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狭間06エピソード集
私立探偵部の日常

エピソード『焼き芋の石の味』




目次





エピソード『焼き芋の石の味』


登場人物



佐藤火星
生涯不明の義腕の少女。
リュドミラ・新間
生体に色々謎が多いケイ素生命体。その秘密は創造主にしか分からない。
赤鐘
パパでもママでもないよ。

本文



[arca] #ウル中



リュドミラ
「先日石焼き芋屋さんから石を分けてもらいました」
リュドミラ
「念願の石です」(ふんす
火星
「よく貰えたね。」(へー、とあんまりちゃんと見たことない


[arca] #黒く変色している。ツルツルだが若干きめが粗い部分もある石



リュドミラ
「意を決して頼んでみた所、バケツに少し出してもらえました」


[arca] #若干石油臭い



火星
(頭を傾けながら…) 「ちょっと、オイルっぽい臭いしてるけど…味見してみた?」
リュドミラ
「まだです。嬉しかったのでママと赤鐘とマータンへ報告するのが優先されました」
火星
(にへっと笑いながら) 「そっか…見せてくれて、ありがとう」 (よしよしと撫でつつ
リュドミラ
(満悦)「では、今から試食してみようと思います」


[arca] #ポリポリと一つ食べた



リュドミラ
「…………」
火星
(臭いとか色的に美味しいのかなー、とやや不安そうに見てる
リュドミラ
「おもてたんとちがう。です」(涙目


[arca] #吐き出そうとはしないが飲込みあぐねている



火星
「ぺっ、して良いよ。ゴミ箱にペッ。それかお茶飲む?」


[utako] #ペットボトルウーロンティー



リュドミラ
「お茶を…」(口元からちょっと黒いのがたれてる
火星
「はい、ゆっくり飲んで……あんまり美味しくなかった?」
リュドミラ
(くぴくぽ)「ぷは…、とても苦かったです……」(ベロ出しつつ
火星
「表面の…汚れとかが原因なら、お米みたいに削ってみる?」
リュドミラ
「いえ…なんと表現すれば良いか。芯まで炭化したタマネギとでも言えば良いでしょうか?」
リュドミラ
「中までしっかりと苦かったです…」
火星
「そんなの食べた事ないよ」(苦笑して


[arca] #まずさと期待はずれでかなりブルー



リュドミラ
「きっと加熱され過ぎたのです」
火星
「使い込まれてたんだね」
リュドミラ
「そう…で」


[arca] #突然硬直し動かなくなった



火星
「…リューちゃん?」


[utako] #瞬きして、眼の前で手を振ってみる



リュドミラ
「うぐぅ…!」(ビクビクと痙攣しながら苦しみ出す
火星
「え、あれ……どうしたの!?リューちゃん!?」


[arca] #体温も常人では考えられない程上昇していた
[utako] #服が…



リュドミラ
「身体が…熱いです……」
火星
「なんで…、原因は……焼き芋の石?」
リュドミラ
「わかりま…ううっ」


[arca] #僅かにリュドミラの身体が軋む音が聞こえる
[arca] #服が燃え落ち、リュドミラも膝を突いて崩れた



リュドミラ
(プシュー…
火星
「熱…!?早く……応急処置、しないと…毒物を食べた時は、吐かせる!」
リュドミラ
「だめ、です…火傷してしまい、マス」
火星
「僕の腕なら大丈夫だよ。それより口開けて、お湯流し込むよ」
リュドミラ
「しかし……」(力が入らず抵抗はできない


[utako] #電気ポッドを引っつかみ、首を少し上げさせ、気道を確保する必要がないのでそのまま流し込む。
[arca] #頭髪が特に高温になっている



リュドミラ
(ごぼぼ
火星
(義手の表面がじりじりと焼けて色褪せていくのは気にせず、お湯を1リットルを流し込んだ後に) 「……苦しいかもしれないけど…ごめんね。我慢して」
火星
(うつ伏せに転がし、胃の下と反対の背に手を沿え、踏ん張りながら持ち上げて圧迫する)
リュドミラ
「うげっ…う」(えれえれ


[arca] #ちょっと黒くなったお湯がダバダバ出て来る
[utako] #ウーロン茶、花瓶の水と変えて、その後2、3度繰り返す。
[utako] #容赦ない
[arca] #容赦無い!



リュドミラ
(ひゅーひゅー


[arca] #熱は下がった



リュドミラ
「鼻が…痛いです……」
火星
「…ちょっと待ってね」 (顔を近づけて、少し熱を確認してから…最後に呼吸を確保するように、鼻に入った吐しゃ物を吸出す)


