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狭間06エピソード集

エピソード『獅子王のフナブ・ク行幸』




目次





エピソード『獅子王のフナブ・ク行幸』


登場人物



獅子王
名前負けしてる少年。
パッハロ・K・U
フナブ・クの三姉妹の長女。

本文


シーン転換



[arca] #歩が吹利大に行っていた頃。モノノケ商店街



獅子王
「この店、月曜は休みなのか……」


[arca] #アネモネラウンジに昼食をとりにきたが、生憎休みだった



獅子王
「こまったぞ…完全にこの店のテンションだったのに」
獅子王
「どこか他の店にするしかないか……」


[arca] #店の前できょろきょろと挙動不審



獅子王
「うーむ、こまった。遭難した」


[utako] #バイトしてたのに!
[arca] #今は商店街の中でやっぱり着ぐるみ着てマスコットしてる



獅子王
「どこかいい店はないか」(がおがお


[arca] #しかもぬらりひょんの家に居着くと言う前代未聞の



獅子王
「……ん?」


[arca] #ふと、フナブ・クに目がとまる



獅子王
「フナブ・クとは、また大いなる名前じゃないか」
獅子王
「話題的にも今風だ。マヤ歴がどうのこうのって騒がれてるしな」
獅子王
「ペットショップなのか?」(がうがうとショーウィンドウに近づいていく
獅子王
「王道の犬猫は置いていない様だな…」


[arca] #店のショウウィンドウを覗く獅子王
[utako] #ショーウィンドウの向こう側ではレジ前に座って毛布に包まって寝ている少女が1匹、ケージの掃除をしている女性が1人



パッハロ
(ガラスの向こう側に変な生き物が見えたが…とりあえず、涼やかに微笑んで会釈しておく)


[utako] #あれはきっと、宇宙飛行士の幽霊か何かだ



獅子王
「レジで寝ている…暇なのか。もう一人は掃除か」(会釈


[arca] #なんかクリーチャー扱いされてう!
[arca] #実際クリーチャーである
[utako] #らいおんさん!



獅子王
「目が合ってしまったし、少し入ってみよう」
SE
カランカラン
パッハロ
「……いらっしゃいませ」


[arca] #がおがおと入店
[utako] #若干警戒されてる



獅子王
「どうも…ああ、すいません。こんな格好で」
獅子王
「仕事の合間にそこの店で昼飯食べようと思ってたんだけど。おやすみみたいで」


[arca] #アネモネラウンジ指差しつつ



パッハロ
「月曜日は定休日ですからね。この辺だと…」
獅子王
「そうだったのか、覚えとかなきゃ」


[utako] #商店街って他に飲食店とかあるのかな
[utako] #喫茶店が二軒あるとは思い難いが、定食屋かバーぐらいはありそうな気はする
[arca] #あるお



獅子王
「今日はアネモネ腹でいたから、今更別の見せに買えるのは少し気が進まないけど、しかたない」


[arca] #別の店に変えるのは
[arca] #でもあるとだけしか設定はない



パッハロ
「男性の方には向こうの定食屋もおすすめですよ。炭水化物を大量に摂りたい様でしたらどうぞ」
獅子王
「なるほど…ありがとう」(ぺこり
パッハロ
「いえ、どういたしまして」 (ぺこりと会釈して
獅子王
「ところで、このお店。変わった名前ですよね。見た目とのギャップで、思わず引き込まれてしまった」
パッハロ
(ライオンの着ぐるみに言われてしまった…) 「店の名前は私が。外観とお店については妹がそれぞれやってくれたのですが、合わせてみると妙な組み合わせになってしまい…それも良いかとそのままにしています」


[utako] #店名はハロの趣味、内装、外観はフェロが、何をやるかはラガルが決めた
[arca] #すげえ
[utako] #なぜ分担したのかは不明
[arca] 獅子王(ちろちろと店外を見てライオンの頭取りつつ)「すいません、顔はみせるべきでした。そう言う経緯で…何か意味があると思ってしまった」(ははは
[arca] #クマの頭取り外したような状態
[arca] #P4



パッハロ
「深い意味はありません。」 (くすくすと笑って、一瞬ピクッとしたが正真正銘の犯罪者予備軍には、アルバイトの時点で既に年齢が16歳以上である事は解っていた
獅子王
「フナブ・ク。たしかマヤ文明のアカシックレコード的なやつ」


[utako] #しかも凧田さんの所経由であれば見た目以上に年齢が高い可能性がある



獅子王
「こちらにはどう言う意味があるんですかー?」


[arca] #ダイブ高い



パッハロ
(へいどうどう、相手はマジショタではない) 「知識を持つ者。所によると、賢者や神を意味しますが…響きが気に入った程度ですよ」


[utako] #中学生まで身長160cm以下日本人、健康的な少年にしか興味はなかった
[utako] #涼しい顔してそんな事を考えてる



獅子王
「おお、とくに昨今のマヤブームとは関係ないんだね」


[arca] #中学生と身長以外がはずれている
[arca] #以外じゃない中学生と身長が



パッハロ
「もう店を構えて8年以上になります」
獅子王
「結構長かった、いや失敬」(ポリポリと頭をかいて微笑む
獅子王
「そう言えば、ペットはどんなのを売ってるの?」
パッハロ
「お気に為さらず。確か…凧田さんの所でアルバイトされている方、でしたでしょうか?」
獅子王
「うん。いまではこの商店街のマスコット扱いだよ。なぜか小中学生には人気で」
獅子王
「名前はシシって呼んでくれると嬉しいぞ」
パッハロ
「シシさんですね。私はパッハロ.K.U。ペットショップ『フナブ・ク』の店長をしています」
獅子王
「よろしくパッハロさん。変わった名前ですぐ覚えられそう。これはスペイン語で鳥という意味だよね」
パッハロ
「その通りです。お詳しいですね。」
獅子王
「無駄なことだけは良く覚えるんだよね。役に立つときはこうやった人と話すときだけだけど」


