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狭間06エピソード集
私立探偵部の日常

エピソード『TS継続中』




目次





エピソード『TS継続中』


登場人物



鏡阿光
私立探偵部部長。所為転換させられたまま元に戻って無い。

カウラアード・シルフィ・ルートスペード
阿光の恋人で私立探偵部副部長。色々とフリーダム。


TS継続中



阿光@女
「それで、何故か俺だけ元に戻らないわけだが」

カウラ@ちゃんと女
「……え?」

阿光
「ほら、そのまんま……授業には出れんな」

カウラ
「実は元々女で良い機会だからカミングアウト……という事ではないでしょうね」

阿光
「ねーよ」

カウラ
「……新手の詐欺かしらと疑ってしまったわ」

カウラ
「それで何時手術してきたのよ。一言相談してくれれば良いのに」

阿光
「してない」

カウラ
「じゃぁ……、変身?」(王冠探してさわさわ)

阿光
「あれは1時間しか持続しない」

カウラ
「なら、今度こそゴルゴムの仕業ね!」

阿光
「ゴルゴムめ……ゆ゛る゛さ゛ん゛!」

阿光
「という事は、お前はもう心当たり無いんだな」

カウラ
「ないわよ。私だって元に戻っているし、火星達も問題ないはずよ」

阿光
「何らかの理由で魔法の効果が長引いてるのか?」

カウラ
「そんなに長引く事もないとは思うのだけれど……、色々と鏡君で実験し過ぎたせいで延長効果でもついたのかしら。」(肉体に

阿光
「つまり、体が慣れちゃったのか」

カウラ
「若いのに……反動で寿命が短くなったらごめんなさいね」(どんまい、とぽんぽん肩を叩いて

阿光
「……え、そこまで深刻な事?」

カウラ
「冗談よ。……どこまで長引くか解らないのは、少し深刻かもしれないのだけれど」

阿光
「まあ、家の人間は納得してくれたから授業に出れないだけでさほど問題はないが」

カウラ
「授業内容は念話で送ってあげるわ。授業中はどうしているつもりなの?」

阿光
「まあ部室に潜んで居よう」

カウラ
「それが良いでしょうね」

阿光
「この姿ではデートもできんからな。さっさと治さなければ」

カウラ
「気にするのはそこなのね。女の子の鏡君とデートと言うのも興味がないわけではないのだけれど……ちょっと複雑な気分になりそうだわ」

阿光
「気のせいか、この姿になってからお前の胸元に対する視線が痛い」

カウラ
「私って元彼氏今彼女の鏡君より胸が小さいのは別の意味でも複雑なのだけれど……、恋人同士なら気にしなくても良いわよね。触りまくっても。」



[utako] #6割やつあたり



阿光
「ダメに決まってるだろTPOを考えろ」

カウラ
「安心して学校でそんな事しないわ。放課後までそのままだったら覚悟してなさい」(にっこり笑って、両手で何か持ち上げる仕草

阿光
「待て、冷静になって話し合おう」

カウラ
「冷静に情熱的というロマンチックな台詞を残して私は授業に出てくるわね。オホホホ」

阿光
「ここは逃げるべきだろうか……」(汗



[utako] #阿光の貞操や如何に!?



阿光
「まあ、女同士なら体力的にも互角。無理やり押し倒される事はあるまい」



[utako] #放課後までそのままだと検査を題目に工房に連れされマス
[TK-Leana] # まあ、連れ去られるだろうな

朝チュン


[utako] #チュンチュン
[TK-Leana] # ちょま
[utako] #色々端折ってしまった
[utako] #みすみす
[TK-Leana] # 無理やりなんてひどい
[utako] #暫定的に合意と見てよろしいですね!
[TK-Leana] # その場合多分途中で逆転しますよ
[utako] #それはそれでありだ!
[TK-Leana] # カウラが先に失神したので貞操はセーフ



# 阿光
「ぎりぎりの、戦いだった……」

#カウラ
(色々と満足そうにスヤスヤ)

# 阿光
(軽く髪を撫でて、自分も眠りに落ちる)



[TK-Leana] おい中学生
[utako] お泊り禁止だからこんな事には……
[TK-Leana] 日が沈んだ頃には起きて帰るのだろう

再反転



カウラ
(現実。色々触ったりサイズ測ったりして満足げ)「ふぅ……、それにしても本当に長引くわね。これはもう、TS変換しなおした方が良いんじゃないかしら」

阿光
「ああ。もう一回逆転させれば治るという理屈か。確かにそうかもしれん」

カウラ
(ごそごそと棚を漁って、ランプを取り出して擦り……)「ランプよランプ。鏡君を男の子に戻して頂戴」

阿光
「おい、なんかすごく安易なアイテムが出てきた気がするんだが」

カウラ
(ランプの口からTS変換因子が噴出し、鏡を男に、巻き込まれてカウラが男になった)

