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狭間06エピソード集

エピソード『春休み即席チームB&W』




目次





エピソード『春休み即席チームB&W』


登場人物



秋葉山小鉄

タクトレ同好会2年

藍染秋音

タクトレ同好会2年

鳥居原緒繰

科学部空想科学班2年


小鉄/ブラックローチ+秋音/ワイルドワイルドウェイストランダー・1



[utako] #春休み頃



小鉄

(3年に上がる前に仕事人のランクを上げようと、せっせとバイトに励む)



[arca_] #やや休み



小鉄

(メッセンジャーをメインに時々中位の仕事を受けて失敗したり成功したり)

小鉄

(ぼちぼちの業績ではあるがあまり目立った所もなく……中々Eランクに上がれずにヤキモキしていた)

ワイルドワイルドウェイストランダー(以下WWW)

(ビルの上から様子を見張っている

小鉄

「Dの仕事をひとつ受けて……成功したらEに上がれっかな……」(任務のリストを上から下へいったり来たり

小鉄

(ぴたりと操作が止まり、視線を感じてパッと全然違う方向を見る)

WWW

「気配を感じたようだが、全然違う所を観ているな……」(ビルの上から眺めつつ

小鉄

「……猫かな。ナオーン」(何もいないほうに鳴きまねしてる

ブルースティンガー(以下光秀)

(WWWの隣にヒュンッと現れ)「……秋音。何してるの」

WWW

「トキネではない、終末の荒野をゆく戦士、ウェイストランダーだ!」(ポーズ

光秀

「ウェイストキネー、コテツはあれ何してるの? ……新手の宗教?」

小鉄

(ナオーン、ナオーン)

WWW

「私の気配を猫と勘違いしているのだ」

光秀

「……肉食動物の気配を」

WWW

「ふふふ、狙った獲物はデスクローで一撃だ」

光秀

「……一撃妖怪、ウェイストランダー」

WWW

「妖怪ではないぞぶるーすてんがーよ」

光秀

(ポーチからパチンコ玉を取り出して、指で弾いて飛ばすと奇妙な軌道で落下して行き、猫真似小鉄のお尻にズドンと当たる)

小鉄

(ニャ゛ォ゛ォ゛ォ゛ン゛)

WWW

「ナイショッ!」(フォーとてんしょんあがる

小鉄

(きょろきょろと周囲を確かめて、ボボボッと幾つかの使い魔を召還し、周囲を調べさせ始めた)

光秀

「……逃げよ」



[utako] #とててて



WWW

「タダのいたずらガキ大将かよ」



[utako] #ピョンッと光秀がどこかへテレポートして消えると同時に、ビルの屋上にコテツの使い魔の小動物が現れた



WWW

(小動物に手を振る

小鉄

「見つけたぜ! ……って、アイツ。この間の……」

WWW

「ふはは、猫の鳴きまね……なかなかのものだったぞ!」

小鉄

「覗き見野郎め! 降りて来い! この間の借りも返してやる!」(ぴょんこぴょんこ

WWW

「君とやり合う気はないぞ。更に付け加えると、むしろ借りがあるのは私の方だぞ。誰彼構わず攻撃するもんじゃあない」

小鉄

「そうだっけ……」(何だかんだで2月程も前になるとうすら覚え

WWW

「記憶力も悪いのか君は」

小鉄

「光……ブルースティンガーに逃げられた事が衝撃的で……それに同業者なんて一々覚えてられねーよ。皆横文字名前で覚え難いンだよ」

WWW

「昭和の化石みたいなことを言うんじゃあない」

小鉄

「こちとらバリバリの2000年ベイビーだバカヤロー! テメーが下りて来ないなら……」(ホルスターから銃を抜いて頭に構え

WWW

「無抵抗の相手に銃を向けるとは! なんてヒドい少年だ!」

小鉄

「人のケツに銀玉ブチ込んで何言ってやがる!」(銃から体に情報コードが流れ、発砲―――弾丸の軌跡に乗って変身したガンランナーの姿でビルの屋上に着地した)

