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狭間06エピソード集

エピソード『吹利大学クリスマス情景』




目次





エピソード『吹利大学クリスマス情景』


登場人物



剣一心
工学部の生徒だが人形作りのプロでもある。
エヴァ・ライスティール・ホワイトハンド
美術学部の眠り姫。彫刻の腕はすごい。
迎火凪
美術学部の生徒、日本画や版画専門。

本文



[utako_] #12月24日、吹利大学広場
[utako_] #学生主体のクリスマスイベントに暇な学生達が集まる中、ブルーシートの掛けられた台に上がるサンタ衣装の女の子がいた。
[utako_] #流れる金髪に赤い衣装は目立つ。表情にサービス精神はないが幾らかの眼を集めるには十分に効果があり、その後すぐに女の子の隣に運び込まれた氷の塊と司会からの紹介により眼を奪うには十分だった。



司会
『美術学部1年生による氷彫パフォーマンスを始めます!』


[utako_] #まだベルを鳴らして音楽を奏でる方が自然だが、女の子は一緒に運び込まれた道具を手に取りコメントもなく静かに作業を始める。
[utako_] 01:05 (utako_) 13+3-2d6-13
[utako_] 01:05 ([dice]) utako_: 13+3-9(2D6: 6 3)-13 = -6
[utako_] 01:05 (utako_) 13+3-2d6-13
[utako_] 01:05 ([dice]) utako_: 13+3-7(2D6: 4 3)-13 = -4
[utako_] 01:05 (utako_) 13+3-2d6-13
[utako_] 01:05 ([dice]) utako_: 13+3-5(2D6: 2 3)-13 = -2
[utako_] 01:05 (utako_) 13+3-2d6-13
[utako_] 01:05 ([dice]) utako_: 13+3-5(2D6: 4 1)-13 = -2
[utako_] 01:05 (utako_) 13+3-2d6-13
[utako_] 01:05 ([dice]) utako_: 13+3-9(2D6: 5 4)-13 = -6
[utako_] 01:05 (utako_) 13+3-2d6-13
[utako_] 01:05 ([dice]) utako_: 13+3-7(2D6: 5 2)-13 = -4
[utako_] 01:05 (utako_) 13+3-2d6-13
[utako_] 01:05 ([dice]) utako_: 13+3-7(2D6: 4 3)-13 = -4
[utako_] 01:05 (utako_) 13+3-2d6-13
[utako_] 01:05 ([dice]) utako_: 13+3-4(2D6: 1 3)-13 = -1
[utako_] 01:05 (utako_) 13+3-2d6-13
[utako_] 01:05 ([dice]) utako_: 13+3-8(2D6: 4 4)-13 = -5
[utako_] 01:05 (utako_) 13+3-2d6-13
[utako_] 01:05 ([dice]) utako_: 13+3-2(2D6: 1 1)-13 = 1
[utako_] #裏で転がしたのをそのまま
[utako_] #初めは10人が学生による氷彫刻に興味関心を抱いていたが、時間が30分、1時間と過ぎるのに連れて始まった音楽パフォーマンスへと流れていく。
[utako_] #1時間と30分を過ぎた頃、女の子のパフォーマンス台の前には半数も人が残らなかったがその眼は釘付けになっていた。



一心
(にやにや)

「いいよいいよ〜エヴァたーん」


[utako_] #女の子は観客の方には全く興味を示さず、2時間で氷彫は完成する。
[utako_] #赤くライトアップされた。空から降りてくるサンタの乗ったソリとトナカイ。




(一人盛り上がっている


[utako_] #精巧ではあるが派手さはなく。用意できた道具の制限、特に大型の脚立の使用が許可されなかったため高さはないが、終わった瞬間に数人が泣き、数人が女の子が台を降りるまで拍手をしていた。



