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狭間06エピソード集 私立探偵部の日常

エピソード『変なプレゼントたち』


目次


エピソード『変なプレゼントたち』

登場人物

鏡阿光
カウラの恋人。なんかもうべた惚れである。
カウラアード・シルフィ・ルートスペード
阿光の恋人。初恋では無い。

謎のアルバム

2013072203
阿光
「なんか、誕生日に近衛さんからカウラの幼少期アルバムが送られてきたんだが」
カウラ
「幼少期なんて私にはありえないのだけれど……(首を傾げてから何か嫌な予感だけしてきた) ……ちょっと見せなさい。そのアルバム」
阿光
「お、おう」

[TK-Leana] # まさか本人が知らないと思わないので、普通に見せちゃう

カウラ
「……やたら厚いわね。」(机の上に開いて、1ページずつ捲っていき……)
阿光
「可愛らしかったけどこのアルバムが事実ならローザさんの年齢がヤバい事になるんだが」
カウラ
(始めはムカッとした感じで見ていたが、もしかするとあったかもしれないと言うifのアルバムは思ったより新鮮だった)
カウラ
「……お母様はどちらにしても実母ではないから、別に不自然な事もないわよ。」
カウラ
「……よくもこんなの作ったわね……、仕事をサボっている量よ。これは」(全く、とぼやきながら)
阿光
「口元がちょっと楽しそうだぞカウラ」
カウラ
「うるさいわね……」(指先を口元に当ててそっと隠し)

[utako] #ところどころ同じくIFの家族が映っているところ、もしかすると全員分作っている可能性がある。

阿光
「しかし、こういうの良いなあ」
カウラ
「普通の家庭には1冊ぐらいあるものでしょ?」
阿光
「いや、彼女のアルバムを一緒に見るってのが」
カウラ
「思い出話の一つでも出来れば良いのだけれど、私にも新鮮な内容よ。……推測すると、私の幼少期はかなりの人見知りで、かなり好奇心旺盛な子供だった様なのだけれど」
阿光
「大体合ってるな」
カウラ
「カメラに視線が向いてる写真のほとんどが何故だか小動物の様になっているのだけれど……、これはカメラを怖がっているのかしら」
阿光
「緊張してるんじゃないか? お前そういうとこあるだろ」
カウラ
「……ないわよ。」(ぷい
阿光
「遠足の時のお前の集合写真、大体こんな感じだったぞ」
カウラ
「あれはカメラマンが悪いのよ。カメラを構えた髭面の中年男性カメラマンや、ピースや笑顔を強要してくる社交的な女性カメラマンなんて対処に困るわ」
阿光
「逆にどんなカメラマンなら困らないんだよ」
カウラ
「監視カメラなら緊張する事ないわ」
阿光
「それはカメラではあるがマンじゃない」
カウラ
「その内自動化するわよ。カメラマンも。時代は進歩しているわ」
阿光
「自ら克服しようとはしないのか」
カウラ
「しないわね。こんなのその内慣れるわよ。」
阿光
「高校行っても慣れてない方に1000円賭ける」
カウラ
「親しい友人が多く集まっている今のクラスで、慣れないなんてありえないもの。遠足だって一等楽しめるというものよ」(ふっふん、と鼻で笑って
阿光
「高校の方でも同じクラスだと良いなあ」
カウラ
「……まぁ、そうね。」

[TK-Leana] # そういえば、二年は別クラスだったけど、三年はどうなんだろう
[utako] #3年は同じクラスですよ
[utako] #他のも揃い踏みしてます多分
[TK-Leana] # 多分、修学旅行の班分けとかも同じところに行って阿光が胃を痛くしそうです

火星のハーブティ

阿光
「そういや、火星からハーブティーのセットを貰ったんだが、淹れるか?」

[utako] #そういえば火星からのハーブティのセット。園芸部の先輩からとあったけど、沙良が栽培してる特殊な植物が中心です。
[TK-Leana] # そんな罠まで気付けるだろうかw
[utako] #飲んで危ないのは入ってないけど以前飲んだ好感度の解るお茶とか混じってます。適当なパーティグッズ的なものばかり

