ど素人から職業クリエーターまで、TRPGと創作で架空世界を楽しむコミュニティ。TRPG+PBW+キャラチャ+創作。

arca#モノノケ商店街。夕方

        SE:ガチャリ…

        獅子王:(控えめなドアの音と共に来店
        パッハロ:「いらっしゃいませ」
        獅子王:「……」(むすっとした表情で立っている

arca#若干もじもじ

        パッハロ:「トイレですか?」
        獅子王:「さっき外でしてきた」
        パッハロ:(カウンターから離れて獅子王の前までやってきて、胸の前で手を組み)「お買い物ですか?」 
        獅子王:「……次郎助の、餌を…買いにきた」(そっぽをむき目を合わせないようにしつつ
        パッハロ:(少し考える様に首を傾げて) 「ダイエット用フードをどうぞ。ひまわりの量を半分に減らしてこちらを2、3個混ぜてください」
        獅子王:「そうか…ではそれをくれ」(眼を合わせないよう努めつつ懐から裸の札束を取り出す

arca#もじもじとしたような、落ち込んでいるような。ふとすると苛立ったりと、めくるめく

        パッハロ:(品を用意して紙袋に詰めて、手が届かない様に高く掲げる) 「何ですか、さっきから…午前も帰る時は様子が変でしたが」
        獅子王:「な!それでは届かぬ!」(手をのばすが届かない

arca#無視して商品とお金を交換しようしていたが慌てる

        パッハロ:「届かない様に高くしてるのです。あれだけ調子にのっていたのに、気持ちが悪いですよ」(ジャンプも出来ない様にもう片手で獅子王の頭を抑え
        獅子王:「早う渡せ!拙が居たら迷惑なのはわかっておる!…だがぺっとしょっぷはここしか知らぬ故…パッハロを煩わすのは不本意だが…」

arca#じたばたしたが大人しくなる

        パッハロ:「ペットショップで声を荒げられるほうが迷惑です。……まさか、ショタ爺は良しとしない道がどうと言ったのを気にしているのですか?」
        獅子王:「ぐ…」(頷く
        獅子王:「パッハロがその道を行くのなら、拙は邪魔だろう…」
        パッハロ:「私の道は私の道であって、貴方は障害にはなりえません。心の道の障害とは常に己です」
        獅子王:「じゃが…しょたじいは『要らぬ』のだろう?そう言われるのはなれておる…正直に言って良いぞ…」(頭に手を乗せられたまま半べそ
        パッハロ:「ショタ爺は真性のショタではないと思っていますが、それと貴方が要る要らないは別です」
        獅子王:「しんせいのしょた…?…しかし、拙はパッハロの嫌うしょたじいだぞ?おぬしも良くしょたじいの癖にと言うではないか!」
        パッハロ:「いつ私が嫌いだと言ったのですか。それに、ショタ爺の癖に子供のような事を言わないでください。貴方はそれでも古い世から残る創造物ですか」(おでこを突付きながら
        獅子王:「うが!…そうじゃ、平治の乱以前から生きる妖怪。鵺と呼ばれたこともある」
        パッハロ:「爺どころかマミーではないですか。それが、私如きに頭を抑えられて……」(はぁ…とため息をついて
        獅子王:「うるさいうるさい!寂しいものは寂しいのじゃ、いらんと言われたら泣いてしまうのじゃ!仕方なかろう!」

arca#がおー

        パッハロ:「要らんとも言っていないのに泣かないでください。私が困ります」

utako#はいはい、と宥める様に頭を撫でて

        獅子王:「…どう言うことだ?」
        パッハロ:「初めから獅子王さんの事を邪魔だと、嫌いだと、、ましてや要らないと、私が言いましたか?」
        獅子王:「だって…しょたじいは許せぬと…拙、しょたじいだし…」(もじもじ
        パッハロ:「(だから何ですか、と言いたい所ですがそれはそれでまた泣きそうですから…)……それ以前に獅子王さんは私の友人です。そんな一要素だけで人を否定する人格者でも、傲慢に振舞っているつもりもありません」
        獅子王:「…ほんとうか?」