一心
「まあ、流石の仕事やな」


[utako_] #すぐに舞台袖から差し入れの豚汁を食べながら出てくるのがなければ、もう少し長く泣いていた人がいたかもしれない。




「感動だよーエヴァちゃんー」(豚汁ズズズ
エヴァ
「…そう?……良かった」


[utako_] #豚汁の熱で青みがかかった手を温めてる。



エヴァ
「…氷は、使い易い…けど、残らないから……嫌」


[utako_] #例のサンタコエヴァ http://blog-imgs-53.fc2.com/s/p/q/spq623/2012121209.jpg



一心
「まあ、作る所から無くなる所までのパフォーマンスやな」

「彫像の始まりから完成までを一気に見れることなんて滅多にないよ、良い物を見させていただきました…」
エヴァ
「…喜んで、貰えた…なら……良かった」

「私も早描きのパフォーマンスしてみようかなぁ」
エヴァ
「…漫画、の?」


[utako_] #♂♂を



一心
「そんな邪悪なことはせんでいい」

「漫画は見せられる部分が狭すぎるから、ばばーんと大判の和紙に」


[utako_] #『もうすぐ春ですね』と作者からのコメントが添えられた大判春画



エヴァ
「…興味、ある人…は居ると、思う」
一心
「せやなあ」

「そう?じゃあやっちゃう?」
一心
「昔の人はええ事を言った」
一心
「やるだけならただや」
エヴァ
「…ただやり」

「やだ卑猥」(ぽ
一心
「そうそう、責任が生じひん限り何やっても……って、お前らはなんでそうネタを下に持って行こうとすんねん!」
エヴァ
「…やるなら、…自治会、の人に……居て場所、ないか…聞いてくる、よ」

「これは名前を売るチャンス!是非お願いします!」
エヴァ
「…うん」


[utako_] #テントの方に向かい、何やら交渉して戻ってくる。
[utako_] #いつもの1.2倍動きが早い。
[arca] #当社比



一心
「人の作品見れる時は機敏やな」
エヴァ
「…TPO、弁えた……作品、なら…場所用意……できる、って」

「大丈夫、なぁぎちゃんはちゃんと健全なのも描けるよ」(ばちーん
一心
「ほんまかなあ」
エヴァ
「…剣さん…は?」
一心
「ボクはそういう即興みたいなんはなあ、性に合わん」
一心
「やれ言われたら出来ひんこともないけど」
エヴァ
「…見たい」
一心
「……道具とか、木材はあるん?」
エヴァ
「…木は…ある、道具……氷彫用、なら…」

「剣さんはエヴァちゃんの言うことはなんでも聞くね」
一心
「ここでいや言うたら、なんか嫌がらせされそうやん」
エヴァ
「…クリスマス、だから…そんな事…しない」

「そうですか?無理しなくても良いと思いますよ」
一心
「クリスマス終わったら?」
エヴァ
「…」
一心
「なんで黙るねん!」
一心
「まあええわ、鑿で即興とかそんな大きいもんは出来ひんけど」
エヴァ
「…二人とも、頑張って…」

「うん!」
一心
「こういうのチェーンソー使うて即興で彫るパフォーマーが知り合いに折るわ」

「ジェイソンのマスク被るんですか?」
エヴァ
「…人体…解体ショー?」
一心
「お前ジェイソンは鉈やぞ」
一心
「ちゃうちゃう、チェーンソーでこう、でっかい丸太をな、その場で削って像を作るわけや」
エヴァ
「……上手?」
一心
「まあ、豪快ではあるわな」

「なぜかお坊さんが浮かんできます」
エヴァ
「…仏像?」
一心
「川の石に彫ってみました! みたいなんがある世界やからなあ、仏像は。ある意味パンクやで」
エヴァ
「…あれは…彫り出し、た…結果。パンク…じゃない」
一心
「そうか? まあそうか」

時系列


2012年クリスマス

解説


大学のクリスマスイベントで氷を彫るパフォーマンスを行うエヴァ。

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月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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