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狭間06エピソード集

エピソード『黒い侵略』




目次





エピソード『黒い侵略』


登場人物



無戸室近衛
無戸室家の現党首。色々な元凶である。
緋昏歩
アネモネラウンジの店主。近衛の元嫁の一人で、ラガル達姉妹の友人。
ラガルティッハ・K・U
WhiteLineの管理を行う三姉妹の一人。
フェロカリール・K・U
WhiteLineの管理を行う三姉妹の一人。
パッハロ・K・U
WhiteLineの管理を行う三姉妹の一人。
櫛觸一神
近衛の後輩で仕事仲間。
天之磐弥斗星
近衛の子供の一人。
天之磐貴斗
近衛の子供の子供。
枕島九十九
WhiteLineを流離う海賊船長。
船越一矢
WhiteLineを流離う海賊船員。

シーン01



一神
「―――、あぁ、頼む。東光寺先輩。こちらは、手が空いた時で構わない」


[utako] #用件を伝え、携帯の通話を切り
[utako] #シングルベッドに寝かせた、スーツをゲロ塗れにしてくれた男の方を見る。



一神
「死にかけるならせめて私の見てない所にしてくださいよ……、ナギ、容態解るか?」


[utako] #身体に纏わりつく光の粒子に語りかけながら、手早くスーツを袋に詰めて、ジャージに着替える
[utako] #返事を返すように光の粒子は舞い、近衛の身体の上を通り過ぎて一神の元に戻ってくる



一神
「……大方、予想は当たってたか。継ぐには歳を取りすぎたか…、内輪で揉めるのが本当に好きだね。無戸室は」
近衛
(薄ら眼を開けて、周りを確認して)
一神
「起きたか?」
近衛
「……、バットか何か……、料理なんかしねぇだろうが包丁でも、あるか?」
一神
「……これでも休みの日ぐらいは料理するんだがな」 (ごそごそと、キッチンから万能バサミ持ってきた
近衛
「……」 (一言言いたかったが我慢して、万能バサミを受け取る
一神
「何するか知らんが、貸したんだ。返せよ」


[utako] #ため息混じりに言って、ふと背後に気配を感じて振り返る。
[utako] #白衣を着た女が、洗濯物の山に凭れて寝ていた。
[arca] #死にかけてた



一神
「……、誰だ。こいつは…先輩の」


[utako] #近衛の方に振り返ると、ベッドの上には誰も居らず



一神
「………迎え、来たらどうするんだよ」


[utako] #面倒臭そうに頭を掻いて、空いたベッドに白衣の女を転がす事にした。


シーン02



[utako] #白い地平線の続く世界。
[utako] #ダークレイダースに始まり、異変は急速に成長していた。
[utako] #吹く砂に、黒い塵が混じる。



パッハロ
「臭いですね。」
フェロ
「……お風呂入ってないから」
パッハロ
「ベタなツッコミさせないでください。あの侵入者達の屍骸の事ですよ。…屍骸と言って良いものか困りますが」
フェロ
「ただの調査かと思ったけど……、別の意図?」
パッハロ
「主な役割は偵察だと思いますが……、あれだけの木偶を悪戯に送り込んで来た事には何かあるでしょう」
フェロ
「だから捕まえる方向が良いって言った。無闇に倒すと、敵が増えるだけって」
パッハロ
「一理ありますが、言葉を使わぬ相手に口を開いても傷が増えるのみ。私は痛いの嫌いです」
フェロ
「……良いけどさ。定時巡回、行ってくるね。最近は昼間でも仕掛けてくるの多いし」
パッハロ
「お願いします」


[utako] #軽く走り出すのと同時に、フェロの身体に機械の巨人の影が重なり、金属とラジオノイズの音を立てて変形したバイクが走り去って行った。



パッハロ
「コノエも遭遇しているようですし、そろそろ我々の存在もバレそうですね……」


[utako] #暫くしてから本拠地に戻ろうと振り返ろうとすると
[utako] #フェロが走っていた先で黒い柱が立つのが見えた
[arca] #トランスフォーム…



パッハロ
「……あれは?」


[utako] #眼を凝らすと、柱でも、細く長い水流の柱だという事に気づく。



フェロ
『――ロ、―――ハロ、警戒し――』


[utako] #念話の声が届くが電波障害のようなノイズで聞き取りは難しく、柱の中に白いものが見えたかと思えば、フェロの気配が消えた。



パッハロ
「……フェロカリール!?……ッ、ラガル、要警戒、水には触れない様に気をつけて、戻りなさい!」


[utako] #状態を確かめるために行こうとするが、視界に映る中だけでも数本の水柱が立つのが見えた。



パッハロ
(ざわざわと身体中から羽が沸き立って踏みとどまり、背を向けて羽ばたき立つ)
パッハロ
(高度を上げると、白い和紙に墨の滴を落としたように黒い滲みが広がって見えた。
パッハロ
「………侵略者達の仕業か、これは…」


[utako] #大きな鳥は、世界の中心に立つ花の塔へと向かって飛ぶ


シーン03




(売れ残りのバームクーヘン食べつつハクリンの様子を見る
ハクリン
(仰向けに寝転がってなんかジタバタしてる)

「え、なにしてるの?大丈夫っ!?」(かけよる
ハクリン
(はっ)


[utako] #ボンッ、と人間の姿に戻り、何事もなかったかのように立ちながら



ハクリン
「大丈夫だ、問題はない」

「そ、そう?……もしかして野生に戻ってたとか?」


[utako] #若干恥ずかしそうに口元に手を当てつつ、水の交換し始める。



ハクリン
「いや……、常々、抱き枕モードで起こる問題を解決しなければ…と思っていて」

「なにかあったっけ、綿寄りとか?」
ハクリン
「…………完全に仰向けになった際、周りに触る物がなければ、元の状態に戻る事ができない」

「え、起き上がれなかったんだ…。でも、今みたいに人間に戻ればいいんじゃない?」


[arca] #バームクーヘンさしだしつつ



ハクリン
「蜥蜴足る者、その程度克服しなければ亀である……とイグアナ少尉に叱られてしまった」


[utako] #手を洗って来て、もしゃもしゃ食べはじめる




「少尉は形的に起き上がれそうだけど…ハクリンはちょっと平べったいしね」


[arca] #んーと考えつつ



ハクリン
「…………世の抱き枕達はどうしているんだろうか」


[utako] #珍しい悩み事がこれだった




「世の抱き枕達は普通動かないからね」(あはは…

「脚にグリップがあればいけるかも?、ちょっとつらいけど、こう掌をゆかにつけてさ」


[arca] #寝転んで実践してみる



ハクリン
(寝転がって、抱き枕モードになり)


[utako] #手が床につかない




「だめか…じゃあやっぱり尻尾かなー」


[arca] #ペットショップで寝転がる謎行動のふたり
[utako] #店の中見えないよう一応カーテンはしてあるけど汚れていく抱き枕




「こうくるっと(後で綺麗にしてあげないと」(自分は脚で実践
ハクリン
(もっさもっさ、ぴったんぴったん)

「もうすこしよっ、反動を活かして」
ハクリン
「尻尾の先に綿が寄っていく感触がする…」

「もう、かわいいなぁ」(もふっと抱きつく
ハクリン
「ぐぅ…」 (お手上げ状態

「きっといい方法があるわよ。でもここみたいな床じゃなくて、おうちの畳でやってよ。よごれちゃうよ?」(眼につく埃を払いつつ
ハクリン
(ぼふん、と戻って) 「そうしよう……、洗濯機や踏み洗いは大変だからな」

「後でコロコロで掃除してあげるね。お店のほうはどう?」


[arca] #動物立ちの世話の状況を見つつ



ハクリン
「概ね問題はないが、次郎一家との会合を希望する輩が多くて困る…」

「会合っていうか、バイキングと言うか…」
ハクリン
「マニュアルには、食べ過ぎには注意せし提督帰還までは能うる事適わず、と書いてあった」

「あはは…私は」

「蜥蜴ちゃん達の言ってることはまだわからないからなぁ。なんとか統率してラガルちゃんを驚かすのよ、がんばって」
ハクリン
「……彼らより歳も下だが、頑張ろう」


[utako] #黒ワンコ部隊よりは幾らも気が楽




「うん、じゃあ戻るね。まだかかりそう?」
ハクリン
「もう少しかかりそうだ。カウンセリングがまだ終わっていない」

「そんなのもあるんだ。手伝えること有る?」
ハクリン
「エサ遣り等は問題ないが、ケージの掃除が大変そうだ。2日に一度で良いらしいが、そのときに手伝って貰えると助かる」

「うん、わかった。困ったことがあったらすぐ言ってね」

「じゃあ、お家の方に戻ってるから」
ハクリン
「了解した」

(軽く手を振って店へ戻っていく

「あービックリした。ハム次郎食べ過ぎてお腹壊したのかと思ったわ…」(くすり


[utako] #ハム次郎一家は今回安息の日々を送れる
[arca] #安息の繁殖




「さてと、まいくらでもやろーかなー」


[arca] #パソコンを開く




「そう言えばWLにはいりっぱなしだったからまた飛ばされちゃうかな?」


[arca] #マイクラを起動
[utako] #WLに繋ぐと、眠り飛ばされて以前と同じように観客席に出るが
[utako] #様は変わり、コースは黒い水で水浸しになってしまっている。観客席は少し高い位置にあるので水害は免れている




「んにゅ…!?なにこれ」

「洪水かな…でも真っ黒ねこれ」(辺りを見回す


[utako] #パッハロ達の気配はない。水の臭いか、やや生き物が腐ったような、磯臭さが漂ってくる。




「引き潮の磯場みたいな臭いね…どうしよう、これじゃ身動き取れない」


[arca] #観客席を移動しつつ、黒い水を観察する




「何なんだろこれ、普通の水じゃないわね…」(怪異感覚で調べてみる


[utako] #墨を零した様に黒いので底も見えないが、あまり深そうではない。
[utako] #ただ、触るには危険な感じがプンプンする。




「コースの中じゃどう言う状況なのかわからないわね…外に行けばわかるかな?」


[arca] #とりあえずパルクールコースの一番高い所まで縮地で移動
[utako] #天窓の一部が開いており、そこから屋根には出られそう。
[utako] #パッハロが使ってた窓




「あそこから出られそうね」(シュバッと飛び出る


[utako] #パルクールコースの入っていた建物は内観通り横広のドーム状で、空は変わりないが、まるで夜の海の様な黒い地平線が続いている。




「うわ、これ全部あの黒いのよね…」

「触るとヤバそうだし……そういえば、ラガルちゃん達はここに居るのかな?留守にするとか言ってたのはもしかしてこれが理由だったり…」

「だとしたら、結構大変なことかも……」(徐々に不安が増してゆく


[utako] #黒い地平線の続く世界――
[utako] #ドームの上に一人ぽつんと佇む歩さん。




「この状態だと空を飛ぶしかないわね…どこに行けば良いのかしら」(辺りを見回しつつ


[utako] #大海原で遭難したかのように360度、周囲には何もなし。




「なにもないわね……」


[arca] #手帳を取り出しつつ




「コードaa0003、再生」(手帳に光が灯り


[arca] #烏天狗が現れる



烏天狗
「なに用か」

「近くに何かないか探して。なんでもいいから」
烏天狗
「承知」(千里眼を開きつつ周囲を飛び回る


[utako] #付け足したように難易度ロール、10or12de
[utako] #発見・調査系で
[arca] #10de
[arca] #狭間八百万夜怪異帳:13 霊感:3
[arca] #目標6
[arca] .roll 2d6
[Role] roll[arca]: 7 (+5+2) ですわ☆
[arca] #集中
[arca] .roll 2d6
[Role] roll[arca]: 11 (+6+5) ですわ☆
[arca] .roll 2d6
[Role] roll[arca]: 7 (+1+6) ですわ☆
[arca] .roll 2d6
[Role] roll[arca]: 7 (+4+3) ですわ☆
[arca] .roll 2d6
[Role] roll[arca]: 9 (+5+4) ですわ☆
[arca] .roll 2d6
[Role] roll[arca]: 5 (+4+1) ですわ☆
[arca] #3/7
[utako] #歩から見て西の方角、20km程先に何かの気配を感じる。
[utako] #烏天狗の千里眼だと、船の様な物が進んでいるように見えるが、不思議と視覚的に捉え難い



烏天狗
「西方五里に何かがある。船のようなものだ。今の歩の能力ではこれが限界か」

「ふむふむ…リンダ、カラスヘリコプターおねがい」


[arca] 烏天狗(両手で印を結ぶと両の翼の中から無数のカラスが飛び出ていく
[utako] #頭に嘴挿して、横回転してる烏の姿が浮かんだ
[arca] #カラスの群が統制を取り、歩に向けてブランコ状の紐を垂らした
[arca] #きたろうのアレ




「それに向うわよ」(ブランコに座り
カラス達
『カー!カー!』


[utako] #おもいよー!おもいよー!
[arca] #歩の身体がふわりと浮く
[utako] #日本語訳



烏天狗
「重いと言っているぞ」

「う、うるさいわね!最後につかったのは中学生の頃だし、真っ当な成長よ!」


[utako] #成人女性を吊るしてカラスに20km飛ばせる



烏天狗
「ふはは。では、先行する」(からすヘリコプターの少し前を飛ぶ烏天狗


[arca] #お化けカラスなので力は強い
[arca] #一旦木綿もいると思うけどつかったことはない
[arca] #フワフワと飛び、徐々に速度が上がっていく
[utako] 1d6
[utako] .roll 1d6
[Role] roll[utako]: 2 (+2) ですわ☆
[utako] #体力or集中力から-2
[arca] #体力で
[arca] #1/7
[utako] #常人でも視認できる距離に近づくと、進んでいるのが暗雲みたいな靄を纏った小汚い帆船だと解る。
[utako] #まるで幽霊船だが、陽が高いせいで不思議で汚い船。




「おしり痛い…何だか不気味な船ね?」
烏天狗
「様子を見てこよう」(すぃー


[arca] #帆船に近づいていく
[utako] #幽霊船の上ではポルターガイストのように物が動いて航行作業している。



烏天狗
「本格的に幽霊船の様だな」


[utako] #一人だけ生身で冴えない優男がデッキブラシ片手にぼさっと監視していたが、烏天狗に気づいて軽くブラシを振って、またぼさっと監視に戻る。



烏天狗
「この船はどこに向っているのだ?」(大きな声で男に話しかける


[arca] #ジャック船長か!



優男
「とりあえず北に向かっているー、そちらさんは?」


[utako] #かなり下っ端っぽい感じの服装



烏天狗
「当てはない。主人はこの自体を懸念している様だが」(少しはなれた所に居る歩に目をやりつつ


[arca] #この事態を
[arca] #カラスの群の下にブランコでぶら下がる歩



優男
「あー…… (キタロウさんも見つけて) 大変だなー」


[utako] #この自体が黒い水の事だと解ったみたいだが、あんまり関心なさそう



烏天狗
「いつまでも飛んでいる訳にもいかない。できれば羽を休ませてはもらえまいか?」
優男
「デッキの、空いてる所に止まってくれ。船長を起こしてくる」
烏天狗
「かたじけない」(カラス達に合図を送る

「下りれるみたいね…」(ちょっとビビっている


[arca] #烏天狗と歩がデッキの隅に降り立ち、カラスは一旦収納された
[utako] #デッキに下りると、ポルターガイストの正体が骸骨戦士みたいな船員だと解る。昼間のせいか、薄らぼんやりしか見えない。




「わっ、まんま幽霊船じゃない……」(びく
烏天狗
「そうだな。懐かしい」

「懐かしいって…」
烏天狗
(少し笑みを浮かべるだけで返事は返さない
優男
「ほら、船長。客ですよ。起きてください。ほらほら、帽子被って、アイパッチ忘れてますよ」
??
「う゛ー………にゃ゛ー!!ウルサイ!空気読め!」


[utako] #ドカンッ、と鈍い音がして先ほどの優男が船長室から飛び出してきて、デッキに落ちた。




「きゃ…」(緊張
??
(ずれたアイパッチを直しながら出てくるカボチャパンツにセーラー服、海賊帽を被った女の子) 「船長が『許可』する前に知らない人船に乗せるな!」

「あれ…かわいい…」
烏天狗
「女子か、めずらしい」
女の子
(倒れた優男を踏み台にして、よいしょ、と樽の上に登り) 「我が船に何の用だ!」

「あの、えと、私は緋昏歩です。周りにこの船しかなくて、少し休ませてもらえないかと。あとできれば色々聞きたいな、とか」
烏天狗
「リンダという。この歩の僕だ」
女の子
(腕を組んで胸を張りながら) 「持ち物全部出して」


[utako] #近くの樽の上を指さして




「え」
女の子
「持ち物!お財布とか、タバコとかライターとか!」
優男
(もそりと起き上がって、女の子の横に控える)

「うわ…あ、生憎そう言うものは…」(ポケットをまさぐり

「……飴ちゃん二つ」


[arca] #樽の上のコロリ



女の子
「…………貧乏なの?」


[utako] #若干心配そうな顔になった




「いや、この世界にきて間もないし、家から来たし…」
烏天狗
(くぷぷ
女の子
「……じゃ、これ前金で、一人一粒ずつ徴収」
優男
「いただきやす」


[utako] #飴ちゃん取られた



烏天狗
「足りないなら仙丹でもだすか?苦いぞ」
女の子
「上の人から取るのが決まり。ボクのはいらない」
烏天狗
「そうか…苦いのに」

「ごめんなさい、何にも持ってなくて…」(なんか申し訳ない
女の子
「運が良かったな!」 (ポケットに飴ちゃん入れて、ほんのり嬉しそうな雰囲気になった

「う、うん…そう言えば、この船は?どこに向かってるんです船長さん」
女の子
「我輩は略奪船鯱鉾の船長!枕島九十九!我が船が向かうは、お宝の元しかないのである!」


[utako] #ダンと足を慣らして、びしっと船の行くほうを指差す。




「海賊なのね」(ぉぉ


[arca] #つられて指のさす先を見る



優男
「どうやらここに来て間もないみたいですが、そちらの目的等は?」
女の子
(決まったー、とキラキラしてる)


[utako] #女の子→九十九




「えっと、特にないんだけど…強いて言えばこの黒くなった原因とか、知り合いがどこかに居るかもしれないっていうあたりかな」

「いつからこんなことになったんですか?」
九十九
「1週間ほど前からだ。我らが来たときにはまだ大地も見えていたが、干潟が満潮の時ように沈んだ後は波もなくなった」

「ふむふむ…船長さんはどこから来たんですか?」
九十九
「台座、あそこってどこだっけ?」
一矢
(台座と呼ばれた優男) 「船長、タイランド湾の海底です」
九十九
「そうだ!台湾の海底で沈没船の宝を探していた!」
一矢
「……」

「海底?…なんかフライングダッチマン号みたいなフネなんですね、それともノーチラス号?」
九十九
「(`・ω・´)?」
一矢
「あぁ、いえ。最近だと……魚人島編のゴーイングメリー号。コーティング船に近いです」


[utako] #ワンピ読んでた




「いえ、何でもないです…(雰囲気的には沈んでた方っぽいわよね。幽霊いっぱいだし」

「にゃるほど…タイランド湾ということは南シナ海よね。本格的に海賊なのね」
烏天狗
「私も日ノ本に渡る時に立ち寄ったぞ」

「あれってサウザンドサニー号じゃなかったっけ」
一矢
「そちらはちゃんと依頼を受けて、入港許可や探索許可等はちゃんと用意しました。…………そうだった、新造したからサウザンドサニー号か」
九十九
「にわか!にわか台座!」 (ぷひひ、と笑って

「あはは…ところで、黒い肌のオンナノコとか、薄緑色の髪の女の子とか、青い髪の女性見ませんでした?」

「じゃなかったらトゲトゲした蜥蜴とか…」
九十九
「見てないな。初めは変な動物も居たけど、ここ4日ぐらいであったのはお前達ぐらい」

「そっか…手詰まりねー」(ウムーと腕を組む
九十九
「ま、徴収したから好きなだけ居座る事を許可する」

「ありがとう。でもさすがに飴ちゃんだけじゃ気が引けるわね…料理とかならできるわよ?」
烏天狗
「歩の料理はうまい」
一矢
「暫く他人の料理は食べてないですね…、船長」
九十九
「船にいる以上は仕事はしてもらう!台所当番に、そっちの天狗は飛べるなら上から見てこい!」

「わかったわ、どのみち私も情報が必要だし。リンダ、お願い」
烏天狗
「承知した。何かあれば報せる」


[arca] #ふわりと羽ばたき、マストのてっぺんに留った




「今って何時なんだろ…まあいっか。早速何か作りますねー」
九十九
(ポケットから携帯取り出して、時間確認) 「今、14時だからもうちょっとしたらオヤツ」

「現実とダイブ時間がずれてるわね…」


[arca] #サンジが作りそうなおやつを作りつつ



一矢
「気をつけてください、あまりに長居してしまうと周囲を置いていかれますよ」


[utako] #会釈して言って



一矢
「船長、もうお昼寝の時間は終わりやしょう。船長も日誌と勉強の時間ですよ」

「そうね、おやつ作り終わったら一旦帰らなきゃ」


[utako] #九十九は船長室に戻り、台座はまたぼさっと監視に戻る。
[arca] #ドライフルーツとヨーグルト漬けを手早く作る




「良かったら食べてください……えーと、台座さん?」


[arca] #ドライフルーツのヨーグルト漬け



一矢
「あぁ。改めて、船越台座守一矢(ふなこし・だいざのかみ・いちや)です。 台座でも一矢でも。甘味は船長の方へ、俺は仕事がありますので」


[utako] #やんわりと




「あ、そうですか…いちおう人数分作ったので、後で食べてくださいね」(いそいそと船長室の方へ向かう


[arca] #船長室をノックノック



九十九
「開いてるぞ。」

「おやつができたのでもってきましたー。ドライフルーツのヨーグルト漬けです」
九十九
「おやつ!」


[arca] #淀良くフルーツの香りと甘味が移った傑作
[arca] #程よく
[utako] #船長室は外よりかなり綺麗に装飾されており、海賊船の船長室らしく航海図や少量の財宝が詰まれていたが、寝床は二段ベッド、一段目は勉強机が収納されてる。入学フェアとかに置いてそうなやつ。




「…(なんかシュールね…年相応だけど」
九十九
(早速、普通のテーブルに座って食べようとしたが、いそいそと席を離れて手を洗って戻って来て、小さく手を合わせていただきますしてる)

「きれいね部屋ね…(以外と教育が行き届いてる…!」


[arca] #きれいな



九十九
(はぐはぐ) 「毎日朝8:30から9:00まで台座に掃除させられる」

「結構きちんとしてるのね…(教育係なのね」

「私は、この後元の世界に一旦帰るわ。リンダは置いてくから何なりと言いつけていいわよ」
九十九
「許可する。どうせ3日ぐらいは暇だから良い」

「うん。彼女戦闘から偵察までなんでもできるけど、家事はできないから気をつけてね」
九十九
(こくりと頷いて)

「じゃあ、またねー…」(むーと眼を閉じてログアウト


[utako] #いつものように眠気が訪れるが、途中でバチンッ、と何かに弾かれたように意識がはっきりとする。
[utako] #ログアウトできない。




「…うにゅ?……もどれない」(もう一度眼を閉じる


[utako] #境界線]つ#))д´) バチンッ
[utako] #何度試してみても弾かれる




「あれー…どうしよう……アメノミサギリでも呼んじゃおうかな…でも今の私じゃコントロールできないか……」(むむう
九十九
(ドライフルーツなんて大人の味だけど、うめー状態)


