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狭間06エピソード集

狭間グルメ奇譚『ファンタジーグルメ』


目次


登場人物

緋昏歩
アネモネラウンジの店主。記録屋
坂崎つかさ (旧サイトDB)
性別不詳、年齢不詳の売り子さん。

本文

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<arca> #夕暮れの街角

    歩:「食べ物系の情報を求めてとりあえず外に出てみたけど、さすがに無謀だったわね。」

<arca> #食べ物情報掲載とを見てはみた物の、目当ての類いの情報は皆無だった
<mikeyama> #遠くから何故かチャルメラの音色が響く

    歩:「情報屋の伝手でいくつかの目ぼしはあるけど…あら、チャルメラの音。」
    歩:「ラーメンの屋台かな?」

<mikeyama> #行ってみますか 行ってみませんか

    歩:「物は試しね。」(チャルメラの音の方へ向かう

<mikeyama> #角を曲がった先にのぼり2本を背中にしょい、クーラーボックスを前に担いでいる謎の人物が・・・
<mikeyama> #のぼりには「ファンタジーグルメ。」「信じるかは貴方次第。」と書いてある

    つかさ:「え〜おいしいおいしいファンタジーグルメだよー!若い子にバカウケだよ〜!」
    歩:「あれ…ラーメン屋とは違うみたいね。」

<mikeyama> #チャルメラは足元のラジカセから流れてくるようだ

    つかさ:「メニューは何と10種類もあるよー!しかもやすいよー!」

<mikeyama> #歩に気付いていないようだ

    歩:「見るからに変な出店ね…ちょっと様子をみてみよっかな。」

<arca> #近づいていく

    つかさ:「ナウなヤングにバカう・・・あ!」

<mikeyama> #発見されたようです

    つかさ:「お客さん一つどうですかー?」
    歩:「んーと、何のお店なんですか?」
    つかさ:「ファンタジーグルメだよ!未知の世界の大冒険を彷彿させるラインナップだよ!」

<mikeyama> #さっきまで大声出してたせいで、まだ声量は大きい

    歩:「ファンタジーグルメかぁ…おもしろそうですね。」
    つかさ:「はい!夏休みなのでナウなヤング・・・じゃなかった若い層に向けて展開してます!」とメニュー表を渡す

<mikeyama> #読みますか 読みませんか

    歩:(メニューを受け取る
    歩:「なにがあるかのかしら。」

<mikeyama> #5品ほどの品名がかいてあります
<mikeyama> #1.マンドラゴラ入りおでん
<mikeyama> #2.魔女のシチュー
<mikeyama> #3.退魔ピッツア
<mikeyama> #4.焼きドラゴン串
<mikeyama> #5.たこ焼き

    歩:「一つだけ偉く普通なのがあるわね…。」

<mikeyama> #他にも何か書いてありますが日本語でないので読めません。もしかしたらデザイン的で意味はないのかも

    つかさ:「どれですかー?」
    歩:「とりあえず全部下さい。」
    つかさ:「え・・・?」
    歩:「どんなものか分らないし…食べきれない分は持ち帰っても大丈夫ですか?」
    つかさ:「あ、うん・・・。なんかこうツッコミとかは・・・?」
    歩:「あはは…実はですね、調度こういう不思議な食べ物を探してたんですよ。」

<arca> #期待されていた反応をすれば良かったかな?とちょっと困り気味に微笑む
    つかさ:「いや、ボクも最近ファンタジーっぽいゲームが多いから流行ると思って売り出したものの、さっぱり売れなくて・・・。」
    つかさ:「とりあえず、全部説明させて下さいっ。」
    歩:「あ、はい。お願いします。」(ぱちぱち
    つかさ:「マンドラゴラ入りおでんは、かの有名なマンドラゴラを極秘ルートで入手しまして、一見ニンジンばかり入ったおでんですが、美容と健康、もしかしたら不老不死もあり得る一品です。」
    歩:「本物が入ってるんですね(これは普通のお客さんは来ないわ)。」

<mikeyama> #といってクーラーボックスから、コンビニおでんにありがちなちょっと大きめのカップヌードルぐらいの大きさの容器を取り出して渡す

    つかさ:「信じるかはアナタ次第です。」(ここでわざとらしくウインク
    歩:(容器をみつつ微笑む
    つかさ:「次は魔女のシチュー。知り合いの魔女のおばあさんに作ってもらったシチューです!一度トリコになるともう大変。食いしん坊の方にはオススメできません!」

<mikeyama> #といってクーラーボックスから、またコンビニで打ってそうな容器を取り出して渡す。フタは透明になっていて一見ビーフシチューのようだ

    歩:「良い色ね、なんだか親近感がわくわね。」
    つかさ:「親近感・・・ですか?」
    歩:「え?ああ、私もよく、こう言う田舎っぽい感じにつくるから。」

<arca> #魔女なので歩が作っても魔女のシチューになりそうだ
    つかさ:「ほえー(ビーフシチューが田舎っぽい?)。」
    つかさ:「えっと、次は退魔ピッツア。これはニンニクと神に祝福されたオリーブオイルをふんだんに使ったピッツァで、チーズで十字架のデザインがはいってます。」

