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狭間06エピソード集

エピソード『夏なので!』




目次





エピソード『夏なので!』


登場人物



無戸室近衛
無戸室家の大黒柱。ハーレム一代男。

無戸室ロザリンデ花梨
無戸室家の新妻。正妻。

月裏ルナ
近衛の友人。後に嫁となる。

東堂幹也
近衛の友人。ロリコンじゃありません、好きになった人がたまたまロリだったのです。

四皇子ヶ峰横臥
幹也の嫁。なお、まだ中学生の模様。


サービスサービス!


2013070603
[utako] およそ必要とされないサービスカット
[Toyolina] 不要不要不要
[TK-Leana_sleep] ハハハ
[utako] いつもなら「夏なので!」と言って何かしらおっぱいかパンツ描いてるところ
[TK-Leana] ですよねー
[TK-Leana] どうして近衛に……
[utako] 夏なので……
[TK-Leana] 太陽が黄色かったから
[SAIRU] 熱気で頭を……
[utako] 作業室はクーラーつけててもPCの熱気で凄いことになるから!
[utako] 年頃の子が居てもパンツ一丁(一応した履いてる)で練り歩く



近衛
「ホランドが言ってたんだ……、男は家じゃパンツ一枚なのが当然だろうって」

ローザ
「年頃の娘の教育によろしくありませんわ。そういうだらしない様子だと『お父さんのパンツと一緒に洗わないで』とか言われる事になります」

ルナ
「むしろ今の今まで言われてないことが不思議」

近衛
「通った後にファブリーズ吹かれたりとかな……、まぁ都市伝説だと信じてるさな!」

ローザ
「……そ、そうですわね」

近衛
「考え方を変えてみようじゃねぇかい。良い面もあるだろう……洗物が減るとか、洗剤の消費が減るとか」

ローザ
「そもそもだらしが無いです」

近衛
「……もしかしてとんでもなく不評か? このクールビズスタイルは」(何の自信があって不評ではないと思っていたのか)

ローザ
「レディーの前に出る格好ではありませんね」

近衛
「……うちにはレデーが多いさな」(潔く断念してエプロン装着

ルナ
「服を着なさい服を」

近衛
「この蒸す時期に服を着てるとどうもなぁ……、これからまた蒸してくるかもしれねぇと思うと……海やらプールに行きてぇ。入り浸りてぇ……」(ちゃんと断念して服着はじめた

ローザ
「どこか避暑に行きます?」

近衛
「良いねぇ……、どこか良い所あるか?」

ローザ
「そうですね、スイスの……いえ、なんでもありませんわ」



[TK-Leana] はたと、無理ぽいなと思いいたって辞めた



ルナ
「……さすが城持ち」

近衛
「……ルナは何か良い所知ってねぇか」

ルナ
「んー、私は特に。そうだ、幹也なら知ってるかも」

近衛
「幹也がか?」(寝転がって携帯をカチカチと操作



[utako] #『避暑 行こう 良いとこ 教えて』
[SAIRU] #しばらくして返信が



幹也
『親戚に当たってみる。……この借りはデカいぞ』



[SAIRU] #メールから伝わる物々しい雰囲気



近衛
「さんきゅー、っと……何かデカい借り作っちまったんだが」



[utako] #雰囲気にたじたじ



ルナ
「なになに……。あぁ、幹也って親戚から嫌われてるみたいだから。祖母の加代子さんには気に入られてるみたいだけど」

近衛
「なるほどねぇ……、若ぇうちにちゃんと親戚とのつながりはしっかりしといた方が良いとは思うが……それよりどうやって返させられるのか楽しみさなぁ。秘密にしてぇ性癖に関わりそうな服作ったりとかなら、幾らでも作ってやんだがなぁ……」



