭を丸ごと食べる豚のカブトミイラだと思ってる)
---
     歩:「できたわ」

 [arca] #ローストポークと酢みそが添えられたミミガー

     ラウラ:「……?」(首を傾げて)
     歩:「どうしたの?リクエスト通りミミガーよ」
     ラウラ:「友達の雑誌みたときは…頭丸ごとだった。骨も無い…皮だけ?」
     歩:「ああ…中華料理で良くあるヤツね?沖縄だとチラガーかしら」
     歩:「これは豚の耳の部分を一旦火であぶって毛を処理して、下ゆでしたものよ。酢みそで食べたりするの」
     歩:「豚足と同じ要領ね」
     ラウラ:「怒らせると怖いネズミの頭みたいだね(笑)て言ってた…」(もしょもしょと食べていたが、おいしかったので顔が明るくなる)

 [utako] #\うまい!/

     歩:「チラガーは時間が掛かるから帰ってからね」
     ラウラ:「骨はどこまでつけてくれるの?」
     歩:「チラガーも皮だけよ…」
     歩:「ラウラちゃんもフェイも骨まで食べるタイプだったわね…なんか考えとくわ」
     ラウラ:(中身の方はどんな感じに料理されるんだろう、と子供ながらに目を輝かせている)

 [utako] #子供の夢が辛い

     歩:「もしかして頭の中も食べる感じかしら?…もうグロテスクなのはお腹捌いたのでお腹いっぱいなんだけど…」

 [arca] #スカーフェイスが包帯で吊るして捌いた
 [utako] #取り出したモツを持って消える二人
 [utako] #悪くなるのが早いから、とか分け解らない事言ってました

     歩:「後でウィンナーとかホルモン焼き作ろうと思ってたのに、モツがほとんどなくなっちゃったわ…」
     ラウラ:「……シラナイ。ワカラナイ。ヤケンニヤラレタ。」
     歩:「あそこの岩陰が殺人現場みたいになってるけど…」
     スカーフェイス:「ゔ、ゔあ……」
     ラウラ:「あ゛う……」(´△`)
     歩:「二人して弱々しく唸らないでよ…。ま、こんな事もあろうと少しだけ隠しておいて正解だったわ」
 
 [arca] #クーラーボックスの中で袋詰めになっている少量のモツを見つつ

     ラウラ:「……あ、骨は今回も私が持って帰るので」

 [utako] #おやつに

     歩:「分かったわ。足は豚足にするから、今度食べにきてね」
     スカーフェイス:(ラウラを羨ましそうに見ている
     ラウラ:「…半分わけるからそんな目で見るな。」
     スカーフェイス:「あ゛ー」(にーっと大きな口を開いて喜んでいる
     歩:「骨をとりあう後継って初めて見たかも」(くすくす

 [arca] #家に帰って色々作る歩さん

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時系列

日付

解説

空飛ぶ豚完結編。他界の狭間に存在する大渓谷で空飛ぶ豚喰らう。

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