[utako] #食べ終わってお皿を台所に戻し行き、戻ってくる




「戻れない以上は仕方ないわね…このままここに留まるしかないか……」


[arca] #ハクリンのことを心配しつつ考える



九十九
「暫く、内膳」


[utako] #台所よろしく、と




「わかったわ」(少ししょぼんとしつつ

(お店どうしよう


[utako] #前回パルクールしに来た時の感覚から、他界に幾らいても元の世界ではほとんど時間が経過してないのが解る




「…(そんなに時間はたたないと思うけど、一矢さんの言う通りあんまり長居してると逆浦島太郎になっちゃうわ」

「…(忘老の法はまだ完成してないし…」

「考えても仕方ないわ。他の食材の在庫見て来るね」
九十九
「宝物庫と死霊達の船室には間違っても行かない様に」

「宝物庫はちょっと興味あるけど、船室は怖いし行かないわ。逃げ場ないし」
九十九
(よしよし、と頷いて) 「では、働け、働け!勤労は感謝だ!」


[utako] #ゆけー、と威勢良く言って、勉強机に戻る。




「うん…なんか変な世界ねー」


[arca] #台所へ向かいながらぼんやりと考える
[arca] #海賊っぽい料理をつくる歩さん
[utako] #船の見た目はぼろいがところどころコンセントあったり、台所はシステムキッチン、水は大切に、という張り紙は当然だが食料庫なる場所には大型の貯水タンクと巨大な冷蔵庫があった。
[arca] #ハイテクだった
[utako] #倉庫の方には非常食がたんまり入ってたり
[arca] #生存性は高いらしい
[utako] #初めから長期航海でもする予定だったかのような準備




「大抵のものは今の所あるようね。でもいちおう節約しないと。ワンピースみたいに木とか畑とかあれば良いんだけど」

「これからどうなるのかな…」

シーン04



[utako] #黒い水平線の続く世界。
[utako] #略奪船『鯱鉾』、船頭部
[utako] #船頭じゃなかった舳先



九十九
(壁に触るように手を前に向けて眼を閉じてから1時間程経つ)

「…(……船酔い?)」
一矢
「心配は要りません。朝、昼と、あぁやって進路を決めるんですよ」

「なんだか不思議ですね…うぷ」(自分が若干船酔い
一矢
(サボりのように手摺に寄りかかって古い煙管を銜え) 「船は苦手ですかい?」

「そう言う訳じゃないんですけど、こんなに長く乗ってたのは初めてで…」(あはは…
一矢
「慣れるまで横になっていただいて構いやせん。あちらの、天狗殿は…流石と言うべきか。波も風も、乗る者の心得がありますね」
烏天狗
(マストの上で涅槃のポーズで遠くを見張ってる
一矢
「さて……、そろそろか」

「あの人は元々ポルトガル人で、大昔に船で日本にやって来たらしいから……ん?」


[utako] #一矢が食料庫からコーラのミニペットボトルを持ってくると、瞑想の終わった九十九がデッキに向かって振り返る。



九十九
「死霊ども!進路を北東へ取れ!」
一矢
「物の数はどうしますか?」
九十九
「10体もあれば偵察できる。たぶん非武装だ。半数だけ準備させろ」
一矢
「アイアイサ、飲み物です」
九十九
「うむ!」

「おつかれさまです。なになに……海賊するの?」(びくびく
九十九
(帽子を取って、額の汗を拭いながら) 「今回はしない。物資に困ってるわけじゃないから、商いできれば良いぐらいだ。でも、友好的じゃなかったら略奪する」

「そっか…」(ほっ
九十九
(ミニペット開けて、んくんく飲んで、ぷひぃ、と一息つく)

「船の上だけどすごい充実してますよね…揺れる以外は」
九十九
「台座が準備良いから」


[utako] #一矢は船長に代わって舳先に立って、いつにまにしてボサっとしているが、船は徐々に進路を変え、風も波も大してない黒い水面をぐんぐん進んでいく。




「うん、一見頼りなさそうだけどすごく優秀なオーラが」
九十九
「それなりに優秀だ。あたいの部屋の本棚、一番上の本が取れないけど踏み台になってくれるから助かる」

「それは重要ね」
九十九
「内膳も料理美味かった。それなりに優秀で良かった」

「えへへ、ありがとう。いちおう外ではお店やってたりするんだ」
九十九
「主人自ら料理を振舞うのか?」

「小さなお店だから、ちゃんと働いてるのは私だけなの。たまにハクリンが手伝ってくれるけど」
九十九
「孤独じゃなくて良かったな。」

「…それは切実な問題だったのよね。もし一人だったらとかは想像したくないわ」

「ところで、あの手をかざすヤツ…何か見えたの?」
九十九
「人の形をした生き物と島、みたいなもの」

「人と…島?大きさはどのくらい?」
九十九
「人の方は台座ぐらいの大人の人間の大きさで大体10人ぐらい、島は小さかった」

「平べったくてなにもない訳じゃないのね…ちょっと安心」
九十九
「沢山、沈んでるぞ」

「もうすぐ沈んじゃうのかな…」
九十九
「水位の上昇は内膳と会った日には止まったから、これ以上島がなくなる事はないと思う」

「そっか……でも、なんとかしないと。パルクールコース沈んで使えないし、なによりこれが良い物には見えないし…」
九十九
「台座も良くないと言っていたが…、台座。この黒い水は何だ?」
一矢
(ぼけ、と振り返って) 「あぁ、これは落ち水を模した…一応、海ですよ」

「落ち水…死と蘇生を繰り返す水のこと?」
一矢
「そうです。月の海。ただし、満ちも欠けもしないこの海は、繰り返さない……言わば月の裏でしょうか」

「うむむ…だから真っ黒いのかな。活きも死にもしないとすると何だかこんがらがってくる…」
一矢
「時よ止まり給へ。彼方はかくも麗しい……、あまり心配する事はありません、所詮は模倣。せいぜい、時間が止まるぐらいです」

「仮死薬状態なのね…それにしても一矢さんくわしいんですね」(ほー
一矢
「昔、聞きかじった程度ですよ」


[utako] #そう言って煙管を吹かすが、船長は疲れて日陰でお昼寝タイムに入ってた。




「なるほど…。私ももう少し真面目に調べれば良かったわ」(ちょっと悔しい

「すぐにどうかなるって訳じゃない様だけど、やっぱり放っておくのもダメよね……」
一矢
「我々の目的の一つには、その解放も含まれますぜ」

「え、そうなの?…まさか貴方様達は某麦わら的な海賊??」
一矢
「バレましたか…、うちの船長伸びるんですよ。実は」

「マジで!?」(ワンピース的驚愕と期待の表情


[utako] #舳先からデッキに下り、日影で寝ている九十九の頬を軽くつまむ



九十九
「うー…」 (むにょん、と伸びた

「……ほんとだ伸びた(かわいー」


[arca] #落胆と同時に和む



一矢
(起きる前に離して、軽く頬を擦り) 「そして俺は、頼りにならない下っ端でござんす」

「そんな事ないですよ、色々詳しいし。私この世界のことよくわかってないから、ちょっと安心したわ。なんとなくラガルちゃんが前に言ってたものだとは思うんだけど、それ以上のことはしらないのよね」
一矢
「ラガル?」

「この世界のことを教えてくれた子です。たぶん、今もこの世界のどこかに居たりすると思うんですけど…」(心配
一矢
「この世界に出入りする者、か…(ふぅん、と煙管を銜え直して) 見かけた際には緋昏さんの事を伝えて置きますが、どう言う御子で?」

「肌は褐色でツインテールで、こんな感じの」(ギザギザの歯

「それで、もしかしたら別の姿になってるのかもしれないけど…」
一矢
「別の、姿ですか」

「たぶん……」(むむむ、とどこまで話して良いものかを探っている

「一矢さん達は、いったいどう言う海賊さんなんですか?」
一矢
「主に依頼で宝を探したり、里や組合から海賊対策に哨戒の依頼を受けたりしています。それに託けて、時には物資を分けて貰ったりしますがね」
一矢
「雇われ警備員兼失せ物探し屋、でしょうか」

「海賊というよりはメディエイターですね…世界を股にかけてとなるとPMSCsかな。ここにも誰かの依頼できたんですか?」
一矢
「今回は依頼半分、私情半分でしょうか」

「良かったら教えてもらえませんか?フェアかどうかわかりませんけど、私もしってること教えます。目的が同じなら、協力もしたいし」
一矢
(少し空を見ながら、煙を吹かし) 「依頼主ついては明かせやせんが、この他界の中心。我々の目的地ですがね。そこに在る、とある宝物を奪還するのが我々の任務になりやす」

「世界の中心の宝物?…また初耳のものが……」(むむむ
一矢
「その宝物さえ手に入れば、この水も干きやしょう」

「その宝物が原因なの?」
一矢
「そうなりやす」

「ふむふむ、なら私の目的地もその世界の中心ってことになりそうね」

「奪還って言うのは私としてはよくわからないけど、それが原因だとするならそこに行かないと解決はできないだろうし…」
一矢
「ごゆるりと船旅をご一緒しやしょう」

「うん、元の世界に戻れる様になったら一旦戻って準備もしたいんだけど…そのへんわからない?」
一矢
「縁があれば戻れるかもしれやせん、としか。俺にも解りませんね」

「縁……」

「たぶんこれまでの航路とかはリンダが記憶してると思うけど、地図とかあるんですか?」
一矢
「死霊に航海図は書かせてますが、今の所あまり約には立ちやせん」

「何にもないもんね…」
一矢
「さて……ここまで、下っ端水兵如きが漏らす話としては処罰もんでございやすが、緋昏さんのお話、聞かせて貰えますか?」

「うん。まずラガルちゃんのことだけど。たぶんこの世界では蜥蜴の姿をしてると思うわ。実際に見たことないから確証はないけど」

「それと、フェロさんとハロさん。この二人もいると思う」

「この黒い海よりも、実のところこの三人の安否が1番心配かな…」
一矢
「その、フェロさんとハロさんも同じく蜥蜴の姿で?」

「ううん。ハロさんはたぶん…鳥かな?フェロさんは正直分らないのよね…ガションがション言ってたけど」
一矢
「ガションガション…?(小首を傾げて) 蜥蜴に鳥に、ガションガション…」

「そう、ガション」
一矢
「蜥蜴や、その奇怪な物もこの水の上で見つけるのは難しいでしょうが、鳥は空を見張れば、その内見つけられるかもしれやせん。注意しておきやしょう」

「うん。ありがとう」

「後はそうだなー…ハロさん達はきっと、この異変を感じて三人ともこの世界にきているはずって事かな…(今思えばこの世界を守っている風なかんじだったのかな」
烏天狗
(片足で座るような姿勢で遠くを見ている


[utako] #鳥
[utako] #黒い水と船以外、鳥も、虫さえ見えない。



烏天狗
「嵐さえ来ぬと退屈だな。遊び相手でも出してもらえぬものか」(ぼやきつつ下のふたりの様子を見守っている


[utako] #暫くは時間だけが過ぎていく世界だったが、次第に遠くに島が見えてくる。
[arca] #しまだー!




「あ、島だ」(嬉しそう
一矢
「船長はまだ寝ていますし…、仕事をしてきやすかね」
九十九
(絶賛お昼寝タイム)

「私も言って良い?」


[arca] #かわいい!



一矢
「構いやせんが……、格好を少しどうにかしやしょう」

「格好?」


[arca] #現在下はローライズのホットパンツとニーソ、上はなぜか背中の開いているカットソー



一矢
「女日照りの島でしたら、色々大変ですからね」
一矢
(九十九の近くにパラソルを置いて、ぶらりと倉庫に着替えを取りに行く)

「やっぱり派手なのかな……自覚はしてるのよ、前よりも露出が増えたことは」(ぶつぶつ


[arca] #待ってる間九十九を軽く撫でている



一矢
「古いですが、これをどうぞ」


[utako] #持ってきたのは大日本帝国海軍の黒服に、外套。




「ありがと……なんかすごいのが出てきたわ」


[utako] #階級や名前の解る物は全て取られている




「じゃあ、着替えてきますね…」


[utako] #一矢は上陸隊を準備して、デッキで待機。




「おまたせしました」(着こなし


[arca] #胸は若干キツそう
[arca] #外套でなんとか隠れる
[arca] #雰囲気は中尉くらい



一矢
(ボロッボロのサーベルを腰に挿して、今一締まらない下っ端) 「少々……、やわこい感じですが大丈夫でしょう」

「やわこい?自分としてはビシッとした感じなんですけど…」(合流しつつ


[arca] #若干揺れる



一矢
「表情がですよ。眉間に皺を寄せているぐらいが、調度良さげです」

「しわ…」(ほへー、と言う顔をした後ちょっとキリッとしてみる


[utako] #ほぼ透明の骸骨戦士が10体ほど並んでるが、マジ空気
[arca] #エアースカル



一矢
「……、そろそろ着きますね。交渉は俺がしますから」

「わかりましたー」(ちゃんとした敬礼


[utako] #建物が連なって出来たような白い島に帆船のまま近づき、岸につけて上陸する。
[utako] #カオナシみたいな能面顔でローブを着た村人がちらほらと近づいてくるが、一矢が両手を挙げて近づき、そのまま何か話合っている。




「…(なんかエンダーマンみたいね…」(必死に渋い顔してる


[utako] #歩の周りにも興味津々で寄ってきて、うろうろされてる。




(笑いかけてにへラットしたいのを我慢してシャキーン顔
一矢
「……どうしたんですか、面白い顔して」

「えっ」(ショック

「だ、だって険しい顔してろって…」
一矢
「今のが……、え、…あ、あぁ。険しい顔でやした。お見事。よっ!千両役者!」


[utako] #骸骨戦士が拍手してる




(orz


[arca] #もう全部崩れた



一矢
「俺は物々交換をしてきやすから、暫くは自由行動で」

「わかりました…」(しょぼん


[utako] #骸骨戦士に荷物を取りに行かせたりして、一矢は村長ぽい人と何やら会談してる




「自由行動と言っても…とりあえず島を見て回ろうかな」


[utako] #白い壁はエーゲ海のリゾートのようだが、如何せん海が黒いので雰囲気は出ない。




「適応力高いのねー…」(てこてこ


[arca] #融和な帝国軍人
[utako] #住居らしい家は5軒、倉庫が2軒であまり大きくはない島。15分もあれば全部見て周れる
[utako] #食料も満足にないだろうが、村人が苦しい生活をしている様子もない




「小さいわね…なんでサイクルが成立してるんだろう」


[arca] #住民の様子を見る
[utako] #のんびりというか暢気と言うか、漁の終わった漁村のようにまったりしてる。




「のんびりしてるわね。危機感はないみたいだけど…」

「すいませーん」(村人の一人に話しかける
村人
(声をかけられたのに気づき、きょとんと振り返る)

「この村はなんて言う名前なんですか?」(何げない世間話から
村人
(首を傾げる。言葉が通じてない様子)

「日本語はダメなのか…一矢さんは何語で話してたっけ…」


[arca] #今度は英語で話しかけてみる
[utako] #モノノ語に近い技能で話しかけていたせいで、日本語で話しかけていた様に聞こえる。




「英語もダメか…おかしいなぁ…日本語だと思ったのに」
村人
(やはり首を傾げて、村人が村人を呼び、歩が何を言っているのか相談し始めた)

「うむむ…ここは、どう言う村ですか?」(通訳ができる怪異が居ないか考えつつジェスチャー


[utako] #この顔が凸凹してる人は何を言っているのだろう、お前を嫁に欲しいんだろう、嘘ーヤダーつるつるじゃない顔なんて好みじゃな(ry



一矢
「……」


[utako] #何してるんだろう、とぼさっとみてる




「私は、歩、これ、私の名前ー」(必死のジェスチャー
一矢
「…緋昏さん、俺が通訳しますから」


[utako] #見てられなくなった




「あ、え…はい」(ゼェゼェ…

「この村は、いつからここにあるんですか?」
一矢
「(通訳し)―――、昔からここにあるそうです。この辺りでは、……なんと言いますか、神様の恩恵、ような物があった村らしく水に飲み込まれずに残ったと」

「神様の恩恵?…どんな神様なんですか?」
一矢
「―――、与える者、とだけ。」

「与えるものか……あ、そうだ。このへんで大きな蜥蜴とか鳥とか、……ロボット?とか見ませんでしたか?」
一矢
「―――、………、ここ数日は我々以外に村を訪れた者は居ないようです」

「そっか…」(ちょっとガッカリ

(気を取り直し)「……小さな村ですけど、食料とかはどうしてるんですか?」
一矢
「あぁ。それは先程、村長のほうから聞きましたが、この人たちは光合成して生きているらしいです」

「光合成…なるほど、通りで皆ひなたぼっこしてると思ったわ」

「この辺に他の村はないのかな」
一矢
「数日移動した先にあったそうですが、この様子だと沈んでしまったと」

「うむむ…ここ数日って言うと、その前はどんな人が来たんですか?」
一矢
「―――、水が押し寄せる寸前に、一人だけ放浪者が来たらしいですが、村から出ない様に告げた後に居なくなったと」

「ふむふむ…どんな格好でしたか?褐色でツインテールとか…」
一矢
「―――、外套を被っていたので姿は良く解らなかったようです。少しだけ見えた顔は我々のようにでこぼこしていたらしいですが」

「と言うことは現実の方の人って可能性が高いわね…他に特徴とかはなかったですか?」
一矢
「―――、肌の色は、どうやらアジア系のようですね。褐色ではなく、肌色は俺に似ていたと」

「なるほど…」(めもめも

「ありがとうございました。お礼に滞在期間中で何か手伝えることがあったら手伝います」(微笑む
一矢
「―――、…………婿不足だそうです」

「それはちょっと…申し訳ないです。あと私女です」
一矢
「婿探しにしてもこの有様ではどの道あれですから……、特に大丈夫であれば船に戻りやしょう。」

「ぐぬぬ…(平たい顔族めぇ〜…」


[arca] #色々ダメージを受けつつ船に戻る




「平たい顔族の人から見ると凸凹してると男に見えるのかしら……」(しゅん
九十九
(むくりと起きて、寝ぼけた顔して歩のを方を見ながら) 「……、懐かしい格好してる……どちた」

「おはよう九十九船長。さっき島の人に乙子に間違えられちゃってさ、ショックなのです…」
九十九
「…?(ふあああぁぁ、と大きな欠伸して眼を擦って) ………内膳か。男装してたら男と間違われるの当たり前だろ」

「そう言えばそうよね…でも胸もあるし、わかると思ったけどなぁ」(自分の胸を寄せつつ
九十九
(海賊帽子を拾って被りながら、島の方を見に行き) 「……種が違えば同じに見える。多分、大胸筋凄い男に見られた。」

「平たい顔族ぅ〜……」(orz
烏天狗
(ぷすす
九十九
「緑色の、不味い野菜好きな海の男」

「え?」
九十九
「…緋昏・ポパイ・内膳司・歩」

「なにそれ…」(ヽ´ω`)
九十九
「ポパイは呼び辛いから内膳だな、やっぱり」

「ポパイは大胸筋よりも力こぶのイメージだし…それ本格的に傷つくから、内膳でお願いします…」


[arca] #でもほうれん草は好き



一矢
(話を終えて戻ってきたら寄り凹んでた)

「あ、おかえりなさい…」
一矢
「戻りやした。出航して……大丈夫ですか?」

「他に何かやることあったかな…」(ふむむと考える
一矢
「船長起きましたし、間食の用意をお願いできやすか」


[utako] #骸骨戦士に出航準備させつつ




「あ、わかりました。リクエストとかありますか?」
九十九
「チョコクッキーが食べたいぞ」


[utako] #ふんすふんす




「わかったわ、材料的には問題ないし。ちょっと待っててね」(気を取り直して微笑む


[arca] #チョコクッキーを作る帝国軍人
[arca] #バターの利いた甘めのチョコクッキーができる




「はい、どうぞ」
九十九
(勉強の合間にわーいとオヤツにありつく)


[utako] #大体、朝~昼は船長業務、昼からは瞑想、お昼寝、勉強と過ごす
[arca] #規則正しい船長
[utako] #一矢はどうやら甘いものや味の強い物が苦手らしく、あまり食べない




「バジルとコショウのクッキーも作ってみたんですけど、どうですか?」
一矢
「船長にあげてください、俺には潰しに煙草があれば十分なんで」


[arca] #甘くなく、ほんのりと香るの優しい味




「そうですか…」(少ししょんぼり


[utako] #この人は何をするわけでもなく、ほとんどデッキでぼんやりしてる




「甘いもの嫌いなのかなと思ったけど、それだけじゃないみたいね…」

シーン05



[utako] #黒い水平線の続く世界。
[utako] #泥水を跳ね上げるように水飛沫を上げて白い弾丸が飛ぶ。
[utako] #形と言えば平たい漁船を逆さにした様な奇妙な形だったが、左右に伸びる幾つもの翼が起こす風の流れは機体と水面の間に空気の層を作り、決して着水することがない。
[utako] #外見からは人が搭乗している様には見えないが、機体の中央付近に設けられた操縦席では死に掛けの男が酸素マスク片手にモニターを見ている。



フェロ
『近衛、速度を上げると負担が…』
近衛
「……花の塔へ急いでくれ。お前達が死んだ後、しっかり生きてたんだからな…ちっとは頑丈になってる」
フェロ
『……イエス』


[utako] #包帯のような帯がゆっくりと男の身体を包み、せめて負荷を軽減させようと密かに力場を作る。
[utako] #機体は速度を上げつつ、北上する。


シーン06



[arca_] #表面効果
[utako] #黒い水平線しか見えなくなって一ヶ月が経過。
[utako] #略奪船鯱鉾、デッキ



九十九
(航路設定の瞑想を終えて…) 「目的地まで結構近づいて来たか…」

「今日で一ヶ月かな…」(ちょっとホームシック
一矢
「そろそろ先遣隊を準備しやすか」

「こんなに時間が掛かるなんて、私一人だったらどうなってたやら…」
烏天狗
「歩くならどうとでもなっていただろう」
九十九
「2週間ぐらいで発狂したら鮫のエサにしてくれていた所だ!」

「一人だったらそうだったかもね、でも九十九ちゃんも一矢さんもいたし、なにより生活に困らなかったのが大きいわ」
一矢
「慣れない船旅を、それもこんな黒い海しか見えない場所で1ヶ月と言うのも、孤独ではなかったにしろ凄いものですよ」
九十九
「地面に立ちたい、って言って魚になった奴がいた…今は立派なうちの船員だが」

「なんか本末転倒なかんじね…」

「料理してればだいぶ落ち着くの。動作術で鍛錬もしてるし」
九十九
「初めは何の呪いかと思ったぞ」

「呪ってないわよ!ちょっと色々な神様から競合しない程度に力借りてるだけよ?」


[arca_] #嫉妬されない程度に



九十九
「海の女なら海の神様に航海が上手く行きますように、って祈ってればよい!!浮気者!!」

「今は船酔いしない様にちょっとカリプソさんの力も借りてるわね。……でも私が本当にいろいろ捧げてるのは別にいるし」
九十九
「そうかそうか」 (何故か機嫌良さそう)
一矢
「(船員は船長に命を捧げる者だから自分だな、とか思ってるな…この顔は)」

「?」
九十九
「さぁ、数日後には上陸準備だ!野郎ども、覚悟しておけ!」


[utako] #一ヶ月過ごして解った事、九十九は船長のようだが役割はほとんど航海士と地図役。船の操縦、マストの調整、その他云々は一矢が死霊を操って行っていて、死霊はやたら沢山、死霊船室に収まっている。