WWW

「それは私ではない」

小鉄

「参上! ガァァァアアン……ランナァッ!」(土俵入りのポーズ

小鉄

「まさか……猫に化けた資格か。暗闇に潜む巨悪の尖兵が……俺のケツに銀玉を……」

WWW

「ぶるーすてんがー君の仕業さ。さっきまでそこにいたが逃げていったぞ」

小鉄

「あの野郎……今度会ったらお下げを捻り鉢巻にしてやる・……許さンぞォッ」(余程痛かったらしい

WWW

「君はもう少しスピーチスキルも磨いた方が良いな」

小鉄

「そんなのグッドネイチャード野郎が上げとけばイイんだよ。俺はトリガーディシプリン派だ」

WWW

「そんな考えだと後々損するぞ、脳筋の私が言うんだから間違いない」

小鉄

「敵を作り易い性格っつー事かよ。それ」

WWW

「私は嘘は言っていないが、さっきもほいほい私はやってないという言葉を鵜呑みにしていたな。悪意のあるヤツだったら危ない所だぞ」

小鉄

「悪意のあるヤツだったら俺が見つける前に逃げるか、はじめにもっと酷い事してンだろ。多分」

WWW

「悪の手先を言う物はそんな単純な行動ばかりしてくる訳じゃないぞ。日曜七時とは違うのだ」(ポーズ

小鉄

「日曜七時みてーな格好してるくせに良く言うぜ。だケドまぁ、一度は戦った仲だ。忠告は聞いといてやるよ」

WWW

「精進すると良いランクFくん」

小鉄

「……テメー、ランクいくつだよ」

WWW

「あまり興味ないんだが、Dだったかな」

小鉄

「ほ、ほぉーん。まぁ高いじゃん……Dか」



[utako] #別に凄くねーし、と足元見ながら鳥の糞蹴飛ばしてる



WWW

「そういえば、君は端末でD任務をじろじろエロ本を買うタイミングを伺うようにみていたな!」

小鉄

「買わねーよ! じゃなくて……覗き見してンじゃねーよ!」

WWW

「覗いていた訳じゃない。私が見下ろしている所で君がもじもじしていただけだ」

小鉄

「十分異常だろ……、つか俺のセレクト何か別にイイだろ。Dランク様は日常業務だろ」

WWW

「遊びで受けてみた物は中々手応えがあったぞ」(ふはは

小鉄

「遊びで……」

WWW

「君もがんばりたまえ。仲間でも作ってやれば楽になるぞ」

小鉄

「楽したいから仲間に頼るンじゃ俺が目指してる所には届かねーンだよ。……仲間に頼って大変そうな任務に挑んでみるか」

WWW

「私でも良いぞ」

小鉄

「お前は別に仲間じゃねーだろ。寧ろライバルだ。商売敵だ」

WWW

「まー固いことを言うな。一人でやっててもつまらんのだ」

小鉄

「……仕方ねーな。せめてCに上がるまでは一人でやるつもりだったンだケド……これも経験だよな」

WWW

「がんばりたまえ。部長にふさわしくなれるようにな」

小鉄

「おう! ……おぅ?」



[utako] #何で知ってンだ? と首を傾げ



WWW

「ではこれは私のプライベートコールだ。さらばだ」



[arca_] #サンダーバードのようにカウントダウンが始まり、0になると脚からロケットを噴射して飛んでいった



小鉄

「変なヤツだなー……」



[utako] #見送る



小鉄

「……チームは先輩達と以来か」



[utako] #感慨深く思い出しながら小鉄も帰る


小鉄+秋音+緒繰-ガンランナー



[utako] #タクトレ同好会



小鉄

「ヘェ……ンシンッッ!! ガンッランッナァー!!!」(調整する為に変身して一々ポーズ決め

秋音

「それいちいち叫ばないとダメなの?」

小鉄

「野球部とかのファイォーみてーなモンだよ。声出し」(首の後ろのUSB端子にケーブル指して



[utako] #スマホに入ってるシステム変更アプリで設定をいじる



秋音

「スマホも充電できそウ」

小鉄

「どーだろ。こいつ電気で動いてるわけじゃねーだろーし……そう言えば動力何だろな」

秋音

「寿命とかじゃなイ?」

小鉄

「いやいや、まさか(ハッハッハ、と笑って)……マジで寿命じゃねーだろーな」



[utako] #良く分からないのでそんな気がしてきた



秋音

「スーパーウルトラダイナモ発電とか? 動いてないと死ぬヤツ」

小鉄

「何で結局死ぬ感じになってンだよ……」

緒繰

(扉バーン)「その疑問にお答えしよう!」

秋音

「人類が滅亡するの?」

緒繰

「な、何だってー!! ……ではないから安心しろ。」

小鉄

「やっぱり寿命で……」

緒繰

「それも違う。」(借りてたミリタリー雑誌を棚に戻しつつ)

緒繰

「小の字にそれなりの実力を与えてくれる天の恵み(ガンランアー)の動力は、端的に言えば私だ」

秋音

「オクリの寿命?」

緒繰

「人間が生涯で生成できるエネルギーから見れば、そう言えなくもない」

緒繰

「ただし、発動や小の字のスペックを超える際のブーストに私が影響を及ぼしているだけであって基本的なエネルギー源は小の字なのだよ」

緒繰

(小の字を生贄にしてガンランナーを召還! と白衣をはためかせてポーズ取ってる)

秋音

「ジゴロ変身って訳だネ」

小鉄

「何だよそのジゴロ変身って……」

秋音

「女の援助でパワーアップするから、ジゴロ」

緒繰

「言い得て妙だがその通り」

小鉄

「……」(マスクに隠れて見えないが複雑そうな顔してる)

緒繰

「初めは私もボランティアでやっているつもりだったが……小の字、最近スーツの使用頻度が多くはないだろうか」

小鉄

「春休み入ってバイトで使ってるし……結構多いかもな」

緒繰

「運転中は小の字が動力だとしても、始動やブースト時には私にも影響が出る。ぶっちゃけ、スーツをポンポンと使われると私が疲れるのだよ。小の字よ」

小鉄

「……それで、返せってか?」

緒繰

「返却も手だがね。……」(何してもらおうかなーと企んでる眼鏡)

