狭間06エピソード集
私立探偵部の日常
エピソード『寝技のお手本』
- 佐藤火星
- 重甲冑の黒騎士。私立探偵部部員。寝技にやられた子。
- 鏡阿光
- 私立探偵部部長。寝技のお手本係。
- カウラアード・シルフィ・ルートスペード
- 私立探偵部副部長。寝技など聞かぬと豪語。
[
utako] #休日、トーナメント部
- 重甲冑黒騎士
- (振り下ろされた剣を腕で受け、そのまま振り払って前進しようとするが、また空に見えた軌跡を眼で追い……顎が上がる)
- 継接
- 「隙―――有りッ!!」
- 建之
- 「どっせい!!」
[utako] #武器を捨てた千一郎の低空タックルで足元を掬われ、建之のハンマーが上半身を襲う。
- 重甲冑黒騎士
- 『……あ』
[utako] #焦りはなく、いつもの様に硬化して防御したがハンマーを受ける瞬間
- 継接@千一郎
- 「……うぉぉおおお!!」
[utako] #タックルからのすくい上げで火星の身体が僅かに浮き
[utako] #ハンマーの一撃で、ゆっくりと倒れ始めた
- 重甲冑黒騎士
- 『あ、あれ……お、っと……!?』
[utako] #たたらを踏もうにも千一郎に拘束された脚ではバランスが取れず、ずてん、とこけた
- 重甲冑黒騎士
- 『(あれ、あれ……これ、ちょっとヤバい……のかな)』
- 千一郎
- 「捕縛!」
[utako] #掛け声に合わせて、建之が圧し掛かり、ベルトを使ってガッチリと袈裟固めを決めてしまう
- 重甲冑黒騎士
- 『(この人、大きい……けど遅い。脚の方は外れたから抜け出して……って、え……、え!?)』
[utako] #手足をバタつかせるが、一向に起き上がれない
[TK-Leana_sleep] # 千一郎主人公みたいだ
- 重甲冑黒騎士
- 『(駄目だ……、立てないよぉ……)』
- 千一郎
- 「陣形を整えろ! ここはこいつを捕まえていれば、他の隊が始末をつけてくれる!」(落としていた剣と盾を拾い、指揮を取り直す
[utako] #千一郎はやるときはやるこ
[utako] #結局、その日の試合の中では同じような戦法で捕縛、拘束されて活躍する事はなかった。
[
utako] #私立探偵部
- カウラ
- 「ぼーっとしている事が原因だとは思うのだけれど、……関節技や寝技については全く教えていなかったわね」
- 阿光
- 「甲冑の組み打ち術か。中世にはそういう物もあったと聞くが」
- 火星
- 「……」(体操座りして部屋の隅で落ち込みモード
- カウラ
- 「剣に斧に槍を振り回すのが好きな連中が集まっているような部活で、そんな古い泥臭い技を使ってくる人も居るものね。……気にすることはないわ」
- 火星
- 「2回目に『あ、来るな』って思って対応しようとしても……何かちょっとずつ方法変えてきて、最終的に捕まっちゃって……今度もまたやられそうです……」
[utako] #いじいじ……
- カウラ
- 「貴女の硬化は動きを止める事が多いのが弱点と言えば……弱点よね。体術に関してはもっと経験と技術を知るべきだわ」(少し考えて、阿光の肩にポンッと手を置く
- 阿光
- 「む?」
- カウラ
- 「10分間程、柔道でもレスリングでも甲冑組み手でも、何か為になりそうな技でも教えてあげて頂戴」
- 阿光
- 「……まあ、良いが。ここでか?」
- カウラ
- 「外でやるのは目立つから、ここで良いわよ」
[utako] #一応、薄いマットを敷いて用意する
- 阿光
- 「分かった。火星、着替えて来い」
- 火星
- 「ぼ、僕は大丈夫です。」(その場でスカートとシャツを脱ぐと、短めのスパッツとタンクトップ姿に
[utako] #義手と脚を重甲冑と同じ黒色へと変化させて、マットの上に正座
- 阿光
- 「甲冑でやるんじゃないのか?」
- カウラ
- 「着るの大変でしょ。火星の手足は甲冑のときと変わらないから、遠慮せずやりなさい」
- 火星
- 「よろしくお願いします……」(お辞儀
- 阿光
- 「まあいいか、ちょっと待ってろ」
[TK-Leana] # 外に出て、王冠かぶって来る
- 阿光
- 「よし、じゃあ少しの間だが揉んでやる」
- カウラ
- 「はじめにやられた袈裟固めから、十字固め、四方固め……はやらなくて良いわ。レスリングはタックルをスローで良いからやってあげて頂戴。見てるから変な所触ったりしたら私が技をかけるわよ」
- 阿光
- 「触るか、阿呆。じゃ、一通り行くぞー」
[TK-Leana] # そして容赦なく技の実験台に
- 火星
- (初めての技の教習に戸惑いつつ、真剣に覚えようと頑張ってた)
- 阿光
- 「と、こんな感じだ」
- 火星
- 「……技が極まったら抜けられる気がしないです」
- カウラ
- 「完全に決められない様に対処する方法を覚えるのが一番良いかしら。極まった技から抜け出すのは、普通にやると難しいわよ」
- 阿光
- 「まあ、外させないために極める訳だからな」
- 火星
- (捕まる前にこう……と思い返しつつ、マットの上で一人練習)
- カウラ
- 「私ぐらいになると寝技や関節技を極められても抜け出すのは楽勝なのだけれど」(髪を払ってふふんと鼻で笑いつつ
- 阿光
- 「……そうか?」
- カウラ
- 「試しに技をかけてみても良いわよ?」