「(九十九ちゃんは名ばかりという訳じゃないけど、船長って言うイメージとは少し違う感じかなぁ…)」

「(むしろ一矢さんの方が船長っぽい?)」


[utako] #一矢さん、四六時中ぼけっとしているのは死霊の操作の方にチャンネル使ってるからとか
[arca_] #キャパ持ってかれてる




「(なんかこんな感じの人どっかで見覚えがあるような)」
一矢
(また船長が騒いでるのをボケッと眺めたり、暢気に笑いながら煙管を銜える)

「香苗さんがこんな感じだったっけ?」(首を傾げつつ
烏天狗
(あまり誰かとは関わろうとせず見張りに集中している
九十九
(びっくぅ、と跳ねた)

「それよりも私も準備しとかないと。荒事にならないことを…ん?」
九十九
「……、た、多少の荒事には、なるかもしれない、が!!内膳は内膳だから内膳らしく内膳作ってくれたらよい!!会議終わり!一矢、準備しておけ!」


[utako] #だだだー、と船長室に戻って行った。




「どうしたんだろ」(心配
一矢
(珍しく、くつくつと笑って) 「大丈夫でしょう。死霊達用の荷は必要ありやせんから、出来れば干飯と、船長用に弁当など拵えて貰えれば助かりやす」

「干飯って渋いですね…わかりました、作っておきます」


[arca_] #九十九のことを気にしつつ厨房にはいる
[arca_] #キャラ弁と干飯。そして予備のおにぎりを作る
[utako] #一矢が食べる物と言うと、飯と味噌と豆ぐらい
[arca_] #質素だ
[utako] #九十九も数年前は同じ飯だったらしいが、本で色鮮やかな食事を知ってから注文が増えたとか
[utako] #その為キッチン改造、食料庫も大幅に改造したらしい
[arca_] #珍しいものを好むお年頃
[arca_] #キャラ弁はちょっとキリッとしたピカチュウのオムライス風弁当



九十九
「………うむ!うむ!」


[utako] #視察風にキッチン覗きに来て
[utako] #大いに喜んでる様子でお弁当見ながら頷いてる




「あ、もうすぐできるよ。さっきはどうしたの?風邪とか?」
九十九
「う、うむ。航行設定の後は疲れるのだ。船長は大変」

「それは分るけど。まー大丈夫なら良いわ。無理しないでね」(軽くなでなで
九十九
(うにうにと撫でられて帽子を直し) 「船長として言って置かなければならないが、内膳は船員であるが客人でもある」
九十九
「危機に瀕した際には逃げて貰わなければならないし、我らには内膳を逃がす義務もある。死霊はつけるがあれはあまり頼りにはならない」
九十九
「もしもの時には生きる様、行動するように。船長命令である」

「あ、うん。いちおう逃げ足だけは速いから。でもできる限りそう言うことにならない様に願ってるわ」

「リンダには、ちょっと気が引けるけど……もしもの時は身をていす様に言ってあるし」
九十九
「うむ。結構だ」 (頷いて
九十九
「暫くしたらボートで出る、内膳も来るか?」

「うん、行く。私の分のお弁当も作ったし」(えへへ


[arca_] #カビゴン弁当



九十九
「まるっとしていて、似てるな」

「こ、こんなに太ってないわ」
九十九
「ふくよかで似てる」


[utako] #胸が




「ふ、ふくよか?…まあ、まあセーフ…よね」(不安

(自分の胸を不満そうにもむが、ハッとしてやめる

「(あんまり弄ると後で大変なのよね…)」
九十九
「ふくよかなのは良いことだ」

「邪険にしてはないけどね、色々言われるし」


[arca_] #邪魔だと言っても普通にしてても色々言われるので以外と肩身が狭い



九十九
(普通にまな板だがあまり気にしてない)
九十九
「それでは、準備ができたらデッキに来い」


[utako] #てけてけと船長室に戻っていく。




「うん」

「なにがあるか分らないもんね、いつでも最適な子を出せる様にしとこう」


[arca_] #冷ましたお弁当を包み、リュックへ詰めてデッキへ向かう
[utako] #骸骨戦士数名が海上にゴムモーターボートを下ろして、準備を終わらせていた。




「お待たせしました」
一矢
(会釈して) 「船長、乗員揃いやした」
九十九
「うむ。ではこれより探索に向かうぞ」

「おー……」(言ってから口を抑えて赤面する
一矢
「アイアイサ。緋昏さん、ボートに乗船する際にはお気をつけください」

「はーい」(身長に乗り込む


[arca_] #慎重に



九十九
(ロープを腰に巻かれて、慎重に下ろされる。
一矢
(最後に縄梯子を伝って下りてくる。)

「…(なんか救助される猫みたい…」


[utako] #他のゴムボートには死霊が乗せられているが、鯱鉾号の様に黒い靄がかかってプチ幽霊船になってる




「さすがの幽霊船」
九十九
「内膳の後ろにも居るぞ」

「い、言わないでよぉ…考えない様にしてるのに」
烏天狗
(どれかに乗ってる
一矢
「今日は島の概観だけでも確認できれば幸いな程度ですから、気軽に行きやしょう」


[utako] #エンジン起動させつつ、ブビイィン、と低速発進




「気軽に、気軽に」(死りょうに笑いかける
死霊
(ボートの揺れに合わせてカタカタいってるのが笑ってるように見える)

「…(笑ってるのかな…」(引きつった笑み
死霊
(おめぇさ、その動きなんだべ、おもっぺぇな)
死霊
(簡単だっぺ、こうさ。こうさ)


[utako] #カタカタカタカタ
[utako] #伝染してく




「ナ、なんかみんなカタカタ言ってるぅ…」(ひ〜


[arca_] #涙眼で必死に微笑む
[utako] #死霊達の密かな談話が暫く続くと
[utako] #遠くに白い花が見えてくる。
[utako] #遠すぎてシルエットがぼんやり見える程度だが、目算するととてつもなく巨大なのが解る。




「うわぁ、きれい…」
九十九
「……綺麗だが、何だあの植物は…」


[utako] #でかすぎる




「うん、大きい…白いしなんか新鮮だわ」
一矢
「あれがこの世界の中心、花の塔でございやす」

「花の塔、まさにその通りね」
一矢
(目を細めて) 「一応の警戒を。リンダさん、上空をお願いできやすか」
烏天狗
「承知」(ふわっと飛び上がる


[utako] #違うボートの死霊が計測してたり、スケッチしたりの作業をし始める。



九十九
(帽子が飛ばないように抑えて体操座り)

(自分なりに知覚を駆使して調べる

「(あそこに居たりするのかな?)」


[utako] #初めはチカチカと違和感を感じていたが、さらにボートが近づいていくとリンダと歩の知覚に、花の塔に向かって異能で起こす風が吹いている事が伝わる。
[utako] #微弱だが、かなり広範囲で自然現象と大差ないレベル。
[utako] #かなり広範囲だが、微弱で自然現象と大差ないレベル。(修正




「んー…風?」
烏天狗
「これは大気の操作が行なわれているな。非常に微弱だが」


[arca_] #天狗なのでそのへんは得意分野



一矢
「鳥か……、来やすかね」

「え?」
九十九
「散開しつつ進路は北東、迂回しながら加速!」


[utako] #九十九が声を上げると、リンダに耳鳴りが響いてきた。
[utako] #発生箇所は九十九と、遥か前方、花の塔から



烏天狗
「む…」

「な、なに?」


[utako] #同時に大気操作が止まり
[utako] #かなり嫌な予感がする。




「なに、なにが起るの?」


[utako] #ヒュォ、とそよ風が吹いたかと思うとボートの一つに水柱が上がった。



烏天狗
「気圧の操作が局所にくる。気をつけろ歩!」


[utako] #まるで大砲の弾でも着弾したかのように。ボートは瞬く間に水に飲まれて沈み、骸骨戦士達が水上で人魂のように浮かんで船に戻り始める。




「ひゃん!」
九十九
「撤退!!」


[arca_] #振り出しに戻る



烏天狗
(歩の乗ってる船に風の壁を作る
一矢
「一号、二号旋回、南下開始、宜候!!」


[utako] #魚の群れというには少ないが、全く同じでゴムボートは撤退行動を取る。
[utako] #全く同じ行動で



烏天狗
「本来の力が出せぬのが口惜しいな」


[utako] #その間もリンダの風の壁にいくつも空気の弾があたるが、何とか逃げ切る。
[arca_] #壁を作るので精一杯


シーン07



[utako] #一度船まで戻り、食堂で作戦会議。




「お弁当崩れちゃった…」
一矢
「すみません、粗い運転で」


[utako] #船の上でランチの予定が、雨降りの遠足のように食堂でランチ。




「うん…仕方ないよ」(九十九によって細長くなったピカチュウを渡しつつ


[arca_] #カビゴンはよこに潰れている



九十九
(弁当箱開けて) 「……ぴかちうがバグってる」


[utako] #ちょっとしょんぼり




「あ、味は変わらないわよ?」(カビゴンも太くなっててショボーン


[arca_] #干飯は何も変わらない



一矢
「予定とは違いましたが、とりあえずランチしましょうか」
九十九
(手を洗って帽子を脱いで、ちっさくいただきますしてご飯)

「うん。一矢さんは、これお茶漬けにします?」
一矢
「そのままで」

「あ、はい……」


[utako] #白湯と干飯で質素ランチ




「…(硬派だなー」(もぐもぐ
一矢
「水上航行で近づくのは、少し難しそうですね」
烏天狗
「塔を包む風は恐らくセンサーだろう。こちらの動きは筒抜けだ」
一矢
「船はその圏外ですかね、攻撃も来ないところを見ると」
烏天狗
「憶測ではあるが、それほど広範囲を操作している訳ではない。風の操作は難しいからな」
烏天狗
「とは言え、洋上で風を握られていてはどうにもならん」

「リンダの力でどうにかならないの?」
烏天狗
「ならんことはないが、消耗するのは歩だぞ」
一矢
「緋昏さんの消耗は、なるべく避けたい所ですが…」

「うーん…一時的に手帳の力をオートにすれば良いかな…リンダ、私のこと裏切らない?」
烏天狗
「他はしらぬが、私は歩のことを親友と思っている。裏切りはしない」


[arca_] #オートにするとリンダの余力がこれ扱いになる
[arca_] http://kataribe.com/HA/06/C/0851/
[utako] #普通のロールだとOKできないが演出進行なので大丈夫
[arca_] #あい@w@




「だそうです」(なぜか他人事

「他の子だと暴走するかもしれないけど、リンダなら大丈夫だと思う」
一矢
「心強い。鯱鉾も半潜水させますから、この船ごと守護して貰えやすか?」
烏天狗
「自律しても歩のキャパシティ以上の力は出せぬが、この船一隻なら問題ない」

「ありがとう」
一矢
「守は良し、どうにか牽制する手段も得たい所でございやすが…、囮にボートを出して対処致しやしょう」

「…鳥……」(浮かない顔
一矢
「安易な想像にて。風撃の類であれば、話に聞く鳥類系の妖の存在が浮かびやす」

「もしかしてハロさんなのかな…」

「と言うことはあそこを守ってるって事よね…つまり…むぅ〜…」(悩み始めた
烏天狗
「なんにせよ近づけなければ意味がない。その後どうするかは知らんが」
九十九
「別に、向こう方に流れても責めないぞ。内膳一人であれば天狗の力を借りて侵入するのも難しくはないだろう」

「そんなに簡単には…ここまで一ヶ月一緒に居て、都合が悪くなったらコロリなんてできないよう」(orz
一矢
「薄情な者とは俺達は思いやせんよ。それは一月も一緒に居て解りやしたし、事情があらば仕方もなしと思う他ありやせん」

「この世界を巡る問題を私は理解できてない…。どっちが良いかなんてまだ分らないの……少し時間をくれない?もしあの塔に居るのがハロさん達なら話し合いもできるかもしれない」
一矢
「2、3日は近海の探りと偵察も行うつもりですから、ゆるりと一考くださいやせ」

「ごめんなさい。どう言う結果になっても必ず一度戻って来る」
九十九
「……うむ。よい」

「ありがとう九十九ちゃん…」(控えめな笑み

「なんでこう複雑なんだろうなぁ…」(ヽ´ω`)
一矢
「心身共に、無理なきようお考えくださいやし」
烏天狗
「胃に穴が開くぞ。仙丹舐めるか?」

「え、それはいいかな…」
烏天狗
「そうか。苦いのに…」

「夕食の支度をおえたら、向こうに行ってみます」
九十九
「うむ。」


[arca_] #メニューはスタミナカレーライス


シーン08



[utako] #黒い水平線の続く世界。
[utako] #花の塔から東の方角、とある島



村人
『面白い布だ。白棒の菓子枝とどうだい?』
近衛
『……交換だ、この村は他には』
村人
『ないねぇ。最近じゃあの水の中でも動いてるもんがあるみたいだが、狩りはできんよ』
近衛
『……もう進化してんのかい。相変らず、早ぇさなぁ…』


[utako] #最後のジーパン生地を物々交換に出し、長芋のような瓜を受け取って白い機体に積み込む。



村人
『それより大丈夫か、あんた。薬なら少しはあるよ』
近衛
『……要らんさ。取っといてくれ』


[utako] #村を軽く眺めてから、ぶらりと手を振り機体に戻る。



近衛
「残ってるもんだな…」


[arca] #このえェ…
[utako] #ハッチを開けて操縦席に横になり、目の前に浮かんだパネルを操作すると島の岸に捕まっていた腕が変形して翼に変わる。



近衛
「ハク、出してくれ」
フェロ
『…イエス』


[utako] #機体は浮遊状態で岸から距離をとり、更に各所を飛行形態に変換させてからバーナーに火を灯して飛び発つ。



近衛
「……少し寝る。任せた」
フェロ
『……イエス。おやすみなさい、コノエ』


[utako] #白い機体は花の塔へと向かう。


シーン09



[utako] #略奪船『鯱鉾』―――、夜。



一矢
「目立つからと白装束では縁起も悪いので、白旗と食料だけを渡しやしたが…」
九十九
「……良い。内膳なら後は何とかする」
一矢
「偵察だけは放っておきますか?」
九十九
「余計な事はするな台座。見張りだけで十分だ」


[arca] #リンダにホットパンツの後の方掴まれて白旗持ちながら飛んでいく
[utako] #ずりおち



#歩
「カラスへリ出してよ」
#烏天狗
「重いからボイコットだそうだ」
#歩
(むくれる


[arca] #そんな様子が遠くに見えるかもしれない
[utako] #半ケツになりながら無事花の塔の下に
[arca] #ホットパンツ伸びてそわそわ
[utako] #下の方は隆起したような形の白い岩が粗い海岸線を作ってたが、塔の側面にはいくつもテラスの様なものがあり、住居の体が見られる。




「近くで見ると結構人がいそうな雰囲気ね…巨大な豪邸?」


[arca] #安全に下りられそうな所を探しつつ




「なるべく高い位置にあるはいれそうな場所にお願い」
烏天狗
「わかった」


[utako] #攻撃されそうな気配はなく上層部に近い位置まで行けたが、花弁を回って更に上に行くにはビル風のような突風と気流が邪魔して上手く飛べなくなった。
[utako] #攻撃されそうな気配はなく上層部に近い位置まで行けたが、花弁を回って更に上に行くにはビル風のような突風と気流が邪魔して上手く飛べなくなってくる。
[utako] #ちょい訂正




「うわぁっ、パンツ伸びる!」
烏天狗
「大人しくしろ。これ以上は歩を持ったままでは無理だな、そこに下ろすぞ」


[arca] #最寄りのテラス(?)に着陸




「うぇ…きもちわるい」


[arca] #orz
[arca] #揺れで酔った
[utako] #見える範囲、全て石灰石のような白い石で出来た建造物。くり貫いて出来たように見えるところもあれば、レンガを積んだような構造のところもあるが建築構造的には物理的に無理がある。




「なんか不思議な構造ね」(伸びきったホットパンツをベルトで閉めつつ


[arca] #締めつつ
[utako] #歩がえれえれしていると、すぐに生き物の気配が近づいてくる。




「とりあえず、近くになにか……何か来てるっ…」(よろよろ


[arca] #慌てて立ち上がり、リンダの後に陣取る




「ここに入ったのはバレてるだろうし、隠れても無駄よね…」


[utako] #ザリザリと足音を立てて天井を貼って来た鎧蜥蜴が顔を覗かせる。



ラガル
『……来てるし』

「蜥蜴?…あ、もしかしてラガルちゃん?」


[utako] ラガル(くぐもったようなやや低い声で) 『様をつけろ!ハンケツ荷物!』
[utako] #くわっ




「は、ハンケツ!?」(がびっ
ラガル
『赤の真似。運ばれてくる所、上から見てたし』 

「赤?…よくわからないけど、無事だったのね。よかった」(涙目

「あ、安心したら酔いが…」(orz
ラガル
『…………それで、あいつらと一緒に何しに来たし』

「九十九ちゃん達とは、パルクールコースの近くで会ったの。おかげでここまで来れたわ…」(よろよろ
ラガル
『…サーバー落として来たら良かった』

「私、この世界のこと何もしらないから。ラガルちゃん達が心配でつい…。それで、もしかしたらここに居るかもって…それに、色々聞きたいし」
ラガル
『建物から出たらダメだったのに……聞きたい事はパッハロに聞いて。とりあえず上まで連れてく』

「ごめんなさい。悪い子だったわ…」(苦笑しつつ頷く
ラガル
『……来てくれたのは少し嬉しかったし、ラガルは、少しだけ許す』


[utako] #着いて来るように尾を撓らせて、廊下の奥へと進んでいく。




「ありがと…(触りたいけど触ると削れるのよねたしか…」


[arca] #我慢してついて行く
[utako] #建物中央付近まで移動し、長い螺旋階段をずっと上がっていき、やや広めの生活観のある広間に出た。




「ほんとに広くて大きいわね…ここは何なの?」
ラガル
(砂絵のように身体が渦巻き、一瞬で人間の姿に戻った) 「ラガル達の部屋の一つ」

「部屋の一つ…か。一ヶ月ぶりのラガルちゃんだわ」(わーとすりよる
ラガル
「触るの禁止!罰則!」


[utako] #てい、と歩の顔を見えない手が掴んで距離を取る
[utako] #頬を挟んでぐいぐいと




「あぶぶっ」(><)
烏天狗
(ぷすす


[arca] #1ヶ月の航海でちょっと痩せている
[utako] #ちなみに格好は、チューブトップのような胸当てにフラメンコスカートで上下同じ意匠の刺繍がしてある。小さな踊り子みたいな格好。
[arca] #ダンサージョブ



ラガル
「パッハロ、歩とコースで見た天狗連れてきた。どこー?」

「ほっぺが痺れる…(なんか砂漠の薔薇みたいな感じ…)」
パッハロ
(天井の穴から顔を出して) 「コホン、……ラガル、階層を一つ間違えています。」
ラガル
「……(◎△◎」

「迷子……これだけ広ければ仕方ないわよね」
パッハロ
(一度頭を引っ込めてから、お盆と茶道具を持って、梯子を降りてくるように空中を歩いて降りてきた) 「ラガルの部屋ではなく私の部屋で、と言ったでしょう…」
ラガル
「知らんし!部屋は部屋!」

「ハロさんお久しぶり」
烏天狗
(会釈
パッハロ
「まぁ良いです。……お久しぶりです緋昏さん、天狗さん。ようこそ『フナブ・ク』へ」

「おじゃまします…ん?フナブ・ク?ここもフナブ・ク?」


[utako] #格好はラガルの色違い。
[arca] #おどりこ



パッハロ
「厳密に意味は違いますが、どちらも私達の家なので」
パッハロ
(絨毯の上に座り、茶道具を広げて準備する) 「どうぞ、お座りください」

「うん、失礼します…」
烏天狗
(歩の後で胡座
パッハロ
(不思議な香りのする紅茶を淹れながら) 「昼間は驚きました。まさか、緋昏さんがあの方々に同行しているとは思ってもいませんでしたから…知らなかったとはいえ、攻撃を加えてしまいすみません。」

「ううん、事情があるのはなんとなく分ってるから。しかたないよ」

「重要な部分はサッパリだけど」
パッハロ
「……流れるままにやってきたと言う事ですか。私としては知らないままに現世に戻っていただきたいのですが…」

「そうも行かないわ。なんでこんな事になっているのかとか、九十九ちゃん達とハロさん達どっちが正しいのかとか、穏便に解決できないのかとか、平たい顔族はなぜ私のことを男だと思うのかとかイロイロ!」


[arca] #最後は私怨



パッハロ
「あの方々の目的は、恐らくこの塔の占拠です。そして私達は家を守る、私達の家を……正しいか正しくないかで言えば、私達に取ってあの方々は悪です」
ラガル
「ラガル達が正しいし」

「宝物の奪還が目的だって言ってたわ、そうすればこの水も引くって。たぶんその過程で占拠をする事になるわね……」
パッハロ
「…やはり。」

「一体宝物ってなんなの?あの黒い海とどう言う関係があるの?」

「て言うかあの黒いのどっからきたの?温泉?」
パッハロ
「……あの黒い水は突然湧き出したものですが、……」

「ハロさん達も原因が分らないの?」
ラガル
「現実世界の時間で大体1ヶ月前から、この世界に黒い変な機械が送り込まれてて……ラガル達はずっとその黒いのを倒してたんだけど、そいつらの残骸か何かをポイントにして、あの黒い水を流し込んできた」

「黒い変な機械?」
ラガル
「遠隔操作型か高度なAIか解んないけどネズミ男みたいな変なロボット。……対抗して、歩にさせてたWLでデータ取りしたAI使って、こっちもフェロのコピーにインストールして対応してたけど……」

「なるほど…なんとなく分ってきたわ。あのエンダーマンがその黒いのなのね」


[arca] #歩はDarkRaidersの噂を知ってても良いのかな
[utako] #知ってて大丈夫
[arca] #おk@w@




「もしかして、私に何か頼むかもしれないって言ってたこともそれがらみ?」
パッハロ
「そうです。……ただ、歩さんから作らせていただいたAIが、中々良い仕事をするものですから殲滅してしまえば必要ないものと思っていたのですが……この様ですね」

「…そんなに役に立ったの?」(えへへ

「…じゃなくて、それだったらすぐに言ってくれれば良かったのに。…今の話だけでも心当たりが一つあるわ」
ラガル
「型式ARK2(アーク・ツー)、通称おっぱいセイバーは見つけた黒いのを見つけた端から撫で斬りにしていくのだ!」

「おっぱい…セイバー……?」
パッハロ
「……AIについてはまぁ、ラガルに一任しましたので。それで、心当たりとは…」


[utako] #時には群れで時には分散して、ダークレイダースを惨殺する謎のロボ。




「DarkRaidersってネットゲームがあるの。まだ推測しかできないけど、それのPCの姿が黒いネズミみたいなヤツなのよ。そして冒険の舞台の名前がWhiteLineっていうの」


[arca] #こええ




「コアなFPSプレイヤーの中で今話題なの」
パッハロ
「ゲーマーが侵略行為ですか?ネズミーランド的なものを作る気…なわけないと思いますし…………ラガルと同じようにデータ取りか、無いとは思いますが……魂の複製を人形に……?」
#黒いネズミ
「ハッハー、僕レッキー」

「きっとプレイヤーはなんにも知らないで遊んでるだけよ。開発元が一万怪しいわね…たしかISUFっていったかな」


[arca] #レイダーw
[arca] #一万→一番
[arca] #何も知らないのは私みたいにねと付け加えつつ



ラガル
「ISUF…ISUF………んー………、そんなのが攻めてくる理由が解んないし、そもそもこの世界の事を知ってるのって……」
パッハロ
「………少ないでしょう。それも、招待無く侵入できるものとなれば片手で数える事が出来ます。」

「そのへんのことは私には分らないけど…心当たりあるの?」

「九十九ちゃん達の依頼主はたぶんその中に居るのね……」(ぐぬぬ顔
パッハロ
「……その、九十九ちゃんという方達を捕まえましょう」

「…私はなんていうか、九十九ちゃん達に借りがあるから……なんとか穏便にならない?」
烏天狗
「とても気さくなヤツらだった」
パッハロ
「完全な武装の解除と依頼の破棄、ある程度の拘束を受け入れて貰えれば、こちらは話の席を用意しますが…」

「宝物って言うのがどう言うのか分らないけど…今の話からすると宝物が落ち水を出してるわけじゃないってことになるから、この黒い海は言わば水攻め?」


[arca] #まんま



パッハロ
「そうですね。……この世界で水攻めなんて手を使われるとは思っていませんでしたので、かなり痛手を食らいました」

「半分は私情って言ってたけど、見ずその物を引かせるには九十九ちゃん達じゃなくてその依頼主をどうにかしないと行けないみたいね…」

「水その物を引かせるには九十九ちゃん達じゃなくてその依頼主をどうにかしないと行けないみたいね…」


[arca] #に訂正




「一矢さんは半分依頼で半分私情っていってたけど、どういうことなのかしら…なんとか話し合いに持って行けないかなぁ…」
パッハロ
「……お願い出来ますか。私達も食事以外の殺生はあまり好きではありませんから、言葉を交わしてお帰り願えるなら幸いです」
ラガル
「ダメなら沈めて尋問になっちゃうし」

「やってみる。けど、ハロさんも少し妥協して欲しいな。武装解除はともかく、立場の上では対等にしないと、いちおう海賊みたいだし」


[arca] #海賊そう言うとこウルサイで!