秋音

「これは高利貸しの目だヨコテツ」

小鉄

「報酬の4割を渡せとか言う野郎の目だな……」

緒繰

「生憎金銭には困ってない、が……R何指定までの貸しなら返せるだろうか」

小鉄

「返ッ却!」

緒繰

「なん、だと……」

小鉄

「何指定もあるかバカヤロー、ダチに助けて貰うのはまだ良しとして、女に払えるものがあるほど俺は男じゃねーンだよ!」(変身を解いてデバイスをポイッと返す

緒繰

「……予想外デース。中学三年生の男子が女子からエロい事しよーぜと言われて断るなんて……まさかホモなのか。コイツは」(困惑の眼差しで秋音を見てる

秋音

「エラソーに言ってるけど、全然かっこ良くないよコテツ」

小鉄

「うるせー! その辺はまだカッコウ良くなくてイイんだよ! 男はまず内側を磨く所から始めンだよ!」

秋音

「変身できないと困るんじゃないノ」

小鉄

「こ、困らねーよ。別に……俺の実力もまーまーだし」

秋音

「まーまー?」

小鉄

「……それなり」

緒繰

「こんな狭い部室で金髪ハーフのボインの陰謀と日夜部活に励んでる癖に、女子に興味ないのか! 小の字! おっぱいか!? 金髪か!?」

秋音

「陰謀じゃないヨ」

緒繰

「統計的におっぱいの片方には誘惑、もう片方には陰謀が詰まってると出ている……」

小鉄

「マジかよ……」

秋音

「詰まってるのは夢と希望だヨ」

緒繰

「アンパンマンか……」

小鉄

「……どっちにしても、スーツはその内返すつもりだったし。少し早まったと思えば別になんてねーからな」

小鉄

「今まで色々役立ったし、むしろサンキューな」

緒繰

(秋音の乳を下から軽く持ち上げて重さを確かめつつ、シリアス顔で)「……小の字がそう言うなら、返却を受けよう」

秋音

「くすぐったいヨ」(胸筋ぴくぴくさせて揺らす

小鉄

「……もう少しまじめな空気できねーのかよ。お前ら」(額を抑えながらため息

秋音

「それよりコレから変身しないでどうするノ」

小鉄

「何とかなンだろ」

緒繰

「……デバイス、預けておこうか?」(秋音に差出し

秋音

「受験勉強かヨ。とりあえず持っておくヨ」

緒繰

「最悪、動体が真っ二つに分かれるような事があっても、デバイスで強制的に変身させてやれば30分は寿命が延びるだろう」

秋音

「やったね、切断マジックできるヨ」

小鉄

「やめろよ。縁起でもねーよ。フラグ立てンなよ」

秋音

「もう少しちゃんと考えたらやめてあげるヨ」

小鉄

「ちゃんとも何も……、正直藍染がバイトに参加するようになればスーツが無くてもどうにかなりそーだろ。2年近く訓練してきたンだ。」

小鉄

「俺達の連携がスーツに負けるわけねーだろ」

秋音

「私だよりか! 嬉しいこと行ってくれるじゃなイ」

秋音

「でも何とかなるって言うのは長年なんとかして来た漢がいう台詞だヨ」

秋音

「その辺覚悟しとけよナ」

小鉄

「ハンッ! 高い樹に登って降りられない時には俺は何度も言ってきた男だぜ。覚悟なんかいらねーよ」



[utako] #「何とかなる……何とかなる……」(樹からピョーン)



秋音

「なんとかなってねぇヨ、上る前に気づけヨ!」

緒繰

「……私のスーツが劣っていると言われた気がしたのだが」

小鉄

「え、いや……」

緒繰

「……私のスーツがLOSER? 劣化版? アニメ化して叩かれるメディアミックスだとでも……?」

小鉄

「それは言ってねーよ」

秋音

「正直めっちゃ助かってたヨ。へなちょこさに気を使わなくてよかったし」

緒繰

「当然! 私のスーツは万能を目指す過程にある! 小の字をフォローするぐらい、容易! その内、スーツを脱いでごめ゛ん゛な゛ざい゛ィさせてやるからな!」

小鉄

「お、おぅ……」

秋音

「ショットガンで撃たれたら誰でもごめんなさいするヨ」

小鉄

「ごめんなさいできる状態だったらな……」

秋音

「良い子ならできるヨ」

緒繰

「武器については少しは勉強しているが……(ピコンと思いついたように顔を上げて) ……まぁ、考えておこう。」

小鉄

「ろくでもない事は考えなくてイイからな……」

緒繰

「それでは失敬、タクトレ同好会諸君」(最後に秋音の胸に顔を埋めてから、白衣を翻して出て行った

秋音

「おっぱいを弄ばれたヨ」

小鉄

「……そうだな」

小鉄

(なるべく気にしないようにした)

秋音

「次は一体何を持ってくるのかな……荷電粒子砲かな?」

小鉄

「どーだろな……反動がない銃とか、インテリが使っても疲れない銃とか、そんな類じゃねーの?」

秋音

「ロマンとは違うね……」



[arca_] #パイポジ直しながら



小鉄

「荷電粒子砲もロマンとは違うだろ……」

秋音

「超破壊力はロマンだよ!」

小鉄

「リボルバーとかで我慢しとけよ」

秋音

「リボルバーはまた別のロマンだヨ。むしろ美学」

小鉄

「細分化されてやがる……、俺はコンパクトで使いやすい機能美の方が好きだな」

秋音

「小口径でがんばりたまエ」

小鉄

「大口径は胃袋だけに……、さぁ、活動活動。春休みだからってメニューは変わらねーぞー」

秋音

「お花見は?」

小鉄

「お花見と言う名のBBQか?」

秋音

「桜チップでスモークした肉はうまいヨ」

小鉄

「美味そうだなー……桜が綺麗な頃になったらダディにBBQやろーって言ってみよーぜ。喜んで肉を提供してくれるはずだ」

秋音

「もう準備してあるよ」

小鉄

「……万年準備してるんじゃねーだろーな」

秋音

「冷蔵庫で熟成されてるヨ」

小鉄

「……BBQ家族め。準備できてるなら……後は桜待ちだな」

秋音

「楽しみだ」(ストレッチ

小鉄

「食ってばっかじゃブクブク太るだけだ。花見までしっかり運動すンぞー」

秋音

「運動が最高のスパイスだよ」


小鉄+秋音



小鉄

(トレーニングを終えてバイト服に着替え、ポチポチとメールを打ってる)

