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狭間06エピソード集

エピソード『式を来年に控えて』




目次





エピソード『式を来年に控えて』


登場人物



無戸室近衛
もげるべき男。
御堂ロザリンデ花梨
マリッジブルーとは縁のない嫁。今の状況が幸せ。
宮藤乱
恐らく近衛の嫁たちの中で一番常識的に物事を判断できる人。

本文



ローザ
「今年もシュトレンの季節ですわ」


[TK-Leana] # 白い粉砂糖に包まれたドライフルーツケーキを焼いて持ってくる
[TK-Leana] # たしか去年もやってたがドイツでアドベントの日曜に食べるクリスマスケーキである
[utako] #やってたようなないような…



ローザ
「このケーキを焼くとクリスマスという気になりますわ……」
近衛
「もうクリスマスか…」


[utako] #映画制作で3DCGIが一番忙しい時期に



ローザ
「今年は、里帰りどうなさいますか?」
近衛
「毎年恒例になりそうだが……、ローザも卒業前だ。帰って置いた方が良いだろうな」
ローザ
「ええ、婚礼前の最後の里帰りになるかもしれませんし」(少し頬を染める)


[utako] #普通に考えると在学中じゃなくて卒業後だよね
[TK-Leana] # そうだね。でも式場の予約とか考えると流石にそろそろ動いてないとというのもある
[utako] #半年か9月に一度話しがあったからその頃から準備には動いてたはず
[TK-Leana] # んじゃ、大体の日取りはもう決まってると考えるべきなのかな
[utako] #かな
[utako] #新居探す話もあったから卒業前には引越しするかもしれない
[utako] #ローザがヨーロッパ圏だからジューンブライド狙って6月にするには日本じゃ気候合わないので、多分卒業したら4月、5月中には式あげそう
[TK-Leana] # 梅雨の時期に挙式はな
[utako] #台風の中飛ぶブーケ
[TK-Leana] # 実のところ、ローテンフェルトは閉鎖的な文化圏なので純白のウエディングドレスでブーケを投げる風習はないかもしれない
[utako] #式の内容が普通ではない可能性が…
[TK-Leana] # 本来なら血族に迎え入れる儀式と一緒にします
[TK-Leana] # まあ、それ以外は普通の中世貴族風なので。黒いドレスに白いヴェールが正しいのかな
[utako] #嫁入りだと寧ろ近衛の家の方のやり方になるのか、とも思ったけど挙式が吹利なので若い人にお任せ。
[TK-Leana] # さくっとググってもドイツの貴族がどういう衣装で結婚してたのか出て来ないのでとりあえず保留にしとこう



近衛
「婚礼前の最後か…、もう一回ぐらいは……大河さんに挑んどくかねぇ」
ローザ
「ふふ、応援してますわ」


[TK-Leana] # 嬉しそうに



近衛
「一度負けた分、気楽にやるさな」
ローザ
「お父さまは強いですからね」
近衛
「だろうな…、自滅したせいで力の加減も見られなかったのは幸いさ。再挑戦するだけの気概は残った」


[utako] #ちょっとコンビニに行って来る、というぐらいに気軽そう



ローザ
「では、今度こそ折れてしまわないようお祈りしますわ」
近衛
「さっさと折れちまった方が、楽なんだろうがなぁ…」
ローザ
「あら、わたくしは楽でない道を突き進む近衛さんの事、嫌いではありませんわよ」
近衛
「楽な道を進む俺が居たら?」
ローザ
「今からでもそうします? 花嫁は一人の方が楽だとおもいますよ?」(からかうように)
近衛
「それは楽な道でもねぇさ」
ローザ
「そうです?」
近衛
「そうさな。質が違って同じ秤じゃ量れねぇさ」
ローザ
「そういう回答拒否はずるいと思いますわ」


[TK-Leana] # つーん



近衛
「月並みだがな、それも答えさ」 (肘を着いて、微笑みながら
ローザ
「でも、まあそうですね。人一人の人生を背負うのに、苦楽の量を計ると言うのも無粋だったかもしれません」
近衛
「苦楽の量なんてな気にしないで良い程に幸せに塗れてる方が良いんだろうが、どうにも上手くはやれんもんだな」
ローザ
「あら、こんな良い女が隣にいて幸せじゃないと?」
近衛
「俺は居てくれるだけでも幸せでならねぇさ」
ローザ
「わたくしだって、四畳一間で銭湯通いでも別に気にしませんわ」
近衛
「四畳一間なんて子供と嫁さんとメイドと俺が入ったら、窓から誰か落ちるじゃねぇかい」
ローザ
「まあ、そうですけど」
ローザ
「例え話です、例え話」
近衛
「そんな無茶な状況で気にしねぇと言われても、俺が幸せにはならねぇからな。それなりに見合うだけの環境を用意しねぇといけねぇって事さ」
ローザ
「殿方の見栄というのも厄介なものですわ」(嬉しそうに)


