ど素人から職業クリエーターまで、TRPGと創作で架空世界を楽しむコミュニティ。TRPG+PBW+キャラチャ+創作。


狭間06エピソード集

エピソード『2013年の地下探検部』




目次





エピソード『2013年の地下探検部』


登場人物



シャムロック・ヘルメス
三つ目族の末裔の女の子。まんまオマージュなキャラ。具体的に何人なのかは決めて無かった気がする。


本文



SE
こつ、こつ、こつ



[TK-Leana] # 真っ暗な闇に閉ざされた石の階段を、角灯の光だけを頼りに下る。



シャム
(壁に刻まれた壁画を撫でて)「……この中央に描かれているのは、やはり三つ目族の王だな」

シャム
(角灯を高く掲げる)「様式から見て、既にフルカネリ技術を失った衰退期。とは言え、この時期の遺産でも馬鹿に出来た物じゃない」

シャム
「地下探検部を乗っ取って、最初の探索からこれとは、幸先の良い事……ん」

シャム
「ここまでか……」



[TK-Leana] # 階段を降り切ると、広い空洞になっている。角灯の光は天井まで届かない



シャム
「弥生時代の三つ目族は死者を弔うのにこういった墳墓をよく作ったのだ」

シャム
「冥界の入り口を象徴した石門の奥には、死者が生前使った道具などが積み上げられる。門の横に配置される巨像は、冥府の案内人であると同時に、副葬品を盗掘者から守る番人だ」

巨像
(轟音を上げながら立ち上がり、石の剣を掲げる)

シャム
「Abdol Damral Omnis Nomnis Per Es Holimak――」

シャム
「我と共に来たりて、我と共に滅ぶべし!」

巨像
(ぴたりと動きを止め、元の姿勢に戻る)

シャム
「くくく、控えろ。三つ目族の王の前だぞ」

シャム
「さて……」

シャム
「この先に、私を満足させるものがあるものか……」(額の目が輝くと、音を立てて石門が開き始める)


時系列


2013年7月

解説


吹利地下迷宮を探索するシャムロック嬢。

The following two tabs change content below.
アバター画像

月影れあな

ログ切り人。IRCでのNickはTK-Leana。 思いつきでキャラメイクしては一発ネタで終わることが多いため、参加者ページのキャラクターリストは出オチキャラの墓場になっている。
コメント一覧

コメントはありません。

この記事にコメント

*

*

トラックバックURL