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狭間06エピソード集

エピソード『あっとTS』




目次





エピソード『あっとTS』


登場人物



無戸室近衛

無戸室邸の主

無戸室ロザリンデ花梨

若妻

無戸室香苗

無戸室家当主代理


本文



近衛

(前々に作って置いておいた紋付袴を着て鏡を見ながら……、顔に皺が増えないものかと変な顔をしていた)

近衛

「……毎度思うが男の礼服はおっさんにでもならねぇと締まりが悪ぃな」



[utako] #言うほど似合っていない分けではないが、本人的には老け分が足りないらしい。



ローザ

「お似合いですわよ、近衛さん」

近衛

「そうかい? プチ整形するやつの気持ちが解りそうになってきてたが……1日だけでも着てれば慣れるか。」

香苗

「どうせ堅苦しい空気を浴びてりゃ気にもならなくなるよ。」

ローザ

「老けたいというのもまた、贅沢な望みですわよね」

香苗

「日本には老け薬という物もあるよ。有名な所で浦島太郎だね。用量用法を守って正しく使えば鬼でも十分に老けられる」

ローザ

「劇薬じゃないですか」

香苗

「毒だと言われていた菌をアンチエイジングに使う技術だって今はあるんだ、何事も使い方次第さね」

ローザ

「それはそうですが……」

近衛

「そんなプチ整形は御免被りてぇが……、ローザの肉体年齢は大体どの辺りで止まるんだ?」

ローザ

「個人差はありますが、大体は20代前半ですね」

近衛

「ってことは4、5年の内には止まるのか。まぁ俺は18ぐらいから成長に変化はねぇがな……」(ハハハ……と笑いつつ、礼服の似合う暗い顔になった

ローザ

「そんな自嘲しないでください」(ため息

香苗

「ついでにあと20年は老ける事を気にしないで良いよ。私を見な、まだお肌ピチピチ。うちは皆大体こうだ」

近衛

「婆がピチピチなんて言ってると言葉に困るだろうがよ」

香苗

(着物なのでおしとやかに定規で額を叩く)

近衛

「……(額を抑えて少し黙って、痛みを堪え)……そうだ。香苗さんが居る間にちょいと京まで行ってくる。これ(礼服)もそのためのもんだが……、留守の間を頼めるかい?」

ローザ

「はい、行ってらっしゃいまし」

香苗

「何年も顔見せサボってんだから、来年は家族で行くんだよ」

近衛

「……忙しくなけりゃぁな」(憮然としつつ頷き)

影蜥蜴

(座敷に置いてあったランプを持って何かしてる)



[utako] #それっぽいのがあれば試したくなり



影蜥蜴

(擦っていると変な煙が噴出してびっくりした)

近衛

「……ん?」

香苗

「あン?」

ローザ

「あら?」

近衛@妊婦

「……」(ゴゴゴゴ……

ローザ

「一体何で……」

香苗@中年男性

「……あれま。」

ローザ

「あら、声の調子が」

影蜥蜴

(すごいまずい事しちゃった顔して冷や汗垂らしてる少年)

ローザ

「あと、頭が軽く……」

近衛

「ド、ドリルが……ドリルがなくなってるぞ、ローザ……」

ローザ

「近衛さんこそ……え? 近衛さん、ですわよね?」

近衛

「あぁ……あ? (さすさすとお腹を触って)……腹に変な感覚が、……こ、子供ができた時の……妙な感覚が!?」

ローザ

「近衛さんから妊娠した女性の体臭……が……」(はたと自分の現状にも気付く

香苗

「……山の近くとはいえ吹利の吹き降ろしは妙なもんだね」



[utako] #髭をじゃりじゃりと撫でつつ



近衛

「冷静になって考えよう。……俺が妊婦になった。ローザのドリルが移動した。婆が爺にジョブチェンジ……」

ローザ

「わ、わたくしの赤ちゃんは」

香苗

(ローザと近衛の腹部に手を当てて、おっさんが犬耳を生やし……)「赤ん坊の魂は同じだね。ローザちゃんから近衛に、大方近くにいた女の胎に移動したんだろうさ」

ローザ

「え、ええ……一体なぜ!」

香苗

「原因は……まぁ、あのランプの煙だろう。中東の封印器に似てはいるけど、魔力の臭いは……カウラちゃんだね」(すんっと鼻を鳴らして

ローザ

「また厄介なおもちゃを……」(カウラの携帯に電話をw

カウラ

『はーい。何かしら? ローザ』

ローザ

「性別転換、ランプ、心当たりがあるなら今すぐ座敷の方にいらっしゃい」

カウラ

『……』(声が怖いのに気づいた

ローザ

「影蜥蜴さんもそこに正座!」

影蜥蜴

(おろおろしていたがびくっとして正座)



[utako] #しばらくしてランプ発動させた影蜥蜴と作って放置してたカウラが座敷に正座して並ぶ。



ローザ

(ガミガミ説教を始めてる)

カウラ

(しょんなりして説教され)

影蜥蜴

(素直に説教受けてしょんぼり)

近衛

(家着に着替え直して、座椅子にゆったり座り)「まぁまぁ……、その辺で」

ローザ

「いいえ、近衛さん。魔道を志す者が、周囲に迷惑をかけるような不注意を容認する事になれば大問題です。ここはきっちりと教え込まなければなりません」

近衛

「今までに見た事ねぇぐらいにしょんぼりしてるから、その辺で治めといてやってくれ。な?」(袖を引いてひそひそと耳打ちし)

