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投稿者: utako ( 狭間06エピソード集 : 2013-02-07 16:45:41 )
[utako] #WhiteLine、南部近辺
[utako] #地平線まで白い大地に突如として見えてくる黒い壁に厚い雲。
[utako] #回収待ちの黒い水を一時的に保管してあるという話は聞いていたが、世界を覆った程の水量をどのようにしているか疑問だった。
[utako] #ある意味、圧巻であった。南部だけは気候が違い、万年冬の世界であったため寒気を抑えてくれて頼もしいが中がどんな世界に変貌しているのか検討もつかない。
[utako] #登山でもするような大きなリュックを持った女は小さく鳴いて頷き
[utako] #地平線に見えるあまりにも巨大な壁は遠近感を狂わせて近くにあるように見えたが、まだまだ遠い。
[utako] #地下に空洞がないか、地面を杖で叩きながら検査してから1時間程かけて壁と家を造り上げる。
[utako] #建材に使った岩を採掘した穴は堀に、壁を築き、ダミーの家も建てると宿舎と言うより小さな集落にも見えた。
[utako] #蛍を放ち、宿舎に明かりを灯される頃には徐々に日が沈んでいった。
[utako] #目を瞑ればそこには、大きな鳥と、襤褸を纏った灰色の髪をした賢者の姿があったという。
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