パッハロ
「……解りました。では、お互い2名ずつ、仲介に緋昏さんを。こちらは武装を必要としない者ですから、フェアにそれなりの装備までは譲らせていただきます」

「ありがとう。……あれ、そう言えばフェロさんは?」
ラガル
「…………フェロは星になった」

「え」
パッハロ
「いえ、別に死亡したわけではありませんが、あの水が噴出した時に運悪く飲まれてしまい。今は沈んでいます」

「そうなの?…」(一気に心配そうな顔になる
ラガル
「排便しないから運がない。」

「触れても時間が止まるだけって聞いたけど…本当に大丈夫かな」
パッハロ
「フェロなら平気でしょう。あれは普通の生命体とは少し違いますから」
ラガル
(上手い事言ったつもりの顔してチラチラみてる)
パッハロ
(ガン無視)

「そうなの?…ハロさん達がそう言うなら、いちおう安心ね」

(気付いてない


[arca] #心配過ぎて



烏天狗
「私はうまいと思うぞ蜥蜴」
ラガル
「軍曹まで上げちゃる、よくやった」


[utako] #よく気づいた
[utako] #6階級特進
[arca] #すげえ



烏天狗
「仙丹いるか」つ●
ラガル
「そんな鼻くそ要らんし」
烏天狗
「そうか。苦いのに…」
パッハロ
「……では、話し合いの詳細については後程。夕飯程度は食べて行ってください。冷めてしまいましたが、どうぞ。この世界で取れる茶葉で作ったお茶です」

「へぇ、茶葉なんて取れるのね。WLではただただ真っ白だったけど」
ラガル
「WLは悪魔でマイクラを基にした実験ゲームだから、あんまり余計なのはつけなかった」


[utako] #青っぽい色をした紅茶のような飲み物。




「変わった香り…」(つーっと口に含む


[utako] #甘そうな色合いと臭いだが酷く渋い味




「おぁ」(思わず舌が出る

「これは…刺激的なお味ね……」


[arca] #おぁ〜



パッハロ
「お茶受けに甘いものも一緒に」


[utako] #スプーンで掬っても溶けるほど柔らかいティラミスのようなものを出して




「うん、これは…ふわふわしてる。なんだろ」(ぱくり
ラガル
「…………」(いつもなら欲しがりそうだが、お茶だけ飲んでる


[utako] #崩したプリンのような味わいでお茶に合わせて格好甘くしてある
[utako] #格好→結構




「うん、甘く手おいしいわ。クラッシュゼリーみたいな感じ?」

「でも味はプリンに近いわね」

「ラガルちゃんは食べないの?」
ラガル
「……それは無理だし」


[utako] #ぷるぷると首を振って、他に用意してあったチョコレートをちびちび齧る




「え、ラガルちゃんが食べたがらないって相当な気がするの…」(ハロを見つつ
パッハロ
「そんなに変なものではないと思いますが」


[utako] #と言いつつ、パッハロもチョコレートをぽりぽりと




「え、ハロさんも食べてないよ?」((・ω・:))

「なにこれ、ねえ?」
パッハロ
「プリンケーキです?」


[utako] #首を傾げて、今決めた風




「です?って!?言い切ってよっ、なんで迷ってるの!?」
パッハロ
「プリンケーキです、プリンケーキ。材料も市販のミックスに、牛乳やグラニュー糖、はちみつや、ケーキ部分にはカステラ生地を使ったり……、決め手は卵ですが」

「なによ…ふつうじゃない…」(ほっ

「たしかに栄養豊富な卵ね、しっかりした味してるし」
ラガル
「……」
パッハロ
「はい、自信はありますよ」

「素材もさることながら料理の腕を上げましたね」
パッハロ
「いえ、まだまだですよ」

「そんなことないよー。そういえば、何の卵なんだろ。鳥なのは確かよね」(もぐもぐ
ラガル
(ゲテモノを食べてる所をみるような目で歩をじーっと)
パッハロ
「この世界でも一羽しかいない鳥の卵を使ってあります」

「へー、一羽しかいないんだ。………一羽?」
パッハロ
「はい。」 (ふふ、と涼やかに微笑んで

「ハロさんって確か鳥でしたよね……ん?」

「つまりその卵というのはハロさんのおしりからぽこんと…」


[arca] #なんとなくラガルとハロが敬遠している理由がわかった



パッハロ
「人の姿では違いますが、鳥の状態に戻っている時間が長いとついつい、生理現象で」

「……うん。ちょっと驚いたけど、私は大丈夫かな」(もぐもぐ
ラガル
「……臭い尻から出てきたものとか、ちょっと無理だし…、何プレイ…」
パッハロ
「臭くないと何度」


[utako] #ペペペペペ




「言い方は失礼だけど普通の卵だってそうよ」


[arca] #もぐもぐ




「どっちが臭いかは置いておいて、おいしいです。近衛のお粥に入れたらよさそうね…」
パッハロ
「…………、少々大きいですが、事がおさまった時には是非にお持ちしますよ」

「…ダチョウのより大きい?」
パッハロ
「ダチョウの卵は見たことありませんが…、可愛らしい大きさですよ。人の子供ぐらいで」

「デカっ。…温めたら孵ったりしませんよね」
パッハロ
「まさか。お相手もいませんから」 (くすくすと笑って

「そんなに大きいと何だかそう言う気がしちゃうわ…それなら安心ね」

「そんなに大きいと一回じゃ使い切れないなぁー」(ンート考える
ラガル
「……歩の家のケーキとか、暫く食べない」


[utako] #店の




「おいしいのに。でもさすがにお客さんには出さないわよ。規格外過ぎるもの」

「あまりは巨大プリンにしてハクリンにあげようかな」

「機会があったら是非一個超だいね、ハロさん」


[arca] #ちょうだいね



パッハロ
「はい。」

「卵がこどもサイズって事は…」(ハロさんどんだけ打開んだよと考えつつプリンケーキ食べる


[arca] #でかいんだよ
[utako] #少しだけにこりと笑って、食べてる所を眺め
[utako] #その後、カレーライス食べたり
[arca] #みんなかレーライズ
[arca] #カレーライス
[utako] #次の日の話し合いがカレー臭い
[arca] #話し合いの昼食もカレー


シーン10




「地面が揺れてないのに揺れてる気がする。これが陸酔いってヤツなのね…」


[arca] #夜空を眺めつつ



パッハロ
「緋昏さんなら直ぐ治りますよ。陸とは言ってもこの塔も強い風が吹けば時折揺れますが」

「私ってそんなにタフに見えるのかしら…。そんな強い風も吹くのねー、そう言えば構造的には頭でっかちだし。本物の花みたい」
パッハロ
「文字通り、地面から生えて咲いた本物の石の花なんですよ。生き物とは少し違いますが……この世界でも珍しい存在になります」

「と言うことは根っこもあるの?」
パッハロ
「観た事はありませんが、恐らくは」

「根腐れとかして倒れないか心配ね…と言うかのの水吸ってたらヤバくない?」
パッハロ
「水を吸っていたら直ぐに解りますよ。何らかの変化が起こるでしょうし、この世界の大地に吸水力はあまりありません」

「よかった…」(ほっ

「倒れるって想像しただけでもの凄く怖かったわ…。大事なものみたいだし」


[arca] #重心が高いと揺れている感覚が強いので安心しつつ寝転がった



パッハロ
「倒れる時は、私、ラガル、フェロ…共に散る時でしょう」

「え」
パッハロ
「それ程に大事な場所なんです、私達にとって」


[utako] #遠く、幽霊船の停まっている方角を観ながら言って、歩に振り返りいつも通り涼やかに微笑む




「うん。なんかごめんなさい…」(寝転がった状態で硬直している
パッハロ
「緋昏さんが謝る事はありません。仲介人として、友人として来て頂けたのは助かりました」

「こんな事になってるとは思わなかったけどね」

「私できることがあるならやらないとね」
パッハロ
「会談について、あちらの代表に向けて一筆書きますから…それをお届けください。使い番のような役目で申し訳ありませんが…」

「わかったわ。仲介人と言ってもやれることと言えばそれくらいよね。場所を提供できるような土地勘もないし、交渉条件をまとめられる程事情に精通してる訳じゃないし…」
パッハロ
「使い番は重要な役ですから、よろしくお願いします…何かあった時には一番に助けます」

「大丈夫だと思うけど、お願いしますハロさん」(微笑む
パッハロ
「はい。」 (涼やかに笑って
ラガル
「歩をこのまま現世に戻して、さっさとあの船沈めれば良いし」
パッハロ
「……少し空気を読んでください、ラガル」

「そう言えば公開中は戻れなかったのよね…ここなら戻れるの?」


[arca] #航海中



パッハロ
「私とラガルが居ますから可能ですが、あちらとこちらでは時間の進みが違いますから…」

「一度戻ったらなんか全部終わっちゃってそうね。向こうではそんなに時間経ってないだろうし、大丈夫かな」
ラガル
「多くても、1日、2日…ぐらい?」

「二日かー…ハクリン心配してるなー」(ちょっと不安
ラガル
「蜥蜴帝国の優秀な軍人達がついてるし、心配ない。あのトカゲ、頭悪そうだし」

「わ、悪くないわよ!ちょっと思慮が浅いだけで……」
パッハロ
(少し苦笑いして) 「出来るだけ、早く戻れるように頑張りましょう」

「うん…コロコロする約束してるし」
ラガル
「こ、殺……殺……」 ((;◎;◇;◎; ))

「ちょっと、なんか勘違いしてるでしょ?コロコロでお掃除するって意味だからね?」
ラガル
「……あ、あぁ…掃除用の粘着シートついたロール…何が目覚めてしまったのか、心配になったし…」

「ないない、私そう言うの嫌いだし」(くすくす

「本物の蜥蜴だと鱗が取れちゃいそうだけど、ハクリンは頑丈だし、掃除するとすればそう言う方法しかないのよね」


[utako] #大型洗濯機でゴウンゴウン
[arca] #最終手段




「洗濯機に入れるのはなんかかわいそうだし」
ラガル
「良いなー…」

「ん?良い?」
ラガル
「ラガルは蜥蜴の時に撫でられた事ないし、日干しぐらいしかできないのー」 (ごろごろと転がりながら
パッハロ
「現世じゃ下手に蜥蜴に戻られると家が大変な事になりますしね、我慢してください」

「前言ってたけど、触ると危ないんでしょ?お腹ならなでられるって言ってたけど」

「私も許されるなら触りたいんだけど、ラガルちゃんいやがるし」
ラガル
「……お腹は恥ずかしいからヤ」

「そっかー…じゃあ触っても大丈夫なようなアダマンチウムでできてる感じの手袋用意しなきゃね」
パッハロ
「頑張りますね」 (くすくすと笑って

「私の1番の楽しみはモフモフすることだからね」


[arca] #そして匂いをかぐ
[utako] #すーはーすーはーはぁはぁ
[arca] #クンカクンカ
[arca] #変態みたいじゃないか



ラガル
「フェロをモハモハして世間の厳しさを知ると良いし!」

「フェロさんはいまだになんなのかよくわからないのよね。汗とオイルと香水の匂いって言うのもかなりグッと来たけど。いったいなんなの?」
パッハロ
「そう、ですね……私達の中では、一番大きいですし、変化が得意で、金等が好物ですね」
ラガル
「ついでに元気出すと五月蝿いし、分身の術とか使える」

「金?分身?……」(首をひねる

「鳥とか蜥蜴とかなんかもっとハッキリしたのないの?」
パッハロ
「正体については、フェロを含めて姉妹の中で意見が割れてます。私は……言うなれば車両だと思いますが」

「車両…ロボ?」
ラガル
「パッハロは頭悪いから安直でそう言う答えになるし、ロボットと言うには正しくないし、科学的に何も解析できない以上、フェロは魔物でタロスだし」

「タロスかー…本人ななんて言ってるの?」
ラガル
「……」
パッハロ
「花飾る乙女、と」

「私は人間の姿しか見てないからそれが1番しっくり来るけど、ふたりのい件とはダイブ乖離してるわね」(苦笑


[arca] #二人の意見とは



ラガル
「だから未だにはっきりしない、フェロは絶対自分が何か知ってるのに」

「そうなんだ……私の中では着実にトランスフォーマーになりつつあるわ」


[arca] #もしくは合体変形ロボ



ラガル
「あれはエイリアン」


[utako] #等々、フェロの正体について話しながら就寝し、朝を迎える。


シーン11



[utako] #早朝



パッハロ
「では、この手紙をお願いします」

「夢の中でフェロさんがメガトロンの関節部分に生け花してた……。うん、確かに頼まれました」
パッハロ
「天狗さん、気流は止めますので道中安全な飛行を」


[utako] #歩が着陸したテラス



烏天狗
「ならカラスヘリで良いな」(ツバサ部分から無数のカラスが飛び出る


[arca] #スポポポポp



ラガル
「(美味しそうな…)」

「じゃあ、行ってきますね」(群から垂れ下がったブランコに腰掛けて二人に手を振る
パッハロ
「お気をつけて」


[utako] #二人で手を振りながら見送る




「はーい」


[arca] #ふよふよと浮き上がり船に向けて飛んでいく
[utako] #昨日とは違って風が穏やか。ほぼ滑空ルートなので来た時より楽い




「カラス達大丈夫?」
烏天狗
「ゆっくりと坂を下りるようなものだからな、いくら歩が重くてもこれならだいじょぶだ」


[utako] #いくらw




「重くないってば?!」

「そりゃ50Kg以上あるけど…この身長だと普通なんですぅ〜」(拗ねる


[utako] #ヘビィーカー、カー



烏天狗
「具体的な数字を聞いたらつらくなったと言っているぞ」

「おとさないでよね」(涙目


[arca] #乳分モデルよりも重い
[utako] #乳分重いです!飛距離が足りません!よし、落とせ!
[arca] #乳で落とされるw
[utako] #一方、鯱鉾では
[utako] #見張りの死霊が歩を発見し、甲板に一矢が出てくる



一矢
「捕縛されやしないか心配でしたが、…無事戻って来られやしたか」


[arca] #リンダにおちょくられてるのが一目で分かる
[utako] #煙を吐きつつ、デッキから手を振る。



一矢
「船長!!戻ってこられましたよ!!」

(手を振り返す
九十九
(バンッ、と枕抱えて部屋から出てきて、急いで帽子とアイパッチを取りに戻り、デッキに下りる)


[arca] #抱き枕!



九十九
(プリント寝巻きのまま、枕を小脇に抱えて空を見上げる) 「……うむ。無事な様だな」


[utako] #歩の到着を今かと待機する。
[arca] #ハードファンシー…




(甲板を射程に捉え、飛び降り着地

「またせたな!」(スネーク風
九十九
「頭が高ーい!!」

「はひっ」(ビクゥ
九十九
「(こほん) よく戻った。まぁ、捕虜になったところでついでに略奪してやったがな!」 (はっはっは!

「なによぉ、ちょっとくらいかっこ付けたって良いじゃない…」
一矢
「決まってやしたよ、緋昏さん」 (ぱちぱちと控えめに拍手して

「現実ではお友達だし、そう言う事にはならないとは予測してたけどね。ありがと、一矢さん」(えへへ
烏天狗
(笑うのを我慢している
九十九
「それで、そのお友達は、我らに従う気はあったのか?」


[utako] #キリリ、と真剣な顔になり




「それに付いてだけど、一旦会談の場を設けようってことになったわ。これ、親書ってやつかな」(手紙を取り出し
九十九
(受け取り、手紙を開いてその場で確認し始める)

「私としてもなるべく穏便に済ませたいし、ここは私の顔に免じてって感じで受けて欲しいな…」
九十九
「一応、考慮する……、うむ」


[utako] #うむうむと手紙を読み



九十九
「うむ。……正午に塔の西側広場、双方2人、仲介人は内膳……交渉は現地にて、か。潔し!」

「私は仲介人って立場らしいから、どっちかの味方につくことはできないけど」

「そこでもっと詳しく事情を知りたいし」
九十九
「本船はこのまま西に、死霊隊は潜行し、東から裏を取れ!」


[utako] #れー!と東を指差して




「え」
九十九
「海賊は約束は守るが、約束をするとは限らない!」
九十九
「がっはっはっは!」 (と大きく笑って
一矢
(後ろから冷ややかに観てる)
九十九
「………っは!……と、と言うのは冗談で、正午に間に合う様に、30分前には!広場に!」
九十九
「死霊は待機で!」

「わ、私との約束は…あれ、冗談?」
一矢
「面舵、花の塔西側!」
死霊
(西側、ヨーソロー、と手を上げてカタカタ舵取りする)


[arca] #海賊こえぇ!と思った矢先



九十九
「歩み寄りは大切である!海賊でも!」


[utako] #カッ
[utako] #途中まで明らかに本気だった




「そ、そう…よかった」(ほっ

「お互いのだまし討ちを防ぐために、準備は万端にしておくって助言しておいたから、大丈夫だと思うけど。いざそうされると冷汗出るわ…」
九十九
「パイレーツジョーク」


[utako] #思い切り冷や汗かきつつ



一矢
「面白いですよ、船長」

「…だ、だっちゅーの?」(胸寄せ


[arca] #相殺!



九十九
「?」
一矢
「?」


[utako] #だっちゅーのが通じてない



九十九
「何かの……合図か、今のは」

「し、しらないですよねー……見ないで」(ガン滑りで大ダメージ
一矢
「……拍手しておきましょう、船長」


[utako] #ぱちぱちぱち




「やめて〜」(顔真っ赤で悶える


[utako] #フォローのつもり



烏天狗
(抱腹絶倒


[arca] #また恥ずかしい思い出が



九十九
(だっちゅーの?)
一矢
(だっちゅーの)


[utako] #と何か練習してた
[utako] #船は順調に西側広場に向かう




「現実で昔はやったギャグなんだけど…やめてっ抉られる!」
九十九
「面白味は良く解らないが…はやったのか、これが」 (ふむふむ

「かなり前だけどね。10年以上前よ」


[utako] #凄い、もう火星達が生まれる前のギャグだった
[arca] #知らない世代



一矢
「最近のは少し解りやせんね……、情報弱者になりつつありやす」

「航海長そうだもんね」
九十九
「あれなら知ってるぞ。…おっ、はー?」


[utako] #はー、と両手広げて




「それも大分なつかしいわ。今もやってるけど」(おっはー

「(もしかしたら慎吾ママの方かもしれない)」


[utako] #おはスタにレイモンドが居た時代っていつだっけ
[utako] #パイレーツと同じような時期だった
[arca] #パイレーツと同じくらい
[utako] #多分慎吾ママの方
[arca] #2000年頃



九十九
「確か、おっはーを船の挨拶にしようと言ったら、多数決で負けた」


[utako] #九十九はたぶん再放送で確認したのでもっと遅め
[arca] #なるほど@w@



九十九
「1:201で負けるとは思ってなかったな…あの時は」

「すごい大差ね…私は良いと思うけど」


[arca] #若干感性は似ているらしい
[utako] #一矢を含めた死霊、201




「でもマヨネーズはちゅーちゅーしちゃダメよ」


[arca] #劇的大差
[arca] #あれ…これ全会一致かその結果しかなくね
[utako] #仕組まれてますね




「…(一矢さんが反対したら絶対に否決されるのね…)」
九十九
「マヨちゅっちゅはマナーが悪い。やったら台座が喋らなくなった」

「やったのね…」
九十九
「自分は煙管をいつもすぱすぱしてるのに……、海賊ならパイプを吸え、パイプを」


[utako] #一矢に聞こえないようにぼそぼそと言いつつ




「そう言えばそうね。タバコの方が好きなのかな」
一矢
(のんびり、船の縁に寄りかかってまたぼけっとしてる)

「…(香苗さんもあんな感じだったなー…集中するのにはあのスタイルがいいのかも?」


[utako] #手紙では休戦の事が書かれていたが、マストの上、船底では死霊達が警戒態勢を維持。




「やっぱりすんなりとはいかないよね…」
九十九
「さて、進路は決まっている。着替えて朝ごはん食べたら、午前中はお休みだ」

「うん。ご飯作るね、パジャマ船長」
一矢
「昼前には御召物を改めください、場所はいつもの所に」
九十九
(とてて、と戻ってく)


[utako] #一夜置いたカレーが美味しくなってる頃
[arca] #夕食もカレーだったと思うので少し工夫してカレーピラフ風にする
[arca] #パエリアっぽい
[utako] #カレーライスで何日でも行ける歳
[arca] #こどもパワー
[arca] #あの頃はマジでそうだったわー。カレー、ハンバーグ、ラーメン、ミートソース、シチュー、鶏肉、肉じゃがで一週間回って欲しかった
[utako] #台所で大鍋使ってた時のテンションの上がり方がパナい
[arca] #今日カレー!?シチュー!?って聞いてぞうきん茹でてたときの絶望感
[utako] #一矢なんてそれこそ祝い事の時ぐらいしか大鍋使わないので、何もない日にカレーが出てきて密かに機嫌が良い九十九ちゃん
[utako] #作ってる物と言えばお雑煮っていう
[arca] #正月
[arca] #普段からしたらはるかに豪華だった



九十九
(着替えて、カレー、カレーと勇んで下りてきたら……カレーがチャーハンになってたでござる)
九十九
「…………何、この…黄色い米」

「カレーピラフ…パエリア…ドライカレー…の隠し子?」(しあげに元のカレーをちょっとかけつつ
九十九
「…おお!カレーライスになった!」


[utako] #子供にパエリアは早かった




「お米にも味付いてるから少なめだけどね」
九十九
「色鮮やかで、雅だ!これぞ料理だな!」


[utako] #超機嫌良さそう
[utako] #セピア色の食卓じゃない




「喜んでくれてよかったわ(普段は一矢さんと同じメニューなのかな……」


[arca] #それだとちょっとかわいそうと思う歩



九十九
(セーラー服が汚れないようにナプキンして、手を合わせて礼儀良く食べはじめる)


