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狭間06エピソード集

エピソード『コンビネーション・ダブルA』




目次





エピソード『コンビネーション・ダブルA』


登場人物



秋葉山小鉄

コンビネーションは地味でも良い派

藍染秋音

コンビネーションはパフォーマンス重視派


本文



[utako] #ウル中放課後
[utako] #タクトレ同好会部室



小鉄

(ランク昇格したので一度装備の繕いをするため部室に)

小鉄

「すぐボロくなってくるな……」

秋音

(腕立て伏せしてる

小鉄

「上乗ってやろうか?」

秋音

「必要ないヨ大仏君」(背中にリラックマ重りが乗っている

小鉄

(膝の穴をちくちくと塞ぎつつ)「パンチパーマ……それもイイな」

秋音

「パンチリーゼントになるの?」

小鉄

「そのセットは難易度たけーよ」(腕や足、背中の筋肉の動きを横目に見る)

秋音

「じゃあリーゼントの方が良いヨ」(ふんふん



[arca] #立ち上がって重りをおんぶしてスクワットをはじめる



小鉄

「リーゼントにメッシュ入れたら流石に教師に怒られるか……、豪く気合入ってンな」

秋音

「スーツ……じゃなくて、コテツの分も私がタクトレで活躍しないと行けないからネ。帰って来ても居場所ないかもネ」



[arca] リラックマを横に置いて腹筋をはじめる



小鉄

「……解った、筋トレ終わったら今日は部活して行くぜ。バイトも20時から出し……部活終わってからでも行ける」

秋音

「無理しなくて良いヨ、コテツ疲れたらぼーっとするじゃン」



[arca] #リラックマにサブミッション掛けながら。ねじれるリラックマ



小鉄

「今日はクールダウン兼ねて難しそーな任務はしねーから、ちょっとぐらい平気だっつーの」(プチンッ、と糸を切ってBDUに着替える

秋音

「……仕方ないなー」(嬉しそうにリラックマでコテツを殴りながら



[arca] #柔らかいのでいたくはないが重いので衝撃がすごい



小鉄

「グフッ、ゴフッ、その錘で、なぐっ、るンじゃ、ゲブッ」

秋音

「Oh、ソーリー」

秋音

「じゃあ3セットね。重りになってあげるヨ」

小鉄

(いてて、と体を抑えつつ)「……前々から考えては居たケド、タクトレ部らしく連携をもう少し強くしてみよーかと……」

秋音

「コンビネーション?」

小鉄

「オウ。今までは簡単なものなら普通にやってきたケド、もっと実践的なヤツを」

秋音

「良いんじゃなイ? ジェットストリームアタックとかするノ」

小鉄

「よく知ってンな……、でも、この場合はツープラトン的な感じ。二人同時攻撃、クロスファイヤ、超攻撃的連携」

秋音

「ようは必殺技だよネ。オーディエンスを盛り上げるパフォーマンスも考えないと」

小鉄

「……パフォーマンスまでは考えてなかったケド、イイじゃねーか。パフォーマンス、一等格好良さそうじゃん」

秋音

「で、具体的にはどうするの? 私に合わせたらコテツ身体が爆発するかもしれないからコテツに合わせるよ」

小鉄

「俺が考えてるのは、相手の動きをお前の銃で牽制したら俺が全力で炎をぶっ放すクロスファイヤだケド……何か良い案があれば色々試していこーぜ」

秋音

「それまたエクソシスト状態になるんじゃないノ」

小鉄

「出したのが悪かったンだよ。あれは」

秋音

「またカラフルな顔汁出さないならソレで良いけどネ」


練習中



[utako] #元射撃部部室



小鉄

(右手から火球を出してターゲットに向かって構える)「コンビネーション!」

秋音

「Yeah!」(ベシベシ撃ちながら

小鉄

(発射した火球は狙いを誤まり秋音の頭上を掠める)

