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狭間06エピソード集

エピソード『飯砂山の助手』




目次





エピソード『飯砂山の助手』


登場人物



緋昏歩
元近衛の嫁の一人。WhiteLineの他界に巻き込まれる。

モノノケ商店街




(何度目かの商店街散策


[arca] #小規模な商店街だと思っていたが路地にもいくつか店があり、奥が深い




「思ったよりもお店が多いわ。路地にも怪しそうなお店があるし…」

「…あ、そうだ。一度いずな教授のところに行こうと思ってたんだわ。あれからどうなったか気になるし」


[arca] #いいずなやま教授
[utako] #いずなやま
[arca] #いずなやまぇ
[utako] #そういえば歩さんも吹利学校の生徒か
[arca] #うむ




「今日を逃すとまた一週間お店だし、ぜんは急げね」


[arca] #吹利大へ歩みを進める


吹利大学



[arca] #吹利大学へ到着し、研究所を探す歩




「学部的にはこの辺のはずだけど…」


[utako] #飯砂山教授の研究室は特に隠れた場所にあるわけでもないので普通に訪ねる事ができた。




「あ、ここね」
SE
コンコン


[arca] #ノックそして反応を待つ



青年
「はい、開いてますよ」

「失礼しまーす」


[arca] #扉を開き入室
[utako] #WhiteLineで合った黒い人型の人の声




「どうも…(このこえ、塔のところで会話した人ね)」
青年
(白衣を着た黒髪の青年、明るい雰囲気の薄そうな人)
青年
「あぁ、この間の」

「はい、実際に会うのははじめましてですね」(ちょっと緊張している


[arca] #大学に行くときはだいぶ地味な格好にしている
[arca] #ロングスカートに白いセーター。めがね



青年
「あれ、実験場の事は話がついたはずなんだけどなぁ。今日は何か話しでも?」

「そういう話じゃなくて、あの後どうなったのかなとか、そういう感じです。本人の顔見ずにそのままというのもなんか気持ち悪いですし」(微笑む

「私、一応ここの学生ですから。失礼なことも言っちゃったし」
青年
「そっか。気にしなくて良いのに。先生は今、隣の部屋で話し合い中だから僕で良ければ説明するよ?」

「そうですか?じゃあ。あとこれ、つまらないものですけど」


[arca] #先日作ったカステラ三本



青年
「これはこれは、ご丁寧に」 (いやぁ、ありがとね、と嬉しそうに

「手作りなので、早めに召し上がってくださいね(普通の男の子みたいね」


[arca] #めがねを両手でかけなおしつつ



青年
「折角だからお茶受けにしよう。ソファーに座って待っててくれるかな」

「はい、お構いなく」(ちょこんと座る


[utako] #暫くしてカステラ切ってでかい湯飲みと一緒に持ってきた。




「わぁ…大きい湯飲み」
青年
「うちではコレを使っててね、それであの後だったね。あの後、先生には交渉の相談をしたんだけどね、上の人から南部の一部を制限つきで解放、他の干渉は一切禁止、って言われちゃってさ。あっという間に撤退処理だよ」

「なるほど…その辺は聞いてなかったけど。やっぱり割譲があったんですね」
青年
「今は解放区だけの干渉しかしてないから安心して貰って良いよ」

「はい、その辺は信じてます」(微笑み
青年
「ただ、外観はなるべく損ねないようにって言われてたんだけどね…落ち水を全部元に戻すのって大変で、一時的にでもって解放区に押し込めちゃってるから見た目凄い事になってて……そっちの人、怒ってない?」

「え、そんなことになってるの?…そういう文句はまだ聞いてないけど……。私的にもそれはそれは早めに何とかしてほしいかも」

「何ならお手伝いできることがあればやりますよ」
青年
「いいよいいよ、色々と秘密の多いものだからね。外観も条約みたいなものでもないみたいだし、ゆっくり片付けていくよ」

「はい、お願いします。たまに見に行ってもいいですか?監視役ってことで」(冗談ぽく
青年
「別に良いんじゃないかな。もしかしたらどこからか漏れてるかもしれないからね」 (ははは、と笑って

「え・・・」
青年
「冗談だよ、冗談」 (ひらひらと手を振って

「は、はい(今夜にでも見に行こう」


[utako] #南部、と言ってもほぼ塔とは反対の位置なので見に行くのに現世時間でも4、5日かかりそう
[arca] #めっちゃ遠い




「塔からどのくらいのところにあるんですか?」
青年
「正確な距離は測定してないから解らないね。測定するには、ちょっと遠すぎるんだ」

「そんなに遠いんだ…どうやって行こうかなー」


[arca] #うーんと考えつつお茶を飲む



青年
「観測写真ぐらいなら送るけど?」

「あ、よければお願いします。移動方法は後々考えよっと」

「それにしてもほんとビックリしましたよ、ある日突然真っ黒ですもん」
青年
「こっちももう少し時間がかかるかと思ってたよ。でも準備が上手く行ったものだからね」 (いやぁ、と笑って

「準備?」
青年
「偵察みたいなものだね。細かいことは秘密だけど」


[utako] #ダークレイダースの事だったりする




「怪しいですねー。あの黒いのことですか?」
青年
「うんうん。じゃなかった、内緒内緒」

「ちぇー」(ぷくり


[arca] #ふくれつつまためがねを両手でかけなおした



青年
「まぁ、そう言う所かな。今は」

「はい。長居するのも悪いし、そろそろお暇しますね」
青年
「うん。また縁があれば、どこかでね」

「はい、縁があったら」(微笑み


[arca] #ゆっくりと部屋を立ち去る




「見るからに普通の人だったけど、変わった雰囲気だったわ」

「そういえば、九十九ちゃんたちは今頃何してるんだろう。元気かなー」


[arca] #そんなことを考えつつ大学を散歩する
[utako] #あの後、めっきり連絡もない。
[utako] #海に帰ったらしい




「どこかの海で大航海としてるのかしら」

「また会えるといいな」


[arca] #ふらふらと歩きつつ、帰宅




「ただいまー」

「さて、仕事しながら明日の献立でも考えよっと」(近衛からもらった羽織を着て火燵にもぐる

時系列


2012年12月

解説


現実世界でWhiteLineの異変の原因と邂逅する歩。

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