[utako] #教育上なのか、食べてる時は喋らない。




「いただきます」


[arca] #とてもお行儀良い



一矢
(一人、外で黒米の干飯をぽりぽり)

「(一矢さんは相変わらずね…」
九十九
(うまー)

「(まるで戦時中みたい。…そう言えば海軍の制服があったし、そっち系の人なのかな?」(九十九のおいしそうな表情を笑顔で観つつ
九十九
(黙々と食べた後に手を合わせて) 「お腹一杯、ごちそうさまでした」


[utako] #食器を戻して、食後のオレンジジュースを嬉々として注いでる。



九十九
「内膳も飲むか?」

「はい、お粗末様。うん、のむー」


[utako] #オレンジジュース
[arca] #非常に規則正しいお子様
[utako] #オレンジジュース2杯と、白湯を作って食卓に並べる



九十九
「台座!お白湯だ、淹れてやったから飲むと良い!」


[utako] #外に居る一矢を呼んで



一矢
「へい」


[utako] #一矢も食卓につき、食後だけでも食卓を囲んで満足そうな九十九。




「一矢さんは中で食べないんですか?」
一矢
「死霊達の見張りもありやすから」


[utako] #ぺこぺこと白湯を飲んで




「ずっと忙しそうだもんね。仕方ないんだと思うけど」(色々心配
一矢
「いえ、それほどは。地味な仕事でございやす」

「たしかに地味ね(地味な方がつらいわよね、すごいな」(くすりと笑いつつ
九十九
(オレンジジュース飲んで、ぷひーと満足)
一矢
「えぇ」 (九十九の様子を見て微笑みながら、白湯をちびちびと飲む

「(パパみたい。っていうかパパ?うーん」


[arca] #食器を洗いに席を立ちつつ




「…(きっと台座と船長って答えが返ってきそう」
九十九
「よし!休憩が終わったら、自由時間!後に上陸準備だ!」
一矢
「アイアイサ、風呂の準備をしておきやす」
九十九
「張れるだけの見栄を張って行くぞー!」


[utako] #おー、と手を挙げて部屋に戻って行く




「ピカピカになりそうね」(ふふ
一矢
「侵入前に買ったシャンプーセットがお気に入りでして、中々、身体を洗うのがお上手になられやした」

「すごく微笑ましいはなしねそれ…私もこどもできたらこんな風な気持ちになるのかしら」

「こどもはいることはいるけど、そう言う体験はなかったしー…」


[arca] #みんなさいしょからおっきい



一矢
「養子でもお取に?」

「んー…正確には私のこどもじゃないんだけど、私が作ったと言うか?きっと養子になるのかな」

「でも、全員本当のこどもだと思ってるわ。みんな九十九ちゃんより大っきいし、ああ言うのはなかったけどね」
一矢
「ご事情がお有りの様で…」

「複雑さだったら平安時代の貴族並みよ……」(はふう
一矢
「俺よりお忙しゅう御座いやすな」


[utako] #珍しくくつりと笑って




「一矢さんもなんか色々あるの?」
一矢
「俺なんかはせっせと雑用をこなす程度でございやすが、地味も積もれば山となりましょう……船長の願い事以上に大変なものもございやせんが」

「さっきはああ言ったけど、そう言う事できる人が一番すごいと思うのよね。九十九ちゃんの願い事って言うと、今風の食事とか?」
一矢
「食事や…服や…陸に上がった際に色々と行きたいと、俺にはよう解らんものが多いので、色々と…まぁ」

「一矢さんって昔の人間みたいですもんね」(ふふ
一矢
「若いつもりが、心は着いて来やせんね」

「ちょっとくらい今風の食事に慣れてみた方が良いんじゃないですか?それぞれスタイルはあるかもしれないですけど」


[arca] #最初は食べてくれなくてガッカリしていた歩さん



一矢
「……臭いが強い物や、味の強い物が…どうにも苦手でして」

「九十九ちゃんから聞いてちょっと抑えめにしてみたんですけど、まだだめかー」(むむー
一矢
「酢の物なら、まだいけやすが…」
一矢
「月に一度でも口に出来れば十分でございやす」

「酢の物かー、月に一度…本当に質素ですね」

「ナマコとかかな…」(イメージのせいで渋いものばかり浮かぶ
一矢
「鱗茎などの酢漬けが……今は安く手に入ると聞きやすが、どうにも。癖か。手が出やせんね」


[utako] #火をつけてない煙管を咥えて、想いに耽る様に顎を撫でる。




「りんけい?ゆりねとかですか?」


[arca] #やっぱり渋かった



一矢
「えしゃろっとう、と言う洒落た名前の根物にございやす」


[utako] #正しくもないが、らっきょの事
[utako] #正しくはエシャレットの事だが、エシャレットをらっきょと勘違いしてる。




「エシャロット?……らっきょならカレーの付け合わせ用がありますよ、少し食べます?」


[arca] #西洋らっきょう
[utako] #間違えた、エシャロットは浅葱でエシャレットがらっきょだった
[arca] #ややこしや
[arca] #本場のエシャロットはタマネギ系
[arca] #それともらっきょう系



一矢
「……下っ端が料理番でも無いのに味見とはいただけやせんが、一つ、毒見をば」


[utako] #声が小さくなった




「今の日本では福神漬けと並んでカレーの付け合わせによく食べられるんですよ」(二、三個小皿に載せて差し出す

「もし思ってるものと違ったらごめんなさい」


[arca] #エシャロットの酢漬けだとダイブ味が違う



一矢
(受け取り、爪楊枝で刺して控えめに食べる) 「……このスンとした香りに、カリッとした歯応え……、違いありやせん。以前は口にするのも禁じられてやしたが、仮にも解脱の身……食せぬ物を食すのも、一つの道の開きにて…」


[utako] #美味しそうに一つ食べて、皿を返す。




「らっきょも食べれない……なんか壮絶だわ…もういいの?」
一矢
「一つ食せば、満足でやんす」


[utako] #感謝と片手で拝んで




「そ、そう?」


[arca] #受け取ってひとつぽりぽり



一矢
「では、船長の風呂番もございやすから俺はこれで。毒見については、ご内密に」

「うん…(修行チュのお坊さんに見栄てきたわ」


[arca] #修行中の



一矢
(白湯で口の中を洗っていそいそと仕度に行く)

「…なんかあんなの見ちゃうと何げない食事がどんだけ恵まれたものなのかってドキュメンタリー的な感慨に浸っちゃうわね…」


[utako] #プチドキュメンタリー
[arca] #歩の食へのこだわりが15ポイントアップした!
[arca] #てぃろりん
[utako] #一矢の質素へのこだわりが1ポイントダウンした!
[arca] #ちょっとだけだった
[utako] #ガチガチなので
[arca] #質素ぱない
[utako] #九十九の成長を観てると、時々遅れてる自分が空しくなるという悩みでもある
[arca] #お爺ちゃん視点…
[utako] #確かにパパってよりは爺と孫だった
[utako] #教育係りの爺やと御転婆な姫みたいな関係
[arca] #歩は一ヶ月間なんとかめざしくらいは食べてくれないかとがんばっていた
[arca] #姫とセバスチャン
[utako] #にぼしぐらいなら
[arca] #煮干しw
[arca] #そのてがあったかレベル
[utako] #煮付けてあっても味付けなくても3匹くらいは普通に食べる
[arca] #三匹…
[utako] #煮付けてなく、塩分高い煮干とかは割と喜ぶ




「普段はどこで何してるか分らないけど、機会があったらまた料理作ってあげたいわ」


[arca] #徐々に、徐々に
[utako] #そんな感じで船は塔へと向かう


シーン12



[utako] #黒い水平線の続く世界、花の塔
[utako] #西側広場
[utako] #岩塊の間を進み、船は広場近くに接岸




「いよいよね…」(`・ω・´;)
九十九
(白いセーラー服の上から分厚いコートを羽織り、肩からホルダーを提げてフロントリック銃とカトラスを挿し、金の刺繍入りのアイパッチを着けて船長おめかし)

「船長っぽいわ」
一矢
(ベストのようなコートと、カトラスを腰に差してるだけだがあんまり似合ってない)
九十九
「船長である!」

「…(一矢さんは、うん…なんか衣装のせいで悪い方向に際立ってる気がする…」
一矢
「あちらさんも来やしたか」


[utako] #手を翳して塔の方から歩いてくる2人を見遣る。




「あ、やっほー」(手を振る


[utako] #黒袴に白い袖無着物、顔を隠すように大きな黒羽織を被り、船から少し離れた位置で止まり、会釈する。



パッハロ
(黒袴に白い袖無着物、顔を隠すように大きな黒羽織を被り、船から少し離れた位置で止まり、会釈する)


[utako] #訂正




「ハロさんも正装…?みたいね。…なんか私だけ浮いてる気がする…」


[arca] #いつもの服



ラガル
(黒の野袴に白い袖無着物、顔を隠す大きな黒羽織を被った同じような格好でパッハロより前に出てきて) 「道中御苦労、席を用意してある。上陸して着いて来い」
九十九
「うむ。行くぞ、台座、内膳」

「うん」(自分の立ち位置を掴みきれず挙動不審気味
一矢
(梯子を陸にかけ) 「ゆるりと行きやしょう、交渉が長引く事がなければ、大方話は着きやすよ」
九十九
(慣れた様子で、ととと、と梯子を伝って陸に下りる)

「よ、よーい…」(梯子のヘリを掴んで滑る様に降下
一矢
(梯子を下りる前に、顎を撫でながらパッハロを眺める)


[utako] #陸に下りる前に




「?」
一矢
「……いえ、何でも。直ぐに行きやす」 (軽く、死霊達に指示して最低限の船の警護だけに死霊の操作を絞り、チャンネルを戻す。


[utako] #少しだけぼけっとしていた表情が締まり、ゆらりと陸に下りる。




「(なんだかキリッとしたようなきがする…」
パッハロ
「どうぞ、こちらへ」


[utako] #先導するように、開けた広場へと案内。
[utako] #運動会で使われるような白いテントにパイプ椅子、折りたたみ机が置いてあった。
[utako] #テントにはふなぶ・くの文字




「なんか仮設本部って感じね」(広場を見回す
ラガル
「塔の中には入れられない。風は止めてるし、野晒しだが我慢しろ」


[utako] #フナブ・ク面は塔側に座り、鯱鉾乗り組みは外側に座り、歩様にお誕生日席が用意されてる
[utako] #歩用に
[arca] #歩様…




「私はここね…やっぱり浮いてる気がするわ…」
パッハロ
「時代錯誤に衣装を揃えるつもりはなかったのですが、海賊、と言う事なので……こちらも合わせました。すみません、緋昏さん。少し我慢を」
九十九
「内膳は貸した軍服を着て来たら良かったのだ。似合っていた」

「あれを着ちゃうと妙に緊張しちゃうのよね、ちょっと胸も苦しかったし」


[arca] #(`・ω・´)な顔になる



パッハロ
「さて……仲介人様の事もあります、お早めに話を済ませましょうか」
九十九
「うむ。」

「え、えーと。なるべく公平な立場から話しを聞こうと思います。よろしく御願いします」
一矢
「宜しく頼みます」
ラガル
「オナシャス」


[arca] #シャスw



パッハロ
「確認ですが、ここ一ヶ月の間の黒い部隊、またこの黒い水の異変は貴方方が原因で違いありませんか?」
一矢
「どちらも、直接的な原因は我らではありませんが、我らの依頼主が起こしている事には間違いありやせん」

「ふむふむ…やっぱりそんな感じなのね…」
パッハロ
「…依頼主の目的は」
一矢
「公式ではない継承権の復権にございやす。」
九十九
(■ω・´)キリッ (としてるが座ってるだけ

「………?」


[arca] #九十九ちゃんはそのへんを知らないのかな
[utako] #幾らか知ってはいるが説明丸投げしてる風
[arca] #船長はどんとかまえる



パッハロ
「…丁重にお断り致します」

「はい、質問。その、継承権ってなに?」
パッハロ
「……この世界には神、とは言わず…管理人の様な存在が居るのですが、その管理人は代替わりするんですよ。それを決めるのは当人の話に寄ると思うのですが…」

「にゃるほど…。それって一人だけなの?」
パッハロ
「複数居るとは知りませんが、恐らく一人です。それが……私達の主、と言う事なのですが。そちらの依頼主は前管理人、もしくは……私達のような管理人代行、と言う事でしょうか」

「ふむふむ…(平たい顔族の人が言ってた与える者って感じかな…」
一矢
「素性は伏せさせて戴きやすが、そうなりやす」

「やっぱり秘密なんだ…」(ぶー
パッハロ
「……権利が委譲されて間もないですが、何故に復権を。前管理人が許したからこそ、主に移譲されたものと思いますが」
一矢
「復権後はどう扱うか知りやせんが、未練でしょう。ここは時が早い。それを魅力に感じる輩も居りやしょう」
パッハロ
(輩、と言う言葉に少しだけ顔を上げる) 「……」 

「逆浦島効果の事ね」(ふーむ
一矢
「悪い様には致しやせん。ここは、昔から大きく変わった事などございやせん。お譲り頂ければそれなりの礼も出しやすが」
パッハロ
「では、譲りましょう、と簡単に譲れるわけがありません。他に間借りでも出来る他界をお探しくださいと、前代行にお伝えください」


[utako] #口元ににっこりと笑みを浮かべて、ラガルが机に塩をドンと乗せる




「話をまとめると前の管理者と、今の管理者のイザコザってことなのかな?…わっ」
パッハロ
「私の知る限りでは、前管理者がこの世界をまた欲しがるとは思えませんし…欲しがっているのはその代行者の方でしょう。こちらも伏せる事ではありませんが、管理者不在により私達が代行していますから…」


[utako] #双方、主不在で代行者同士のイザコザになってる




「ふむふむ…代理同士のイザコザかー…なかなかに難しいわね」

「今の管理者ってどんな人なの?」
パッハロ
「まだ歳は若いですが、悪戯に世界で遊ぶ事のない御方です」
一矢
「歴代、ここの管理者はただの放任主義でやしょう」
ラガル
「確かになー……、なる様になる、とかよく言ってた」

「なんか管理者っぽくないわね」

「……(元の管理者同士で話がついてるならどうして前代行者はこの世界が欲しいんだろ、忠誠心って訳じゃない?と言うことは何らかの利益が目的なのかな」

「…(まだまだ情報不足ね」

「九十九ちゃん達は代理の代理って事か、なんか大変そう」
一矢
「請負した側は楽なものですよ、事情を知らない顔で請け負った事をこなせば、信用は得られやす」
九十九
「うむ。我らの目的は復権以外にない。塔を譲らば穏便に済ませて礼もする。譲らば力づくである」


[utako] #おかしくなった



九十九
「うむ。我らの目的は復権以外にない。塔を譲らば穏便に済ませて礼もする。譲らなければ力づくである」


[utako] #訂正




「むむー…ハロさん達は100歩譲っても現管理者との話し合いが必要よね」

「依頼主さんとの交渉の余地はないの?…(仮に今九十九ちゃん達を引かせることができても、とうの前代行者さんとやらが納得しない限りどうしようもないし」
九十九
「依頼の破棄、と言う事も出来る…が」
一矢
「最近、仕事の出来があまり良くないものですから……、資金が、まぁ」
九十九
「言うな!台座!海賊が弱みを見せるな!」


[utako] #カトラスの鞘で突く




「……お金だけでいいなら。でも、根本的にこの黒い水が引く訳じゃないわよね」
一矢
「そうですね…、手が無い訳ではございやせんが……まぁ、こちらもそれなりに痛い物がありやす」


[utako] #九十九にガスガスと腋を突かれながら




「……脇が?(いたそう」
一矢
「いえ、それも痛いでやすが……船長、止めて貰えやすか、すいやせん」
九十九
(ふんー、と腕を組んで止める)


[utako] おろ
[arca] #おか
[utako] #ぽ




「あんまりこういうの好きじゃないけど…ハロさんが許してくれるなら、7桁くらいなら私がなんとかするわ。その、痛いものって言うのってなんなんですか?」


[arca] #に訂正



一矢
「契約金もありやすが、信用を失うのも、かなりの物に」

「そっか、やっぱり後ろ盾がない稼業だと信用が大事ですもんね…」(職業柄そのへんはわかる
一矢
(痛いと言いながら、あまりそうは見えない。元々ぼけっとしてる男だが)
九十九
「という分けだ。さっさと塔を明け渡せ」
ラガル
「ダメだって言ってるし!」


[utako] #がるる、と睨みあうチビッコ供




「お金にものを言わせるって何だか悪者っぽいわね……私はなるべく穏便に済ませたいんだけど、代理人同士って言うと微妙よね」(まあまあと宥めつつ
パッハロ
「……では、交渉を変えましょう」
パッハロ
「緋昏さんに、海賊の依頼主の調査をお願いします。そちら側は、緋昏さんに依頼主の情報を内密に売ってください」
一矢
「……」(きょとんとした後に、九十九を見る)

「なるほど、私が調査したと言う体であれば角の立ち様も変わるかな」
九十九
(瞬きした後に) 「うむうむ?台座、任せる」
一矢
「……では、幾らでお買い上げになられやしょう。こちらも入りも出も多く、中々……困ってやして」 (涼しい顔して悪い顔になった
パッハロ
「……安くしなさい。船を沈めずに置いてあげた借りがありますよね?」

「このくらい?」(相場よりちょっと安めの額
一矢
「あの射程が足りなかったかと思っていやしたが…、果てさて、知らぬ所の借りは返す義理もございやせんが……」


[utako] #パッハロと一矢が歩を見て…



一矢
「もう一肥え」
パッハロ
「…海賊ですね」

「きっと私が乗ってたから沈めなかったのよね。でもここまで乗せてもらった恩もあるから歩ちゃんの魔女の手腕は封印しておくわ」(電卓の額がちょっと増えた
一矢
「毎度、今後も御贔屓にさせていただきやす」

「言い忘れてたけど、私は実は情報屋なの、。」

「こちらこそご贔屓に☆」(きゃぴ
一矢
「形も仕草も振る舞いも見てれば只者とは思っておりやせんでしたよ」

「ばれてた……」(ショック
九十九
「…!?………、う、うむ。当然である」


[utako] #うむうむ…




「すごいなー船長」(うふふ
パッハロ
「……後日、報酬は緋昏さんにお渡しします、が……洗い浚い売って貰いますから」


[utako] #羽織の下で若干悔しそうに一矢を見つつ



一矢
「へい、ご満足戴けるよう頑張りやす」

「…あの、これ全部払うの?普通の稼ぎだと結構キツいんだけど…」(自分が払うつもりだった
パッハロ
「……依頼は依頼ですから、私達もそれなりに………分割で」


[utako] #ごにょごにょ




「とりあえず私が立て替えておくって事で手をうたない?」(チラッ
パッハロ
「……お願いします」 (ぺこり
ラガス
「……オナシャス」

「おっけー。即金で用意できるわよ」(えへん


[arca] #一矢に向かって



一矢
「報酬はまた後日に」


[utako] #資金が増え、下っ端満足




「返すのは私の報酬分で良いからね。これくらい」(情報量より結構安い


[arca] #情報料



パッハロ
「いえ、ちゃんと全額お返しします。これからのお付き合いの為にも、お金に関する事はきっちりとします」


[utako] #生真面目だった




「やっぱりハロさんはきっちりなのね…私は私で一矢さんみたいな人とのコネができるだけでも満足なんだけど」(ふふ
一矢
「こちらこそ、助かりやす」


[utako] #へへぇ、とペコペコして



一矢
「では、相応のお話洗い浚い曝しましょうや」

「うん、これでもう少し私の謎も解けるかな…」
九十九
(一矢の袖をちょっと引いて、私が、私が…とキラキラしてる)
一矢
「………船長から、どうぞ」


[arca] #ぐうかわ



九十九
「……ふっはっはっは!海賊とは時に仲間を売る物、約束だって守るだけじゃ海は生き残れない!貴様らが欲しい黒幕とは!吹利大学の、先生だ!あの………ほら、爺!」
一矢
(カンペ)

「(かわいい)」
九十九
「………、めし……すな、やま……、しん……くろう…?」
一矢
(カンペにルビ振り)
九十九
「と、思ったが!飯砂山、清九郎(いずなやま・しんくろう)という名の、陰気な爺だ!」
一矢
(カンペ書き足し)
九十九
「先生と言うのは、嘘できょうじゅである」


[utako] #カンペがひらがなになった



パッハロ
(不安そうに一矢を見てる)
一矢
(大体あってるのでOKサイン)

「飯砂山清九郎…聞いたことはあるわね、ゼミのチラシやシラバスで見かけたことあるし」

「たしかAR研究とかしてたかしら?…良く覚えてないわ」


[utako] #工学部の教授の一人だが、福祉機器や節電義手、神経心理学等、医療福祉の分野での功績はあるが療法士でも開発者でもない妙な教授。
[utako] #総じて影が薄い。




「……てものと情報でもそれ以上のことはわからないわね、家に帰って端末で調べればもっとましなものも出てくるわ」

「工学部の教授ね。義手とか作ってるくらいしか今はなんとも…」
パッハロ
「私達は未だ彼らの監視もありますが……一度、歩さんにはもどって貰った方が良さそうですね」

「うん。そうだ、向こうの世界での一時間はこっちではどのくらい?」


[arca] #現実での一時間、に訂正



ラガル
「1日、2日……ぐらい、多分」

「住所なんかを調べるには一時間もあれば良いけど、どこまで調べるの?」
ラガル
「WhiteLineに干渉しているコンピューターやサーバーの位置までは欲しい、フェロが戻って来たらデータを根こそぎぶっ飛ばしてやるし」

「過激ね…ぶっ飛ばすよりも権限を奪った方がスマートじゃない?基本は交渉で、みたいな…」
ラガル
「の、脳みそコネコネして……権限奪っちゃうのか…?」


[utako] #
[utako] #(((;◎;◇;◎; ))




「サーバーにハブターミナルとバックドアを仕込むとか…まー難しいならやめとく?」

「向こうの認証に被せてこちらからロックをかけちゃうのよ。サーバーの物理位置がわかれば回戦を囲い込んでプロトコルをブロック(ry」
パッハロ
「学校関係は特に厳しい物と聞いていますが、ハックもクラックも犯罪になりますからやめておきましょう」

「あ、そうよね」(いけないいけないと自制
ラガル
「…………」 (お前が言うなよ、ショタ犯罪者、みたいな顔してるが声には出さない

「だとすると、向こうのプロトコルを解析してこちらに流れない様にする方法が最終手段かな」

「それには時間が掛かるだろうし、向こうの真意を聞いて言いくるめられれば医院だけど…」


[arca] #良いんだけど



パッハロ
「所在等が分かればやりようはありますから、とりあえずはそれだけ解れば…」

「教授って事は昼は大学に居るわよね。所在もすぐわかると思うわ」
ラガル
「頼んだし、歩。事が終われば二階級特進してやる!」

「特進って言われるとなんか死んじゃうみたいだわ…」(苦笑しつつ

「九十九ちゃんはどうするの?」
九十九
「依頼もなくなったも同然だが…」
パッハロ
「……こちらに残って貰いますよ。もしも緋昏さんが戻らなかった場合も考えて」
一矢
「立場がありやすから、事が終わるまでは俺達はここで戦っている振りでもしやしょう」