arca#パッハロを見上げて

        パッハロ:「本当です。ショタ爺を良しとしない道もあると言うだけで、獅子王さんを良しとしていないわけではありません」
        獅子王:「…そうか…そうか…うっ」(ほっとしたような気の抜けたような顔の後、ぐしゃっと泣き顔になった
        獅子王:「うおーっ…ぐぉーっ!」(泣
        パッハロ:「だからペットショップで声を荒げないでくださいと…」(タオルを顔に押し当てて

arca外の通行人:(チラチラ

        獅子王:「ふむもごぉー」(押し当てられながら泣く
        パッハロ:「……やっぱり要らない気がしてきます」(営業スマイルを店の外に向けつつ

arca#分程泣いて収まる

        獅子王:「……すまぬ…泣いてしもうた」(ぐじゅる
        パッハロ:「…次にお店で泣いたりしたら出禁にしますよ。目立つのは避けたいですから」
        獅子王:「すまにゅ…」

arca#小さくなる

        パッハロ:「気をつけてください。」(水とポップコーン出して
        獅子王:「…これは菓子か?」
        パッハロ:「フェロが泣いた時等は、泣き止んだ後に食べ物を与えてますから。どうぞ」
        獅子王:「…いただく」(掴んで頬張る

arca#ぐもぐも

        パッハロ:(ぐもぐもしている間に清算してお釣りを置いとく)
        獅子王:「…すまぬな、大人気ない真似をしてしまって…」(ぐもぐも
        パッハロ:「今更です。……貴方は、精神的に成長が遅いか、肉体に精神が対応するタイプか…解りませんが、子供なんでしょう」
        獅子王:「……拙もわかっておる、パッハロにしてみればこんなヤツに泣きつかれるのは災難以外の何ものでもないことは…」
        獅子王:「パッハロの言う通り、拙は子供じゃ……」
        パッハロ:「妹達はそれなりに我侭ですから、慣れています」
        獅子王:「産まれや生き様を思い返すと、虐げられたり追いやられたりばっかりでな……それなりに背伸びも板についていた……じゃが、久しぶりに友が出来たと思ったら、たがが外れてしまったのかもしれぬ」
        パッハロ:(片手間にポップコーンを摘みつつ)「聞いた話だと大概、自分の行いに寄るものと聞いていますが……多少のたがは外して貰っても構いません。それも、今更です」
        獅子王:「…そうじゃな、鵺と呼ばれていた頃はその通り。……そのせいでサムライに捕まり、良いように使われるようになった。身から出た錆だよ」
        獅子王:「……」(寂しそうに微笑む
        獅子王:「パッハロのような厳しい母が居れば引っ叩かれて更生していたかもしれぬ」(はは
        パッハロ:「現代には戦もサムライ、ニンジャ、ベンケーも居ませんから、今からでもしっかり更生してください」
        獅子王:「…」(うにゅうっとパッハロを見つめる
        パッハロ:「……何ですか」(若干引いて
        獅子王:「更生とは、どうすれば良いのだろうな?」

arca#首を傾げる

        パッハロ:「それを学ぶ所から始めれば良いのです」
        獅子王:「そうか……よし」(意を決したように頷く
        獅子王:「パッハロ、ここで働かせてくれぬか。拙はパッハロ達から学びたい」
        パッハロ:「人手は足りていますし、ここでは働かせられない理由が幾つかあります」
        獅子王:「……そうか…」(俯き
        パッハロ:「忙しくない時間に遊びに来るのは構いませんが、もっと広く世界に触れてみてください。」
        獅子王:「…ようわからぬ。遊びならわかるぞ、蹴鞠とか」
        パッハロ:「店の中で蹴鞠なんかしたら被り物に接着剤つけますよ」
        獅子王:「?そんな事したらジジイに怒られるぞ」
        パッハロ:「凧田さんなら笑うぐらいでしょう。……兎に角、私が教えられる範囲であれば答えますが、フナブ・クで働くのは諦めてください」
        獅子王:「そこまで言うのなら…諦めるが…」(ぬぅと唸りつつ
        獅子王:「給料なら要らぬぞ?」
        パッハロ:「働かせるとなればそうはいきませんし、人件費の心配はありません」
        獅子王:「そうか…」
        パッハロ:「はい。…すみません」
        獅子王:「なぜ謝るのだ?…働けぬのは残念だが…」
        パッハロ:「学ぶ為に働きたいと言う意思を尊重しているからです」
        獅子王:「うーっよくわからぬ」(頭を掻く
        パッハロ:「気にしないでください。それより、コーンのお代わりは要りますか?」
        獅子王:「食う、もしくは河原で走らぬか?」
        パッハロ:「フェロが戻って来たら抜けられますが、今は仕事中なので無理です」(皿を回収して
        獅子王:「それでいいぞ」(微笑む