秋音

(トレーニング後のプロテイン飲んでる

小鉄

(チャレンジ精神強めに、いつもとは違う高めの任務を選択して認証を待ち……)「……何飲んでンだ? それ」

秋音

「思春期ビンビンの身体に合わせたスペシャルドリンクだってダディが言ってたヨ。飲む?」

小鉄

「あのダディが作ってただのバナナジュースってオチもねーだろーケド……ちょっと頂戴」

秋音

「ハイ」(シェーカーボトルを渡す

小鉄

(受け取って恐る恐る啜る)



[arca] #粉っぽいココナッツジュースの味と身体の芯から暖まってくるような感覚がある
[utako] #鏡を振り返るとそこに肉体だけダディになった小鉄と秋音の姿が……



秋音

「あんまり飲むと鼻血出るヨ」

小鉄

「あれみてーだな。小学校の給食のときに出た溶かすココアとかバナナミルクとか、アレ系」



[utako] #ダディ汁の味少し気に入った風に返し



秋音

「筋力アップするヨ」

小鉄

「どうりで。最近、藍染の首が一回り太くなってきたような気がするわ……」

秋音

「そうかな? 身長も伸びたから普通だと思うけド」

小鉄

「あんまり鍛え過ぎると男性ホルモンが出てきて髭が生えるって、最近ネットで読んだぞ」

秋音

「ボディビルやる訳じゃない身体大丈夫だヨ」(スペシャルドリンクを冷蔵庫にしまいつつ

小鉄

「数年後にはダディの隣にドーターダディが並ぶホラーにはすんなよ……」

秋音

「私はマミィ似だヨ。超美人になるよ」

小鉄

「予定は未定って言うよな」(頷き、返ってきた中位の任務受領のメールを確認して、わずかに表情が締まる)

秋音

「またぽち袋配達?」

小鉄

「いや、今回は……捕獲っつーか。保護っつーか……生き物相手のちょっと難易度高いヤツ」(続けてWWW宛に任務の協力依頼のメールを送信

秋音

「チュパカブラでも捕まえるのかナ」

小鉄

「それって南米のUMAだろ……怖過ぎンだろ」

秋音

「吸われるヨ」

小鉄

「今回のはそう言うのじゃねーよ。(一応極秘である為、秋音には見えないように任務の概要にあるターゲットの写真をみつつ……)……多分、犬っぽい動物だな。結構大きいっぽい」

秋音

「クマかな?」



[utako] #秋音がバイトで使う黒携帯を所持していたらブブブッと小鉄からのメールが届く。



小鉄

「……クマは捕まえたくねーな。面倒事が増えそーじゃねーか」

秋音

「麻酔銃用意しないとネ」(こっそり端末見ながら)

小鉄

「麻酔はねーケド……ワイヤーと睡眠薬、道具に増やしとくわ」(ロッカーからメディックポーチとワイヤーリールを取り出して鞄に突っ込む

秋音

「ちゃんと準備しろヨ」

小鉄

「俺だって身一つで捕獲する術ぐらいあンだよ。……これは保険」

秋音

「キンタローのクマ相撲とか?」

小鉄

「身一つ、つっても体張る方法じゃねーよ……クマ何か素手で相手できるか」

秋音

「ふーん。良い肉取れたらちょうだいネ」

小鉄

「捕獲か保護が仕事だよ。捕殺は任務外……っと、そろそろ行くわ。鍵締め頼んでイイか?」

秋音

「良いヨ」

小鉄

「さんきゅー、遅くならねーよーに帰れよ。」

秋音

「コテツもな」

小鉄

「俺は帰るの遅くなるケド、イイんだよ。今日オジさんも帰り遅いらしーから夜遊びしてもバレねーし」

秋音

「不良みたいなこと言ってるよ」(ケケケ

小鉄

「中3だぜ、深夜に抜け出してコンビニに肉マン買いに行くぐらいするぜ」(ハンッと鼻で笑いながら

秋音

「マジかよ焼きそばパンも頼む」

小鉄

「炭水化物に炭水化物挟むデブメニューがお前の将来を暗示してンぞ」

秋音

「グラタンコロッケバーガーでも良いヨ」

小鉄

「それマックだろ。完全に将来が見えたぞ……俺には」



[utako] #丸いシルエットを示すジェスチャーを秋音に重ねつつ



秋音

「大食はデブなんて古い考えだよコテツクン」

小鉄

「大食っつーか、カロリーの問題だろ……筋肉つくダディ汁の時点で察せよ」

秋音

「全部消費するから大丈夫だヨ」

小鉄

「今はそれでイイかもしれねーケド、運動しなくなったらボンッだぞ。ボンッ」

秋音

「ぼんきゅぼん」(胸腰尻

小鉄

「ムキ、ムキ、ムキ?」

秋音

「No.ばんきゅぼん!」

小鉄

「焼きそばパンを開き(ばんっ)、コーラを開けて(きゅっ)、グラコロのボリュームで締め(ぼんっ)を表現した素晴らしいコンタクトだ。OK」

小鉄

(指示を理解した、とOKサイン)

秋音

(ソニックブーム

小鉄

(タイミング合わせて波動拳キャンセル)



[arca] #強めの衝撃波が飛んでいく



小鉄

「ンじゃ、また明日な。」(荷物を持ってさっさと退散して行った

秋音

「さてと、どんな任務かナ」(端末見ながら



[utako] #脱走した大型動物の捕縛任務ランクD(難易度10相当)。ターゲットの写真は大型の狩猟犬のような細身の四足動物。
[utako] #写真はノイズが走っている上にボヤけているせいで細部はよく解らない



秋音

「クソみたいな写真だネ。ちゃんと仕事しろよ」



[arca] #軽く後片付けしてコテツの先回りをする秋音


小鉄/ブラックローチ+秋音/ワイルドワイルドウェイストランダー・2



[utako] #合同ミッションの待ち合わせ場所



小鉄

(スヤァ……)