[arca] #固形物はなく、出てきたのは全部水分だった



リュドミラ
「……もう、苦しくはない、です」


[arca] #グッテリしているがそれ以外の症状は見受けられない



火星
「……何でも食べないようにしないとね」


[utako] #きゅっ、とリュドミラの顔を拭いてあげながら



リュドミラ
「あい…」


[arca] #ふと見るとリュドミラの身体が少し大きくなっているような気がする
[arca] #胸も膨らんでいるような



火星
(あれ?…と不思議に感じたが、すぐに慌てて) 「と、と!?服!リューちゃん、ちょっと待って…服!!」
リュドミラ
「はひ……」


[utako] #手を伸ばしてカウラ作の炬燵に使っていた毛布を剥ぎ取り、ぐるぐると巻く
[arca] #火燵w



火星
「……何だったんだろう、さっきの…家の人なら解るかな?」


[utako] #石食って燃えるのは初めてみた



リュドミラ
「…またミイラ女みたいになりました。……ママや赤鐘ではわからないと思います。創造主に聞かなければ…」


[arca] #鬱屈そうに身体を起こし、座った状態になる
[arca] #やはり少し大きくなっているようだった



火星
「創造主の人かぁ、とりあえず今日は早めに帰ろ。このままでも心配だ、し………あれ?」
リュドミラ
「はい……どうしました?」


[arca] #面影も少し大人びてエロい感じに



火星
(気のせいかとそんなはずはないと思ってはいるが…違和感は拭えず) 「う、ん。……リューちゃん、ちょっと大きく…なってない?」
リュドミラ
(自分の身体をまさぐる)「…………おっぱいが膨らんでいます」


[arca] #ほらーと見せる



火星
「本当だ。あんまりなかったのに…」


[utako] #ぷよん、と突いて



リュドミラ
「あん」


[arca] #変な声が出た



火星
「……急成長、だよね。珪素生物…って皆、そうなの?」
リュドミラ
「わかりません…少なくとも、メイトが把握している仕様にはないです」
リュドミラ
「マータンはどうだったのうですか?」
火星
「僕の場合は…皆が言うには、はじめは黒くなって段々ひび割れてって、朝起きたらこんな感じだった…かなぁ。」
火星
「はじめは色々…自分が女の子に変わってたりして、驚いたよ」 (にへっと笑って
リュドミラ
「そうだったのですか……メイトモその内男性になってしまうのでしょうか」


[arca] #自分のおっぱいをもみつつ



火星
「僕は…男性、て言うよりは……元がロボットみたいな感じだったけど、リューちゃんは…これ(乳を見つつ) で男の人になったら……どうなっちゃうんだろ…」


[utako] #ちょっと赤くなりつつ



リュドミラ
「……今でも近い状態にはなれますが」
火星
「え゛!?」
リュドミラ
「メイトはあらゆる要求に応えられるよう設計させています。……それ以上は恥ずかしいのですが…聞きたければお答えします」


[arca] #もじもじ



火星
「い、良いよ!聞かない!聞かないから答えないで!」 (真っ赤になりながら手を振って
リュドミラ
「はい……」(胸を隠しつつ
火星
「と、とにかく大丈夫そうなら……リューちゃんは僕の着替え貸すから着替えて、僕……ここ片付けるから」
リュドミラ
「はい…着替えたら手伝いさせてください」


[utako] #父さんのとジャンのは見たが男の子であった時の記憶はただの偽装なので自分のは覚えてない
[arca] #覚えのない息子



火星
「良いよ良いよ、胃液…も消化物もないから、水拭くのとあんまり変わらないから、直ぐやっちゃうよ」


[utako] #忘却のマイサン



火星
(ジャージとリュドミラ下着予備を渡して、せっせと掃除しつつ) 「(……原因は…石じゃなくてオイル?石油?)」
リュドミラ
「自分から出たものを任せると考えると、とても気が引けます…ごめんなさい」(ペコリと頭を下げつつ着替え


[utako] #まさかウーロンチャ、と悩みながら
[arca] #石で進化する。ポケモン的ななにか
[utako] #まさかの進化の石
[utako] #焼き芋屋何者
[arca] #謎の芋屋
[utako] #焼き芋屋に扮した創造主
[arca] #かもしれない



リュドミラ
「前よりも緩くないです」
リュドミラ
「下着は、少しキツいですが」


[arca] #ぴちぴち



火星
(臭いも無いので新聞紙巻いて水を吸わせて全部ゴミ箱に捨てて、黒い物をふき取り、一応ファブっておく)


[arca] #無味無臭
[arca] #若干石油



火星
「本当に成長してるんだ……、もう冬休みに入るから、お休みの間に成長しました!…で、誤魔化せるかなぁ」
リュドミラ
「ある意味、マータンという前例があって助かりました」


[arca] #少し冗談めかした感じで



火星
「僕の時は、不思議と…受け入れられたんだよね」


[utako] #この宇宙人の偽装能力、言ってしまえば電波系能力なので他人に干渉して誤魔化してしまった



リュドミラ
「すごいですね」


[arca] #きゅいきゅい



火星
「……凄いのかなぁ。何か…そんなに僕って影薄かったのかなって少し考えたよ」
リュドミラ
「男性の頃のマータンを見たことがないのではっきりとしたことは言えませんが、今のマータンはとても魅力的です」
火星
(うーん…と腕を組んで悩んでいたが、えへへ…と笑って) 「そ、そっかな。ありがとう」 (照れ照れ
リュドミラ
「はい、間違いないです」


