狭間06エピソード集

エピソード『春の日のこいつら』

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目次

• エピソード『春の日のこいつら』
  • 登場人物
  • 春の日のこいつら
  • こぼれおちるチャンス
  • 時系列
  • 解説

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エピソード『春の日のこいつら』

登場人物

エヴァ・ライスティール・ホワイトハンド

ナチュラルボーン卑猥合法ロリ娘。

剣一心

名前ほど格好良かったら人生もう少し楽しかったと思ってる。

春の日のこいつら

一心

「春やなあ」

エヴァ

（誕生日に香苗から貰った羊の着ぐるみ着て日向ぼっこす）

一心

「冬より露出度が下がってるっていうのはどういう事なんやろうな」

エヴァ

「……残念……中は全裸」

一心

「ぶふっ……おま……」

エヴァ

（今年は風ちょっと冷たいが日は出るので熱だけ吸収してぽかぽか）

一心

(なんかむらむらしてしまってそわそわ)

エヴァ

「……裸、で……毛布、に……包まってる……感じ……良い」

一心

「だからキミはなんでそう卑猥な格好をしたがるかな……」

エヴァ

「……主観的、に……ノー卑猥」

一心

「もう少し己を知るべきやな」

エヴァ

「……春病、……こじらせ、てる」

一心

「春病？　五月病とかか？」

エヴァ

「……春の、陽気に……あてられて……、いきなり……悟り開いて、る人……先輩にありがち」

一心

「悟りかあ、開けたらええねんけどなあ」

[TK-Leana] # 煩悩から逃れられない男
[utako] ＃意味合い的に新年度になっていきなり真面目になったり大人しくなったりする人の事を指してた

エヴァ

「……悟り、より……境地？　……の方が、合ってる」

[utako] ＃芸術家としては
[mjolnir] ＃そういう人って数ヶ月も持たないデスヨネ……

一心

「ふーん。で、ボクがそう見えるって？」

エヴァ

「……己を……、何とか……って、そう見える……」

一心

「いや、キミに言うてんで。己を知れと」

エヴァ

「……うん」

一心

「羞恥心が足りへんって前から言ってるやん！」

エヴァ

「……今更、過ぎて……もっと、深い言葉……使おう、と……してるの……かと」

エヴァ

「……あと、着ぐるみに……欲情、する……のは……ちょっと」

[utako] ＃ローリングしつつ離れてく

一心

「着ぐるみの下に欲情してんねん！　人聞きの悪い事を……ハッ！」

エヴァ

「……１１０番……、１１０番……」（携帯を探し始める

一心

「誘導尋問やろ今の！」

エヴァ

（携帯見つけられずに力尽きた）「……一つ、嘘があった……擦れ、ると……痛い、から……絆創膏、だけは……着用……してる」

一心

「余計卑猥や、アホ！　……で、その絆創膏って上の方？　下の方？」

エヴァ

「……」（曰く、白い眼で見ていたと言う

一心

「えー……」

エヴァ

「……どっち……が、お好み……？」

一心

「りょ、両方？」

エヴァ

「……肘と、膝……に、貼って、る……良かったね」

一心

「詐欺臭くないそれ？」

エヴァ

「……意外と、擦れ……て大変、なので……」

一心

「服を着ろ！」

一心

「……いや、待ってや。ちゅうことはぽっちりはむき出しかいな」

エヴァ

「……ぽっちり？」

一心

「……なんでもないです」

エヴァ

「……ぽってり、は……剥き出し、てるも……同罪」

一心

「ええねん、肥満は遺伝」

エヴァ

「……剣さん、の……パピー……も、もっちり？」

一心

「いや、おかんが」

エヴァ

「……」（もっちりもっちりとお腹に指を埋めつつ、イメージは女性版一心

一心

「大体想像してる通りやで」

[TK-Leana] # おかんも世話好きだった者と思われる

エヴァ

「……包容力、は……ありそう……」

一心

「褒めてんのかなそれ」

エヴァ

（押したり引いたりして一頻り堪能）「……包容力、は大事」

一心

「ていうか、エヴァちゃん。あんまりそう無防備やと本気でそのうちボク収まりつかんくなるで」

エヴァ

（木槌と蚤を羊の綿毛の中から取り出して）「……準備、万端」

一心

「くそー、なんという誘い責め」

エヴァ

（もぞもぞと綿毛の中に戻し）「……新作、……見てる間、は……構わない……けど、それ以外は……面倒、汚れそう……だし」

一心

「よ、汚さへんし！　仮に汚れたとしても拭くし！」

エヴァ

「……あ……新歓、……コンパで……発散、して来る……のは？」

一心

「※ただしイケメンに限る」

エヴァ

「……大丈、夫……イケメン、じゃ……なく、ても……一芸、と……話術と……ネットの、動画……サイト……での、人気が……あれば……」

一心

「カーッ！　時事ネタ禁止！」

エヴァ

（両手で口を抑えて、こくこくと頷く）

一心

「よし。あと、ボクにああいう事出来ると思うかキミ？」

エヴァ

「……できるできる」

一心

「無理やわー。超無理」

エヴァ

「……私、は……コンパ……で美味しい焼き鳥、食べられ、る……らしいから、行ってくる」

一心

「ふーん、何処のコンパ？」

エヴァ