「リンダは置いていくわね。繋がりが保たれてるのであれば私に何かあればリンダが感じ取るわ」
烏天狗
(空気状態だけど歩の後に居た
パッハロ
「繋がりは薄くはなるかもしれませんが、頼りにします」
烏天狗
「暇なら誰か将棋の相手をしてくれると助かる」(頷きつつ
一矢
「俺で宜しければ、お相手しやしょう」
烏天狗
「うむ、船の上では声を掛け辛かったが。やはりいける口だったか」

「フェロさんのことがちょっと気になるけど、他になにもない様だったら早速行ってくるわ。速ければこちらで一日って所かな…」
パッハロ
「くれぐれもお気を着けて……」

「うん。いってきます」


[utako] #ラガルがパンッ、と手を合わせると歩を眠気が襲う。
[utako] #世界が白んで、次の瞬間には自宅のノートパソコンの前。




「……戻ってきた、一ヶ月ぶりね」(部屋を見回す


[utako] #日付が1日進んでおり、窓の外は明るくなって居た。昼が過ぎそうな頃




「時間が惜しいわね…ハクリンは仕事かな?」(早速ノーパソに携帯端末をつなげ、情報を引き出す


[utako] #本名が解っていたので住所や電話番号はタウンページレベルで直ぐに解ったが、少し調べるとどうにも臭そうな情報が浮いてきた。




「目立たないけど、教授だけあって開かれた情報が多いわね…でも気になる部分もちらほら…」


[utako] #兵器・TRDIの単語が出てきた所で、凄くやばそうなにほひが強くなる。




「むむむ…これ以上は準備なしに飛び込むのは危険そうね…兵器開発をしてる?義手工学がらみとすると…なんかロマンな感じね」

「問題はこの教授がWhiteLineにどう言うアプローチ手段を持ってるかなんけども…」


[arca] #慎重に調べを勧める
[arca] #すすめる
[utako] #WhiteLineについての情報が全くと言って出てこない。ラガルが通常のインターネットを使っている以上、同じように痕跡が残りそうな物だが根本的にアプローチ方法が違うらしい。




「ふむむ…電子的なアプローチじゃないのかな…」


[utako] #そこまで解った所で、後ろでカタンと音がする




「むっ、誰!?」


[utako] #子供ぐらいの大きさのアゲハ蝶の幼虫が、もぞりと覗いてた。




「い、いもむし!?」(びくぅ
幼虫
「帰ってきてる」


[arca] #でかさにビビる



幼虫
「連絡しないと、あ…携帯貸して、携帯」 (小さい脚を動かして、歩に寄ってくる


[utako] #もぞぞぞぞ




「え、なに?ど、どなたですか……」(びくびく


[arca] #パソコン抱えてちょっと退く



幼虫
(ポン、と変化を解いて)
貴斗
(現れる弥斗と貴弦の子、貴斗) 「留守番、ママ今お買い物行ってる」


[utako] #ひらひらと変化の御札が御でこから外れてチリチリと消えて行った。




「……あれ?貴斗くん?」

「びっくりした…なんでイモムシに?て言うか留守番?もしかしてハクリンに頼まれたの?」
貴斗
「ママが頼まれて、ママお買い物だからタカがお留守番」
貴斗
「ハクの叔父ちゃん、お仕事行った」

「そうだったんだ…おじちゃん……電話はあそこよ」(家電の場所を教える
貴斗
(たたた、と電話取りに行き、ぴぽぱ、とハクリンや弥斗に電話してる)

「ありがとうね貴斗くん」(微笑みつつ

「結局あのイモムシ変化は一体……」
貴斗
「遊んでた」


[utako] #誰が教えたのか変化の術なんて、大体一人しかいないが




「心臓が止まるかと思ったわよ、貴弦さんに習ったの?」
貴斗
「ん。パパが教えてくれた」

「今度は蜥蜴とかかわいいのに化けてね…」


[arca] #一般的には蜥蜴もどうかと思うが…
[utako] #少しして電話を受けた弥斗が戻ってくる。



弥斗
「あ、ちゃんと戻って来てるッスねー…大丈夫ッスか?」


[utako] #帽子は無く、ミニポニテに寒いので厚手のパーカー、エプロンで近所の奥さんみたいな格好で。




「ただいま、弥斗ちゃん。私は大丈夫よ、貴斗くんの変化で心臓ちょっと痛いけど」(えへへ…

「目が隠れてない、レアだわ…」


[arca] #脱いでない、レア(ry



弥斗
「パートしてると前髪五月蝿く言われるんスよ。(陽気に笑って) どれぐらい行ってたんスか?そんなに、…ちょっと髪伸びたぐらいだから、1、2ヶ月ぐらいッスか?」

「うん、一ヶ月……ん?どこに行ってたかわかるの?」
弥斗
「あー……ほら、前に似たような場所行ったじゃないッスか。ほら、横臥と貴弦の戦を止めに、行った時。その後に、ほら……思い出さないッスか?」

「……え!?アレってあそこなの?!」
弥斗
「同じ他界ッスよ。関係で言えば地球と月みたいなもんスけど」

「あの白い場所が………ん?と言うことは」
弥斗
「ん?」


[utako] #貴斗を抱っこしながら




「つまりこれは無戸室がらみだったのね…」(ぺたんと座り込む
弥斗
「そう、とはちょっと言い辛いッスねぇ」 (んー…、と考えながら

「え?…どういうこと?」

「最後のあの白い世界とWhiteLineが同じっていうならそうとしか…」
弥斗
「あの白世は最初の私が作った物で、後は無戸室以外にも色々な人の手を回ったんスよ。私があそこを使えるのは、転生しても持ち続けてる魂っていうマスターキーがあるからッスけど」

「最初の弥斗ちゃん……また謎が…弥斗ちゃんは転生を繰り返してるって事?」

「そう言えば近衛が元あった魂を引っ張ってきてるみたいなことを言っていたような…」
弥斗
「おっと、要らない謎を増やしちゃったッスね…まぁ、それは機会があればまた話すッスよ。八分ぐらいは無戸室がらみッスから、大体そうかもしれないッス」

「むむ……もしかして今の管理者って、近衛なの?」
弥斗
「そうッスね。白世の主は今は近衛ッスけど……前の持ち主から奪っちゃったっぽいッスね」

「前の持ち主から奪う?…じゃあもしかして返して欲しかったりとか。それいぜんに、ということはハロさん達も近衛の創造物なのかな…」(さらに謎が
弥斗
「?、その辺は近衛から聞いてないんで解らないッスけど、創造物は12体揃ってるッスから……、創造物、はもう出来ないんじゃないんスかね」

「創造物じゃない?……ぎりぎり納得できるポイントを超えてきたわね……」

「とにかく、それなら近衛から話しを聞かないと」(立ち上がる
弥斗
「近衛なら出張で今、……ドコって行ってたッスかね」
貴斗
「お土産楽しみ」

「タイミング……」(orz
弥斗
「そうねー」 (陽気に笑う、能天気な親子

「近衛が管理者なら交渉の席はいくぶんかも受けやすくなったわね。あとは……そうだ、飯砂山清九郎って人知ってる?」
弥斗
(少し首を傾げてから、ピコンと何か浮かんだ様な表情)

「心当たりあるの?」
弥斗
「イズナの子がそんな名前を使ってた様な気がするッスね」

「イズナ?」
弥斗
「無戸室銀杏。当主の一人ッスよ。通称が飯鋼で創造物がまんま狐に関するものだったッスね」


[utako] #ちなみにギンナンではなイチョウ




「なるほど……となると稲荷結界を使ったアプローチと言う線も…」

「良かったらその話詳しく聞かせてくれない?」
弥斗
「目立つ当主でもなかったッスよ。狐は増えると厄になるから創造物は増やさず、面倒事が嫌いで、占術や結界守護を頼まれても、クダが寂れたので北のかなたへ行って取って参ります、とか手紙返してたほど、怠け者ッス。」

「怠ける努力がすごいわね……もしかして、WhiteLineの前管理者ってのそイズナなのかな…」
弥斗
「確か…、無戸室が管理に戻ってからはそんな気もするッスけど…」

「ありがとう弥斗ちゃん、大分参考になったわ」
弥斗
「そりゃ良かったッス」 (陽気に笑って

「そろそろ私の方の事情も説明しないといけないわね。近衛が関わってるならどうのこうの渋ってる場合じゃないわ」


[arca] #これまでの事を弥斗星に話す



弥斗
「次から次と、大変ッスねぇ」 (けらけら笑ってる

「今はその黒い水をどうにかするために色々情報収集中って訳……なんか楽しそうね」(ちょっと疲れたえみ
弥斗
「ごめんッスよ。中々、私がのんびりするためだけに作った世界だったッスけど。時が経てば変わるもんッスねぇ…」


[utako] #しみじみと言って



弥斗
「じゃ、頑張って。応援はしてるッスよー」


[utako] #貴斗を下ろして、遊びに来てもう帰る様な軽さ




「それを効くと何だか空しくなる〜…。でもい実際に困ってる人が居るんだから、助けないと」

「あとは教授がWhiteLineを手に入れようとしている理由がわかれば良いんだけど…」

「あれ、帰っちゃうの?」
弥斗
「パート仲間のおばちゃんと、カラオケに行ってくるッス。今日は貴斗と一緒にマルモリデュエットッスよ」 (うきうきと

「え、なにそれいいなぁ」(うっとり

「……いやいや、今はこの情報をハロさん達に届けないと」
弥斗
(頑張って、と手を振って帰ってく)

「なんか、最高責任者っぽいのに…なんか、なんかくやしいっ」

「頼めば水も消してくれたんじゃないの?……いいわ、とにかくもう一度ログインよ」


[arca] #マイクラを起動する
[utako] #途中は略し、黒い水平線の続く世界


シーン13



[utako] #西側広場




「ついた?」


[utako] #WhiteLineに入ると、長椅子出して来て日光浴している皆が見えた




「なにあれ…すっごい寛いでる…」
フェロ
「へ……、あ。緋昏さん、お帰りなさい」

「あれ、フェロさん?」


[utako] #間違えたぱっはろだった
[arca] #ちがった



パッハロ
「へ……、あ。緋昏さん、お帰りなさい」 (着けていたサングラスをずらすと、日焼け跡)

「ただいま…みんなで日光浴?」
ラガル
「……このパイチビが陸酔いでゲロゲロしてたから、介抱してたら…つい」


[utako] #ハッ




「いいけど、良いんだけどなんか損した気分…」(orz


[utako] #歩が戻った後、少し会談を続けていると突然九十九がゲロゲロ吐き出し、悪い物を食べたのか、毒か、等とてんやわんやしてる内に完全休戦モードになっていたとか云々




「陸酔い、私もなったわ。もう大丈夫なの?」
九十九
「内膳……」
九十九
「……フルーツ、食べたい…」


[utako] #うー、うー、と長椅子に寝転がって手を挙げてる
[utako] #もう平気そう




「え、今もってくるの?……」


[arca] #小さい子には甘いのですぐ盛ってきた



パッハロ
(その間に体裁を整えるようにテント設置)

「みんなの分もあるから食べてね。…じゃなくて!?情報もってきたの!」


[arca] #のりつっこみ



パッハロ
「そ、そうですね。今後について話し合いましょう」

「情報収集の結果私からも聞きたい事がいくつかできたわ。じゃあ、話すわね」


[arca] #教授についてわかった事を全員に話す




「つまり、飯砂山教授はイズナの子である可能性が高いって事よ。あと、裏では兵器開発のような事をしている」
パッハロ
「実験場にでもするつもりでしょうか…、あの黒い部隊の一部も近代的な武器を使っていましたし…」

「目的まではわからなかったわ、ごめんなさい」
ラガル
「歩はよく調べて来たし、はい、フルーツ置いて拍手」


[utako] #パチパチパチ、と九十九だけフルーツを頬張って




「あ、ありがとう」(えへへ

「でも、管理者が近衛だってなんで教えてくれなかったの?」
パッハロ
(メロンが喉に詰まった)

「え、大丈夫?」(背中を擦る
ラガル
(逃げた)

「……なんなのその反応は…」
パッハロ
「―――けほっ…、…………すみません、ありがとうございます……もう大丈夫です」 (もぐもぐ…ごくん
パッハロ
「さて、飯砂山清九郎の目的についてですが…」

「この世界を作った子からあらかたの事は聞いたわ。もう誤摩化せないわよー」
一矢
(なぜか若干冷や汗が浮かんでいる)
パッハロ
「……いえ、別に、……秘密にしていたわけでは…あるんですが、その……」

「なに、一矢さんまで…まさか一矢さんも無戸室の……」
一矢
「いえ、某は船越台座守一矢と申しやすので……」

「いいもん、いいもん。教えてくれないなら自分で調べてやる…」(拗ね気味
九十九
「ウツムロって何だ?内膳」


[utako] #ウツボの方言か?みたいな顔してる




「そう言う家系があるの。私の好きな人がその家の人なのよー」(隠し事してる人達を見つつねー、と
九十九
「ふーん」 (ラガルが居なくなったので、略奪、略奪、と呟きながら盛り合わせ取ってる

「で、なんで隠してたんですかハロさん」


[arca] #近衛のことになると若干押しが強い



パッハロ
「…………その、その内、パッと……驚かせようと…」


[utako] #いつもはクールなのに、小さくなってる




「本当〜?」(んー?とジト目
パッハロ
「…しかし、あまり……話を聞いてる内では、話しづらかったりしまして……はい」

「……それは、否めないわね」(ちょっと落ち込む

「それはそうと、ハロさん達って近衛の創造物なの?」
パッハロ
「……しかし、時が来れば伝えようとも思っていたのは本当です。気絶するほどびっくりするまでの展開にできなかったのが…凄く残念ですが」

「十分気絶する程びっくりしたわよ、向こうで」
パッハロ
(観れなかったのが残念そうになった) 「そうですか……、勿体無……、ではなく、私達は創造物と言うものではありません。コノエから多少聞いてはいますが」

「やっぱり違うのね。ということは……なんなの?」(首を傾げつつ
パッハロ
「何か、と聞かれては困りますが……一つだけはっきりしている事は、私達はこの世界に生まれ、一度この世界で朽ち果て、コノエの導きで現世で再び生を受けたのです」

「なんか創造物っぽいけど、違うって言うなら違うのよね。確か12体までとかやとちゃんも言ってたし」
一矢
「不思議でやすねぇ」

「……やっぱり一矢さんは無戸室の事知ってるのねー」
一矢
「いえ、単に魂魄の導きについてでございやすよ」


[utako] #涼しげに笑って、先程ような冷や汗は見えない




「ふーん…まーいいけど」

「(何か隠してるのは間違いないわー)」
パッハロ
「とりあえずは……、そのイズナヤマに接触する事が必要でしょうか」
一矢
「我々は敗北し、囚われの身、その上で情報を引き出した、という立場が持てれば問題ありやせん」

「そうねー、1番はその教授かイズナさんと近衛が話し合う事ができれば良いんだけどね」

「近衛は出張とか言ってたし、その策は近日中って訳にはいかないわね」
パッハロ
「出張中?」


[utako] #ふと首を傾げたが、




「うん、やとちゃんはそう言ってたわ。九十九ちゃん達の事は悪い様にはしないわ」
パッハロ
「ヤトというのは、第三子の、アマノイワ・ヤトボシですね……、捕虜としても、身柄の安全は保障します。食料も、貯蓄は十分ですので」
一矢
「加護、感謝しやす。……船長」
九十九
(フルーツに夢中になってた)
九十九
「うむ。あっぱれ!」


[utako] #殿になった




「ラガルちゃん後で怒るわね…」(微笑ましく眺めつつ
ラガル
(怒られるものかと、塔の壁面にくっついて様子伺ってる)

「そういえばなんでラガルちゃんは逃げちゃったの?」
パッハロ
「あの子は秘密にしていた事がバレると事に関わらず、ああなんですよ」

「そうなんだ…別に怒ったりしないのに」
パッハロ
「その内、お腹が空いたら戻ってきます」

「そうね」(ラガルに手を振りつつ
ラガル
(なぜか歩が手を振ってる姿がファッキューに見えてビクビクしていたが…、ピクンと空を見上げて、きょろきょろと周囲を見回して、蜥蜴の姿に戻る)


[arca] #ふぁっきゅーw



パッハロ
「ん………、どうやら、フェロが無事だったようですね」


[utako] #念話のようなものでもしたのか、ラガルのほうを見上げて




「フェロさん?」
ラガル
(壁伝いに塔の反対側に行く)
パッハロ
「遠くから反応があったみたいで…」


[utako] #歩にもうっすらミニスカの気配が近づいてくる
[utako] #歩にもうっすらミニスカの気配が近づいてくるのが解る




「私にもわかる。よかった…でも、沈んでたんじゃなかったの?」
一矢
「普通なら時間が止まり、浮いてくるのも難しいはず…にございやすが」
パッハロ
「……」


[utako] #フェロの反応がする方向を見て




「……?」
一矢
「……船長、少々場所を変えやしょう。パッハロさん、ご配慮を」
パッハロ
「枕島船長、こちらへ。埃が立つと果物が汚れますよ」


[utako] #すばやく子供を避難させた
[arca] #果物とこどもの避難



パッハロ
(戻ってきて) 「この水が引いたらフェロを救出する予定でしたが……、何故無事なのかは、気になりますね。フェロもホバーで移動するにしては、かなり速度を出しています」

「急いでるって事かな」
一矢
「何に急いでるかは知りやせんが、水に浸かって敵の手に落ちてる様でありやしたら、船長の護りを優先しやすのであしからず」

「え、なにそれ…」
一矢
「船長抱えて逃げやす」

「それは仕方ないけど、あの水ってそう言う効果も有るの?」
一矢
「俺が知る限りじゃぁありやせんが……、臭そうな水に功名があるとは思えやせんし、ここは白い世でございやすから…」

「もしそうなってたらどうしよう…」(途端に慌て出す
パッハロ
「その時には捕まえて、隅から隅まで洗浄しますが……あの子、大きいので。大変そうです…」

「大っきい…」(トランスフォーマーを想像


[utako] #それぞれ、歩から距離を取りながら、パッハロは軽く脚を振り、一矢は相撲を取るように腰を低くして構えている。



烏天狗
「歩、ボーッとしてないで物陰にでも隠れたら動だ」

「あ、うん…」(上の空で構える


[utako] #遠くから、電子ノイズに似た音が聞こえ始め、白い機体の到来を知らせる。


シーン14



[utako] #吹利大学工学部、イズナゼミ



青年
「トレジャーハンターを投入して1日経ちましたが、彼らで大丈夫だったんでしょうか。それなりの他界探索者に依頼を出した方が…」
老人
「…あれで良い。君は早く、あれを完成させたまえ。3体も入れられれば、詰めはそれで事足りる…」
青年
「実験モデルなら、火星くんのデータもありますからいけますが」
老人
「…入れておけ」
青年
「装備は僕の方で選んでおきます。戦術行動レベルは……、高Lvプレイヤーを参照にして…指揮はどうしますか?」
老人
「…」 (然程興味がなさそうに自分の仕事に戻る)
青年
「僕がやっちゃおうかなぁ。こういうの、得意なんですよ」
老人
「…観測機だけは忘れるな」
青年
「はーい」


[arca] #なにやら不穏な
[utako] #におうで、におうで


シーン15



[utako] #黒い水平線の続く世界。
[utako] #花の塔西側広場
[utako] #甲高い電子ノイズ音を立てて塔の影から現れたのは、白い流線型の奇妙な飛行体だった。岩塊の間を抜けて来たため速度は落し気味で、機体の下部には生き物のように動く姿勢制御スラスターが見える。




「なんかSFチックなのが!」(;・ω・)


[utako] #緩やかにスライドしながら広場近くに着陸する。



パッハロ
「フェロですか?少々、雰囲気が変わっていますが」
白い機体
『ピピッ―――、イエス。ただいまって……なんで、歩さんが?…それに、そっちの人は…』

「ほんとだ、フェロさんの声。おひさしぶり」(キャピりつつ白い機体をきょろきょろと観察する
パッハロ
「詳しい話は後で、とりあえず人型に戻って。どうやって水から抜け出してきたのか、聞かせてください」
白い機体
『えっと……―――、イエス。ヒューマンモード』


[utako] #スラスターを吹かせ、機体を回転さながら各部のパーツが変形して縮んで行く。




「トランス……フォーム…」(をを


[utako] #質量無視して機体は縮み、最終的に人型にはなったがやや様子が違う。
[utako] http://gyazo.cre.jp/data/d8e1f45a8e5fb7b80a46e76431240cf9.png
[utako] #白い煙をあげつつ、がしゃんと着地する人間大の怪人。




「あれ、なんかスカーっぽい…」
フェロ
(細かい部品を隠すように帯状の金属がさらに身体を包み、白いサイボーグスカーフェイスになる)
パッハロ
「いつもと違いますが…、どうかしたんですか?」
フェロ
『人の情報データがちょっと欠損しちゃって、ミニスカからデータを借用中。』

「そうなんだ」(ポンッとスカーフェイス出す
スカーフェイス
「ギギギ(なかーま)」
フェロ
『……ははは(仲間…)』
一矢
(眉を顰めて、まだ構えを解かない)

「スカーが喜ぶなんて滅多にないのよ。……一矢さん?」
パッハロ
「念話の感度でも、フェロに異常は感じられません。少々、いつもとは形状が異なりますが、こちらが私達姉妹の末の子です」
フェロ
(ゆっくりと頭を下げて)
一矢
「……こいつは無礼を。申し訳ありやせん」


[utako] #構えを解いて、顎を触って緩く笑って見せるがどうにも警戒を解いた空気を感じない。




「フェロさんのかわいい姿見れなくてちょっと残念だわ」
フェロ
『せ、せめて何時もどおり……花だけでも着けておきます』


[utako] #かしゃん、と腰のポケットに近い位置から髪飾りを取り出し、帽子にくっつけた




「ちょっとフェロさんっぽくなった」
フェロ
『イエス』
スカーフェイス
「ギョロギョロ(美しい)」
フェロ
(若干怖い)


[utako] #オリジナルが
[arca] #オリジナルは普通にグロい


シーン16



[utako] #観に行ったラガルと九十九を戻して、また広場



フェロ
『何かもう、私がここに向かってる間に……ほとんど終わっちゃってる感じ。頑張ったのに』

「大分大所帯になったわね」(不評なのでスカーはしまった

「無事で良かったわ」
フェロ
『沈んだ時は本当、どうなるかと思ったんですが……いや、何とかなるもんですね』
一矢
「うちの船の様に特殊なコーティングをしていないと、大抵は無理なんですが…運が良い様で」

「エネルゴンパワー?」
フェロ
『トランスフォーマーみたいじゃないですか、無理ですよー』


[utako] #私、非力なんですよーとか言ってる元柔道経験者のOLばりに嘘臭い




「え、ちがうの?だってウィーンって」
フェロ
『空耳です』


[arca] #うぃーん言いながら猫の香箱座りみたいに縮まる歩




「ちがうんだ…」(ちょっとがっかり


[utako] #鈍いピポパみたいなSEは出てた



フェロ
『違います』


[utako] #パッハロ曰く、花飾る乙女



香箱歩
「一目見て絶対そーだと思ったんだけどなー。やっぱり花飾る乙女なのね」
フェロ
『そうなんですよ、そう』


[utako] #ウフ、とするがちょっとゴツい




「今はサイボーグスカーだけどね」(ウィーン言いながらもとの姿勢に戻った
パッハロ
「その件はまたおいおい…意見がありますから。フェロも戻ってきた所ですし…、コノエが出張から戻ってくる前にイズナヤマに連絡を取り、事態の解決を急ぎましょう」