[utako] #体操座りで小休止モード
[arca] #ねとる
[utako] #部活の疲れを癒す



WWW

(コテツの額に熱した指を当てる

小鉄

(じゅじゅじゅ……)

小鉄

「焦げ臭い……藍染のシリの焼ける匂い……、フワッチャーッ!」(飛び起きた

小鉄

「て、敵襲!?」

WWW

「目覚めたか良く寝るヤツよ」(フーと指先を拭くジェスチャー

小鉄

「お前かよ。もう少しそっと起こせよな……」(ヒリヒリするおでこを触り

WWW

「足首を少しずつひねるとかかな」

小鉄

「……どう言うそっとだよ。ちげーよ」(黒携帯を取り出して時間を確認

小鉄

「時間には間に合ったみてーだが、ちゃんと準備は出来てンのか?」

WWW

「準備しないでくるのは夏の登山客だけだ」

小鉄

「格言っぽくてカッコイイじゃねーか……意味わかんねーケド」

WWW

「ブラックジョークだよ」(HAHAHA

小鉄

(後輩にいつか使おうと思ってスマホにメモ)

WWW

「それより、チキンな君がこの仕事を選ぶとはどういう風の吹き回し代かな」

小鉄

「時に男は勝負に出ねーといけねーワケよ、と言いてーとこだケド。俺一人なら受けねーケド、2人体制で内1人が高ランクなら問題ねーと思っただけだよ」

WWW

「中々殊勝な心構えじゃないか。君なりに勝算がある訳だな」

小鉄

「まーな。俺の目算だと、テメーはDランク以上の実力ある、様な気もするし……それを踏まえて成功率はかなり高めだと思ってるよ」

WWW

「このブレブレの写真のワンコがチュパカブラでないことを祈るよ」(HAHAHA

小鉄

(HAHAHA)「逃げ出したセレブの飼い犬とかだろ、多分」

WWW

「ふはは、犬のしつけなら任せたまえ」

小鉄

「犬飼ってンの?」

WWW

「飼ってない」

小鉄

「……何とかなるだろ」



[utako] #Dランクだし、と考えながら任務の開始地点に移動していく


小鉄/ブラックローチ+秋音/ワイルドワイルドウェイストランダー・3



[utako] #開始地点で待機後、すぐに訪れた多界の侵食に飲み込まれた後、目の前にはターゲットである黒い獣が待ち構えていた。



WWW

「アレが目標であるか」



[utako] #体高は1mはあり、粗い毛並みのアイリッシュウルフハウンドに似た超大型種。体毛は黒。存在感が強く、やや毛のかかった赤い双眸は小鉄と秋音を静かに見据えていた。



小鉄

「……ちょっとデカ過ぎじゃねーかあれ」

WWW

「背は君より低いぞ」

小鉄

「簡単に頭噛まれそうな高さだけどな……」

WWW

「美味そうだからな」

小鉄

「……俺が? 食われンの?」(捕獲用のワイヤーを手にして冷や汗

WWW

「食われても捕まえれば問題ないだろう?」

小鉄

「問題あるだろ! 五体満足で任務達成してーだろ!」

WWW

「わがままだなあ。ならちゃんと考えて捕まえねばなるまい」

WWW

「まずはあのもふもふが友好的かどうか調べてこい」



[arca] #GOと指差す



小鉄

「お前が行けよ。その辺の鳩とお喋りするのとか得意そーだろ」(背中を押して

WWW

「鳩語が通じるかはわからんがやってみるか」

WWW

(犬に近づいてクルポポポ語りかけ始めた



[utako] #返事なのか顔をベロベロと舐めてきた



WWW

「大丈夫そうだぞ」

小鉄

「クサッ! 犬の涎クサッ!」

WWW

「君失礼だぞ」



[arca] #ペーンと涎だらけの手をコテツの顔に貼り付ける



小鉄

「わりー……うご……(顔を顰めながら)……大丈夫そうなら首輪して連絡すれば後は完了だな。ちょろい任務じゃねーか」(顔を拭って黒犬・大に近づき、首輪をかけようとする

黒犬・大

(ガブッと小鉄の肩に噛みついて、ブンブンブンと振り回し、ぽいっと捨てる)

WWW

「まちたま、あ」

小鉄

(目を白黒させてピヨ顔)

小鉄

(・3・)

WWW

「大丈夫か!」(わざとらしく駆けつける

小鉄

「同級の女子並みに怖かった……」(仰向けに転がされてぷるぷる

WWW

「誰のことかしらんがそんなチャーミングな子よりもあっちのほうが怖いだろ」

小鉄

「どっこいどっこいです……」

黒犬・大

(WWWが小鉄を見ている間に逃げ出した)

WWW

「……。逃げられてしまった」(コテツの足を踏みながら

小鉄

「踏ンでねーで追いかけろよ! ゴー! ワイルド(略)!」

WWW

「命令するんじゃあない少年っ」(コテツの襟元を掴んで走りだす

小鉄

「秋葉山小鉄だよ、小鉄!」(引き摺られてから走り出す



[utako] #難易度:8で足止め
[arca] #ワイルド・ワイルド・ウェイストランダー:13でいくぜ
[arca] #フィジカル:3も追加
[utako] #特徴値とは別に少人数+1で
[arca] #目標値9
[arca] 2d6
[arca] #成功や!



