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狭間06エピソード集
私立探偵部の日常

エピソード『プレゼントは適当に』




目次





エピソード『プレゼントは適当に』


登場人物



国東ジャン
私立探偵部部員。面倒くさがりで色々適当。

佐藤火星
私立探偵部部員兼、園芸部部員。割とマメ。


本文



ジャン
「そういや火星は部長の誕生日プレゼントとかなんか用意したか?」

火星
「……んっふっふー」(胸を張って何故か得意げに笑う

ジャン
「なんで得意げ」

火星
「園芸部の先輩にも話しをしたら、いつもお世話になってるから……連名の贈り物で、園芸部特製の品種改良ハーブの詰め合わせ!」(ジャーンとちょっと大き目の箱を掲げる



[utako] #法律に触れないやつから香辛料まで盛り沢山!



ジャン
「えらいちゃんとしたの用意したんだな」

火星
「……ジャン君はまさかと思うけど、この間拾ってたアレじゃないよね」

ジャン
「何故分かったし」

火星
「せめて、ニスを塗るぐらいはしたほうが良いよ……? 小さなケースに入れるとか……」(駄目な物を見る眼で

ジャン
「でも割と喜んでたよ」

火星
「きっと、くれた事事態に喜んでたんだよ……中学3年生でただのセミの抜け殻に喜ぶ人なんてあんまり居ないと思うよ……」

ジャン
「そうかなあ……」

火星
「……だって、ハードボイルドって言うの目指してるんだよ?」

ジャン
「イマイチ目指しきれてなくない?」

火星
「こ、これからなんだよ! きっと! これから……最終的にどうなるか良く解らないけど……」

ジャン
「まあ、現状は蛇の抜け殻で喜ぶ程度のハードボイルドって事で」

火星
「そ、そうだね。殻で、喜ぶ、ハードボイルド……」



[utako] #殻ボイリー



ジャン
「ところで、お前は何欲しいの」

火星
「僕? ……セ、セミの抜け殻……?」(以外に選択肢があるのだろうかと気を遣ってる

ジャン
「……え、まじでそれでいいの?」

火星
「セミの抜け殻はちょっと、考えちゃうけど……選んでくれたものなら何でも良いよ。僕は」(えへへ、と笑って

ジャン
「そう言われると逆に迷うな。何かコレって言うの無いの?」

火星
「タオル、とか……ほら今から暑くなって沢山汗もかいちゃうから、部活で使う用のタオルとか、欲しいかなぁ」(気を遣っているわけでもなく



[utako] #実用品



ジャン
「タオルかー、じゃあそれにしよう」



[TK-Leana_sleep] # とは言え、中学生同士の誕生日プレゼントなんて部活で使う小道具か文房具と言ったものがせいぜいだろう
[utako] #お小遣いが超少ない火星さんは部活動の生産物だしの。ロープラロープラ
[utako] #セミがプライスレス過ぎて恐ろしい



ジャン
「ていうか、この時期汗かくような運動とかほんとご苦労様だねえ」

火星
「気持ち良いよ? 畑耕して、お花のお世話して、トーナメント部のお、……応援に行ったりとかも、ジャン君もたまには外で運動してみたら良いのに」

ジャン
「やだよ面倒くさい」

火星
「終わった後に食べるアイスがすっごく美味しいんだよぉ、普通に食べるより10倍ぐらい美味しいんだよぉ」

ジャン
「そりゃ錯覚じゃね?」

火星
「本当にアイスの味が変わってたら凄いよ……」(苦笑いして

ジャン
「そうだよなー。俺はぐうたらしながら食べるアイスが好き」

火星
「(ぐうたらジャンめ……)」(ぷよぷよになれば良いのに、と頬を軽く摘みながら

ジャン
(ぐてー)

火星
「夜中にクーラーつけっぱなしで寝て風邪引かないように、サティも気をつけてあげてね」

サティ
「おー」


時系列


2013年7月

解説


阿光に誕生日プレゼントを用意するジャンと火星。色々性格が出ます。

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月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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