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[HA06P]狭間グルメ奇譚『食材探し』← →[HA06P]アネモネラウンジ『歩の愚痴』
投稿者: arca ( 狭間06エピソード集 : 2013-11-28 23:46:32 )
アネモネラウンジ, キャラチャ, スカーフェイス, リンダ・レイブンクロー, 愉夢・サンダイアル, 狭間, 狭間06, 狭間グルメ奇譚, 緋昏歩
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歩:「いらっしゃいませー」
愉夢:(ぺこり)
歩:「お好きな席へどうぞ(あら、前に一回きてくれた子ね)」
[arca] #愉夢は以前と同じ、窓際の席に座った
愉夢:「とりあえず紅茶下さい。熱いの」
歩:「かしこまりました」
[arca] #紅茶を用意してテーブルへ届ける
[arca] #そしてカウンターの定位置に腰掛ける歩
歩:「…(今日も待ち合わせかしら?)」
愉夢:(紅茶を一口のみ、ふーっと息を吐く)
愉夢:「……よし」(鞄から勉強道具を取り出した
歩:「…(お勉強ね。受験勉強かしら)」
リンダ:「お客か」
歩:「うん。お勉強しにきたみたい……静かにね」
リンダ:「分っている」
愉夢:「これがこーで…こうなるから…」
[arca] #ぽつぽつとつぶやきつつノートに何かを書き込んでいる
歩:「…(数学かな)」
[arca] #うさぎさんキャップのついた鉛筆がカリカリと規則正しく音をたてている
歩:「…(順調みたいね)」(微笑み)
[arca] #しばらくして、冷めた紅茶を飲みつつ休憩を取る愉夢
リンダ:「おかわり、いかがですか」
愉夢:「あ、ください」
[arca] #紅茶のおかわりを注ぐ
リンダ:「…数学ですか」
愉夢:「あ、はい。…迷惑でしたか」
リンダ:「いえ、ごゆっくり。励んでください」
愉夢:「えへへ…はい」
[arca] #リンダはカウンターの方へ戻っていく
歩:「数学だった?」
リンダ:「うむ」
歩:「私数は苦手なのよね…力になれそうにないかも」
リンダ:「それはいくらなんでもおせっかいが過ぎないか」
歩:「そう?……んーそう言われると、そうね…」
リンダ:「歴史や文門ならまだしもだが、算術は教える方も根気だからな」
リンダ:「片手間に答えを教えてもためにならないわ」
歩:「そうね…なんかリンダに勉強教えてもらってた頃を思い出しちゃったわ」(微笑み)
歩:「おかげで古風な数式覚えちゃったけど」
リンダ:「解ければ良いのよ」
歩:「ま、そうだけどさ」
歩:「……」
リンダ:「どうした?」
歩:「ん?…んん。色んな事あったなーって思いだしてただけよ」
歩:「よし、あとであの子に少しサービスしちゃおうかな」
歩:「甘いのとしょっぱいの、どっちが良いと思う?」
リンダ:「頭脳労働には糖分が常套だが……いいのか?」
歩:「いいのいいの。今日の客入りだとどうせ余るし」
愉夢:「……うーん…こーか」
[arca] #またしばらく経ち、目をしょぼしょぼさせる愉夢
歩:「どうですか?進捗は」
愉夢:「うーん…ぼちぼちかな……」
歩:「甘いものでもどうです?サービスです」
[arca] #すっとわきにパンケーキをおく
歩:「メープルシロップをたっぷりつけるとおいしいわよ」
愉夢:「わ…ありがとうございます」
歩:「がんばってね」
愉夢:「はい…………あっまーい!」
[arca] #甘さが頭に滲みて小さくジタンダを踏む愉夢
歩:「ふふ…」
リンダ:「…(子供には本当に甘い)」
歩:「喜んでくれたみたい」
リンダ:「よかったな」
歩:「私達もおやつにしましょっか。フェイ呼んできて」
リンダ:「わかっーー」
スカーフェイス:「ゔぁ」
歩:「うわっ…びっくりした」
リンダ:「おやつと聞いて飛んできたか……手間が省ける」
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