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狭間06エピソード集

アネモネラウンジ『十五夜の日』


目次


登場人物

緋昏歩
アネモネラウンジの店主。記録屋
獅子王
モノノケ商店街の住人。鵺

本文

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[arca] #アネモネラウンジ

    歩:「今日は十五夜ね」

[arca] #団子を飾り、梨も添える

    獅子王:「お、本格的だな」
    歩:「ほら、商店街のお団子屋さんに作ってもらったの。きな粉にあんこ、みたらしのタレももらってきたわ」
    歩:「後でつけて食べましょ」
    歩:「料理も月見ハンバーグとか、それっぽいの用意してあるの。どう?」
    獅子王:「むぬ、いただく」
    歩:「ちなみに月にちなんで今日はスッポンのひらしいわ」
    獅子王:「月とスッポンにかけているのか?」
    歩:「たぶんね。調度この前のスッポンウナギが残ってるから、ちょっとだけ食べる?」
    獅子王:「むぬ、それもいただく」
    歩:「今日はラウラちゃんは来るかな?きたら一緒にお月見ね」
    獅子王:「ススキは川縁に結構生えていたな」
    歩:「揺れるススキ越しに見るお月様も風流よ。おぼろ月ならなおよし?」

[arca] #小首をかしげつつ、知的に振舞う

    獅子王:「気取ってもさほど変わらないな歩殿は」
    歩:「私としては結構気合い入れたんだけど…こう、ツリ目の女教師みたいな感じ」
    獅子王:「ぜーんぜん感じないな。目、垂れてるし」
    歩:「むー…」(クイクイと目尻をいじる
    獅子王:「上がらないな」(けらけら
    歩:「そりゃね…」(微笑み

[arca] #目尻をいじるのをやめて、ため息を吐く

    獅子王:「どうした?」
    歩:「ん?なんだろ、涼しくなったからかな。なんか溜息でちゃうのよね」

[arca] #自分のこめかみをつつき

    歩:「なんか時間が経っていくのが引っかかると言うかね」
    獅子王:「むぬ?よくわからないな」
    歩:「何か大事なことを放っておいたままみたいで、釈然としないの」
    獅子王:「むぬー、人生のむなしさに気付いたか。人間にしては早いな」
    歩:「え、別にそう言う訳じゃないけどね」(苦笑
    獅子王:「むぬ」
    歩:「はい、できたわ」

[arca] #月見ハンバーグ(目玉焼ハンバーグ)をことりとおく

    獅子王:「おお…目玉焼がプルンプルンしてるぞ」
    歩:「この加減が重要なの」
    獅子王:「いただきます」

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時系列

2013年9月20日

解説

十五夜の日の昼間のアネモネラウンジ。

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