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目次


登場人物

緋昏歩
モノノケ商店街の喫茶店『アネモネラウンジ』の店主。記録屋。
檻宮二五拿(おりみや・ニーナ)

本文

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[arca] #アネモネラウンジ

    ニーナ:「ごめんください」
    歩:「いらっしゃいませー」
    歩:「あ…たしかニーナさんだったかしら。いらっしゃい」(微笑み
    ニーナ:「こないだ言った通り来ちゃいました」(帽子脱いで口元を隠す)
    歩:「ええ、来てくれて嬉しいわ。好きな所に座って?今お冷や用意するわね」
    ニーナ:(キョロキョロ見回しながらカウンター席につく)

[arca] #壁紙は白で照明は低く、自然光を用いた落ち着いた雰囲気

    ニーナ:「なんだか、久々。歩さんの匂い」
    歩:「はい、どうぞ。そんな独特な匂いする?何だか恥ずかしいわ」

[arca] #お冷やとメニューをおく。メニューはジュースとお茶類。フードはサンドイッチとパンケーキしか書かれていない。ただし、手のこんだものでなければ大抵のものはお作りしますと注意書きがついている。店の表には本日のオススメなんかも別途書かれている

    ニーナ:「お日様に干した布団みたいな匂い……好きだったなぁ」(ぬくぬくとしてる
    歩:「んー、私もその匂いは好きよ」
    ニーナ:「目玉焼きとトーストください。なんか、普通の」
    歩:「はい、かしこまりました。ベーコンとかつける?」

[gallows] #歩がいた頃を思い出しながら

    ニーナ:「うん!」
    歩:「わかったわ、じゃあちょっと待っててね…飲み物はどうします?」

[arca] #調理場に半分入りつつ

    ニーナ:「牛乳!」
    歩:「牛乳ね」(微笑み

[arca] #程なくしてベーコンと卵の香りが漂ってきて

    歩:「おまたせしました」
    ニーナ:「いただきます」

[arca] #半熟のサニーサイドアップにカリカリのベーコン。レタスとコールスロー。カマンベールチーズ2切れ
[arca] #そしてミルク
[arca] #最後にバターとジャムが端に添えられた厚めのトースト

    歩:「はい、めしあがれ」

[arca] #カウンターの内側の席につき微笑む

    ニーナ:「お店、結構繁盛してますね」(まだ他に客はいないのにそんな事をいう)
    歩:「おかげさまで、赤字は出てないわ」
    歩:「そんなにお客さんは来ないけど、のんびりで気楽よ」
    ニーナ:「実は、二度くらいお店の前まで来たんだ。でもお昼時はすっごく混んでて忙しそうだったから……」
    歩:「あら、大丈夫よ?満席でもカバーできる余裕はあるから。ならないけどね」(微笑み
    ニーナ:「人の多いとこ、苦手なの……」(情けなく笑う
    ニーナ:「あと、歩さんとゆっくや話したかったり?」
    歩:「そっか…それなら仕方ないわね。お話?そうね、午前中ならゆっくりできるわ」
    ニーナ:「でもいざ来てみたら特に話すことなかったや。こうして元気そうな顔見れればニーナは満足かな」
    歩:「そうなの?何だか不思議な気分だわ」
    ニーナ:「ごめんなさい。わけわかんない事言って。全然私の事なんて気にしないでいいから」
    歩:「いいのよ、忘れちゃってるのはこっちの方なんだし…。ごめんね」

[arca] #あくまで優しく微笑む

    ニーナ:「謝るの禁止です。忘れることで笑えるようになったなら、それを否定する事は誰にも出来ないと思うし……」
    歩:「ふーん…そんなに嫌な事があったのね」
    ニーナ:「あー!」(歩の思考打ち切るように
    歩:「え?」(ビク
    ニーナ:「えっと……牛乳おかわり、みたいな?」
    ニーナ:(いけないいけない、思い出させないようにするって決めたじゃない)
    歩:「ええ、わかったわ」(すぐに用意

[arca] #動作はゆっくりにみえるのに出て来るのはあっという間

    歩:「あ、そう言えば知ってる?今日は浴衣の日なのよ」
    ニーナ:「浴衣、ですか?」
    ニーナ:「あの旅館で男女がしっぽりするときの?」
    歩:「そうね、あとは縁日や盆踊りできたりとか」
    歩:「そう。他にも七月七日や八月一日もそうみたいなんだけどね」
    歩:「ニーナちゃんは着たりするの?」
    ニーナ:「着た事はないですけど、知識はあります!」
    歩:「そっか。機会があったら一度はきてみるといいわよ、意外と涼しいし」
    ニーナ:「死レ未さんなら、和装も詳しいかな……あ、死レ未さんていうのは私のルームメイトみたいなものなんですけど」
    歩:「死レ未さん?そっか、ルームメイトが居るのね」
    歩:「私も今日着てみようかと思ったんだけどね、お店できるのはちょっと俗っぽいかなと思って悩んでるのよ」
    ニーナ:(シェアしてるのは部屋だけじゃなくて身体もなんですけど」
    ニーナ:「いいじゃないですか! 浴衣デー! よく近……ある人の連れてってくれるお店にもそういう特別な日ありますよ? 体操服デーとか、チャイナデーとか」
    歩:「…あはは、まさにそう言うお店みたいな気がして、悩んでるんだけど」
    歩:「うちのイメージとは少し違うんじゃないかなッテね」
    ニーナ:「おお、それはダメなことなんですね」
    ニーナ:「なるほど……」
    歩:「ダメ、とまではいかないけどね。もっとかわいい女の子がたくさん働いてるとかなら、制服として採用してみるのもいいけどね。私一人だし」
    ニーナ:「歩さんは、一人でも充分かわいいので大丈夫ですよ! アイドルグループ組まなくてもピン芸人としてやってけます!」
    歩:「うふふ、芸人かー。一発芸とか持ってないんだけど、大丈夫かな」
    ニーナ:「大丈夫です。どうしても必要なら一緒に考えたげます」
    歩:「ありがと。でも、今の所必要ないかな?」(微笑み
    ニーナ:(本当に、穏やかに笑えるんだな……)」
    歩:「?」
    ニーナ:(ぐしぐし)「なんでも……ごちそさま。また、いつか来てもいいですか?」
    歩:「ええ、いつでも歓迎するわよ。話す事なくても来てくれるだけでも」
    ニーナ:「じゃあ、また、ね」(代金をおいて出て行く)

[arca] #500円

    歩:「ありがとーございましたー」
    歩:「芸人か…なんだかちょっとずれた人ね」
    歩:「それとも、本当に芸人にみえるのかしら…」(ちょっと不安になった
    ニーナ:(とはいったものの、もう刺激しない方がいいんだよね。絶対)


[gallows] #近衛に状況報告してこれっきりにしようと思った
[arca] #言っちゃうんだ
[arca] #近衛とかには言わないって前言ってたけど
[gallows] #素で忘れていた
[arca] #僕はどっちでもいいけどな
[gallows] #曖昧にするよりハッキリ現状を共有して無干渉を約束するか
[arca] #無理に絶縁状を叩き付ける必要もないけど

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時系列

8月4日

解説

ゆかたの日にニーナが来店。
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