- 阿光
- 「おう、まだ時間余ってるしな」
[TK-Leana] # 寝技に持ち込む
- カウラ
- 「……ちょっと妙な気分になるわね。寝技なんか始めてかけられるからかしら」
- 阿光
- 「お前、始めてかけられるのに楽勝とか言ってたのか」
- カウラ
- 「自信があるもの。ただ……やると貴方が怪我しそうだから、寸止めにしておくわよ」
- 阿光
- 「強気だな」
- カウラ
- (眼を閉じ、自分と阿光の僅かな隙間に極小のダークボムを数個作り、徐々にサイズを大きくする事でジャッキのように隙間を大きくしていく)
- 阿光
- 「む……」
- カウラ
- 「貴方が相手ならこれを全部爆破させれば剥がせると思うのだけれど、どうかしら?」
- 阿光
- 「爆破って。自分も巻き込まれないかそれ」
- カウラ
- 「再生と爆破の自爆攻撃は私の得意技の一つよ」(ふふん、と自慢げに笑って
- 阿光
- 「まあ、今の状態なら確かに剥がされるが……それはトーナメント部では使えない手段では」
- カウラ
- 「私がトーナメント部で寝技や関節技に持ち込まれて地面に這い蹲るようなヘマをすると思うの?」
- 火星
- 「ヘマッ!?」(ぐさっ
- 阿光
- 「お前の事だから、いつバナナの皮を踏んで転んでも俺は驚かんぞ」
- カウラ
- 「そんな特異な状況を想定されても困るわよ」
- 火星
- (寝技かけたまま話している二人を見つつ、ちょっとドキドキしてきた)
[utako] #しずかーに、体操座りして見てる
- 阿光
- 「しかし、自爆前提がアリならどんな形でも高速は難しい……という以前に、物理無効なら組み打ち自体無意味じゃないか?」
- カウラ
- 「そうね。対人が限界の物理的な物なら対処は楽なのだけれど、相手も同じように特殊な力を用いて来た場合にはまた違ってくるわ」
- 阿光
- 「たしか、お前の場合銀の武器での攻撃なんかは特に影響ないんだよな」
- カウラ
- 「ないわよ。身体を貫通したり身体の中に残ったりするような武器であれば再生の妨げになって、影響は出てくるのだけれど」
- 火星
- (肩に剣が刺さったりするところを想像して身体がチクチクしてきた)
- 阿光
- 「じゃあ、ツボとかは?」
- カウラ
- 「面白い発想で責めてきたわね……、身体的な特徴は人と変わりないから、強く刺激すればやっぱりそれだけ反応はあるわよ」
- 阿光
- 「マッサージとか効いてたもんな。じゃあやりようはあるのか」
- カウラ
- 「色々とあるわよ。でも、私にだってそれなりに対処できるのだから、状況によって、と言うしかないのだけれど」
- 火星
- (そろーっと足元に近寄って、ぐりっと足つぼを刺激する)
- カウラ
- 「――ッ!?」(痛いほどではなかったが、びっくりして足が攣った
[utako] #ピーンッ
- 阿光
- 「ん?」
[TK-Leana] 姿勢が寝技決めてる所なので、火星が何したのか見えてない
- カウラ
- 「こ、こら、ちょっと貴方!! 何したの!? 実験するのはやめて頂戴!」(涙目になりながらビシバシと叩いて
[TK-Leana] # 阿光を?
[utako] #阿光を
- 阿光
- 「いや、別に何もしてないが」
- カウラ
- 「じゃぁ……、あ、こら火星!! どこ行く気よ! 待ちなさい!」
- 阿光
- 「なんだ、悪戯されたのか」(寝技を解く
- 火星
- (逃げ足は速い)
- カウラ
- (追いかけようとするが、マットの上をずりずりと少し這って諦める)
- カウラ
- 「……こう言う、痺れや痙攣は抜けるのが遅いのよね」(寝転がったまま、スカートの位置を直しつつため息
- 阿光
- 「しかし、この時期密着し続けるとあっついな」(ぱたぱた
- カウラ
- 「私は嫌いじゃないわよ。肌がぴとってなるのも」(てしてしとつま先で突付いて微笑む
- 阿光
- 「いや、俺も嫌いではないが……」
- カウラ
- 「流石に猛暑なんて言われる程暑くなる日にはプールやエアコンの効いた部屋以外では、ひっついて居たくはないのだけれど。まだこれぐらいなら大丈夫だわ」
- 阿光
- 「俺は……体温の方が気温より低いくらいの蒸し暑い時にひっ付き合うのとかいいなあと思う」
- カウラ
- 「何かやらしいわね……ちょっとは注意しておくべきかしら」(つま先で突付くのをやめて、這って離れる
- 阿光
- 「いや、ふと思っただけだ」
- カウラ
- 「手に汗をかくような暑さの時に、手を繋いでみたいと思うのと同じような物なのかしら?」
2013年6月
寝技にやられる火星。寝技対策という事で、部室で寝技を繰り広げる阿光たち。
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ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。
思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、
参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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