[arca] #こうやって
[arca] #ライオンの頭を置いて腕組み



パッハロ
「表現が豊かである事は、素晴らしい事ですよ」
獅子王
「あー、褒められるとむずむずするね…ありがとう」(がうがうと照れる


[arca] #照れ隠しにラガル軍団を眺め始めつつ
[utako] #あまり動いてはないが眼はしっかりと獅子王を観察してる



獅子王
「(なんか観察されてる?)…爬虫類か、かわいいね。鳥はいないの?」
パッハロ
(最後のケージの掃除を終えて立ち上がり、軽く腰を叩きながら) 「餌の冷凍ヒヨコなどはあります」
獅子王
「うーむ…え?てっきりパッハロさんの名前から鳥もいると思ったんだけど。そうか、これも妹さんが選んだのだ?」
パッハロ
「はい。爬虫類に関しては得意な妹が、今はお休み中ですが」


[utako] #ラガルのほうを見て



獅子王
「なるほど。表からもかわいい寝顔が見えてましたよ」


[arca] #ちらりとラガルを見て微笑む



獅子王
「調度ペットなんかを飼ってみたいと思ってたけど、爬虫類って言う選択肢もあったか…」
パッハロ
「飼育には結構お金もかかりますので…あまり飼育経験がない場合であれば、こちらのハムスターもオススメです」
#ポップ
「おいしいでちゅー」
獅子王
「おいしいでちゅー、と書かれてるけど」(指差して
パッハロ
「ひまわりの種の事ですね」


[utako] #ハム次郎がかりかり食べてるヒマワリ指差して
[utako] #絶対「生餌ですか?」と聞かれたら「はい、健康管理に抜かりも無くおいしく仕上がっています」とか言う



獅子王
「じゃあ蜥蜴の餌ではないんだ」
パッハロ
「飼育方針は飼い主様に任せていますので」 (涼やかな笑顔で
獅子王
「何だかえげつない気配を感じた気がする……。うん、一匹飼うよ」
パッハロ
「お買い上げ、ありがとうございます。飼育セットもご一緒にいかがですか?飼育マニュアルもお付けいたしますが」
獅子王
「うん、お願い。飼う異常は精一杯世話をしないとね……どの子にしようかな」


[arca] #次郎の群を眺めつつ
[utako] #「たすけてくれーでちゅー」「どけでちゅー」「おれが、おれがーでちゅー」
[utako] #わっさわっさ



獅子王
「ひしめき合ってるな…」(迷う
パッハロ
「病気については毎日チェックしていますので心配はありませんが、生活環境の変化で万が一にも1週間以内に死亡した場合には新しい子を差し上げていますでお気軽にお選びください」


[utako] #営業



獅子王
「商売とは言え、なかなか殺伐だね」(苦笑しつつ
パッハロ
「曲がりなりにも命を扱う仕事ですので」
獅子王
「じゃあ、この子にするよ」(出遅れてスッ転んでる子を一匹手に取った
獅子王
「他のヤツには悪いけど、こう言う子には自分を投影してしまうんだよね」
パッハロ
「ペットは飼い主に似ると言いますが、買う前から似ているのは…良い出会いですね」
獅子王
「ははは。拙も子供の頃は長兄達に飯を先に食べられてしまうことが多くてね」(ハムをこちょこちょなでる
獅子王
「その鬱積もあってか非行に走ったものだ」


[utako] #ちなみにお店においてあるのはジャンガリアンと言う小さなタイプ。決して食べやすいようにとかではない
[arca] #食べやすそうだ
[arca] #くしくし



パッハロ
「その子が非行に走らないように、しっかりと寿命を真っ当するまでお育てください」
獅子王
「うん」(頷く
獅子王
「名前はどうしようか、ハムスターくん」


[arca] #つまんでおがくず(?)を払いながら
[utako] #「俺達は皆次郎…、あいつも、あいつも…皆次郎なり…」



獅子王
「ほう、みんな次郎なのか。しかしそれではちょっと寂しいじゃないか。次郎助というのはどうだ」


[arca] #独り言の酔うに



パッハロ
(次郎一族のケージにも僕達ハム次郎!と書かれたポップもあるが、少し不思議に思いつつ」 「良い名前だと思います」
獅子王
「パッハロさんもそう言ってる。どうだ、次郎助」


[utako] #「次郎助と今日から改めます」
[utako] #と、いってる気がする



獅子王
「なんだ、急にかしこまったな。はは」
パッハロ
(動物の声は聞こえないので小首を傾げて) 「良い子が見つかったようで良かったですね」
獅子王
「うむ、餌になるにはもったいないヤツだ」

時系列


2012年12月

解説


アネモネラウンジを訪ねて、休業に肩を落とす獅子王。仕方ないので商店街を散策してみる。

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とにかく、元気いっぱい!ぶらりんぱわーではぴはぴ! 常識的な子は少ないけど、それでもあまり修正しないところがはぴはぴ!Paとジト目担はこちらです
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