[utako] #ワクワク



ルナ
「幹也に殺されるわよ」

ローザ
「考えが近衛さん基準ですわね」

近衛
「頼まれごと何か滅多にねぇから楽しみなんだよ。返しがいも出てくるもんさ。……今から用意しとくか、夏パターンで2、3着試用を作っとくか」

ルナ
「その気持ちは分からなくもないわねぇ」

ローザ
「なるほど」

近衛
「子供からの頼まれごとがお小遣いを上げてくれとか髪を切れだとか、もう少ししっかりしなさいとかでも……頼まれ事は楽しいもんさなぁ」(遠い目

ローザ
「子供に言われるまでもなくしゃんとなさってください」

ルナ
「同感ね」

近衛
「パンツ一丁でうろうろしてんのは流石に反省するが……、寧ろ二人はダラける事がねぇのかと気になるさなぁ」

ルナ
「ダラけるにしても恥ずかしくない程度に」

ローザ
「最低限の礼節を心得ているだけです」

近衛
「……例えばどんな感じだよ」

ルナ
「そうねぇ、今の時期ならこういう風に」



[SAIRU] #人魚を呼び出して座るように中に浸かる



ルナ
「冷たくて気持ちいーのよ」

近衛
「そんな特有のダラけ方されるとは……思っちゃいたが、真似できねぇだろう」

ローザ
「わたくしの場合は、風鈴でも飾りますかね」

ルナ
「良いわねぇ。日本の夏」

近衛
「ダラけるって何だったか忘れそうになるが……、日本人らしくダラけてやろうじゃあねぇかい」(すくっと立ち上がり



[utako] #自室に戻って浴衣に着替えてきた



ルナ
「ほほぅ。なかなか良いじゃない」

ローザ
「近衛さん、こういう格好似合いますわよね」

近衛
「もう少し恰幅が良けりゃもっと様になるんだがな。布一枚しか着てねぇのに好評を得られる上、好感度も上がる優れもの……着物様様さな」

ルナ
「その言い方はやめなさい」

ローザ
「そんな事言いだせば、人の顔なんて皮一枚ですわよ」

近衛
「顔の皮は分厚いからましなんじゃねぇか? ……って俺が言うと、怒られそうさな」



[utako] #顔の皮の厚いやつ



近衛
「見方を変えりゃ、普通の服はボディラインの出る薄い布生地。好感度で言えば俺の中じゃ断然そっちのほうが高ぇが……脚が出せるのは楽で良いさなぁ」(壁に寄り掛かり、胡坐をかいてダラり

ルナ
「そういうのは様になるわね」

ローザ
「この中でこういう格好が一番似合わないのはわたくしですわね」(ため息

近衛
「柄だろうな。ローザは大人しい葡萄やらが好きかもしれねぇが、髪の色に合わせて異彩な沖縄着物にすると、割と合うとは思うさな」

ローザ
「ええ、あまり派手なのは……」

ルナ
「美人なのにもったいないことよねぇ」

近衛
「全くだ。それに着てぇものを着るのが一番とは言いてぇが、バイエルンの民族衣装なんかは涼しく良さそうな気がするさな」

ローザ
「ああ、近衛さんもああいう格好お好きですの?」

近衛
「好きさな。実際に見たことはあんまりねぇが、ローザには良く似合うと思うな」



[utako] #民族衣装とか大好き



ローザ
「まあ、ああいうのはわたくしも好きですけど……折角日本に居るんですから、日本のトラディショナルな衣装を着こなしたいです」

ルナ
「日本らしくて涼しい格好……。何かあるかしら?」

近衛
「そうさなぁ……着た事のねぇ女性用の甚平を着てみるとか、浴衣でも白っぽいものを選ぶとか、色々あるにはあるが……民族衣装ってのは民族に合わせて作ってある分、体型が違うとどうしても不具合が出てくるもんだ」

近衛
「詰め物をすれば幾分か大丈夫にはなるが……つまりは、問題は……胸だ」

ローザ
「そうですわねえ。私だと、大きすぎてつぶさない事には不格好になってしまいます」

ルナ
「……正直羨ましい」

近衛
「甚平だとその点はあまり気にする事はねぇが、そこはまぁ、好みだな」(内輪でぱたぱたと仰ぎ

ローザ
「隣の芝生は青い、ですね」

近衛
「俺だって身長高い奴は羨ましいと思うが……流石に25を迎えて諦めたな」



[utako] #隣の芝は青かった……



ルナ
「私なんて両方ないわよ」

ローザ
「女の子は身長が低い方が愛嬌があるとも言いますわ」



[TK-Leana] # ローザは高いめなのでやはり羨ましい



近衛
「ない事にもある事にも同じく美はあるもんだが、……解っちゃいても欲しいもんは欲しいよなぁ」

ローザ
「ええ。無い物ねだりですわね」

近衛
(内輪を仰ぎながら、身長の低いロリローザと身長の高いアダルトルナを想像して、暑さを忘れる)

ルナ
「難儀ねぇ」(そんなことも知らずに

ローザ
「本当に」



[TK-Leana] # 頷く



ローザ
「所で近衛さん。いやらしい事を想像してるでしょう?」

近衛
(トリップから戻ってきた)「……やらしくねぇよ?」(慈しむような顔で

ローザ
「何を想像してましたの?」(にっこり

近衛
「ない事とある事の美について、少し」(慈しむ顔を濃くしながら

ルナ
「それってどこが有ってどこが無いの?」

近衛
「細かく言えなくもねぇが言うと言うだけ株が下がるのでコメントを控えさせていただきます」(内輪パタパタ

ローザ
「既に下がってますわねその発言」

近衛
「なん、だと……」(内輪ぽとり

ルナ
「語るに落ちたわね」

近衛
「どうやってまた上げようか……、ふむ」(内輪拾って誤魔化せた気になってる

ローザ
「むしろ、上がった事ってありました?」

近衛
「え!? あっただろ!? ……あ、あったよな?」

ルナ
「……どーかしら」

近衛
「……羊羹とお饅頭ををあげよう」(そそそ、と謙譲

ルナ
「物で釣るとは……」

ローザ
「涙ぐましいですわね」

近衛
「何と言われようと俺は水羊羹と酒饅頭に賭けていくんだ……」(おいしいよ、とメモも添える努力



[utako] #もはや小さ過ぎてあってもなくても美にならない



ルナ
「やめなさいよ。悲しすぎるわ」

近衛
「引き所が解らなくなりそうだから止めとく……」(体操座りしながらもしゃもしゃと羊羹齧る

ルナ
「そうしなさい」

近衛
(珍しく落ち込みモードで出した饅頭までもしゃもしゃ食べてしまった)