「そうね、目的がわからないのが気がかりだけど…」
パッハロ
「そう簡単に明かしては貰えないでしょうから…、その探りも入れないといけませんね」

「兵器研究の内容に付いては準備が足りなくて踏み込みきれなかったの。もう少し時間があれば良かったんだけど」
パッハロ
「仕方ありません。現世には…歩さん、ラガル、こちらには私とフェロが残り、枕島船長達には一応、捕虜として捕まっていただきます」


[utako] #歩さん→緋昏さん




「九十九ちゃん、それで大丈夫?」
九十九
「うむ。我等としても、そちらのほうが後が楽である」

「またリンダかスカーフェイスを残していくわ」
パッハロ
「それでは準備を――」


[utako] #と、場を締め様とすると
[utako] #雷鳴が6つ、塔を囲むようにして連続で響いた




「ふあ!?」


[utako] #雲ひとつ無い空を見上げると、黒い稲光の軌跡が残っており、交差する水面が盛り上がり始める。
[utako] #稲光と交差する水面が



烏天狗
「青天の霹靂。芳しくない」
一矢
「我等が失敗した、と見て……増援でございやしょうか」
ラガル
「……今のは、あのデカイのが来た時と…同じだし」

「でかいの?」
パッハロ
「……3mほどの黒いロボです。明らかに黒い部隊とは違った武装をしていましたが…、あれもイズナヤマとかの差し金でしょう」

「て、敵襲なのね」(びくびく
ラガル
「フェロはすぐやられちゃったけど、そんなに強くはないし。行ってくる」
パッハロ
「私も…船越さんもお願いします。歩さんは避難を」

「う、うん」
烏天狗
「私もでようか?」
一矢
「あまり、得意と言うわけではありやせんが…」
パッハロ
「天狗さんもお願いします」
烏天狗
「うむ」

「おねがいね」
一矢
「船長のお手を煩わせる事もありやせんので、ご避難を。……緋昏さん、任せやした」

「わかったわ、行こう九十九ちゃん」(抱っこ
九十九
「良きに計らえ!」


[utako] #散り散りにそれぞれの方向へと移動していき



フェロ
『……』


[utako] #ゆっくり立ち上がって、またゆっくりとした動作で遅れて移動していく。




「と言ってもどこに避難しよう…」(おろおろ
フェロ
(立ち止まって振り返り、塔の側面を指差す)

「あ、あっちね。わかったわ。フェロさんも気をつけてね」(とてて
フェロ
(歩が行くのを見送った後に) 『コノエ、もう動かない方が……』
フェロ
『……イエス。対象を補足し、迎撃にはいります』

「……んー?」


[utako] #金属のコートを翻して、岩塊の隙間へと消える。
[arca] #塔の側面辺りにテーブルとかを集めて微妙なバリケード構築しつつ首を傾げた


シーン17



[utako] #リンダが稲光の元へ向かっていると、先のほうから黒い大きな物が飛来してくる



烏天狗
「見えた…今回は気がねなく戦えよう」(印を組み鉄杖を口寄せする


[utako] #2mほどの筋骨隆々とした人型で、背面にスラスターと制御翼を取り付けた飛行ユニット。リンダを視界に捕らえると、そのまま射撃してきた。



烏天狗
「ぬ、絡繰りのようだな…面妖面妖」(速度を上げ、ローリングしつつ回避


[utako] #難易度11の荒事
[arca] #ろーる
[irc.cre.ne.jp] *** utako invited [dice] into the channel
[utako] #召喚ッ
[arca] #今回は歩が絡んでないので手帳のシートでやるか
[arca] #怪異再生:13 怪異の特徴:3
[arca] #
[arca] #目標5
[arca] 2d6
[[dice]] arca: 9(2D6: 6 3) = 9
[arca] #集中
[arca] 2d6
[[dice]] arca: 5(2D6: 3 2) = 5
[utako] #楽に!
[arca] #1/13



烏天狗
(そのまま太陽の中に隠れ、鉄杖を敵に向けて投射


[arca] #本来なら大地震を起こす天狗の要貫だが今は身にモーゼの開海が起る程度



SE
ずどん
DR2
(海が割れるのと同じく、人形の身体は縦に真っ二つになり爆散する)
烏天狗
「近づかなければそれほど脅威とはならない様だ…情報は歩に送っておくとしよう」


[utako] #空に見えていた稲光は人形の消失と共に消えてなくなった。
[utako] #他の場所での戦闘も順次収束していき、稲光が消えていく。



烏天狗
「これが相手のからくりのようだな…」(仕組みを見抜けないか千里眼で観察


[utako] #爆散した後に残骸も塵になって消失したため、目ぼしいものは見つけられなかった。



烏天狗
「手がかりになりそうなものはないか…」(杖がすぃーと手元に戻って来る


[utako] #杖、海に落ちちゃったので…何か戻ってこない。
[utako] #ぷくぷくぷく…
[arca] #生き物じゃなくても止まるのか
[utako] #止まっちゃった



烏天狗
「……もどってこないな、こまった」


[utako] #うっかり



烏天狗
「菩薩掌で周りの水を吹き飛ばすか?」(きょろきょろ


[utako] #結構深そうなので回収は水が引かないと厳しかった



烏天狗
「誠に遺憾である」

シーン18



[utako] #各個撃破した後、漏れた一体が西側広場の近くに到達していた。



DR2
(ピピッ、と周囲をスキャンして広場の方へと飛んでくる)
九十九
「うむ?」

「な、なんかきたー!!」(小声)

「稲妻は六つだったから、やっぱり一体は防ぎきれなかったのね…」
九十九
「わーっはっはっは!!本丸狙いとは、大した奴だ!我は海賊、枕島九十九!命が惜しなければ掛かって来ーい!」


[utako] #バリケードの上でビシッ、とポーズ決めてる




「え、ちょ!?隠れてたのに、なんで名乗りを!?」(がびん
九十九
「相手は一人である。隠れていては………海賊っぽく、ない!」
DR2
(騒いでる子供発見した)

「見つかった!こうなったらやるしか…」(手帳を取り出し


[utako] DR2:



DR2
(ギギギ、と頭が若干変な動きをすると…、再度きょろきょろと周囲を見回して広場に下りてくる) 『やっぱり、失敗しちゃってたか。残念残念』


[arca] #キェアアシャベッター




「しゃべった!」
DR2
『自動操縦は切ったからね、どうも。お姉さん、ここの人…じゃないよね。現代人?』

「自動操縦…つまり中の人ね!」
DR2
『プレイヤー、って言ってくれると格好良くて良いね。ちょっと通して貰える?』


[utako] #P90を持ったまま両手を軽く挙げて、脇を通って行こうとする。




「だめよ!一体何が目的なの?どうしてこんな事するのよ!皆困ってるんだから!」


[arca] #スカーフェイスを呼び出し、立ちふさがらせる



DR2
『そうだよね、こんな事長引くと困るよね。僕も自分の事に専念できないから困るんだよね…だから早く終わらせたいよね』

「そうよ、さっさと元に戻しなさいよ!(声が若い、教授ではないみたいね)」
DR2
『戻すのはねぇ…僕じゃ無理だしなぁ』 (困ったなぁ、と頭を掻いて


[utako] #どうにか左右に身体を振って通り抜けられないか探してる




「さては悪の博士の助手的なポジションなのね」
DR2
『悪の博士って…、面白いね』
スカーフェイス
(うにょうにょ包帯が広がって壁を作っている
DR2
『僕らからしてみれば、独占できてた他界を急に奪われてそれは驚いたものだよ?』

「私はそのへんの事は知らないわ。けど、できれば話し合いの場を設けたいとは思ってる」
DR2
『うーん…、まぁ、考えておくよ』

「その気があるならあなたの博士に伝えて、もっと他の解決法があるって。でも今はここを明け渡す気は無いわ」
DR2
『そうなるよねぇ…、じゃあ、とりあえず僕は戻るよ。人を撃つのは流石に拙いしね』


[arca] #九十九を庇いつつのガイナ立ち



九十九
(尻しか見えない)

「頼んだわよ、割と話の分かる人で助かったわ」


[arca] #尻w



DR2
『じゃぁ、縁が合えばまたね』 (両手を挙げて数歩下がり、スラスターを起動させて飛んで来た方角へと戻っていく


[utako] #すれ違う様にしてフェロが戻ってきた



フェロ
(戻っていく黒い人型は無視して、歩の前に着地して、怪我がないか確認している)

「………」(ロボが帰っていったのを見届けてへたり込んだ

「怖かった…でかすぎよ……」(涙目


[arca] #頼れる姿から一気にへちょった



フェロ
(膝を着いて、そっと抱きしめて背中を撫でる)
九十九
「尻じゃなくなった…、うむ。内膳、平気か?」
フェロ
(大丈夫だ、と言うようにぽんぽんと)

「大丈夫、ちょっと腰が抜けただけだから……フェロさん?」(抱かれつつ
フェロ
「……」(頭も撫でて、ゆっくりと離れ) 『は、はい!ちょ、ちょっと待ってください……、えー……スキャンしました!今!大丈夫、怪我見つかりませんでした!』

「うん、なんか安心した(なんか身に覚えのある感触だったきが…」(震えていたが落ち着く

「戦ったりはしてないから、大丈夫よ」
フェロ
『イエス。皆は上手く迎撃した様子なので、順次戻ってくると思います。くつろいで待っててください』

「うん…普段はとっとと逃げる場面で踏ん張ったからかなり疲れちゃったわ…」


[arca] #バリケード崩して直しつつ



九十九
「あんな下郎、船長に任せておけば良いのだ!」


[utako] #手伝いつつ




「だめよ、危ない事から守るのがお姉さんのつとめなの。一矢さんにも頼まれたし」

「それに、どう言う経緯であれここは近衛の場所。私が退く訳にはいかないのよ」
フェロ
「……」

「フェロさん?どうしたの?わかった、そういえばずっとここまでは知ってきたのよね、疲れてるんでしょ」
フェロ
『イエス。途中、残った島で休憩を挟みながら来ましたけど……、少し、休憩してきますね』


[utako] #ゆっくりと歩いて塔の中に入っていく




「うん、後で食べ物とかもってくね」(手を振る
スカーフェイス
「ギギ…」(ついて行こうとした所を回収された
九十九
「あの白いの、本当にあの二人と兄弟なのか?」


[arca] 歩;「うん、普段は普通の女の子なんだけど。…ちょっと様子がおかしいわね」




「今は私があげたミニスカーの情報で形成してるみたいだけど」
九十九
「女の子か…、ふん」

「でもときたま普段のフェロさんと違う動きするのよね」


[utako] #立ち振る舞いが乙女じゃない




「中の人でも入ってるのかしら」


[utako] #中の人など(ry




「さっきのハグもなんとなくおかしいのよね」


[arca] #んーと首をかしげつつ座る
[utako] #設営直した後に、ぞろぞろと皆戻ってくる




「あ、おかえりなさい」(お茶用意してた
ラガル
「疲れたー、疲れたー、ぶんぶん飛んで面倒くさかったしー…」

「おつかれさま」(お茶を出す
パッハロ
「飛行能力がないのであれば何か対処方法を見つけなさいと、言ったではないですか」

「え、どうやって戦ってたの?」
ラガル
「追いかけて来たから、岩のところまで引き込んで、齧って」


[utako] #齧って→齧った




「あんまりおいしくなさそうだったけど…頑丈な歯ね」
ラガル
「虫歯知らずだし」 (にひ、と笑って
パッハロ
「嘘ですよ……、昔一度虫歯になってかなり大変でした」
ラガル
「…記憶にありません」

「うふふ、下手したら指噛み切られちゃいそうだもんね」


[utako] #少しして一矢がサンタのように大袋持って戻ってきた



一矢
「戻りやした。皆さん、ご健勝の様子で」

「……サンタさん?たしかに体感時間的にはクリスマスだけど」
一矢
「プレゼントではありやせんが、面白い武器を使ってやしたので戦利品を…少しばかり」

「さすが海賊…」
一矢
「へへ」 (ペコペコと頭を下げて、船に持って帰ってる
九十九
「うむ。流石、台座!」

「いいのかな…一応どう言うものか調べておいた方が医院じゃない?」


[arca] #良いんじゃない?



一矢
「検分は致しやしたが、銘もない単なる銃器にございやす」

「銘がない…って事は飯砂山教授が作った兵器って事かな」
一矢
「保管せなんだ分は塵になって消えやしたが、恐らくはそのようで」

「これで兵器開発してる事はほぼ間違いなくなったわね。後は助手さんの出方次第か」
パッハロ
「伝は増えて来ましたか……、それはそうと、天狗さんが暫く海上を飛んでいましたが、どうかされたんですか?」
烏天狗
「杖を放ったら戻ってこなくなった。誠に遺憾である」
パッハロ
「…水が引いたら、回収しておきます」
烏天狗
「別に良い。手帳に戻ったらまた復活するからな。回収できたら差し上げる」
パッハロ
「良いんですか?」(目がちょっとキラっとした)
烏天狗
「かまわぬ。しかし重いぞ」
パッハロ
「重い物を持って動くのは、得意です」
烏天狗
「なら問題ないだろう」(うむと頷く
パッハロ
(何がそんなに楽しみなのか、ややうきうきとしていた)

「なんかすごく楽しみそうね…」
ラガル
「……あぁ言うニンジャーとかサムライソード、みたいなの好きらしいし」

「そうなんだ、なんとなくわかるような」(ふふ


[utako] #それぞれ一息つく頃には陽も暮れてくる。




「そろそろ夕飯の準備しないと」


[utako] #現世とWhiteLineを行ったり来たりしてた歩には、忙しい1日となった。
[arca] #めっちゃ働いた
[arca] #今夜はハンバーグよ
[utako] #親書を届けた朝から、昼交渉して、途中で現世に戻って調査、WhiteLineに戻ってきて会議、一戦…
[arca] #そしてクッキング
[utako] #流石に料理番は他の人がやったとか
[utako] #一矢さんのクッキングタイムが
[arca] #作ろうと思ったら止められたでござる
[utako] #玄米、味噌汁、沢庵2きれ、流石に人様に出すので目刺を1匹




「想像はしてたけど…」


[arca] #カイジっぽい
[utako] #玄米は3合分どんと器に盛ってある
[arca] #三合w



一矢
「今日はお疲れでやしょう。どうぞ、英気を養ってくださいやせ」


[arca] #ラーメン丼クラス
[utako] #塔の下部、居住スペースで



ラガル
「…………罰ゲームか何か?」


[utako] #玄米丼見ながら



パッハロ
「……出された食事は黙って食べなさい」

「…(そうよね、ご飯が1番のご馳走って感じの人だもの)いただきます」
九十九
(いただきますして、普通に食べてる)

「(やっぱり九十九ちゃんは教育が行き届いてる)」(もぐもぐ
フェロ
(食べてる、のだろうか。口元が変形してやや飛び出し、箸で口元に玄米を運んで吸い込んでる)


[utako] #ある程度吸い込んだ後は閉じて、ミキサーみたいな音がする




「……」(ほへーと見てる


[arca] #メカメカしい



ラガル
「……上行ったら、電気あるけど」


[utako] #何その変な食べ方、みたいな眼で見ながら、玄米丼を減らす作業



フェロ
『たまにはご飯も食べたいの』


[utako] #シュゴー




「なんかロボいね」(ふふ
フェロ
『う…』 (心なしか消音モード)

「早くなると良いねー」
フェロ
『……イエス』


[utako] #と言う所で一旦〆
[arca] #あい
[arca] #おが抜けてた




「早くなおると良いねー」

シーン19



[utako] #黒い水平線の続く世界、花の塔。夜
[utako] #西側広場



フェロ
(食事が終わった後、星見か涼みか、一人で出てくる)


[utako] #夜になると波のない水面は、まるで黒い大地が続いているようにも見えた。



??
「イズナにちょいと…話を聞きに戻らねぇといけねぇか。捕まればの話だが…」
フェロ
『向こうの黒幕、みたいな人と交渉できそうだから…このまま休養してた方が』
??
「そいつが一番、穏便に済みそうだが……交渉も長引いたら、多分ぶん獲られるさな」
フェロ
『……』


[arca] #歩はバルコニーでいつもの動作術



??
「こうも黒くされちまったらな……、オセロだったら白い点が一つ残ってる程度だろうさ」
フェロ
『…返しちゃうの?』
??
「解らん、イズナは俺に個々をくれたが。俺には現実だけ、自分の周りの事で手一杯なのには変わりねぇ」
フェロ
『……私達が、観てるから』
??
「お前達だって、もうここの生き物じゃあねぇんだ。生まれた世界で真っ当に生きてねぇと……、直ぐ歳食っちまうぞ」
フェロ
『…私は平気。まだ…、前みたいにずっと生きてられる』
??
「錆が来るさ、その内。在れば壊れる。そいつも理ってもんだろう」
フェロ
『……』
??
「ハク……頼むから、無言で締め付けるの止めてくれ……苦しいから」
フェロ
『今は、フェロ。フェロカリール….K.U』
??
「そうだったな…、フェロ。ちょいと戻るさな。水嵩が増したら直ぐに出ろ、水が引いたら、のんびり戻って来い」
フェロ
『イエス……、フナブ・ク』


[utako] #バシュ、とホワイトスカーの前面が解けて中の人を排出する
[utako] #空気に触れるのと同時に、蒸発するように消えて行く。



フェロ
(中が空になり、更に変形し女性の姿に変わった)

「あれ、フェロさん。データ直ったの?」


[arca] #トコトコと外へ出てきた



フェロ
(身体に帯を巻きつかせて裸体を隠し、髪に飾りをつけ直す) 「イエス。……もう、直りました」

「なんかポワポワ光ってたのはそのせいなのね」
フェロ
「イエス……」


[utako] #空を見上げたまま、返事だけを返す




「?」(同じ方向を見る
フェロ
「星が……綺麗だなって……」

「うん、そうねー。明かりがほとんどないし」
フェロ
「…………、夜は…冷えちゃいますから、戻りましょ。歩さん」

「うん…どうしたの?元気ないみたいだけど」
フェロ
「まだ本調子じゃないだけですよ…、すぐ…元気だします…」


[utako] #伸びをするように両手を挙げて




「そう?なんか昼間も様子がおかしかったし、ちょっと心配だけど…。そう言うなら」(微笑む
フェロ
「イエス、…ありがとうございます」


[utako] #少し微笑んで



フェロ
「夜はここも冷えますから、中に戻ろ。歩さん」

「はーい。ココア作ってあげるね」(ぽわわん
フェロ
「イエス!」


[arca] #良く練ったココア



九十九
「…ココアだ」 (ワーイ、と寄って来たが

「九十九ちゃんも飲む?」
九十九
「当然である!」
一矢
「船長、もう宵五つを過ぎてやすので…甘味はお控えくださいやせ」
九十九
「………当然要らん!」


[utako] #口をヘの字にして腕を組む




「えらいわ。じゃあ朝作ってあげるね」
九十九
「良いだろう!朝餉の後に用意しろ!」
ラガル
「甘い、甘くて美味しいし……クッキーと合うなー」 (ちびちびと齧りながら、チラッチラッ
九十九
「……」(`■ω;´)

(欲しい人分作っている


[arca] #耐えるんや船長…花まるもらうために…



九十九
(知らん振りしながら、ちまちまとセーラーのリボン弄る)
ラガル
(隣で顔を見ながら、がじがじ)


[arca] #ひでえw



九十九
(ぷい、と方向変えて)
ラガル
(周り込んだ)


[utako] #ディーフェンス、ディーフェンス




「ラガルちゃん、あんまり意地悪してるとクッキーがいつの間にかなくなるかもよ」
ラガル
「そう言えば、こいつラガルのフルーツ食べてたし…」
ラガル
「九十九のクッキー、全部食べてやるしー」 (げっへっへ、と両手にクッキー掴んで九十九の前で小躍りする


[utako] #溢れ出る小物臭(25歳




「あむ」(ラガルのツインてを両手で掴み首筋甘噛み

(ちゅ〜
ラガル
「ぎゃぁああああ!!??」


[arca] #そして吸い上げる



九十九
「ていっ!」


[utako] #ラガルの手からクッキー略奪




(はなれて)「甘い味がすると思ったらそうでもなかったわね……ラガルちゃんももう遅いんだからあまり食べちゃダメよ」(め
ラガル
「アラサーだから良いんだし!!って、クッキー返せ、パイチビ!」


[utako] #チビッコパイレーツ



パッハロ
(アラサーが地味に胸に刺さり、手を伸ばしてたクッキーを置く)
九十九
「略奪!略奪!トカゲのクッキーは船長の物だ!来んな!」


[utako] #ぎゃーぎゃーと走り周って逃げていくチビッコ達




「アラサーポッコリは大変よ?きめた、今日はラガルちゃん抱いて寝る。ずっと一人で寝てて泣きそうだったのよ……って行っちゃった…」


[arca] #ハクリン居なくて心細かった系



パッハロ
「子供は元気が良いですね」
一矢
「いやはや…」

「遊び相手ができて嬉しいのかも」
一矢
「船での生活が長く、同年代の子と遊ぶ機会も少ないものでございやすから…今日ぐらい、夜更しには眼を瞑りやしょう」

「一矢さんやっさしぃ☆。そういえば、なんで海賊してるの?」
一矢
「元は先代の、船長の母上殿が海賊でして。時代の流れと共にやる事も変化しやしたが…、家業の様なものでございやす。」

「お母さんも海賊だったんだ…」(ほえー


[arca] #頭の中はで大スペクタクル



一矢
「俺は幾らもお会いしちゃ居やせんが、大らかな方でございやした」

「……おわ、勝手に頭の中で七つの海をまたにかけちゃったけど…。良い人なのね」
一矢
「其処まで大仰なお人ではございやせんでしたが、船長の中では、同じ様なものでございやしょうな」 (少しだけ笑って

「あの様子だと大分リスペクトしてるみたいだしね」(ふふ
一矢
「追いつくには、まだ酸いも甘いも味わい足りやせんが……数年で女子は化けやすので、楽しみでございやす」

「男子ならぬ、女子三日会わざれば刮目して見よ」

「今の所は態度以外はすごく良い子に育ってるわよね」


[arca] #私も見習いたいなーとか言いながらココア飲む



一矢
「幼き頃より持ち上げられて、あぁなってしまいやしたが…己を知る時が来ると、信じておりやす」


[utako] #爺や




「持ち上げられる?…なんかほんと一矢さんはほんとセバスチャンみたいね」(ふふ
パッハロ
(あれが少年海賊だったら、と妄想しつつクールにココア飲んでる)


[arca] #ハロさん…




「…(涼しい顔だけど、なんかすごい事考えてそうな気がする」


[arca] #情報屋の勘



パッハロ
「(半ズボン…)」


[arca] #相当深い悟りを…




「…ハロさんも子供の想像?」
パッハロ
「えぇ。子供は良いですね、元気で。活力に溢れていて」


[utako] #クールクール




「ハロさんはどんな子が欲しいとかあるの?」


[arca] #あくまで想像ママトーク想定



パッハロ
「どんな子…ですか、当然男の子が良いですね。健康的で、何かスポーツをしている方が良いですが、インドアな趣味でも良いですが、健康は矢張り第一でしょうか」


[utako] #半ズボンとか、Tシャツとか、日焼けとか、逆に白い肌とか細身とか
[utako] #色々な少年を思い浮かべつつ




「長男は大人しくて、次男は活発、三男は甘えん坊とか?」
一矢
「口が悪くとも頭が悪くとも、健康に育てば良きかな…と」
パッハロ
「3人ですか……、素晴らしいですね」