[arca] #頷き、少し大きくなった身体を火星に寄せた



火星
「立ってみると…よく解るね」 (やっと実感が湧いてきて、何となくいつもの調子で頭を撫でようとして…手を見て青くなる
リュドミラ
「……義手が」


[utako] #融解はしてないものの、表面の塗装は指先から肘にかけて緩やかに塗装と加工が剥げて元の青っぽい金属が露出している



火星
「せ、精一杯硬化してた…つもりなんだけどなぁ。あはは…」
リュドミラ
「やはり…義手にダメージが……」(しょんぼりというより、火星と同じように青くなっている
火星
「(と、父さんに怒られちゃうよぉ…)」
リュドミラ
「どう謝れば良いか……」


[arca] #耐えきれず服従のポーズ



火星
「だ、大丈夫だよ。動くのには問題ないしさ、ちょっと検査してちょっと加工し直せば大丈夫、大丈夫!」
リュドミラ
「メイトはいけない子です…どんな償いでもします」(しおしお
火星
「リューちゃんは自分の身体の事を検査したり、して…ちゃんと健康なのか確認するのが償いで良いよ。気にしない気にしない、最近カウラ先輩のトレーニングで傷も増えて来てたから良い機会だよ」
リュドミラ
「…それで、本当に良いのですか?」(半べそ
火星
「うん。それで良いのです」 (よしよし
リュドミラ
「わかりました…本当にごめんなさいなのです…」(女の子座りになり


[arca] #なでられて落ち着く



火星
「(何だろう……、前のちょんっとした感じが…大きくなって、もの寂しいような)」


[utako] #大きくなったのね…と実感、その2
[arca] #挙動はまだ子供だけど、もう小学生には見えない
[utako] #中学生には見えるぐらいに成長したのか
[arca] #うむ
[utako] #中サイズ
[arca] #リューちゃん中サイズ
[arca] #体重も80kgに
[utako] #安定して重くなってる
[arca] #育っても膝の上に乗る
[utako] #そろそろ椅子が本格的にやばい
[arca] #丈夫な物が必要に


リュドミラ成長回



[utako] ゲロ回
[arca] げろw
[utako] 少女が吐かされてる!神回でゲスゥ!(◉◞౪◟◉)
[utako] (◉◞౪◟◉)ゲスス
[arca] 吐いたせいで成長はあまりしなかった
[arca] ゲうたこス
[utako] ゲスタコ
[utako] 大中小の大のアイデンティティは守られた
[utako] 大(まあこ) 中(リル、リュー) 小(ジャン、実美)
[arca] 大枠



#まあこ
(ふー、あぶなかった)


[utako] 酷い



#芋屋
(ちっ


[arca] 精神面も同様にすこし人間らしくなっている
[arca] 自覚はしてないけど
[utako] 恋するアンドロイド的なものにその内
[arca] その内
[arca] 制服燃やして怒られ
[utako] 紗枝さんは何か、リュドさんったらやんちゃっ子ですね(うふふ)で何か喜びそうだが、リュドミラがそれを学習してはまずいので、一応怒るそぶりだけでも頑張る
[arca] 頑張って怒る紗枝さん
[utako] 根がふわっふわの人なので怒ると言うのも久し振りでドギマギ
[arca] かわいい感じが想像された
[utako] 赤鐘はやっぱり楽しそうに眺めてる
[arca] パンツは燃えなかった。はいてないので
[utako] 知ってた
[arca] なん…だと…
[utako] パンツについては突っ込んでないまあこ
[arca] たぶん初めて紗枝さんに怒られるのでしょんぼりする
[utako] 紗枝さんがムチを担当した日には赤鐘がそっとアメ役
[arca] 巧みな二人
[utako] ママママ
[utako] #半分はほとんどぐうたらなオヤジですが
[arca] イメージ的にはパパ
[utako] 大体パパ役であってる



#リュドミラ
「ママは紗枝なので、赤鐘はパパママでどうでしょう」
#赤鐘
「どうでしょうじゃないよ。別に私はパパでもママでもないでしょ、そう言うのは紗枝だけで良いの」
#リュドミラ
「赤鐘だけそのままというのもかわいそうだと思ったのですが、いやなら別に良いもん。なのです」(しゅん
#赤鐘
「かわいそくなーいー、私は子供持った事ないから解らないのよ、そう言うのは。お姉さんなら良いわよ、赤鐘お姉さん。紗枝より若いから、それぐらいが良いかしらねぇ」


[utako] #そんなこと言うから晩酌の量が減る



#リュドミラ
「では姉たんと呼びます」
#赤鐘
「…今はそう言うのが流行ってんの?」


[arca] #自重しないオヤジ



#リュドミラ
「はい、メイトの中で」


[arca] #たん付けが気に入ったらしい



#赤鐘
「…まぁ良いんじゃない?姉たん、舌っ足らずな感じで」
#リュドミラ
「赤鐘…いえ姉たんに喜んでもらえたなら幸いです」


[utako] #その内、呼ばれるのが恥ずかしくなってパパママで良いわよ…と折れる
[arca] #以外と乙女だった(?)


時系列


2012年12月

解説


石焼き芋の石の方を食べて大変なことになるリュドミラ。神回でゲスゥ!

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