秋音

「Ah hot!」(頭抱えてしゃがむ

小鉄

「手だとこう、なんか違うな……」(やっぱり銃型がイイな、とガンランナーのデバイスを手に取る

秋音

「ちゃんと狙えヨ! 禿げちゃうじゃん!」

小鉄

「ダディ因子を継ぐ藍染なら禿げても次のシーズンにはふさふさに生え変わってンだろ……、もう一回やるぞー」

秋音

「ダディを何だと思ってんだよ……次私が後ろね」

小鉄

「……いや、また俺が後ろで」(じりじり

秋音

「何で? 大丈夫だヨ、尻とか狙わないから」

小鉄

「解った、真ん中を取って横並びでやろーじゃねーか」

秋音

(横に並んでみて)「……なんか立体感がないネ」



[arca] #ガンをくるくる回しながら



小鉄

「そうだな……、でも横並びの方がダメージ分散できて攻撃面が増えるって利点はある、らしい……」

秋音

「さっきみたいなニアミスもないから良いけど、やっぱクロスファイアとかスカイラブハリケーンとかしたいなー」

小鉄

「つっても基本的な十字射撃はタクトレで練習してるから十分だろ。スカイラブは……CQC的な何かを考えるのは悪くねーかもしれねーケド」

秋音

「単純火力で押し切るのも良いけど、トリッキーな変幻自在攻撃も魅力的よネ」(ジャブジャブフックジャブアッパー

SE

しゅしゅしゅしゅっ

小鉄

「それはそれで難易度たかそーなンだが……、練習しておいて損はねーな」

秋音

「オボーさんの時はぶっつけだったけど結構良い線行ったよネ、格上だったけどビビらすくらいできたし」



[arca] #コテツの判定に更に秋音の特徴値プラスした感じ



小鉄

「あれは無理して出した感じだっただろ、もう少し使えるレベルまで調整しねーと二回目は成功するか解らねーよ」(シャドーしながら、素振りの合間に火球を飛ばしてターゲットに当てる

秋音

「またコテ汁ぶしゃーしたらたまんないしネ」

小鉄

(くいくいっと手招きして、シャドーの相手に誘う)「俺だって悪魔憑きになると、体の疲れが全然取れねーンだよな……次は対策も考えるケドよ、慣れたローチ君使ってる時が一番楽だぜ」

秋音

「ゴキブリは苦手なんだけどナ……」(暗黒舞踏みたいな構えしながら近づいていく

小鉄

「ローチ君は俺の中じゃ害虫ってよりは既に藍染より一緒に行動している……いわば心の友と言える存在なンだが」(近接格闘の軽いスパーをしながら

秋音

「アライグマの方はどうしたノ?」(シュシュシュっ

小鉄

「狸のはっつぁん? ……ローチ君より優秀だケド、悪魔と同じぐらい使うのが大変なンだよ。はっつぁんは、色々と要求も増えるし」(地面に置いていたゴム製のトレーニングナイフを蹴り上げて手に取り、攻撃のパターンに加える

秋音

「……キャパシティーの問題か……ぐぬぬ、ローチ君になれるしかないのかナ……」(ナイフねじ切りつつ

小鉄

「備品を壊すなよ……コレ一個1000円すンだぞ。(ターンしながらゴミ箱にナイフを投げて) 普通の人間相手ならむしろ体だけで戦わねーといけねーし……ローチ君やはっつぁん、鳥居原のスーツに頼り過ぎるのもよくねーと思うケドな」

秋音

「あ、ソーリーつい自然に……。普通の人なら今のコテツでもかろうじて楽勝なんじゃなイ」

小鉄

「サバゲなら大人に負けてねーと思うケド……バイトでぶつかる事もねーから解らねーな」

秋音

「片っ端からオラオラって腕だまししたら不良になっちゃうから駄目だヨ」



[arca] #腕試し



小鉄

「そんな事はしねーよ。試してー時はお前に頼むから」

秋音

「フフフ……越えられない壁としてそびえ立ってやろウ」



[arca] #ペシペシとコテツの正中線に五段突き繰り出しつつ



小鉄

「この間その壁に亀裂が入ったの忘れンなよ」(ペペペペペ、と払って肘を腰に打ち込む練習をする

秋音

「ナンノコトカナー」(ぐにゃり

小鉄

「もう2、3発撃ちこんでおけば良かったぜ……」

秋音

「ふふん、コテツと私の差が縮んでるのは事実だヨ。その調子で追い越して欲しいものだけど、まだまだだヨ」

小鉄

「まだまだ、バイトで実戦経験増やさねーと」

秋音

「戦場でコソコソしている様子が目に浮かぶヨ」(ポヤーンと想像しながら鋭いジャブを放つ

小鉄

「しぶとく生き残ったとだけ言っておくぜ……」(ジャブが戻る前に秋音の腕の内側に入り、小さく背負い投げの姿勢

秋音

「何カッコつけてんだヨ」(ベコッと殴り貫く

小鉄

(ギャン、と姿勢を崩す)

