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狭間06エピソード集

エピソード『エヴァと老教授』




目次





エピソード『エヴァと老教授』


登場人物



剣一心

エロだが面倒見のいい小太り先輩。

エヴァ・ライスティール・ホワイトハンド

エロだが合法ロリの後輩。犬耳が生えました。


冬休みの吹利大学



[utako] #2012年12月26日
[TK-Leana] # 大学も冬休みだな
[utako] #近くに住んでたりまだ用事ある学生はちらほら居る程度?
[TK-Leana] # かな
[TK-Leana] # 授業が無いだけでそれ以外がある人は普通にいるだろう



エヴァ

(一心のレインコート着て体型丸隠してるが、お尻の所がやたらもっこり)

一心

(何かの拍子にばれやしないかちょっと挙動不審)

エヴァ

(夜中まで部屋で絵と人形を見てたので若干眠そうにしつつ、すーすーと深呼吸して) 「…この…ニオイ…、学食…のランチ、は…鯖味噌…」



[utako] #ハッ



一心

「……なんや、昨日より鼻の具合良くなってへん?」

エヴァ

「…少し…集中する、と…解る」 (頷いて)

一心

「でも、鯖の味噌煮にもネギ切って入れたりするんやで」

エヴァ

(無表情のまま落雷イメージ)



[utako] #ピシャーン



エヴァ

「……鯖、味噌……ネギ抜き……で…」

一心

「調理の途中まで入れてたら危ないやん。まあ、うちで作る分にはそれもありやけど」

エヴァ

(少し考えて)「…早く、教授…の所、行こ」

一心

「まあ、治るか最悪安全か分かったら要らん心配やな。行くか」



[utako] #やや足早に工学部棟に


老教授



エヴァ

(足早に来たものの、部屋の前では大人しくなり心なしか一心より半歩引いたところに立つ)

一心

(その様子を見て、ちょっと思案顔になり、前に出て研究室の扉を叩く)

教授

「…どうぞ」

一心

「失礼しまーす」



[utako] #静かに響いてくる年老いた声
[utako] #教授→老人 訂正で
[TK-Leana] # 教授の事は話には聞いてても初対面で良いのかな
[utako] #良いべす



エヴァ

「…ます」

老人

(二人に眼を遣り、エヴァの格好に細い眼を更に細めて身体ごと向き直る) 「…何だね」

一心

「初めまして、エヴァちゃんの友人の剣一心いうもんです」



[TK-Leana] # 一礼



一心

「実は、エヴァちゃんの身体の事についてちょっと相談事がありまして」

老人

「…ふむ」

一心

(どう切りだした物か迷いながら、エヴァの様子を横目で見てみる)



[utako] #エヴァは珍しくどう話して良いものか困ったように見えたが、静かに立ち上がって近づいてきた老人がばさりとフードと念の為に被っていた頬被りを取って、状態を確認した。



エヴァ

(髪と同じ色の獣の耳が、するりと伸びる)

老人

「…………ふむ。」

一心

「一昨日の夜パトロンの人と会ってからこうなってまして……」

老人

「噛まれたか。発症するにも早い、が……ふむ」(毛を分けて付け根や外耳道を確認したりしてる)

一心

「心当たりはあるみたいですね」

老人

「…冬季休業中には治る。長引く様であれば……手を打とう」

一心

「食事なんか日常生活はいつも通りで大丈夫なんですか? 犬かはネギとかダメなはずですけど」

老人

「…平気だ。食事に関しては制限はないだろうが……それでも、異常を感じた時には連絡を入れたまえ……」(名刺を押付ける様に渡して、席に戻る)

一心

(話はこれまでっちゅうことか)

一心

「分かりました……御宅らかなにもんか、っちゅうのは、詮索せん方がええんですね」

老人

(暫くはエヴァと視線を合わせて居たが…) 「…ふむ、そうしてくれたまえ。然し、こちらからは……幾つか、質問があるのだが」

一心

「なんでしょ? ボクに答えられることなら」

老人

「…山には行く事があるかね?」

一心

「山? ボクがですか?」

エヴァ

「……ちょっと、無理そう」 (横から摘んで

老人

「……ふむ」

一心

「失礼なこと言うなや。まあ、木材探して山に入ることはありますけど、狼の済むような深山に分け入ったことは、吹利帰ってからは無いですわ」

老人

「…ふむ。では……好物は何かね?」

一心

「はあ、甘いもんとか割と好きですね」

エヴァ

(家に着いてくる後輩…)



