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狭間06エピソード集
私立探偵部の日常

エピソード『喫茶店鈴月にて』




目次





エピソード『喫茶店鈴月にて』


登場人物



鏡阿光
私立探偵部の部長で仮面ライダー。

月影宗谷
宇宙刑事バンチョウダー。阿光にとっては、正義のヒーローとしての先輩。


喫茶店鈴月にて



阿光
「――というわけで、彼女と付き合い始めた記念日に向けて、ディスク式のオルゴールを作ってプレゼントしようと思ったんですが、どうにも上手くいかず」

宗谷
「ふんふん」

阿光
「結局間に合わずその日は別のものでお茶を濁すことになったんですが……まあ、喜んでもらえましたが」

宗谷
「『そうだ、オルゴールを自作しよう』なんて思いつきを実行に移そうとする行動力を褒めるべきか迷うところだねえ」

宗谷
(紅茶を淹れつつ)「アコちゃんって割と万能な分色々行動にためらいが無いよね」

阿光
「そうですか?」

宗谷
「そうそう」

宗谷
「それで、うちに来たって事はまだ作るのを諦めてないって事だよね」

阿光
「ええまあ」

宗谷
「実際、君の王冠の力があれば大体の事は出来ると思ってたんだけど」

阿光
「あれは技術と知識は補えても、基材と設備は如何ともし難いですから。ある程度の事は工作部のでなんとかなるんですが……」

宗谷
「まあ、銅版抜くくらいは出来ても、それ以上はねえ」

阿光
「それに、可能な限りは自分の手で……という見栄もいくらか」

宗谷
「男の子だね」

宗谷
「うい、それじゃあ設備の方はこのバンチョウダーさんに任せなさーい! 姉ちゃんの伝手でオルゴール職人の知り合いがいるから、その人に頼んでみるね」

阿光
「ありがとうございます」(ぺこ

宗谷
「しかし、ローザちゃんの義娘さんがアコちゃんと付き合いだすとか、世間は狭いねえ。渋柿ちゃんとこの子も大きくなってきたし、ボクも歳をとるわけだよ」

阿光
「(実年齢二十代の上、パッと見15、6歳にしか見えないよな、この人……歳取ってるのか?)」


時系列


2013年4月

解説


宗谷くんと阿光。オルゴール作りについて相談したりされたり。

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月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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