秋音

「身体はできててもまだまだ油断が多いゾ、調子が出てきた今こそ靴ひもを締め直すんだヨ!」(キリッ

小鉄

「オウ、Eランク昇格の為にも……頑張るぜ」(ヨッシ、と頷いて

秋音

「そのためにも必殺連携を編み出さなくちゃネ。二人ででっかいバツーカ撃ったりする?」

小鉄

「……デカイ屁をするっていうサインか?」(深読み

秋音

「なんで屁なんだヨ! 何の役にも立たないじゃん」

小鉄

「アメリカ人の屁は爆発するっていう噂があるだろ? 俺の火を使って、ボンッと」

秋音

「コテツの経でも爆発するヨ。出るもんは同じなんだかラ」



[arca] #キャンプ用のライターを取り出してほれだしてみろとジェスチャーする



小鉄

「身が出そうだから遠慮しとく」

秋音

「とにかく、屁じゃないからネ。他にはどんな連携があるかな……」

小鉄

「一番難しいけど効果は高い前後からの挟撃とか?」

秋音

「コテツ私の弾飛んで来たら避けれるの?」

小鉄

「俺の動体視力は人並みだっつーの……挟撃つっても、射線が交わらない様に攻撃する難易度の高い十字射撃するンだよ」

秋音

「なら、かけ声とかも必要だネ。何も言わなくても通じ合うくらいフォーリンラヴしといた方がいいんだけド」

小鉄

「それも相手に悟られねーようなかけ声じゃねーとな……、後はフォーリンラブはいらねーけど、アイコンタクトで出来ればもっとイイな」

秋音

「いらねーとか……。アイコンタクトも一緒に寝食ともにしたりバディ組んで任務に勤しむ中で生まれるフォーリンのラヴがだネ、重要なんだよ」

小鉄

「嘘クセーなオイ……、それに任務に勤しむって見学するのはイイとして、女と仕事何か出来るかよ。あぶねーだろ」

秋音

「それは自信のみが危ないという事かナ?」(伊織が戦場を蹂躙している様子を想像しながら

小鉄

「俺自身もアブねーケド、顔怪我したりしたらダディがブチ切れるだろ。そーなると……まー、やっぱり俺の身は危ないケド」

秋音

「顔に怪我なんてしないヨ。万一怪我したとしても、戦乙女として箔がつくヨ。嫁に行けなくなったらコテツに責任とってもらえば良いシ」

小鉄

「ダディが義父はちょっとなー……味噌汁とフランクフルトの味で文句垂れそーだし」

秋音

「え、ご飯作るの私じゃないの?」

小鉄

「……料理なんか出来んのお前」

秋音

「出来るし! 一通りの動物はナイフ一本で解体できるヨ」(ドヤ

小鉄

「それ料理じゃねーから」



[utako] #CQBトレーニング用の案山子を置いて、バシンッバシンッ、と打ち込みを始める



秋音

「えー? そのあと味付けしたり焼いたり燻したり煮たりするよ?」

小鉄

「ダディがだろ。あ、ダディの特製ソースとか美味かったってダディに伝えといてくれよ」

秋音

「私だって焼いたり煮たりするんだからネ。ソースだって作れるし!」

小鉄

「ソーッスカ」(バシッバシッ)

秋音

「ソースだけにな、って信じてないネ?!」(バシィ

小鉄

「信じてる。それが、パートナーシップ」(キリリッ



[utako] #できないと信じている顔



秋音

「私を本気にさせてしまったね?TOKIOも真っ青なヤツ作って来てやんよ!!!」



[arca] #麦から育て、雛から育てる(ry



小鉄

「畜産からやる気かよ……」

秋音

「マミィが畑作るって言ってるから夏には用意できるヨ、ソレまで首を洗って待ってろよ」

小鉄

「覚えてたらな……、それで怪我してもイイなら覚悟決めて仕事参加してもイイけど……どーやって試験受ければイイんだろ。俺は先輩に誘われて入れてもらったし」

秋音

「まーその辺は自分でなんとかするヨ」



[arca] #実は既に参加しててランクも上だとか言えない



小鉄

「大丈夫か? テストは難しーから付き添いで言ってやってもイイんだぜ?」

秋音

「大丈夫だヨ、コテツが通れてるんだから」

小鉄

「そーか? ……、本当にヤバくなったら電話しろよ。すぐ行ってやるから」(受験心配する親のよう

秋音

「任せといてヨ」



[arca] #バチコーンとウィンクする



小鉄

「……、藍染が入ってくる前に俺ももう一つぐらいランク上げて、先輩顔してーな」

秋音

「ソウダネ(私は既にDらしいけどね)」

小鉄

(入ってきたら色々と教えてやろうと思ってる顔してる)

秋音

(しばらくは謎の覆面カウボーイとして参加しといた方が良いかもネ



[arca] #と考える



秋音

「その時のためにも必殺連携開発だヨ」

小鉄

「オウ」


時系列


2015年春

解説


コンビネーションの練習をするタクトレ同好会。

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