[TK-Leana] # 向上心がある人は好きです



近衛
「格好ばかりと言われんようにする努力もするから、勘弁してくれ。(楽しそうに笑って) 然しまぁ……四畳一間か」


[utako] #何やら思いついた様に顎を撫でて



ローザ
「どうかしました?」
近衛
「一畳が90*180で、ローザが大体165cmだったよな……一畳じゃ、狭い…縦敷き二畳横敷き一畳の…三畳、はちょいと広い。一畳と半畳で……調度良いか、そっちのほうが畳を変える手間も少なくて済みそうだしな…」
ローザ
「?」
近衛
「寝室の案」
ローザ
「一畳半ですか?」
近衛
「狭い寝室さな。高さは完全に立てねぇぐらいが良い。茶室みてぇな窓をつけて換気はできるようにするが臭いはできるだけ篭る作りにして………そんなの家に作ったらカウラに爆破されちまうのがオチかもしれねぇが」
ローザ
(想像ちう)「……そ、それは何をするための寝室でしょう」
近衛
「何、ちょいと2、3日篭る庵みてぇなもんさ」
ローザ
「二、三日……」
近衛
「そう言う趣向を思いついただけさな。土地が余って、気が向いたら考えるかねぇ」


[utako] #顎を撫でながら片目を瞑り



ローザ
「もう、いけませんわよそんな狭い場所に。何人で籠るつもりですか」
近衛
「今のは精々2人だな。大きい物なら最低八畳は欲しいさなぁ」
ローザ
「大部屋も作る気ですか」
近衛
「考えさ。狭庵は面白そうだが、大部屋になると…今一イメージが固まらねぇ」
ローザ
「せめて防音設備はしっかりしてくださいね、もう……」


[TK-Leana] # ちょっと困り顔



近衛
「とりあえずは、作っても良いんだな」
ローザ
「知りません!」


[TK-Leana] # 黙認



近衛
(少しだけ笑って) 「しかし冗談は置いておくとして、近いうちに紹介してもらった物件でも見に行こうかね」
ローザ
「ええ。そうですわね」


[TK-Leana] # 微笑み



近衛
(知り合いの不動産に紹介された曰く着き物件のうち、庵が作れそうにない物件は内々のうちに弾いてる)


[TK-Leana] # こいつw
[utako] #いかがわしい考えを抜いても、隠れ家的なものを作りたいの!
[utako] #て言う事にしておく
[TK-Leana] # どう考えても最終的にいかがわしいものになるのは目に見えて
[utako] #(´⊃ω⊂`) 見えないー、見えてないー



#乱
「……いかがわしいものにはならなくてもいかがわしいことに使うのよね、あんたは」
#乱
「狭いとこに全員連れ込んで圧迫祭りとかするのよ、絶対。見える~見える~」
#近衛
「淫・乱…」


[kurov] #手広げて指ぴろぴろ



# ローザ
「圧迫?」


[TK-Leana] # 首をかしげる



#乱
(ドガスと脳天にチョップ)「あんたには負けるわ!」
#乱
「ローザさん、だめよこいつ調子に乗らしたら。際限ないんだから。狭い秘密基地で済めばいいけどエスカレートしたら五重の塔にしてしぼう遊戯とか始めるに違いないんだから」
#近衛
「」
# ローザ
「まあ! それは楽しそうですわ」
#近衛
「確かに楽しそうだな」


[TK-Leana] # むろん、エロくない意味で



#乱
「……そういえば似たもの夫婦だったわね、あんたたち……」


[kurov] #このえはえろい意味に違いないので激流に身を任せどうかしている



#近衛
「もういいってぐらい満足して貰えるもんを考えねぇとな」
#乱
「どエロ」(ジト目。だがちょっと頬を赤らめて)
#近衛
(がんばるぞー)


[utako] お父さんはやる気だね!
[TK-Leana] # ヤる気だ


時系列


2012年12月

解説


結婚式を来年に控えた近衛とローザ。そういえば、ローザ以外の面子は結局どう式を挙げるのだろうか。

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月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
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