<mikeyama> #宅配ピザのSサイズぐらいの箱を渡す。開けると確かに説明されたままのデザインだ

    歩:「とても効きそうなビジュアルね。」(微笑み
    歩:「ニンニクもけっこう利いてるわね。」
    つかさ:「エクソシストが退魔の仕事に出かける際に振る舞われたという伝説があるとかないとか。」
    歩:「へえー…。」(めもめも
    つかさ:「次は焼きドラゴン串。ドラゴンの肉を焼き鳥のように串に刺し焼き上げた一品。今回のドラゴンは火山に済んでたの調理が大変でした。」

<mikeyama> #済んでた→住んでた
<mikeyama> #といってプラスチック容器に5本ほど入った焼き鳥にしか見えないものを渡す

    歩:「見た目は本当に鶏肉っぽいわね。」
    つかさ:「シチューを作ってくれたおばあさんに魔法の火を借りて調理したのでこんなにおいしそうに出来ました。」
    歩:「ドラゴンのお肉は調理が大変だものね。」(うふふ
    つかさ:「氷山に住むのは比較的加熱調理が楽と聞きますが取り扱ったことがないのでっ。」
    歩:(一口食べる)「味も鶏肉そっくりね…。」(もぐもぐ)
    つかさ:「えーと・・・今回のドラゴンは・・・食べやすい種類のものなのでそう感じるかも知れませんね!」
    つかさ:「最後にたこ焼きですが・・・なんと中にクラーケンが入ってます!」
    歩:「まあ。」
    歩:「でもあんなに大きいと大味にならないかしら?」
    つかさ:「バカでかいクラーケンから1匹数キロしかとれない超レア部位を使ってますので柔らかくておいしいです。」
    歩:「そんな部位があるのね…。」
    つかさ:「はい!」
    つかさ:「以上、5品全てお渡ししましたっ・・・。」
    歩:(もぐもぐ)「おいしいわ、冷めちゃってるのが少しもったいないわね。」
    つかさ:「(・・・何の臆面もなく食べてるぅ!」
    歩:「おいしさが分れば売れると思うけど、何せダ前が名前だしね…お店を構えられればいけそうな気もするけど。」
    歩:「おいしさが分れば売れると思うけど、何せ名前が名前だしね…お店を構えられればいけそうな気もするけど。」

<arca> #修正

    つかさ:「いやー、これほとんど食材がレアなんでなかなか採算が取れなくて・・・。今回もたまたま手に入れた食材を売ってるだけですし。」
    歩:「確かに、本物なら大変な物よね…あ、そうだわ。私は緋昏歩って言うの、お名前を伺っても良い?」
    つかさ:「あ、ボク坂崎つかさっていいます。」
    歩:「坂崎、つかささんかー…いい名前ですね。」(微笑み
    歩:「。」
    歩:「私の事は歩でいいです。とてもおもしろい料理で、楽しかったわ。」
    つかさ:「ありがとうございますっ。いつもはいろんなところでアルバイトとかしてるんですが、今回は普段出来ないことをやってみようとおもって。」
    歩:「そうだったの…。私は、近くの六結商店街(モノノケ商店街)で喫茶店をやっているの。」
    歩:「こう言う売り方も良いものね。」
    つかさ:「へー喫茶店ですか!ボク、食べるのも好きなので今度お伺いしますよ。」
    歩:「ほんと?うれしいわ。さっきも言ったけど、今こう言う珍しい食事どころとか、食材の情報を探してるのよ。」
    歩:「そう言う情報とか、詳しそうな知り合いとか良ければ聞かせて。」

<arca> #ゆったりと温和そうな雰囲気

    つかさ:「あ、そうなんですか!ボクも結構食材探してて、教えられる範囲で今度情報交換しましょう!」

<mikeyama> #つかさちんにはイロイロ(イロイロの中身は未設定)あって今は話できないのだっ

    歩:「ありがと…あ、これは住所と連絡先ね。」

<arca> #とても素早い筆致でメモを書きわたす
<arca> #その間0.5秒

    つかさ:「ハヤッ!・・・すげーカンペキに書いてある。ボクは・・・ひとまず携帯番号でいいですか?」
    歩:「ええ。」(ケータイを取り出し
    つかさ:「ありがとうございますっ。あ、そだ!どうせなんでこれ全部貰ってください。」(担いでたクーラーボックスをどかっとおく
    歩:「交換完了……んー…(男の子かしら、女の子かしら)。」
    歩:「え?…でも、今は損なにもちあわせが…。」
    つかさ:「いいですいいです!どうせこのままだと売れないで腐っちゃいますので貰って下さい。」
    歩:「そう?じゃあいただくわ…ドラゴン串は私で食べないとダメね…。」

<mikeyama> #クーラー開けるとさっき渡したのが4セット分丸々入っている

    歩:「結構な量ね。」
    つかさ:「実は家にも食材だけならもっとあるんですが・・・まあ自炊で減らすのでなんとかなります。」
    歩:「うふふ…がんばってね。持ってきてくれれば私も何か作るわ。」
    つかさ:「分かりましたっ。それじゃまたっ。」(のぼり2本だけを肩に担いだまま風のように去って行く
    歩:(手を振り見送る
    歩:「…荷物が出来ちゃったし、今日は引き上げようかしら。」

<arca> #荷物をまとめて帰路につく

<mikeyama> #後日談

    つかさ:「はっ、1セット分だけでもお金もらっておけばよかったっ。」

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時系列

8月上旬。

解説

食べ物の情報を求めていたら街角にて『ファンタジーグルメ』なる触れ込みを目撃する。

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