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狭間06エピソード集
私立探偵部の日常

エピソード『もうだめパンダ』




目次





エピソード『もうだめパンダ』


登場人物



佐藤火星
暗号とく人。関節がニッパー代わりになる。
リュドミラ・新間
暗号仕掛ける人。幸福センサー搭載。

本文



リュドミラ
「この前の暗号より少し難しいです」


[arca] #あ+31ーき6



火星
(サボテンキット作ってた) 「暗…号…」


[utako] #背後に落雷
[arca] #まちがえた
[arca] #あ+31、ーき+6、ん
[arca] #と書かれた紙



リュドミラ
「さあ解いてください」(サボテンキット作るのを手伝いつつ
リュドミラ
(サボテンの細かいトゲトゲを撫でている
火星
( ' v ')。oO ぷすぷす
リュドミラ
「ギブアップですか?」(火星の頭を冷やして手で擦る
火星
「ギブアップです……、解んないよぉ」
リュドミラ
「50音のあから31個目はま、きから6個目はた、です」
リュドミラ
「つまり答えはまーたんです」
火星
「……あを1、きを7に変えて、足し算しちゃった」 (orz


[utako] #みーすん



リュドミラ
「ギリギリ解ける暗号を作るのも難しいですね」
火星
「ギリギリ解ける暗号かぁ。暗号って解けないようにするのが目的だし、ヒントを足すような感じだと……『あ~31、ーき~6、ん』 とか?」
リュドミラ
「なるほど」(きゅいきゅい
リュドミラ
「今度はそう出題する様にします」(サボテンこしょこしょ
火星
「単純に足す文字数を減らして…『ら+1、や+2、ーた+1、も+1、ん』 とかだと初心者用っぽい気がする」
リュドミラ
「り、ゆ、ーち、や、ん。リューちゃん」(うれしそう
火星
(えへへ、と照れた様に笑って、針金を素手を曲げながらぶら下げられる形の植木鉢を作ってる)
火星
(余った針金を足の関節の間に挟んでブチン)
リュドミラ
「ニッパーいらずですね」(きゅいきゅい
火星
「最近見つけた」 (ぷちドヤ


[utako] #( 'v' )+
[utako] #最後に、もうだめパンダを書いて出来上がり



リュドミラ
「パンダバージョン。これなら倒してしまう心配もありませんね」


[arca] #爪で真似しようと思ったがうまくかないので、歯でプチプチ針金を切る
[utako] #パスタかじるみたいな
[arca] #あるでんて
[arca] #これが本当のハリガネ
[utako] #もうだめパンダじゃなくて、もうだめポンだった
もうだめだ
[arca] #ぽんです
[utako] #なぜアレをパンダと間違えたのか



リュドミラ
「もうだめぽん」
火星
「サボテンでも枯らしそうな気がしてきた…」
リュドミラ
「からしてしまうと情操教育に支障が」
火星
「時々見に行くつもりだから、多分……枯らさないと思、う。サティもしっかりしてるし……うぅん」 (首を傾げて考えながら
リュドミラ
「メイトもこの触り心地に愛着がわいたのでぜひこのサボテンには長生きしてもらいたいです」(こしょこしょ
火星
「長生きできるように春にはちゃんと土交換してあげるからね」


[utako] #ついでに部室で育てる分も用意



リュドミラ
「これは大きくなるタイプですか?」
火星
「成長に合わせて植木を大きくしてあげれば、4mぐらいまでは育つかなぁ…、チビ鉢だからこのままだとそんなに大きくならないよ」


[utako] #竜神木のチビサボテン



リュドミラ
「なるほど、鉢に合わせる器用なヤツなのですね」(きゅいきゅい
火星
「大きくなってきたら色々接ぎ木してあげたいなぁ…」


[utako] #トイレダッシュしてた



リュドミラ
「接ぎ木」(きゅいきゅお


[arca] #おか



火星
「違う種類のサボテン同士をくっつけちゃうの」
リュドミラ
「キメラサボテン」(おお
火星
「もう少し、サボテンの勉強しとこ……の前に、中間テストの勉強もしとかないとなぁ…」
リュドミラ
「数学なら任せてください」
火星
「……全体的に、ヤバそうです」
リュドミラ
「他の教科は数学程ではありませんが、わかる範囲で一緒にがんばりましょう」(学業13
火星
(学業:9) 「リューちゃん、小テストとかいつも点数良いよね」


[utako] #勉強そこそこ出来る方だが文化祭かかりきりだったので成績低下ちう



リュドミラ
「機械ですから。しかし国語の文章問題は多少困惑します」


[arca] #この時の主人公の気持ちを述べよとか



火星
「機械じゃなくても国語の文章問題は困惑してます…」
リュドミラ
「本の中の人の感情を汲み取るのは難しいです」
火星
「難しいよね…」
リュドミラ
「この前のテストでなぜメロスは途中で膝をついてしまったのか?と言う問題で、二日酔いで気持ち悪いからと解答したら先生に笑われてしまいました。」
火星
「小休憩って書いたら×だった…」
リュドミラ
「生身の人間であれば幸福センサーである程度把握できるのですが…」
火星
「幸福センサー?」
リュドミラ
「メイトの機能の一つです。簡単に言えば、その人の現在の幸せ度がある程度数値として把握できるのです」
火星
「今の僕の幸せ度は、どれくらい?」(うきうきと自分を指差して
リュドミラ
「最大を100とすると68です。マータンが幸せだとメイトも幸せになるのです」
リュドミラ
「ちなみに、平均的な数値は40です」
火星
「幸せ度高めなんだ…」 (頬に手を当てほにほにと少し嬉しそう
リュドミラ
「なぜその数値が出るのか、まではわからないのが問題ですが」
リュドミラ
「この数値をできる限り上昇させることがメイトの存在意義のひとつです」


[arca] #ほにほにしている火星をみてリュドミラも嬉しそうにする
[utako] #大体幸せに生きてる子だった
[arca] #幸せ度高し



リュドミラ
「めざせ100なのです」


[utako] #そんな感じで
[arca] #あい


時系列


2012年11月

解説


暗号ごっこをして遊ぶ火星とリュドミラ。パンダじゃなくて狸ですよ。

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