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狭間06エピソード集

エピソード『サンタクロース歩』


目次


エピソード『サンタクロース歩』

登場人物

緋昏歩
アネモネラウンジの店主。今日はサンタクロース。
ハクリン・ウィン・ビギニングハート
歩と近衛の子供。ハートが似合う男。
獅子王
トナカイ役。

深夜の訪問

[arca] #クリスマスイヴ。深夜
[arca] #異形の幻獣に股がる赤服が黒い霧に紛れて空を舞う
[arca] #黒い霧はそれを夜に溶かすように漂い、隠した
[arca] #それはフィネストラ吹利の屋上へと降り立った

「よし……し、じゃなかった。トナカイ君はそこで待機ね」
獅子王
「うむ」

[utako] #ライオンに鹿の角刺したな
[arca] #むしろシシ神みたいな姿

(屋上から四階へ下り、自分の部屋に静かに入る
「……」

[arca] #間取りを懐かしむように見渡し、ベランダへ移動

「まさか私まで近衛見たいなことするとは…」(うんしょうんしょ言いながら401のベランダに移る
(気付かれないように401の中の様子を伺う

[utako] #パーティの後は綺麗に片付けられているが数時間前まで人が沢山居たような余韻を残してる。
[TK-Leana] # ローザは翌日学校だし流石に帰ってるな

「楽しいパーティーだったみたいね……」

[arca] #誰もいないことを確認し、ベランダの鍵開けを試みる
[utako] #鍵はちゃんと開けてあった

「……あれ、開いてる。良かった…事前に行っておいて正解だったわ」

[arca] #言って
[arca] #リビングへ侵入し、忍び足で部屋の中央へ移動

「朝起きたらプレゼントの山。たのしいかな?」

[arca] #サンタ袋からプレゼントを取り出し、積み始める
[arca] #中にはそれぞれの欲しがっていたものとサンタ名義の手紙
[arca] #プレゼントの山ができると、ふーと一息

SE
カサッ

[utako] #頭上で物音

「!!」(上を見つつ火燵の中へかくれた
ハイディ
(1m大のタランチュラが人の気配を感じて天井を這って移動してきた)
「…(蜘蛛……たぶんハディちゃんだ…見られたかな…)」
ハイディ
(きょろきょろと台所を見回った後に眠いのでカサカサと部屋に戻っていく)
「……行ったかな?」(ポンと火燵から頭を出す
「……よし、つぎは貴弦君の所ね」(こそこそ

[arca] #火燵から這い出て軽くなったサンタブクロを背負う

「みんな、メリークリスマス。ふぉっふぉっふぉ…」

[arca] #一人芝居
[utako] #皆の部屋の方から「ブッ」と噴出すような声がしたが気のせい

「とりあえずやってみたけど、恥ずかしい……」

[arca] #顔まで赤くなりつつ静かに去っていく
[arca] #その後貴弦宅、横臥と子供達の所を周り、帰宅
[arca] #本家はさすがに遠すぎるため事前郵送

「ふー…」(達成感

[utako] #門音さんの家に届けに行ったら居なかった。不思議!
[utako] #イヴだもの。家にはいないよね(意味深
[arca] #居ないことにハッと気付き、ぐぬぬ
[arca] #ちなみにサンタの衣装は近衛がくれたものに赤いキャミソールを加えたもの
[utako] #さすがに隠れて飛んでいたとしても恥ずかしい格好だった
[utako] #キャミソールがなければ

「へっくしぅっ…夜空を舐めてたわ…」
獅子王
「だからコート着ていけと言ったんですよ」
「すびまぜん…」
獅子王
「じゃあ、拙は帰るよ。次朗助にもクリスマスプレゼントをやらなければいけないのだ」
「あ、待って。獅子王さんにもプレゼント、今夜のお礼も含めて」
獅子王
「うむ、かたじけない」(受け取り)
「本当にありがとね」
獅子王
「緋昏さんの家からサンタが出てきた時はめを疑ったが、協力できて良かったよ」
「うん、おかげで思ってたより速く終わったわ」
獅子王
「変な人だな君は。こう言うことを実行するのだから」
「べ、別に良いじゃない。ロマンティックでファンタジックしょ?」
獅子王
「はは、そうだな。ではな、また店による」
「うん、今後ともごひいきに」(手を振り見送る