カウラ@男
「こんなものかしら」

阿光@男
「お前も男になってるぞ」

カウラ
「明日学校行くまでには元に戻るわよ。気にしないで頂戴」

阿光
「お、おう。そうか」

カウラ
「私としてはこっちのほうでも色々試してみたいのだけれど……、またの機会にしようかしら」

阿光
「試すって、戦闘性能とかか?」

カウラ
「そうね。能力に変化はないのかとか、まぁ……色々よ色々。」

阿光
「どうも落ち付かないので出来る限り早く戻ってほしい」

カウラ
「あら。この姿で女言葉が駄目なのかしら? (咳払いして)……イメージとしては王子様系の男子で行けば良いかな? 鏡とリルエムを足して2で割ったぐらいのイメージだ」(顔に手を翳して

阿光
「お前と俺が男同士というのがどうもしっくりこないんだ」(ため息

カウラ
「俺も女同士と言うのははじめしっくり来なかった、暫くしたら慣れた……ゾ!」(無意味にパキューンと撃つ仕草をキメつつ

阿光
「お前が順応力高すぎるんだ……」

カウラ
「日常的に変身技能を駆使している貴様の方こそ順応力が高くても言い位だ。俺は俺で普段は蝙蝠形態へ変化はしているがな」

阿光
「王冠の変身とは事情が違う」

カウラ
「要は意識の問題だ! すぐさま改革しろ! ……それとも、性別が変わった程度で恋人の事が嫌いになったか?」(完全に遊んでるがうるうるとする王子系カウラ)

阿光
「そうじゃない。というか、前提が違う」

カウラ
「なんだ。ノリが悪いな」

阿光
「軽く答えて良い事柄でも無かったからな」

カウラ
「好きに決まっている! と応えたら首に噛み付いてやろうと思ったのだが……、全く。我が恋人なる鏡阿光の何と真面目な事か」(大仰に手を上げて、ベッドに倒れる

阿光
「まあ、元々男同士なら親友にはなれても恋人にはならなかったろうな。多分、そういう選択肢は俺の中には無かった」

カウラ
「眼に浮かぶ、男同士故にまた振り回される貴様の姿が。んっふっふ」(ちょっと素に戻って笑いつつ

阿光
(自分で想像して、容易に想像できたらしいく渋面になる)

カウラ
「はっはっは! 愉快! そう言う世界の俺が貴様の相棒よりも、良き敵となっている事を願いたくなる顔だ!」

阿光
「そういう場合もお前は嬉々として敵対したろうなあ、戦うの好きだから」

カウラ
「それこそ私立探偵部に相対するために……、悪の秘密結社部でも作っていただろうな。」

阿光
「勘弁してくれ……いや、絶対やるなよ。これはフリじゃないからな」

カウラ
「もう引退も近いと言うのに、今からそんな部活を作るはずもあるまい。安心しろ」

阿光
「基本的に愉快犯だから始末に負えん……」

カウラ
「俺が私立探偵部で真面目に部活動に励んだ事に感謝するが良い」(楽しそうに微笑み

阿光
「と言っても、お前も楽しかっただろ?」

カウラ
「他の部活動とは違って大会も発表会もなかったが、それでも尚見劣りのする事はなく、他では出来ない経験の多い有意義な時間であったと思う。」

阿光
「回りくどい言い方をするな」

カウラ
「満悦至極。一刻千金。王道楽土。喜色満面。実に楽しかった。」

阿光
「だろう。誘った俺に感謝しても良いぞ」

カウラ
「夕暮れに先行き悩む少年に助言してやったのは誰だったか……、いや、過去と現在と未来に置いて忘れられない青春を与えてくれたことに感謝しよう。鏡よ」(ふん、と鼻で笑って

阿光
「ああ。俺もお前と一緒に過ごした三年間は楽しかった、ありがとう」

阿光
「まあ、これから10年でも20年でも一緒に居るつもりだから、3年で改めて言うのも変かも知れんが」

カウラ
「変でも構わん、が……せめて、元の姿の時にこう言う事は言って欲しいものだ。戻った時にどういう顔をすれば良いのか解らなくなる」(若干照れつつ髪を払って

阿光
「はは、戻ったらもう一回言ってやるさ」

カウラ
「言わなくとも良い! 全く……、我が恋人の臆面の無さには困ったものだ」

阿光
「お前のそういう顔を見るのは好きだからな。出来れば元の姿で見たい」

カウラ
「……本当に困った者だが、明日まで待て。そして明日には忘れていろ!」

阿光
「そればっかりは、お前の頼みでも聞けんな」

カウラ
「ぐぐぅ……」



[utako] #ころんと背中を向けるように転がってしまう



阿光
(ちょっと面白そうに笑いながらその様子を見てる)


時系列


2013年9月

解説


女になったまま戻らない阿光。仕方ないのでもう一回同じ事をして無理やり戻したり。

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月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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