utako#大体仕事終わった後に

        獅子王:(童歌を口ずさんでいる
        パッハロ:「…暇なんですか?」(コーンのお代わり持ってきて
        獅子王:「」
        獅子王:「ここに来る前は日が落ちれば寝ていたからな。次郎助を眺める以外はすることもないし」
        獅子王:「今は店の商品を眺めている分面白いぞ」
        パッハロ:「たまに爬虫類が好きなものの家では買えないと言うお客さんも居ますから眺めて貰う分には構いませんが…、手が空いてるならポップの製作をお願いします」
        獅子王:「ぽっぷ?なんだそれは。うまいのか?」
        パッハロ:「多分不味いと思いますが、ポップとは値段表や店内広告の事です」
        獅子王:「確かにおいしくないな…いいぞ、書いてやろう」

arca#鳥獣戯画みたいな絵を書いている

        パッハロ:「イラストは嬉しいですが、こちらのほうを…」

utako#と、持って来たのはチラシとフィルムにプレス機。

        獅子王:「…なに?これ」(プレス機を警戒しつつツンツンとつつく
        パッハロ:「この紙を、こちらフィルムに挟んで…機械に通します。そうすればこのようにラッピング加工されたポップができますから」
        獅子王:「おお…かっこよいなこれ!」(すげー

utako#ラッピング加工× ラミネート加工○

        獅子王:「この様な大役を仰せつかって良いのか?」
        パッハロ:「どうぞ。給料はポップコーンだと思ってください」

arca#機械をいじる→賢い→偉い人。と言う思考

        獅子王:「ぽっぷこーん?これの仲間か?」
        パッハロ:「…ポップコーンはさっきから貴方が食べてるこの白い物です。」
        獅子王:「おぉ…ややこしや」(恐る恐るパッハロのやったようにしてみつつ
        SE:カシャン
        獅子王:「おお!できたぞ!どうだ」

arca#ドヤァ

        パッハロ:「まだありますよ。加工の終わったものを、このように…キリトリ線にそって切断してください。そこまで出来たら、上出来です」(子供用の怪我しにくい鋏を渡して

        獅子王:「鋏は要らぬぞ」(爪でピーッと切る

arca#爪というよりは指から刀の切先が出ているような感じ

        獅子王:「どうだ!」
        パッハロ:「…人間の社会で生きる以上、安易に能力を使う事は避けてください。道具があり、貴方はそれを使う事が出来る知恵も指もあります」
        パッハロ:(若干怒っている様にも見える)
        獅子王:「ぬう…切れたのだから良いではないか…」(頬を膨らませてハサミを持つ

arca#チョキチョキ

        獅子王:「これでいいのかー」(あたらに作ったものを切りつつ
        パッハロ:「上出来です」(涼やかに微笑んで、頭を撫でる
        獅子王:「う、うむ…」(少し頬を染めて作業を続ける
        獅子王:「……そうだ、先に全部ガシャンコした方が良いな」(ガシャンコ

utako#プレス機とは言っても熱でくっつけるタイプなので、筒型スキャナーに似てる。

        パッハロ:「加工仕立ては熱いので気をつけてください」

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utako#こげなん

        獅子王:「わかった」(ガシャンコガシャンコ歌いながら

arca#びー
arca#新しいおもちゃを手に入れたように嬉々としつつ

        パッハロ:(作業を見守りつつ、客入りを見て事務仕事をしてしまう)