ローザ

「まあ、近衛さんがそうおっしゃるなら……」

近衛

「二度目はないようにな、お前達も。次はこの倍はローザが怖ぇからな……」

カウラ

「ごめんなさい……」(小さく嗚咽漏らしつつ

影蜥蜴

「気をつける……」

ローザ

(ふぅ、と嘆息する)

近衛

(よし、と手を打ち)「……にしても、新鮮な眺めだな。カウラは髪のせいで面影はあるが、ローザは……ドリルがねぇと、ちょっと落ち着かねぇな。男だし……」

ローザ

「こうしてみると、近之助はわたくしにそっくりでしたのね」

近衛

「なんて弱いんだ俺の血は……」

香苗

「私から見れば近衛も母親似だとは思うさね。姉さんにそっくりだよ」

香苗

(自分の顔を鏡で見つつ眉を潜めて……)「私はやっぱり父さん似だ……、佇まいは母さんに似てる方だと思ってるんだけどねぇ……」



[utako] #やだね、とため息ついて火のついてないタバコを咥える



ローザ

「近衛さんのお母様、どういう方だったんですか?」

香苗

「そうさねぇ……、早樹姉さんはマイペースでゆったりとしてるのに我が強くて、結婚するって決めたらさっさと家出ちゃって……纏めると、我侭な姉だったね」

香苗

「見た目は丁度、今の近衛の目つきを、もう少し柔らかくした感じだよ。結間さんに似て、目つきは悪い子になったからね」



[utako] #近衛さんのTS後は150cmぐらいのセミロングの丸眼鏡



ローザ

「一度お会いしてみたかったですわ……」

香苗

「……姉さんもそう思ってるよ。きっと。……そう言えば、姉さんの創造物の子が吹利に住んでた様な気がするけど、今はどうしてるのやら」



[utako] #※酔いどれ吸血鬼の安寿さんである



近衛

「……初耳なんだが」

香苗

「姉さんの子達は家に寄り付かないし、連絡も寄越さないからほとんどが行方知れずなんだよ。仕方ないだろ」

ローザ

「まあ。いずれご挨拶をしたい所ですが……」

香苗

「早樹姉さんの実子が吹利に居る事は知っているだろうから、時を見て挨拶には来るだろうさ。自分たちの末の子の姿は、誰もが見たいだろうしね」

近衛

「……25にしてお前には兄弟が居るんだよ、と言われた気分さな」(がっくりときてる)

ローザ

「面識は全くありませんの?」

近衛

「……ねぇな。ガキの頃には妙な人達だなと思う婆ちゃんの客には何人か会ったが、吹利に来てからは……妙なのにはたくさん会って、知らない内に会ったかどうかも解らねぇ」

ローザ

「見れば分かると良ものでもないんですね」

近衛

「会えば解る、とは思うんだが……何せ母さんの創造物なんて居る事すら知らなかったんだ。感覚的に掴めるかどうか……」

ローザ

「案外、遠くからこちらの事は見知っているかもしれませんわね」

近衛

「かもしれねぇな。俺のシャイな所は兄弟姉妹に似たのかねぇ……」

ローザ

「シャイ?」

香苗

「どの口が言ってるのか……、さて何だかバタバタしちゃったから私はお風呂でも借りて良いかい? ……色々と我が身の異常を確認しないといけないから」(じゃ、と手を上げて、タオルを肩にかけて行ってしまう。

近衛

「……あの爺。」

ローザ

「所でカウラさん、この状態を元に戻すにはどうすれば?」

カウラ

「単純な時間経過で治るわ……、もう一度変換してすぐに戻してもよいのだけれど……あまりコロコロと赤ちゃんを転移させるのは気になるでしょ……」(くすんくすん

ローザ

「むしろ、わたくしの元に居ない事が気になりますわ……」

近衛

「俺の胎の中に居るのも落ち着かねぇんだが……」

カウラ

「半日もないぐらいなんだから、そのままで居なさいよ。今のうちにお父様もといお母様はゆっくり休んで、お父様は普段できない力仕事なんかやってみたら良いじゃない」

ローザ

「そうですわね……妊娠が発覚してすぐ引っ越しでしたから、色々と手が届いてない所もありますし……でも、カウラさん」

カウラ

「……な、なによ」

ローザ

「わたくしの事をお父さまと呼ぶのはやめなさい」(ほっぺたを引っ張る

カウラ

「ごめんなひゃい! ごめんなひゃい!」

ローザ

「まったく……」

近衛

「ちなみに俺は……どうゆっくりしてりゃ良いんだ?」

ローザ

「無理のない範囲での適度な運動をしつつ、不摂生を行わないよう気をつけながらゆっくりしていてください。アルコールやカフェイン、ニコチンなどの刺激物は禁止です」

近衛

「酒と趣向品は我慢するとして……、適度な運動か。」



[utako] #なるほど、と顎を撫でながら



ローザ

「ええ、ウォーキングなどがお勧めです」

近衛

「外を歩きに行くのはな……、ローザの後ろでもついて回るか」

ローザ

「では、わたくしは家の片付けに参りますわ」

近衛

「あいよ。」


時系列


2013年秋

解説


さぁ魔法のお時間だ!

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とにかく、元気いっぱい!ぶらりんぱわーではぴはぴ! 常識的な子は少ないけど、それでもあまり修正しないところがはぴはぴ!Paとジト目担はこちらです
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