[arca] #獅子王は人間の姿に戻り、ブラブラと帰路に付いた

フナブ・ク攻防戦

「……さてと、最後はフナブ・クね」

[arca] #そのまま直帰せず、フナブ・クの三階の様子を伺う
[utako] #電気は消えてる

「……よし」(こそこそと器用に三階まで上っていく

[utako] #パーティが終わった後、寝る前に飲んでいたのかカウンターには数種類のお酒とグラスが

「ほんと良く飲むなぁ…香苗さんと気が合いそう」

[utako] #ベッドにはそれぞれ凄い下着で寝転がってる3姉妹

「気持ちよさそうに寝てるわね……」(こそこそと鍵あけを試みつつ

[utako] #プレゼントなのか自前なのか不明だがちょっと怪しい光景
[utako] #しっかり閉まってた

「それにしても派手な下着だけど…私への当てつけかしら……」(音を立てないようにゆっくりと鍵を解く

[arca] #そしてそーっと部屋に侵入
[utako] #ピッ、と変な音がした

「……ん?」
フェロ
(むくりと起き上がり、ガシャコン、と片腕が変形して未来的な銃器の形になり、レーザーポイントが歩の胸元に合わせられる)
「!」(とっさに伏せた
フェロ
「侵入者……警告。武器を捨ててください…10秒以内に投降しない場合、実力行使に出ます」 (自動追尾するように伏せた歩の背中にポイントが移る

[utako] #眠そうな声で眼をこすりながら

「(と、トランスフォーム…)」(感動しつつ、素早くプレゼントを床に設置し

[arca] #伏せたまま外へ縮地
[arca] SE:

SE
スポーンっ
フェロ
「…侵入者退去。スリープモードに移行します」

[arca] #爽快な音と共に脱出
[utako] #ぽてっと横になり、むにゃむにゃとラガルにひっついて眠り直してる

「びっくりした、びっくりした…」(ドキドキ
「フェロさんには防犯装置も付いてたのね…あぶなかった」

[arca] #ドキドキしつつ帰宅

もちろん息子にも

「ただいまー」
ハクリン
「おかえり、歩。早かったな」
「あ、まだ起きてたのね。うん、店を出た所で獅子さんに会ったの。事情を話したら、そしたらトナカイになってくれたのよー」
ハクリン
「あぁ…あのライオンの着ぐるみの」
ハクリン
(なぜかイメージの中のトナカイも頭だけライオンの着ぐるみ)
きぐるみライオン
「うん、お店の常連さんだし。結構助けられてるわ」

[arca] #ライオン丸

「ふえっくしゅっ」
ハクリン
「そんな寒い格好で行くから…、風呂を沸かすからすぐ入ってくれ」
「うん…」(ずず

[arca] #サンタ袋の中にはまだプレゼントが残っている

ハクリン
「む……、まだ行く所があるのか?」
「ううん、これはハクリンの分と、九十九ちゃんの分。でも居場所がわからないのよね…」
ハクリン
「例の海賊達か…貴弦兄さんなら縁があればまた会えると言う所だが、歩にも調べられないとなると…厳しいものはあるな」
「船舶登録を洗えば出て来るかもしれないけど、港の洗い出しはあんまり進んでないのよね。その内また会えるといいんだけど…」

[arca] #残念そうにつぶやきつつ、袋から残ったプレゼント達を取り出す

「はい、これはハクリンの分」
ハクリン
「ありがとう、歩」

[utako] #ちなみにハクリンはパーティの時にお歳暮みたいなプレゼントを皆に
[arca] #お歳暮w
[utako] #タオルの詰め合わせとか缶詰の詰め合わせとか
[arca] #マジお歳暮だった
[arca] #中身はハート模様がついた大きいマグカップ

ハクリン
「可愛いな」 (取り出したマグカップを見つつ
「ハクリンのしろに一番近いのを探したら、調度ハート模様も付いてたの。気に入ってくれた?」

[arca] #マグカップには珍しくつや消しで、手触りが良い

ハクリン
「…気に入った。使わせて貰おう」
「よかった」(微笑む
「やっぱりハクリンにはハート模様が似合う」

[arca] #ハートの部分だけはつやがあり、エンボス

ハクリン
「男だが…俺のシンボルだからな」
「男の子だって、ハートが似合うのはステキよ?それとも、やっぱり男っぽい方が良かったかな…」
ハクリン
「これで良かったぞ。大丈夫だ」
「うん。要望とかあったらちゃんと言ってね、参考にするから」(微笑む
ハクリン
「あぁ。解っている」
「お願いね」(わがまま言わないのでちょっと不安

[utako] #わがままがない性格故に

時系列

2012年クリスマスイヴ

解説

クリスマスイヴに、知人たちにプレゼントを配り回る歩サンタ。
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