arca#全部ラミネートし終えると

        獅子王:「もうないぞ、もっとガシャンコするものはないのか」
        パッハロ:「ラミネートですね。先ほど描いていたイラストも一緒にしてもらって良いですよ」
        獅子王:「らみねーと?…うむ!なぜこんなことをするかはよくわからぬがそうする」

arca#イラストはさっきまで観察していた爬虫類とかデスゾーとかパッハロ
arca#次郎軍団もある

        獅子王:「我ながら良いできだ」(俺はラミネート職人だと言うオーラ
        パッハロ:「よく出来ました」(涼やかに微笑みながらまた撫でて
        獅子王:「う、うむ」(照れ
        パッハロ:「出来たものは、この様に…」(ポップの裏に両面テープを着けて、小型スタンドやケージに張っていく
        獅子王:「おお」(出来たものが貼られていくのを見てちょっと感動
        パッハロ:「商品の入れ変えや値段が変化したものに着けていきますが、動物用には健康状態、生年月日等の情報を記載したポップも製作します」
        獅子王:「なるほどな、ただぽぽぽ貼付けているだけではないのか」
        パッハロ:「はい。見えやすい位置、色、大きさ。季節やセールに合わせたアピールも重要となり……これ一つでも奥が深いですよ」
        獅子王:「…頭がこんがらがってきた、そんなに一度に考えなえないといけないのか」

arca#頭をかいて眉を顰める

        パッハロ:「やっていると難無く出来る様になってくるものです。それでは、最後に道具を片付けて、ゴミを捨て、ポップは使用する日付に合わせて分けますが、それは私がやります」

utako#パンパンと手を叩いて、ラミネーター等の道具はあちらへ、と指示を出す。

        獅子王:「見てるだけで良いのか?」(機械を運びながら
        パッハロ:「他にやってみたい事がありますか?」
        獅子王:「んー…ぺっとしょっぷの仕事はよくわからないからな…後は動物の世話もするのだろう?」
        パッハロ:「それは一番重要な仕事ですが、命を扱うものですのでお手伝いはご遠慮ください」
        獅子王:「うむ、蜥蜴の世話など何一つ知らぬからな」
        獅子王:「あとはなんだ…店番とかか」(首を傾げつつ
        パッハロ:「店番が必要な程、ご来店するお客さんは少ないですが…どうぞ」
        獅子王:「うむ……ん?拙、今働いておらぬか?」
        パッハロ:「悪魔でお手伝いです」
        獅子王:「そうか?…まあ別に良いか」(微笑んでとりあえず店番っぽくレジに立つ
        パッハロ:(獅子王をカウンターに立たせてもレジ前には立たせず、レジで事務仕事をしながら座っている)
        獅子王:「……、……凧田の店でもやったが、やはり店番は退屈だな」
        パッハロ:「人に追われて戦に明け暮れた居た時との違いを存分に味わってください。それに、言ったでしょう。人手は足りていると」
        獅子王:「それでもやらせてくれるなら、何もしないよりは良い」
        獅子王:「話し相手も居るしな」(楽しそうに笑う
        パッハロ:「普段はラガルかフェロが一緒にいますから、話し相手にも事欠きません」
        獅子王:「赤モップは冬眠しておるけどな。フェロ?とはまだ会った事がないが」
        パッハロ:「冬眠とは言っても一日中寝ているわけではないのですよ。フェロは……普段は獅子王さんが商店街で仕事をしている時間にお店に居ますが、夕方や朝は配達に出ている時が多いですね」
        獅子王:「通りで会わない訳だ」(頷く
        獅子王:「重女、だったか…」(もの凄いゴツいのを想像している
        パッハロ:「……本人の前でそれを言うと怒られますから、注意してください」
        獅子王:「パッハロが恐れるとは…気をつけよう…」

utako#そんな感じでカウンターでお水飲みながら時を過ごす
utako#てな所で
arca#あい

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