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狭間06エピソード集

エピソード『腐った牛乳の正しい利用法』




目次





エピソード『腐った牛乳の正しい利用法』


登場人物



三島トリ
それだけ気を許しているのだと思いたい。
比企クロエ
何気にトリの最大の理解者な気がしなくもない。

本文



トリ
(雨降り模様の庭を窓から眺めつつ、暖かい店の片隅で膝を抱える)
トリ
(細くて長いため息)


[Toyolina] #北女にあるまじきアンニューイ



トリ
「ダメだなぁ、腑抜けさんで……」(壁にもたれかかる)
トリ
「この天気じゃお客さんもくるわけないし」


[Toyolina] #この子何屋でバイトしてるんでしたっけ



トリ
「お菓子作る気力もないし……」


[Saw_i_] #帽子屋です



トリ
「簡単に作れるもの〜」(クックパッドめくる


[Toyolina] #自宅だった



トリ
「なるほど、出前ですか」(ピキーン
トリ
「こんな雨の日に出前させるなんて悪魔の所業、許されるんでしょうか……」
トリ
「今日はお父さんもいないし、そんな可哀想なことするくらいなら私が飢えてた方が……」


[matuya] #世の中には台風が来ると宅配ピザを食べたくなる外道もいるというのに。



トリ
「うん、やめときましょう」(デマエカンをそっと閉じて手を合わす)
トリ
「牛乳は余ってるし、あれを温めれば十分」(うなずく
トリ
(のそのそと冷蔵庫に向かい、牛乳瓶の蓋を開ける)
トリ
「うっ!?」(なんか、匂いがおかしい……)
トリ
「これは……弦音のお菓子用にしましょうか」(そっと冷蔵庫に戻す
トリ
「……」(部屋に戻る
トリ
「動くからお腹すくんです……だから寝ちゃうのも致し方なしなのですよ?」(ごろん


[Toyolina] #チュルネの胃袋はワシが育てた



トリ
(今日の活動時間、13時間也。おやすみなさーい)


[Saw_i] ーーー
[Saw_i] 相変わらず
[matuya] ねすぎ。
[Toyolina] その気持ちわかるわー
[Saw_i] 安定して弦音にだけはひどい
[Toyolina] なかなかのS
[arca] きわどいがチーズと言えなくもない



クロエ
「人間の優しさって総量が決まってると思うの。トリは誰にも過剰に甘いから、仕方なく弦音でバランスとってるのよ」


[arca] #夢の島発言
[Toyolina] #極めて納得
[Toyolina] #愛する人のひどいところを独占だなんてうらやましいにもほどがありますね


時系列


2012年11月

解説


ダメな物はとりあえずチュルネに食わしておこうという発想。それでも奴は喜ぶのである。

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