「……工芸科の」

一心

「またお持ち帰りされんように気いつけな」

エヴァ

「……飲ん、だら……解らない」

一心

「解らんくなるまで呑むなや」

エヴァ

「……気分、が……変わる……し……、その時、は……その時……」

一心

「いつも言うとるけど、もっと自分を大切にしなさい。ボクちょっと心配やわ」

エヴァ

「……一緒……に、行く？」

一心

「工芸科のコンパに部外者が出てえもんなん？」

[TK-Leana] 出てええもんなん？

エヴァ

「……去年、も……居たし……平気」

一心

「なら心配やしついてこかな」

エヴァ

「……これで……、沢山……食べて、も……大丈夫……」

[utako] ＃お腹パンパン食べても脚が出来たと小躍りしてる

一心

「はいはい。うっかり耳としっぽ出さへんようにね」

[TK-Leana] # 確か後遺症でなんかあったよね
[utako] ＃なんだっけ、と思ったら抑制剤で段々おとなしくさせてた
[utako] ＃何かの拍子にまたにょろんと出てくる可能性がある
[TK-Leana] # 完全には治って無かった感じ

エヴァ

「……うん。……うっかり、手を……出す時は……一言、言って」

一心

「ださへんわ！」

エヴァ

「……うん」

[utako] ＃そんな感じかな
[TK-Leana] # ですねー
[TK-Leana] 相変わらずの二人
[utako] 姫が男を連れてきてびっくりされたとか何とか
[TK-Leana] 割と食堂で一緒に飯食ったりしてるので、今更では
[utako] 食事するぐらいならまだしもコンパに連れて来るほどか、ていう
[TK-Leana] なるほど
[utako] 姫がバックバック焼き鳥食ってる間にいい機会だとクラスメイトから色々質問されたり

こぼれおちるチャンス

[TK-Leana] 高校時代からの知り合いでーみたいなことを軽く話したり。男とは割とすぐ仲良くなれそう
[utako] エスカレーター組は学校に残ってる過去作から、あの作品の先輩だと気づいたりでエヴァより余程溶け込めそうな
[TK-Leana] むしろなんで工学部なんですかという
[utako] その内、新入生の女子と話が弾み出した頃に両手をタレでべとべとにしたエヴァが邪魔にしに……

一心

「あー、あかんでエヴァちゃん。ほら、紙布巾、ちゃんと拭いて。口の周りもべとべとやないか」

エヴァ

「……良いタレだった」（小さなお尻を一心と後輩との間に収めて、紙付近でバリバリと手を拭いてる

[utako] ＃隅っこで焼き鳥漁ってた謎の金髪少女に完全に空気飲まれて他の子との話へ流れてしまう後輩

一心

「そんな美味かったんやったらボクの分も取ってきてくれても良かったのに」

[TK-Leana] # あんま気にして無いというか、そういう意識はそもそも無い奴

エヴァ

「……まだ、残ってる……から……、後で……持ってくる」

一心

「またベチャベチャにせんようにな……あれ、今ここで話してた子は？」

エヴァ

「……どっか、行った」

一心

「折角ボクの人形について色々聞いてくれてたのに、悪いことしたな。今度会うたら謝っとこ」

エヴァ

「……うん。」

一心

「？」

[TK-Leana] # なんかちょっと様子おかしいかなと首をかしげ

一心

「もうお腹いっぱいか？」

エヴァ

「……ううん。もう、少し……食べる」

[utako] ＃しばらく隣に居ると、また料理を求めてうろうろし始め、また一心に後輩ちゃんが寄ってくると戻ってきて隣に座り、を何度か繰り返し
[TK-Leana] # かわいいなｗ
[utako] ＃４月で二十歳にもなったので、お腹落ち着いた頃にはそのまま座ってお酒タイムに入る
[TK-Leana] # で、潰れるとしゃーないなーと苦笑しつつ一心が連れて帰るのか
[TK-Leana] # おかんか
[utako] ＃おかんだ
[utako] ＃吐く程飲みはしないので、連れて帰る途中に背中がゲロまみれになったりはさすがにないです
[utako] ＃汚れ吸血鬼と違って脱いでも寝てても姫なので！
[TK-Leana] # 汚れ吸血鬼はそのうちゲロイン化するのか
[TK-Leana] # # 一瞬カウラの方を思い浮かべたのはないしょである
[utako] ＃若い方は汚れちゃうで！
[utako] ＃あれは道端の排水溝に吐くダメな人なので
[utako] ＃汚れの方は
[TK-Leana] # うん、エロインではあるけど汚れじゃないな
[utako] ＃グロインはやってたが……いまは大丈夫、多分……

エヴァ

「……背中、も……ぷにぃ……ぷに……、ミルク……でそう」（おんぶされたまま

一心

「人を牛みたいに言うなや」

エヴァ

（眠そうに見えて良い具合に酔ってる）「……牛……、は、背中から……ミルク……でない」

一心

「ボクも出んわ」

エヴァ

「……出ないの」

[utako] ＃子猫みたいにぐしぐしと背中を押してる

一心

「こらこら、暴れんとって、落ちるで」

エヴァ

「……しっかり、支え……る……剣さん、ファイトー」

一心

「無茶ぶりして……」

時系列

2013年4月

解説

そうだ、新歓コンパに行こう。何処に行っても相変わらずの二人。

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