WWW

(ガブッと小鉄の肩を掴み、ブンブンブンと振り回し、ぽいっと犬に向けた投げた

WWW

「クルッポー!」

小鉄

「テメェー!? 後で覚えてろ―――」(ズシャァっと黒犬の進行方向に落ちた

黒犬・大

(驚いて止まり、小鉄の匂いを嗅いでる)

WWW

「クポポポ(ステイパピー」



[arca] #鳩語はなしながら近づいていく



黒犬・大

(ボキボキッと二足歩行できるように体型が変わって立ち上がり、WWWの方へ振り返る)

黒犬・大

「……グ、……グル……グルッポー」

WWW

「クポーッ!!! (かっけぇっ」

小鉄

「」

小鉄

「ギャァー!!!」



[utako] #悲鳴



小鉄

「こんなの俺が知ってる犬じゃねーよ!」

WWW

「クルポル(普通の犬の捕獲が任務になるわけ無いだろ」

黒犬・大

(舌をベローンと伸ばして小鉄の頭の周りで不思議な踊りを踊って脅かしてる)

小鉄

「ギャァァァ!!! ヘルプ! ワイルド! ワイルドォォ!!」

WWW

「クルッポポ! (君も鳩語で語りかけたまえ」



[arca] #黒犬を牽制しながら



小鉄

「話せるか! 話せ……あれ……なんで言ってる事解ンだ……」(連携/秋音:12)

黒犬・大

(WWWの事は警戒して離れ、短距離陸上選手のようなフォームでまた走り出す)

WWW

「鳩語が話せないと野良犬野良猫と仲良くなれないぞ」



[arca] #追いながら



小鉄

(青ざめながらついて行きつつ)「無くても仲良くなれるだろ……、つーかあの犬と仲良くはしたくねーよ……」



[utako] #難易度:9で再度足止め



WWW

「もう一回投げていいか?」

小鉄

「ゴリラかテメーは……(次はワイヤーとフックを手に持ち)……よし、やれ!」



[arca] #目標値8
[arca] 2d6
[arca] #成功や!
[utako] #余裕のよっぺい



WWW

「ポルポルポルッ」(地面割りながらコテツを投げた

小鉄

(放物線を描き、黒犬の頭上を飛び越えながらワイヤーの先端に作った輪を黒犬の首に引っ掛け、転がりながら着地)

黒犬・大

(小鉄は無視してワイヤーを首から取ろうとするが、どこかに引っかかったフックのせいでワイヤーが締まり、そのまま引っ張られてこけて止まった)

小鉄

「ナイス!! 俺! ……と、ワイルド!」

WWW

「クポオ」

黒犬・大

(恨めしそうにWWWと小鉄を見ながら、あぐらをかいて座ってる)

WWW

「なにか言いたそうにしてるぞ」

小鉄

「……みてーだな。ちょっとモーグリ語で聞いてみろよ」

WWW

「鳩語だ。ポッポルポ(なぜこんなことになっているんだ」

黒犬・大

「……この子はさっきから何を言っているんだい? 少年」(案外若い声で

小鉄

「……」( 3)゜゜

WWW

「適当に鳩の鳴き真似をしてるんだ」

小鉄

「それじゃぁただのアレな子だろ……」

WWW

「君がやれといったんじゃあないか。まさか本当に鳩語が喋れるとでも思っていたのか?」

小鉄

「普段は公園で鳩に話しかけてる人だとは思ってた。それでワンコ、この鳩人はなぜ捕獲されるような事になったのかと聞いているクルッポ」

黒犬・大

「君達の前にも私を捕まえようと数人来たが……私が主の元から逃げ出したからだ。逃げた使いを捕まえる為だろう」

WWW

「餌のグレードが低かったのかね?」

黒犬・大

「餌はそれほど悪くなかったが、私の主は犬使いが粗い。極め付けに私の上司に当たる犬は尻尾の先から鼻先まで筋肉で出来ているような馬鹿犬で……あんな所で一生を終えるのは嫌だと思って脱走した。」

WWW

「たいへんそうだな」

小鉄

「だな。」(メールで捕獲完了の通達メールを送ってる)

黒犬・大

「逃がしておくれ、少年少女」

WWW

「逃したらカルマが前に傾くかな?」(虎徹に尋ねる

小鉄

「お前のカルマはそんな程度じゃ誤差の範疇じゃねーの?」

WWW

「君はひどいな」

小鉄

「それに逃がしても俺たちにメリットねーだろ」

WWW

「まぁ、どうしても我慢できなくなったらうちへ来なさい」

黒犬・大

「一度は脱走した身だ。捕まれば、次逃げられる機会はないだろう……」(クゥーン、クゥーン

WWW

「だそうだぞ。ちょっとこいつの主人の所へ待遇改善を直談判してきたらどうだ君」

小鉄

「あんまり関わり合うと碌でもない事になンぞ……」

WWW

「目の前でクンクン泣いてる犬がいたら助けるものだろう君」

小鉄

「捨て犬捨て猫拾ってたらあっという間に動物屋敷になンだろ。俺は助けない。世話できねーし、責任も取れねーし」

WWW

「いざとなったら保健所に連れて行くがいいか?」

黒犬・大

「保健所かぁ……」(不服そう

WWW

「ならば今生には縁がなかったと思うのだ。死んでから墓守犬として仕えてくれ」

WWW

「私にメリットがあれば別だがな」

小鉄

「犬を助けたっつー満足は得られンだろ。それ以外にメリット何かどう転んでもねーし、ワイルドが引き取っても他の奴が捕獲に来るか保健所送りで選択肢が先延ばしにしてるだけじゃねーか」