[TK-Leana] # 好物www



老人

「………ふむ。それでは、最後に一つ……それが住着いているようだが、金銭的な要求はあるかね?」

一心

「食費は入れてくれてるし特に問題ありませんわ」

エヴァ

「…剣さん家は……、壊して、ない…から…大丈夫…です」

老人

「…ふむ」

一心

「え、壊す壊さんの問題やったん!?」

老人

「…修繕費が嵩む様であれば、言いたまえ」

一心

「今ん所大丈夫です」



[utako] #大体『床が抜けた』が理由



老人

「…私からは以上だ」

一心

「では、何かあったらまた来ます」



[TK-Leana] # 一礼して、エヴァの手を引いて退室



エヴァ

「…ます」 (ぺこりと頭を下げて続く


あざと後輩



SE

ガチャ

一心

「……ふぅ~」



[TK-Leana] # 部屋から出て、一息



エヴァ

「……緊張した」



[utako] #そうは見えなかったが



一心

「せやね。教授は苦手か?」

エヴァ

「……結構、苦手」

一心

(扉から離れて歩き出しながら)「ドアの前での様子からそんな気はしてたわ……」

エヴァ

「…うん、………眼が、嫌」

一心

「いやらしい目っちゅうわけでもないけど、何やろうな……あれは」

エヴァ

「……解らない」



[utako] #それぞれ人に対する観察眼はそれなりのものだが
[utako] #今一、表情も雰囲気も掴み難い爺さんだった



一心

「無口っちゅう点ではエヴァちゃんと似とるけど……いや、そう考えると。あの爺さんも自分の興味ある事にしか興味ないんかもしれん」

エヴァ

「……そうかも」

エヴァ

「……それより、食べる物は……大丈夫、だったから……今日から、ネギ…復活」

一心

「ああ、せやな。凪ちゃんが持ってきたネギも大分のこっとるし……今日は鍋にするか」

エヴァ

(ボボボボ、とカッパの下で尻尾が揺れる)

一心

「わー、わー!」(慌てて抑える)



[utako] #やだーあの人、女の子お尻触ってるー



エヴァ

「……おまわり…さん……この人、です…」

一心

「いや待て! コレはキミのためにやなあ」

エヴァ

「…鍋、…ささみ、ネギと白菜…沢山入れて…しいたけ……忘れないように、して」 (ボボ…

一心

「分かった、分かったからやめ! おすわり!」

エヴァ

「…うわ、………地面、に?」



[utako] #尻尾がへなり



一心

「例えや、例え! 全く、周りにばれたらどうすんねん。色々面倒やぞ」

エヴァ

「…練習、した…」

エヴァ

(目元に手をやって) 「『剣さんの、先輩の…趣味に…付き合わされて……うぇぇん(棒)』」

エヴァ

「…こんな、感じ」

一心

「ボクの世間体が死ぬやんけ! 却下や却下!」

エヴァ

「…………結構、考えた…のに」

一心

「ボクの世間体も考えて!」

エヴァ

「…うん」



[utako] #若干面倒臭そうに頷いた



一心

「まあ、とりあえずそうやな……万一ばれた場合、学科で作った脳波で動く尻尾系のアレの試用に協力してるとでも言ってくれたらええけど。出来るだけばれん方向で、な」

一心

「それで確実に誤魔化せられるとも限らへんねんから」

エヴァ

「…うん」



[utako] #人にバレるのは作業の妨げになりそうだと判断



一心

「まあ、これからもう冬休みなんが救いやな……」

エヴァ

「…学校、で……作業…する時の……通学、に…注意する…ぐらい?」

一心

「作業中集中しきったら周りの状況分からんくなるやろ。ちゃんと鍵かけて、外から見えんようにしてからやりな」

エヴァ

「…そういう注意は、たまに…してるから…大丈夫」



[utako] #新作を作る前とか



一心

「お、おう。せやったな」(思い出して赤くなる)

エヴァ

「…………せやった?」(首を傾げて

一心

「な、なんでもないです」

エヴァ

「…」(じー

一心

「なんやねん」

エヴァ

「…Dに、口止め……してた、わけ…じゃないから……いっか」



[utako] #首の傾きを戻して、ゆっくり歩いてく



一心

「なんでこういうときはやたら鋭いねん……」

エヴァ

「…鼻が……効く、んだ……ワン」 (ポーズをとるものの、手が猫

一心

「あー、ちくしょうそれあざといでエヴァちゃん」(がっくり肩を落とす)

エヴァ

「…あざ…す」


時系列


2012年12月

解説


突然エヴァに生えた犬耳について、教授に聞きに行く一心とエヴァ。

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月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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