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[HA06P]狭間グルメ奇譚『空飛ぶ豚②』← →[HA06P]アネモネラウンジ『鉄道記念日の日』
投稿者: arca ( 狭間06エピソード集 : 2013-10-17 00:35:22 )
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歩:(手帳を目の前にかざす
SE:ぽわわん
[arca] #光の粒子が発生し、スカーフェイスが再生された
スカーフェイス:「……」
歩:「呼び出された理由は分る?」
スカーフェイス:「……」(言葉はないが理解はしている様だ
歩:「今からあなたを私の力でイレギュラーに変えるわ。いままでは偶然に発生する事があっただけだけど、今回は初めて私の意思でやるの」
歩:「でもその前に、あなた自身の意見を聞いておこうと思う」
歩:「もしいやならこのまま戻っていいわ。了承してくれるならこのまま残って」
歩:「これは命令じゃない。自分の意思で決めて」
[arca] #真面目な表情でスカーフェイスを見据え、解答を待つ
スカーフェイス:(歩へ包帯の触覚をのばし頬や腕などをなぞる
[arca] #歩の考えを彼なりに理解しようとしている様だ
スカーフェイス:「……」(包帯を戻し、ぎょろりと見開かれていた瞳を閉じた
歩:「……それが答えね?」
スカーフェイス:(無言で頷く
歩:「ありがとう。……じゃ、いくわよ」(スカーフェイスに手をかざす
SE:ザァ…
[arca] #再生の時に生じる光の粒子の数倍の粒子が歩の腕を中心に発生する
[arca] #そして徐々にスカーフェイスを包んでいく
[arca] #スカーフェイスの屈強な身体が書き換わり、細くしなやかのものに変貌していく
[arca] #包帯が折重なり圧縮され、火傷や創痕だらけだったはだがいくぶんか治癒され、艶やかさを取り戻した
[arca] #そして全ての光の粒子がスカーフェイスに集約し、辺りに静けさが戻った
歩:「……はぁっ、はぁっ」(がくりと膝を突く
歩:「シュミレーションはしてたけど…思った異常にきつかったわ…」
スカーフェイス:「ゔぁー…」(変貌した自分の姿を見ている
歩:「えへへ…声帯もできるだけ修復してみたの。…まさか性別まで換わるとは思わなかった?」
スカーフェイス:「ゔぁ」(少し驚いていたが、すぐに歩を労るように包帯の触覚をのばす
[arca] #触覚でピトピトと触ったり撫でたり、額の汗を拭ったり
歩:「ありがと…。前の姿で生活していくのは少しきびしいから……少し大きな怪我しちゃった、くらいまで姿を軽減してみました」
歩:「それくらいなら、注目は浴びちゃうけど…通報される事はないと思うわ。……コートと帽子を脱いだらの離しけども」
[arca] #微笑みつつ、スカーフェイスの帽子を取る
スカーフェイス:(顔の半分ほどは包帯に覆われているが、垣間見える素顔は美麗な女性だった
歩:「うん、きれいじゃない。…でもその表情は……」
スカーフェイス:(半開きの口から鋭そうな歯が見え、目はジト目
歩:「ほら、笑ってみて」(にー
スカーフェイス:「ゔ、ゔぁ」(ぐにぃ
歩:「……さっきのままで良いかな。うん、無理は良くないわ」
スカーフェイス:「……」
歩:「さ、これからは一応人間として生活してもらうからね。まずは食事ね、二階へ行きましょ」
スカーフェイス:「ゔぁー」
歩:「言葉も覚え無いとね…いや、思い出すのかな?」(んー?
スカーフェイス:「ゔぁ」
[arca] #そんな事を話しながら二階へ降りていく二人
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10月
スカーフェイスをイレギュラー(異誕者)に変える歩さん。
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