WWW

「伸び縮みする犬は珍しいけどな」

黒犬・大

「もっと凄いものも伸びるぞ」(下腹部をごそごそ……

WWW

「去勢が済んでいないのか。飼うなら切除しなければな」

黒犬・大

「私はメスだ。10個中8個の乳首も自在に伸びる」

小鉄

「……引き取りの人早く来てくれねーかな」

WWW

「私が男でケモナーだったら興奮するかもしれないが、ドン引きを禁じ得ない」

黒犬・大

「……仕方ない。連絡もされたようだし、私は自力で逃げる事にしよう。」

WWW

「やめたまえ、荷物一つ抱えてるんだから仕事を増やさないでくれ」

小鉄

「そのデッカいケツか。ダイエットしろよ」

黒犬・大

(もぞもぞと下腹部を弄っていると、ボコボコと体の一部が膨らんで二匹に分裂しワイヤーがするりと落ちた)

WWW

「てめえの事だよMisc」

小鉄

「テメェ、その内片方の尻掴み上げンぞ。俺は手荷物ぐらい軽い! 飛行機に持ち込めるぐらいの手軽さのお荷物だ!」

WWW

「犬が逃げるぞ」

小鉄

「あ」

黒犬分隊

『……私は生かせて貰うが少年少女よ。どれかを捕まえると良い。誰かが生き延びれば私は残る』(別の方向にそれぞれ走り出す。先程までは手を抜いていたのか、一頭ずつでもかなりの速度があり、数m先で更に分裂した)

WWW

「どこまで増えるか見てみたいな」

小鉄

「馬鹿言ってないで逃げ切られる前に一匹二匹は捕まえンぞ」

WWW

「どうせ叩くと二つになるんだろ?」

小鉄

「ひとつ捕まえれば俺達は任務達成、あいつは囮を置けてそれ以上分裂しねーだろーケド……分裂できねーよーに捕まえねーとな」

WWW

「ならば一網打尽にしなければ」

小鉄

「……余計な手間が好きだな。お前」

WWW

(サイクロプスみたいなバイザを取り出し装着する

WWW

「ビーム出すぞ!」

小鉄

「ビームゥゥ!?」



[arca] #カメラがフラッシュを充電するみたいな音がしてる
[utako] #難易度13で全頭捕縛、難易度10で1頭捕縛
[arca] #軌道視:13能力強化:3と少人数+1



WWW

「肩を抑えてくれたまえ、吹き飛ぶから」

小鉄

「その衝撃、生身で受ける俺はどうなるンだよ……」(密着して肩と背中を支えるように踏ん張る姿勢



[arca] #目標値4
[arca] 2d6
[arca] #集中力で再ロール
[arca] 2d6
[arca] 2d6
[arca] 2d6
[arca] 2d6
[arca] 2d6
[arca] 2d6
[arca] #成功やで!
[utako] #好きな演出で捕縛したって!



WWW

(身にまとってるスーツの回路が輝いてバイザーに集中する

SE

ビャァアアア!



[arca] #極太の光線がバイザーがから放たれて周囲をゆっくりなぎ払う



WWW

「これが自由の光だ!」(反動で首ががくがくしながら笑ってる

小鉄

「ウォォォォ!?」(手が滑って思い切り胸を掴んで支えてる



[arca] #後には光を浴びて動けなくなっている犬達が



WWW

「いやー爽快だった」(バイザーが大火災を起こしている

小鉄

「……」(大破壊を目の当たりにして硬直)

