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BaySide23


Bay Side 23

『東京湾アイランド構想』をめぐる怪奇系群像劇。

東京湾アイランド構想。それは外国人観光客をターゲットとし、空港や商業施設、宿泊施設などを集約した人工島を特別行政区として東京湾に造り出そうとした計画である。
東京湾岸地区の総合的な再開発を含むこの巨大事業は、建設業を中心に一時多大な経済効果をもたらした。
しかしこの事業はある時を境に縮小・分割され、奇妙なほど静かに人々の記憶から消えていった。
今では完成間近とされていた人工島、『オノゴロ島』が、その記憶をかすかに呼び起こすものとして湾岸から望めるだけである。

HA23VOL2-Bay Side-

摩天楼とのたうつハイウェイ、そしてその合間に残る雑多でどこか親しみのある町並み。私たちはそんなふとした景観の狭間でひっそりと、だが確実に存在している。海を眺めれば見えるあのオノゴロ島のように。
 あなたは『東京湾アイランド構想』と言う、この大都市の魔法仕掛けと隣り合わせながら生活し、時に危険に身を投じる事になります。それが私たちの日常であり生業である限り。そしてこの街の真実に近づいた時、私たちはなにを思うでしょうか。

キャンペーンコード

主にHA23を使用する。

最大技能値

18

HA23での技能値18の扱い

現実世界に則したパワーバランスや価値観を持つ狭間世界において技能値18は非常に稀有で強力なものです。
その力の運用は容易に社会に影響を与え、注目されてしまうことを常に留意しておかなければなりません。
超能力者や宇宙人の存在の社会的露呈など、パラダイムシフト引き起こそうとする出来事やPCは狭間世界では排除の対象となります。
戦闘や器物破損は犯罪であり、行動を誤れば最悪政府や闇の組織などからマークされ即座に逮捕や抹殺されてしまうことでしょう。

ただし他界である『オノゴロ島』に於いては扱いが若干変わってきます。技能値18は凡庸ではないものの、島内では衆目に許容されるレベルです。

運用に注意が必要であることは変りませんが、PCは技能値18であることで初めてオノゴロ島の謎と拮抗し得るものとなります。

用語

警察?
警視庁、海上保安庁、神奈川県警、千葉県警。
HideandSeek
横浜にあるBar。様々な事件や依頼が集まる。そのバックには人外や異能を持つもの達が集まってできるネットワークが存在する。
金の守護家
東日本を牛耳る大家。[[五式]]に於いて[[金の守護家]]を冠する。
『東京湾アイランド構想』は元々官僚の一派閥が大量の外貨獲得を行うことを目的として考案したものであり、その核心は公営カジノの設立だった
つまりカジノが合法化されることが不可欠であり、日本においては絵に描いた餅でしかなかった。
しかし、『[[譲原家]]』がこの構想に着目したことで状況が変わる。
富と権力を有し、行政に対しても強いパイプを持っていた譲原家は、程なくしてその影響力をもって『カジノ特別行政区に関する法律』の可決を国のシナリオとして決定づけた。
そして、構想における莫大な建設利権の大部分を内々に獲得したのもまた譲原家だった。
西暦2000年。シナリオに合わせて、東京湾岸地区の再開発と共に、実際に東京湾の中心に人工島の建造が開始された。
しかし、2008年12月。譲原家の当主が急逝したことから自体が一変する。豪腕として知られた当主の逝去により譲原家は影響力を欠き、計画を纏めることができなくなってしまったのである。
『カジノ特別行政区に関する法律』は半ば頓挫し計画の進行が事実上不可能となり、関連する事業の相次ぐ破綻による負債を補填するために建設利権を様々な組織に譲渡し切り売りすることとなってしまった。
そうして『東京湾アイランド構想』はまるでそもそも存在していなかったかのように人々の記憶から消え去った。しかし、その中核である人工島は既に9割の施工を終え、誰もがその姿を確認できるものとして存在してる。オノゴロ島は本来の役割を果たせなくなり、行き場なく宙吊り状態で残ったのである。
オノゴロ島
東京湾に浮かぶおよそ16キロ平方メートルの面積を持つ人工島。オノゴロ島は通称であり、現在の正式名称は『東京湾特別行政区敷設予定人工島跡ごみ最終処分場予備地』
『東京湾アイランド構想』の中核であり、空港や商業施設、高級ホテルなど擁する予定であった。
一般にオノゴロ島が何であるかを正確に知るものは少なく、真実と共に様々な噂や尾ひれが流布している。そのゴシップの系統で出身地を当てるゲームが流行ったことがある。
外側からはいくつかの建設途中の建造物が見える程度の殺風景な様相だが、島には超常的な力が作用しており、空間が大幅に拡張され島内は完全な他界となっている。島内に入ると存在しないはずの街やショッピングモール、摩天楼郡などのスポットが現れ、『住人』が確認されている。
島を通常の状態に戻す方法は見つかっておらず、事実上誰も手出しできない状態となっている。
海上保安庁の船舶により厳重に監視されており、通常の手段では立ち入ることはできない。
なぜそうなってしまったかは現在でも不明だが、『東京湾アイランド構想』が崩壊した混乱による一年間の誰の所有物でもなかった空白期間になにかが起こったのではないかと予測されている。様々な組織から非公式の調査員が散発的に送られている。

旧版チャットログ

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話題まとめ

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