ローザ
「もう、つまらない事で落ち込まないでください」

近衛
「家族サービスに努めたりもしてきたが……何だか自信が、な……禿そう……」

ローザ
「(本人自身があるつもりだったのかとちょっと驚きつつ口に出しては言わない)」

ルナ
「ほらほら、しゃんとしなさい」



[SAIRU] #近衛の背中をポンポン、と



近衛
「……半分饅頭やろう」(パカッと割って

近衛
「もう株なんか気にせず、好きなだけ服創りも妄想もしてやる……って、今まで通りな気もするが……気のせいだろうな」

ルナ
「ありがと。って、なんだ、分かってるじゃない」

近衛
「パンツ作ってもこれで怒られねぇかな……」

ルナ
「どうしてそういう結論になるんだか……」

ローザ
「わたくしにも分かりませんわ」

近衛
「流れに乗せようと思ったが、ちょいとしくじったな」(立ち直りの早さ

ルナ
「懲りないわねぇ」



[SAIRU] #やれやれ、と



近衛
「暫くは男物の下着デザインの方に手を出してみるつもりだ。またおいそれ着てくれとは頼まねぇさな」

ルナ
「どうだかねぇ」

ローザ
「つまり、佐上さんや幹也さんに着せるんですね」

近衛
「何故バレたのか……しかしあいつらは被害者ではなく協力者枠なんです。……それでも時々は期待に応えてたまには頼む事にするか」

ルナ
「やっぱりそうなるのね」

近衛
「男物の合間に……4割ぐらいは女性物続けねぇと、モチベーションがなくなっちまうからな。必要行為なのさ」

ルナ
「よくやるわねぇ」



[SAIRU] #呆れる



近衛
「拘りがある内は退屈しねぇからな。大切だぞ、そう言うのは」

ルナ
「分からなくはないけど、程々にね」


受けたものの



幹也
「……やっぱり嫌だ」



[SAIRU] #スマホを握ってワナワナと



横臥
「断れば良いのに、……幹也も律儀だよな」

幹也
「避暑自体は嫌じゃないからな。ただ、そういう場所を知ってるのは俺が知っている限り親戚ぐらいなんだ」

横臥
「この先ずっと苦手なままで居れるわけじゃねぇんだから、嫌われてる事なんか気にすんなって。相談に乗ってもらったお礼に贈り物したり、お歳暮贈ったりで歩み寄りしていけば、その内仲良くなれると思うぜ」(ガッツ、とポーズとって

幹也
「そう単純じゃないんだよ。あの親戚は」



[SAIRU] #はぁ、と



横臥
「難しい事を難しく考えても煮詰まるだけだ。(えいえいと髪をくしゃくしゃに撫でて) 話の通じねぇ親戚じゃないんだろ?」

幹也
「……どうだろうな。俺の生まれに関係してる事だし」

横臥
「生まれは変えられねぇし変えられねぇものを気にすんな。気にしすぎて身動き取れなくなっちまうのもキツいだろ。ネガティブ執事め!」(ぐしゃぐしゃー

幹也
「うわっ! 分かっちゃいるけど、血の問題っていうのはそう簡単にはいかないんだよ」

横臥
「絶対それだけじゃねえからな! 血の問題とか親戚云々抜いても根暗無愛想なガキだって思われて絶対損してんだからな、幹也は!」

幹也
「どうだかな」

横臥
「実際どうかなんか解らねえけどさ。心の持ちようだろ? それに……避暑地の相談するぐらいなんだから、そう構え過ぎるなって、な?」

幹也
「まぁ、とりあえずはばあさん辺りにでも当たってみる」

横臥
「おう! 何かあっても加代子婆ちゃんのトラの子の一声でパァッと何とかなりそうな気も……ちょっとしてくるぜ」

幹也
「なると思うけどな。だから頼りたくないってのもあるが」

横臥
「デッカイ借りが出来ても、返済手伝ってやーんよ」(にっ、と笑って

幹也
「ありがとな」(横臥の頭をわしわし、と



[utako] #願いかなって背が高くなってる



横臥
(頭撫でられて嬉しそうに笑って)「ま、夏休みに避暑地行けるなんて俺も楽しみだし……家族旅行みたいになりそうなのは、ちょっと惜しいけどよ」(ぼそっと

幹也
「ん? 何か言ったか」

横臥
「なーんもねえよ。」(ぷいっ

幹也
「?? そうか」

横臥
(旅行でどう惜しませてやるか考えつつ、とりあえず一緒に行ける事を楽しみにして微笑む)


時系列


2013年7月

解説


誰得な近衛のサービスカット。女性陣からブーイングを受ける。その後、暑いなら泳ぎに行こうという話になって……

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月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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