カウラ
「お願いするわ。あの子が育てたのかしら」
阿光
「園芸部の先輩がとか言ってたが……何か書いてあるかな」

[TK-Leana] # 何かハーブの種類とかの覚え書きとか無いです?
[utako] #ラベルとして小洒落た名前でそれっぽい事書いてあるだけです

阿光
「……特に書いて無いな。カウラ、どれ飲んでみたい?」
カウラ
「何だか恋愛小説のタイトルのようなものばかりね。それじゃぁ……この初恋と言うのを飲んでみようかしら。」
阿光
「おう、じゃ、淹れて来よう」

[utako] #飲めばたちまち初恋の時の瞬間を喚起させるという怪しいハーブティ
[TK-Leana] # しばらく後、香りが辺りに広がる
[utako] #ほんのり甘い香りに、味は爽やかで甘酸っぱく、どこかほろ苦いような感じ

カウラ
「何のハーブなのかしら……、珍しい香りね」
阿光
「こうして二人でハーブティーを前にすると……いや、ちょっと嫌な事を思い出した」
カウラ
「あら……、どうしたのよ。飲む前にそんな顔をして」
阿光
「いや……うん。杞憂だと思うんだが」

[TK-Leana] # 一口飲んでみる

カウラ
(続いて一口飲んでみると、口に含んだ瞬間に初めてドイツに行ったとき、宇宙について語るチュパカブラについて鮮明に思い出し……)
カウラ
(静かに赤くなりながら、軽く咳払いした)
阿光
「? どうしたんだ」

[TK-Leana] # 阿光にとって初恋はカウラなので、あんまり影響ないか
[utako] #カウラの様にその瞬間を思い出してどう反応するかはそれぞれ
[TK-Leana] # 阿光の場合、いつの間にか恋に落ちてたパターンだし
[TK-Leana] # 初恋時点より今の方が好意が強いので、多分変わらない

カウラ
「……(何か接点があったかしら、このお茶と……妙ね)……何でもないわ。味は悪くないわね」
阿光
「そうか? 確かに、なにか落ち付くなこれは」
カウラ
「……私は少し落ち着かないわね。」(一口ずつ飲みながら、阿光を見て……何だか悪い気分になってきたので、体裁を気にせず一気に飲み干してしまった)
阿光
「ふむ……お前の好きな味じゃ無かったか」
カウラ
「いえ、嫌いではなかったのだけれど……後数年したら楽しめるかもしれないわ。」(はぁ……と頬に手を当てて
阿光
「?」

[utako] #恋に気づいたその瞬間を思い出すには、カウラには早かった

阿光
「まあ、そう言う事もあるかもしれん」
カウラ
「……そうね」

[TK-Leana] そんな感じで幕か
[utako] おういえ
[TK-Leana] そういえば、誕生日カウラは何くれたんだろ
[utako] 誕生日会の後とか、二人きりのときに少し大人っぽい物とかあげてそうだけど
[utako] 何だろうなぁ
[utako] 背中にカウラの魔術紋章の入ったオーダーメイドのカジュアルジャケットor同じ魔術紋章の入った実用的なライダースブーツ
[TK-Leana] それは大分喜びそうですね
[TK-Leana] なんかかっこいいから
[utako] ハードボイルドに近づけそうなアイテムを
[utako] 今でも十分でかいけど2、3ヵ月後を想定して若干サイズ大きめ
[TK-Leana] もうちょっとでかくなることが期待されている
[utako] どんだけでかくなるんだ阿光
[TK-Leana] 180くらいまで?
[utako] あれ、まだいってなかった?
[TK-Leana] まだいってないよ
[utako] 3年生なった頃で172cmだったか
[TK-Leana] 成長のピークは二年の夏でした
[utako] 頭の中で火星と同じぐらいの大きさになってた

時系列

2013年7月15日

解説

誕生日、カウラとの時間を過ごす阿光。
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月影れあな

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ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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