WWW

「君、ドサクサに紛れて私の乳房をもんだだろ」(バイザー燃えたまま

小鉄

「……ハッ! (もみ……)は、腹と間違えたンだよ……って、お前、燃えてンぞ……」

WWW

「ああ通りで前が見えないと思ったら」(バイザーを投げ捨てる

小鉄

「大丈夫か? ……ゴリラ並のパワーだけかと思ったらサイクロプスかよ……ギカンテスって名前に改めろよ」

WWW

「試作品だよ。一階で駄目になるようじゃ使えないな」

小鉄

「……次から目を合わせねーよーにしよ。」

WWW

「一応撃ち漏らしがないか見てきてくれ」

小鉄

「了解。」(周囲の見回りを始める

WWW

「沢山捕まえたんだから報酬増えないかな」



[utako] #動かなくなった黒犬達は溶けてひとつの毛玉の塊になりはじめる。



WWW

「……。フェルト人形の材料にするか」

小鉄

(周囲を見回った後に毛玉に網を掛けて転がして口を縛る)「犬? の毛でフェルト人形作るなよ……呪いのアイテムか」

WWW

「どっかにおいておけば分身だけでも自由になれるじゃないか」(HAHAHA

小鉄

「残れば生き残れるって言ってたしな……この辺蒸しっとくか」



[utako] #適当に毛深いところを毟って袋に入れる



WWW

「むしるなんて君も結構だな」

小鉄

「任務に支障を来たすわけでもねーからOKOK。これで一応任務は終わりだろうしお疲れさん。何か食う?」



[utako] #コンビニで買ったおにぎりやらサンドイッチやら出して



WWW

「食う」

小鉄

「動いた後は腹減るよな。……動いたっつーか、投げられたり支えたりだったケドよ」

WWW

「私はサポートのはずだったんだが」(マスクの隙間からおにぎりを入れる

小鉄

「サポートには向かねーって事だろ。ノリノリでビームぶっ放してたし、任務達成出来たから結果オーライだろ」

WWW

「労力の問題なのだよ」(もぐもぐ

小鉄

「……手間がかかったのは俺のせいじゃない。むしろお前が原因だ……、食い難くねーのそれ。別に正体なんか興味ねーから、マスク取っちまえばイイじゃねーか」

WWW

「君ぃ、マスクマンからマスクを取ったらあとに残るのはただの肉塊だよ」

小鉄

「肉……塊……」(胸をチラ見

WWW

(胸元から小さいスプリングのパンチグローブが飛び出る



[arca] #パーン



小鉄

「幻の右ィッ!!」(スパーンッ

WWW

「邪な目線を感知すると自動で飛び出す仕組みだ。いいだろう」

小鉄

「そう言うのを労力の無駄っつーンだよ……後邪な目で見てない。マスクマンの残った肉塊に興味ねーから。ただ、意外と重いンだなって……」

WWW

「邪だなー、あー邪だわー、パンチ出るわー」(自分でコテツを殴る

小鉄

「ヘブッ!?」

小鉄

「余計な怪我が増えていく……」

WWW

「口は災いの元だよコテツ君」

小鉄

「……今のは謝るから今後とも頼むぜ。どうにも相性は悪くないみてーだし、割とやりやすかったしな」

WWW

「考えておくよ」



[arca] #ニュルニュルとサンドイッチも入れながら
[utako] #暫くするとトラックが到着し、黒服の男達が毛玉を乗せるとどこかへ運び去ってしまった。



WWW

「ランクは上がったかね」

小鉄

「ちょっと待ってろ……メール受信中」



[utako] #ピピッと任務完了の報告と小鉄にはランクCへの昇格、WWWにはランクBへの昇格メールが到着する。



小鉄

「んん」



[utako] #目が点



WWW

「どうしたのかね」

小鉄

「……俺、Cに上がった。A、B、CのCだぞ。3番目……あのムカツク魔術師野郎(御所ヶ谷沙良)と工作部先輩(三城岳閑)と同じランク……」

WWW

「そうか、よかったじゃないか」

小鉄

「お前は幾つよ。お前にも来てンだろ? メール」(によによしつつ肘でつつく

WWW

「Bランクだそうだ」

小鉄

「……Bランク……、伊織先輩、と……同じ……B……」(目が点



[utako] #続けてWWWには、Aランク昇格に関する幾つかの条件が通達される。



WWW

「何やらAランクをほのめかす情報もちらほら……」



[utako] #大まかには一定数のグループを統括する責任が生まれたり、他の仕事人の監視、ランク査定等の中間管理職的な立場になる事が条件。部活と両立できる感じではない内容。



小鉄

「まぁ……今回の功績ならそれぐらいなってもおかしくねーンだろーな……」(羨ましい様な悔しい様な複雑そうな顔

WWW

「Aランクになると事務仕事をしなくてはならないらしい。面倒だから保留だな」

小鉄

「勿体ねーな。経験しといて損はねーんじゃねーか? Aランク」

WWW

「柄ではないのだよ。それより私よりキャラの濃い部下がついたら目立てない」

小鉄

「キャラとか気にしてンのかよ……」

WWW

「マスクマンだからな」

小鉄

「……確かに」

WWW

「気が向いたらAを目指してみるさ」(HAHAHA

小鉄

「さきに俺がAに上がったら部下にしてやるよ。小鉄隊……良い響きだぜ」

WWW

「胃薬を用意するが良い」

小鉄

「飲む前に除隊処分にするから心配すンな」

WWW

「君一人になるな」

小鉄

「そん時は先輩を誘って見るかな」

WWW

「隊長より優秀な隊員か」

小鉄

「隊長楽出来てイイじゃねーか」

WWW

「……」(前線に放り出されるコテツを想像している

小鉄

「おっと……そろそろ元に戻るな。その格好であんまりウロウロすンなよ。じゃあな」



[utako] #多界の侵食が解け始めた。



WWW

「安心したまえ。さらばだ」(回転してゴリゴリと地中に潜っていく

小鉄

「……」(もうつっこまない



[arca] #スーツパワー
[utako] #小鉄も荷物を持って帰路につく


小鉄+秋音・翌日



小鉄

(頭を3回転捻りリーゼントに仕上げてドヤ顔で部室に居た)

秋音

「そふとくりーむ食べたくなったヨ」

小鉄

「おーおー、奢ってやるぜー昨日のバイトで入ってきた軍資金もあるしー↑今ちょー調子イイしー↑」

秋音

「じゃあトリプルにしていい?」

小鉄

「3でも4でも5でもどーんとこーい!」(フッハッハッハ

秋音

「Yes.ところでなんでそんなに調子に乗ってるの?」

小鉄

「リーゼントだからとしか言いようがねーな! もう朝からシャワー浴びてセットして3時間も洗面所占領しちまってたぜ!FOOO!」

秋音

「ふーん(ビームうたなきゃよかったナー)」

小鉄

「このワックスにスプレーの匂い、落ち着くー……戦闘力が53万ぐらい増した感あるよなー」

秋音

「あんまり調子載ってるとまたおられるよ」

小鉄

「へーきへーき! 今コレ、スプレーし過ぎてガッチガチだから、プリントぐらい貫通すっからー↑」



[utako] #30秒に一回ぐらいはFOOO! とかWRYYYY! とか奇声を上げる



秋音

「硬いほうが折れやすいよ」

小鉄

「リーゼントが折れても、心は折れないぜ……はい、今のポイント高めッスわー!HYOOOO!!」

秋音

「バイブス上がってるのはわかるけどうるさいヨ」

小鉄

「ッサッセーン!!」

秋音

「ソフトクリームはバニラとダブルチョコチップと紫芋ね」

小鉄

「ッスッスウィーッス!!」


時系列


2015年3月末頃・春休み

解説


知らず知らずの内に組んだ秋音との即席チーム。秋音はサポートになるつもりが主役に…

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とにかく、元気いっぱい!ぶらりんぱわーではぴはぴ! 常識的な子は少ないけど、それでもあまり修正しないところがはぴはぴ!Paとジト目担はこちらです
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