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狭間06エピソード集

アネモネラウンジ『噴水の日』


目次


登場人物

緋昏歩
アネモネラウンジの店主。記録屋。
獅子王
モノノケ商店街の住人。

本文

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[arca]#アネモネラウンジ

SE
ぶぃー……


[arca]#小さな低い駆動音

[arca]#カウンターに小さな電動式の噴水が飾られていた

[arca]#チョロチョロと小さな水柱が立っている

「こんなに小さくてもけっこう清涼感があるわね」


[arca]#噴水を眺めつつ、店の帳簿を付ける

獅子王
「このちんちくりんな噴水はなんなのだ?」


「今日は噴水のひらしいのよ。だから置いてみたの」



[arca]#1877年に東京は上野公園に噴水が設けられた事に発する。ただし、それが日本初の噴水ではなかったらしいが

獅子王
「ふーん。しかしこんなものを良く見つけてくるな」


「リサイクルショップに行くとたまに売ってるの、こう言うなにに使うのかわからないものって」

(くすくすと微笑む

獅子王
「確かに解せぬ。小さくても欲しい者がいるという事か?」


「そうかもね。実際、私は買ったし。多分来年までもう使わないだろうけど」


獅子王
「むぬ、そう聞くとほんのわずかばかりありがたみが出てきたぞ」

(なんまんだぶなんまんだぶ

「あはは…拝むものでもない気がするけど……」


[arca]#小さな噴水は相変わらず小さな駆動音とチョロチョロと控えめな水音を立てていた

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時系列

8月21日

解説

噴水の日にちなんで小さな噴水を店内に飾る。

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