狭間06エピソード集
エピソード『姫ちゃんクイズ』
- 獅子王
- 商店街のマスコットショタジジイ。
- 五加木姫
- こまっしゃくれたギリースーツの幼女。
[arca] #モノノケ商店街
- 獅子王
- (目を擦っている
- 獅子王
- 「ぬう…とれない…」(ごしごし
[arca] #着ぐるみの頭を取り、ベンチに座りながら
- 獅子王
- 「…」(ごしごし
- 獅子王
- 「水で洗い流すか…川は近くにない…じゃぐち、じゃぐちはどこだ」
[arca] #目を擦りながら水道の蛇口をさがす
- 獅子王
- 「んお〜っ、どこにでもあるというのにこう言う時に限って見つかんない!」
[arca] #トボトボと路地を歩き回り
- 獅子王
- 「ないな…仕方ない、表の通りに出るか」(しぱしぱ
[arca] #路地で探すのを諦め、表通りに向かう
- 獅子王
- 「……ん?」
[arca] #表通りに向かう途中目の前に苔の塊があることに気付く
- 獅子王
- 「なんだこれ…赤モップか?…いや、これは緑だしな…」
- 獅子王
- 「…いや、見覚えがあるぞ。…姫か?」
- 苔の塊
- (ガサガサ)「……正解っ」
[arca] #名前を呼ばれると、苔の中から五加木姫の顔がぬっと現れた
- 獅子王
- 「やはりお前か。…今拙はいそがしいのだ、そこをのけ」(ごしごし
- 姫
- 「んへ、姫ちゃんクイーズ!」
- 獅子王
- (イラッ)「……なんじゃ」
- 姫
- 「だから、姫ちゃんクイズ。正解したら通してあげるよ」
- 獅子王
- 「くいずとはなんじゃ…良いから通せ」
- 姫
- 「第一問!上は洪水、したは大火事。なーんだ!」(押し通ろうとした獅子王をグッと通せんぼ
- 獅子王
- 「ああうっとおしい!…上は洪水…下は大火事?なんじゃその天変地異は」
- 獅子王
- 「火炙りの刑か?」
- 姫
- 「ぶー!ひんと、仕事の疲れが取れるものです」
- 獅子王
- 「……わかったぞ!風呂じゃ!」
- 姫
- 「ぴんぽーん!正解」
[arca] #ふんとドヤ顔を決める獅子王
- 獅子王
- 「さあ正解したぞ、さっさとそこをーーー」
- 姫
- 「第二門!」
- 獅子王
- 「ちょ、いい加減にしろ!」
- 姫
- (無視)「パンはパンでも食べられないパン。なーんだ!」
- 獅子王
- 「おのれ…焼いてないパンじゃろ」
- 姫
- 「ぶー。確かに食べられないけど、もっと食べられないものだよ!」
- 獅子王
- 「……」
- 獅子王
- 「……、わからん」
[arca] #考えるのが面倒になってきた
- 姫
- 「ざんねーん。正解は、フライパンでしたー!」
- 獅子王
- 「おお、そうかそうか。気が済んだだろう、そろそろーーー」
- 姫
- 「第三問!」
- 獅子王
- 「だぁ!いい加減にしろお!」(姫をつかみあげ、ぐるんと180度回転
- 姫
- 「お!?」
- 獅子王
- 「水〜!」
[arca] #姫をポイと下ろし、そのまま表通りの方へと振り返りは知っていく
- 姫
- 「…いっちゃった。後98問あったのに」
2013年1月
姫に絡まれる獅子王。子供にからまれるのは着ぐるみの宿命と言うべきか。
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