「私はできるだけたくさん欲しいかな。自分の身体が問題だけど」(ふふふ

「一矢さんはそう言う感じでも良いパパになりそうね」
一矢
「いえいえ、俺は妻子を持つ気はありやせんから……船長に子供が出来た時に、良い叔父貴と思われる程度でも勿体無うございやす」

「叔父貴…(おじいちゃん?」
一矢
「ちゃんとした婿殿を、船長がとれるものか……聊か、いや……心より心配しておりやすが…」


[utako] #白湯を飲みつつ、眉を寄せて




「今から心配するのは気が早いと思うわよ。私の見立てではかなりの美人になるし、問題は寄って来る男の子の方になりそうね」
一矢
「それなりの家、人物、技と精神であれば……俺からは何も」

「地味に要求スペックが高いわね…」
一矢
「大事なうちの船長でございやすので」

「そりゃそうよね」(微笑ましい
一矢
「一昔前では、顔に傷があっては婚姻も難しくございやしたが…現在の医療技術があれば、片目の傷も…成長期の後に治療できやしょう」

「えっ、あのアイパッチインチキじゃなかったんだ…」


[arca] #びっくり



一矢
「以前にちょいとありやして…」


[utako] #渋い顔になりつつ




「誰かにやられたの?」(わなわな
一矢
「まぁ……はい」

「女の子に傷を負わせるなんて」(むむー


[arca] #見た目はゆるい感じだけどかなり怒っている



一矢
(脂汗を浮かべて、顎を触りながら煙管咥える)

「で、その不届きものはどんなヤツなの?」
一矢
「ただの漂流者でございやしたが……、今はもう処罰されやした」

「…そっか、なら私が懲らしめるまでもないか」(まだ膨れているがとりあえず落ち着いた
一矢
「ヘヘェ…」


[utako] #ぺこりぺこり




「なんで頭さげるの?」(ごきゅごきゅ
一矢
「……、おっとそれでは俺はそろそろ床にでも」


[utako] #旗色悪くなったような様子で退散していった




「え、床?ベットで寝れば良いのに…」(首を傾げつつ見送る


[utako] #とこ
[arca] #トコだった




「え?うん、おやすみなさい…」


[arca] #に訂正
[utako] #傷物にしちゃったのが自分だったので退避
[arca] #な、なんだってー状態



パッハロ
「そろそろ緋昏さんもお休みください。見張りはフェロと私が交替して行いますので」

「うん、ありがと」(小さくあくびをして

「おやすみなさい」
フェロ
「おやすみなさい、歩さん」


[utako] #基本的に睡眠が必要ないフェロと、半球睡眠できるパッハロが警備




「途中で九十九ちゃんかラガルちゃんのどっちかみつからないかな〜」


[arca] #見つけたらだきまくらにする魂胆
[utako] #塔の中走り回って先に寝ちゃってますね
[arca] #便利な半球睡眠
[arca] #歩も忘眠の法を使えば眠らなくても(ry
[arca] #こっそり添い寝する
[utako] #丸まって寝ているトカゲの子と胸の上で手を組んで綺麗な姿勢で寝ているセーラー




「ラガルちゃんはイメージ通り…九十九ちゃんはお姫様みたいねー…」(こそこそと間に入る

「ハクリンみたいに強く抱く訳にはいかないけど…んー、やっぱり落ち着くわ」


[arca] #九十九は姿勢を崩すのが何だか悪い気がしたのでラガルを優しく抱く



ラガル
(暖かいのが来たのでもぞもぞと隙間に入り込もうとしてる)

「う…あ、あんまり圧迫されない様に…」(谷間に誘導
ラガル
(位置が落ち着いたら、すぴぴ、とお休み)

「これなら大丈夫そうね…」(落ち着いて眠気に身を任せる


[arca] #あんまり圧迫されると母性が溢れてしまうので
[utako] #乳から溢れ出るなにか
[arca] #母性です!@w@
[utako] #そんな感じで夜は更けて行く


シーン20



[utako] #某日、櫛触一神宅



一神
(仕事疲れで帰宅後、早々に眠りについていた)
SE
ギシッ


[utako] #ベッドに新たな重量が加わり、少し揺れる



一神
「ぅ……ん?」


[utako] #先日急に家に現れた居候が移動したのかと眼を開けると
[utako] #画面蒼白の男が眼の前に居た
[utako] #顔面



一神
「……はぁ!?うぉい!?何やが、おま……ナギ!!反応してや!!」


[arca] #蒼白!



近衛
(ぱしっと一神の口を塞ぐ様に手を当て暴れる前に腕を抑える)
一神
「もがっ!?」
近衛
「……俺と、入れ違いに……変な白衣の女が…来ただろ?どこだ」
一神
「(って……先輩やないの、戻ってきよった…)」


[utako] #そっと口元の手をずらす



一神
「あの女なら、ずっと寝てるから…居間に布団敷いて転がしてますけど……、じゃ、じゃなくて…転がしてる。…それより、死人みたいな顔だな」
近衛
「ちゃんと生きてるさな…、だるいだけだ」


[utako] #ベッドの上から降りて、ふらふらと居間に行き
[utako] #それこそ死人のように寝ている白衣の女性に歩み寄ろうとして、机の角に脚をぶつけ、女性に向かって飛び込んだ



近衛
「…げ」


[utako] #ぶつかる寸前、世界は白く変わる


シーン21



近衛
「っと……と、……ん?」


[utako] #ホワイトアウトから抜け出すと、何故かフィネストラ403号室の自室に居た。
[utako] #身体に気だるさもなく、着ている物もパーカーにジーンズと、いつもの格好。
[utako] #ただ、口元を抑えて壁に寄りかかっている機嫌の悪そうな白衣の女性だけは、いつもと違った。



イズナ
「ふむ。君はアレかね…寝ている女性に接吻をしないと死ぬ病気なのか、寝ている女性を眼の前にすると偶発的に転倒してしまう確定された運命の持ち主なのか、寝ている女性は全て自分の物だと言う妄想に取り付かれた患者なのか…どれだね」
近衛
「…どれも違ぇよ。」
イズナ
「ふむ。4択目の解答は存在しない」
近衛
「未遂じゃねぇかい。こう、ギリさな。ギリギリ。当たってない」
イズナ
「夢から覚めれば何らかの妨害がない限りは当たる。君には避ける程の体力はないだろう」
近衛
「……あぁ、やっぱ…あんたの見せる夢かい」
イズナ
「問題はそこではない、私の貞操が子孫によって脅かされるのは…流石に御免蒙る」
近衛
「その問題はどうでも良いが起きたら何とかする。そんで俺の問題だが、あんたの所の子供をどうにかしてくんねぇかい。イズナ」
イズナ
(近衛に近づき額に手を当てて目を閉じ、数秒して目を開ける)
イズナ
「清九郎のことか」
近衛
「あぁ」
近衛
「あっちの世界に前々からちょっかい出してるのは目は瞑っちゃいたが、こうも侵食されると流石に困るんだがな」
イズナ
「我は強いが目的は……ふむ。実験場、加速世界、いや、進化可能性の方か、それとも…中間種の捜索と研究か。あれがどこまで知っているのか、私にも解らないのでな目的が定まらない」
近衛
「鶴の一声で辞めさせてくれって言いてぇのさ。目的云々は知らん」
イズナ
「ふむ」
近衛
「お、言ってくれるかい?」
イズナ
「断る。と言うよりは……面倒だ」
近衛
「…………起きた後に3択の行動を全て実行してやっても良いんだが」
イズナ
「ふむ。既に私も人外と成り果てDNAの類似性も外見ぐらいのものだが、そこでどんな子が産まれるのか興味はある。人か神か魔か、たまには自分で研究したくなるではないか」
近衛
「…すみません、冗談です」
イズナ
「ふむ。軽い奴だが、サンプルを提供して貰おう。それで、狐は管に戻ろう」
近衛
「胡散臭ぇ話に持ってかれそうな気もすんだがなぁ…、一応、こっちの提案としちゃぁ南部を一部解放してやるから、そっちを好きに使ってくれ…ってな伝えといてくれ」
イズナ
「それはそれで、酷ではあるな」
近衛
「あの世界じゃ珍しい気候だ、存分に使って貰って構わねぇが、景観はあんまり崩してくれるなよ。個人的には気に入ってる土地だ」
イズナ
「主としては、あの領域こそ何とかすべきものではないのかと思うが…ふむ」
近衛
「それで引いてくれねぇなら、イズナには本家に戻って貰う。次期当主としての通達としての言葉だ」
イズナ
「…御意。酷な主だ」
近衛
(にかりと笑って、また世界が白くなる)

シーン22



近衛
(ぶちゅ)
近衛
「……」
一神
「無戸室、あの女はやっぱりなにか…」


[arca] #ぶちゅ…
[utako] #眼鏡をかけながら寝室から出てくると、なんだか時計の針の様に交差している二人を見つける。どちらも短針だが



一神
「何しとんが!!」 (げしぃ
近衛
「ぐっ……ご、そんな…半秒ぐらいで避けられるわけ、ねぇだろう……が」


[utako] #蹴られて転がりながら、げほげほと咳き込む



一神
「この……変態!甲斐性なしが!寝たきりの女襲う外道とは知らんかったわ!ナギ来い!この阿呆かっさばいて川に流したる!」
近衛
「…事故、だって……」
一神
「事後なのは見れば解るが!」


[utako] #光の粒子が収束し、右手に大鉈が現れる



近衛
「…………ほっぺだから、ほっぺ…だから…」 (げふ
一神
「問答無用やが!タコォ!!」
近衛
「(……やばい、マジで死ぬかも…)」


[utako] #鉈の刃が返り、峰打ちしてくれたが…幸い助骨の折れる程度で済んだ。
[arca] #いった



近衛
「意識が……飛ぶ、前に…戻らねぇ…と…」
一神
「はぁ……はぁ……、……あら?」


[utako] #大鉈を消すと、目の前に居たはずの近衛と寝ていたはずのイズナの姿も消えていた



一神
「……本当、気味怪しい…変態め」


[utako] #やや、やり過ぎたかと反省しつつも寝に戻る。


シーン23



[utako] #黒い水平線の続く世界、朝方



パッハロ
(塔上部のテラスから、広域探査をかけつつ警戒態勢を維持していたが……ふと、異変に気づく)


[utako] #かなり遠く、うすぼんやりとしか見えないが…空に向かって黒い柱が立っていた。



パッハロ
「……柱?…また、中継点か何かでしょうか…」


[utako] #眼を細めてみていると、また違う所に柱が立つ



パッハロ
『ラガル、フェロ、警戒を。また何か仕掛けて来ました』


[utako] #念話を飛ばすと、3体は塔を囲むような態勢に移行する。




「ねるねるーねるねるー…ねる?」(ココア練り練り
一矢
「また、何かあったようでございやすね…」


[utako] #飛び出して行ったラガルとフェロを見つつ




「そうみたい…」(九十九にココアを出しつつ
九十九
(うきうきとした雰囲気を隠し切れず、ココアを受け取って、ふーふーしてる)

「私も様子を見てくるわ」
一矢
「いってらっしゃいやせ」


[utako] #九十九の護衛に残る




「うん」


[arca] #バルコニーから様子を見る
[utako] #水平線上に数百と黒い柱が建っているのが見え、尚増え続けている。




「すごい数…」(不安がつのる

「ハロさん達大丈夫かな」(三人の様子を見に行く


[utako] #3人はそれぞれ塔の周りを警戒しており、外縁部はフェロらしき白い大型のロボがホバー移動しながら水上を走り、岩塊、塔下部は鎧トカゲのようなラガルが、上空をパッハロらしき青い大きな鳥が旋回している。




「三人とも警戒態勢ね…リンダ、加勢してあげて」
烏天狗
「御意」


[arca] #塔の外に飛び出し、巨鳥と迎合する烏天狗




「私はどうしようかな…」(あたふた

「昔はこんな状況でもクールにしてたはずなんだけど……」(むむむと腕を組む


[utako] #水平線上が黒く染まり、完全に囲まれたような状況になってから
[utako] #徐々に水嵩が減り始める




「一人で身軽だったからかな。……よし、護身の舞(今名付けた)でハロさん達をバックアップ……ん?水嵩が減ってる…?」


[utako] #引きに合わせて波が立ち、黒い水が海の様なうねりを見せる




「波…まさか津波!?」


[utako] #潮の引く速度がどんどん上がっていく



フェロ
(変形して岩塊に上がり、現状が把握できてない様子でラガルと一緒に傍観するしかできていない)

「この引き方は…結構大きいかも…ラガルちゃーん!フェロさーん!上がってー!」(手を振って合図を送る


[utako] #下で合図を受けた二人が、塔の中に戻り、下部の居住区に居た九十九と一矢を回収して上部に移動してくる



一矢
「……これは、詰みやしたか?」


[utako] #バルコニーから眺めて、同じように津波かと思いながら




「どうしよう…」(腕を組んで考えている

「もし本当に津波だとしたら、急激に水嵩が増えたと思って間違いない…防波堤をつくる?…どうやって…」
フェロ
「(水嵩は……減ってるけど、逃げた方が良いの?…コノエ…)」


[utako] #九十九とラガル以外は表情が曇りつつ
[utako] #塔の下部よりさらに下、白い大地とそこに広がる街が現れはじめ
[utako] #空から誰か降ってくる




「…んゅ?」


[utako] #塔の花弁より外側を、ひゅん、と落ちていく近衛




「あれ…近衛?」(どき


[utako] #スカイダイビングみたいな姿勢で颯爽と、落ちていった



近衛
「助けてくれぇ」 (声がフェードアウト
フェロ
「……」
九十九
「何か落ちていったぞ?」

「近衛っ」(思わず縮地で飛び出した
一矢
「あいや、緋昏さんも落ちていきやしたね」


[arca] #超加速



ラガル
「…二人とも飛べるの?」
フェロ
「……ハロー!!!」


[utako] #二人の後を追うように、大きな鳥が直滑降していく。




(筋肉が悲鳴を上げるのも構わず塔の壁面を走り、壁をけって近衛をダイビングキャッチ


[arca] #ズオッ



近衛
「おお…、助かったさなぁ…歩」

「んにゃーッ!!」(力を振り絞って空中縮地


[arca] #なんとか片手で近衛を抱き、片手で塔の壁面に掴まる



近衛
「今の…凄ぇな。」

「近衛、よかった……」(そのまま気絶


[arca] #掴んだまま



近衛
「……ったく。格好がつかねぇな…」 (少しだけ笑い塔から白い石を抜き出し、足場に変えて歩を抱える

(ぷしゅー…


[utako] #遅れて下りてきたパッハロが急制動をかけて止まった。



パッハロ
『コノエ…』
近衛
「……よぉ、カドネ……今はパッハロ、で良かったか?」
パッハロ
『クエ。……御久し振りです』
近衛
「……とりあえず、挨拶は後だ…中に入るぞ」


[utako] #ふらりと塔の壁に向かって脚を進めると、入り口が出来、内部に入った
[utako] #主の帰還に鳥が鳴く。




「……はっ」(ぱち
近衛
(身体に包帯巻かれ、上から黒い羽織を着て袴のみ) 「眼ぇ覚めたか?」

「近衛だ……なんか顔色悪い。…いだだっ」(びくびくと脚が痙攣する
近衛
「無理し過ぎさな。俺より人間離れして来てんじゃねぇかい」

「そうだわ、突然近衛が落ちてきて…なんで突然落ちて来るのよ!もー」

「おかげで何だかわからないけど全力を出しちゃったわ…」


[arca] #火事場の何たら



近衛
「人には人間離れすんなって言っといて、全力が仙人並じゃもう酸っぱく言えねぇぞ」 (笑いながら、ぐにっと太股掴む

「ひあ!?あばばっ」(びくんびくん

「だ、だって…そうしないとついて行けないと思ったんだもん…」

「でも近衛のはなんて言うか…迷走っていうか、先走りすぎると言うか…」
近衛
「狗が棒の周りをぐるぐる回ってるようなもんだ。ついて行くよか、傍から眺めてるほうが良いかもしれねぇさな」
近衛
「成長してるようでしてねぇって話だが」

「体力的にはここが限界よ…他はなんて言うか……うん」(頬を染める

「な、なんでもないわ」(自分の脚をの状態を確かめ始める
近衛
(にかりと笑って歩の頭を撫でる)


[utako] #誰かが治癒してくれたのか、筋肉痛程度に治ってる。




(ぴく)「な、なによ……思ったより痛くない、歩けそう…誰かが治療してくれたの?」
近衛
「俺が半分、ラガルが半分な」

「近衛とラガルちゃん?…ありがと。ラガルちゃんにも後でお礼言わないと」


[arca] #微笑む



近衛
「……まぁ、治療と言えば、治療だからな……喜ぶと思うさな」


[utako] #若干眼を逸らす




「その含みのある感じだんだん慣れてきちゃったけど…気になるわ」


[arca] #なんか怪しい事されたのかと時分のふとももをもんでみるが、先程の様にビクンビクンするだけ
[arca] #自分の
[utako] #若干、変な臭いがする




「な、なにこの臭い……まさか、ぺろぺろ?」


[arca] #くんくん



近衛
「臭いがなぁ……、カウラみたいに後がフレッシュな感じなら良かったが、どうにもラガルの方が強力な分、臭い」


[utako] #よくよく鼻が慣れてくると、近衛からも同じような臭いがしてくる。




「こ、近衛の半分も?そ、そんなのゆるさないんだから!」


[arca] #慌ててちょっとはなれようとするがまたビクンビクン



近衛
「残念ながら俺は舐めてねぇ」

「ふぁ」(急に動くとなる

「そ、そう。ならいいのよ」

「…近衛も怪我してたの?」
近衛
「ちょいとな、後輩に斬られた」

「きら…なんでいつもそんなんなのよ……」(包帯の箇所にてを当てつつ


[arca] #憤るような表情




「それに……風邪治ってないの?」
近衛
「斬られたって言っても峰打ちだ。それに、風邪は多分もう治る」


[utako] #少し頬はこけているが、死相は出てない




「峰でも、結構いったんじゃないの?」(肋をデコピン
近衛
(顔が赤くなったり青くなったりした)

「ほら…」(深呼吸
近衛
「……解っててデコピンは酷ぇな」


[arca] #近衛には妙に魅力的に見える動作を軽くして、今度は優しく患部を撫でた
[arca] #痛みが若干引いた




「ごめん」(チョビッと舌を出す
近衛
(ちびっと舌先を指で摘んで) 「許さん」

「ひゃっ!?」(><)


[arca] #手をばたつかせている



近衛
(舌を引っ張るように顔を近づけながら、少し口を開く)

「ら、らえ…」(引き寄せられる
SE
たたたたっ…
近衛
(舌を啄ばもうとして…) 「……ん?」
ラガル
「コ、ノ、エー!!」


[utako] #どこぉ、と胸に飛びついてくる25歳児



近衛
「ご……」

「りゅっ」(ビーンと舌が戻る
ラガル
「おー、歩も起きたし、ご馳走だし!ほらほら、寝てないで行くぞ!」


[utako] #飯だー、と泡を吹いてる近衛を引き摺っていく
[arca] 歩「(あ、危なかったわ…抵抗できなかった…)う、うん。でも、その前にシャワー浴びたいんだけど…」



ラガル
「臭いけど平気だし、気にしない気にしない」

「う、うん…」(ちょっと香水を多めにつける


[utako] #と、言ってはいるが本人はお風呂に入って肌も髪も艶々しており、服もダンサースタイルの上に所々アクセサリを増やしてお洒落をして、僅かに榎の香りがするのは香水か御香か、身嗜み整えてる。



ラガル
「コ、ノ、エっとご飯、ご飯ー」 (にっしっし、と嬉しそうに笑って
近衛
(ずるずる…)

「や、やっぱりシャワーを…」(よたよた


[utako] #結局そのまま晩餐に案内される。




「恥ずかしいよう…」(縮こまりつつ席に座る歩

「近衛は大丈夫かな…」


[utako] #料理を載せた背の低い大きな円形テーブルを囲むような形で座らせられ、近衛は眼を覚まして暫くはラガルの頬を伸ばして若干怒ってた。




「(一応大丈夫そうね…)」(少し安心
パッハロ
「体調の方は大丈夫ですか?緋昏さん」 (料理を配膳し終わり、そっと隣に座りながら

「ちょっと脚がプルプルするけど大丈夫よ。臭いがアレだけど…」


[utako] #ちゃっかりアラビアンナイトに出てきそうな、露出の多い民族衣装でエロティックに決めた臍出しスタイル。




「皆おめかししてるのね、綺麗です…なんかこんな状態で気が引けちゃうな…」
パッハロ
「緋昏さんは日頃から身形に気をかけている人ですから、私達がこう言う格好をすると少し目立って感じるんですよ」


[utako] #涼やかに微笑んで



パッハロ
「後で湯を用意しますから、それまで少しばかり辛抱を」

「うん、本当にきれい。…助かります」(微笑む
パッハロ
「どうぞ、食事とお酒は沢山ありますから存分に食べてください。……ラガル、コノエの膝の上に乗ってないでちゃんと座りなさい」
ラガル
「うっせー!良いからお酒持ってこいだし!」

「うん、いただきます。ラガルちゃん、脚治してくれたんだよね、ありがと」
ラガル
「ラガルに掛かればあんなの楽勝だし!!」 (にっひっひ、とご満悦の様子で

「臭いのおまけ付きだけどね」(あはは…
ラガル
「良薬は鼻に苦いの!」 


[utako] #くわっ




「それを言うなら鼻に臭し……ん?口に苦し……」
ラガル
「口に苦い方が確かに効きは良いけど、特に内臓とか、肺に穴が開いてる時とかには?流し込んでやるのにー」


[utako] #にひっと笑いながら、近衛を見て




「な、流し込む…」
近衛
「……勘弁しろ、蜥蜴の状態だけなら良いが人間の形になれる今、そんなの頼まねぇさな」
九十九
「どんな治療法だ?」
一矢
「……船長はお気に為さらず」 (ごっほん、と大きな咳払いしつつ

「そ、そうよね」(ほっ


[arca] #フルーツをかじりつつ



ラガル
「……さっきの一撃で刺さるかと思ったけど、威力が足りなかったし…」


[utako] #折れたアバラが内臓に



近衛
「……おい、殺す気か」

「直前に加護を張っといて良かったわ…」
パッハロ
「もしも刺さった時には私が。さばくのは上手くなりましたから、そっと破片を取り除きますよ」


[utako] #つん、と近衛の胸を色っぽくつつくが



近衛
「…やめろ、マジで」

「なんで二人とも近衛の怪我が前提なの!?」
ラガル
「だって、ピンチになってくれないと見せられないし」
パッハロ
「そうですね、困った時こそ見せ所ですから」

「そりゃ、そうかもしれないけど……て言うか、三人と近衛はどう言う関係なの?創造物じゃないとは聞いたけど」
近衛
「旅仲間…?」


[arca] #ちょっとやきもち



ラガル
「元パーティ」

「旅仲間……この世界が近衛が彷徨ってた場所って事はなんとなく推測が付くわ。…あの時の場所もここよね。ここってなんなの?」
近衛
「そりゃ、現世って何?って聞いてる様なもんさなぁ」


[utako] #顎を撫でながら考える




「むむむ……管理者様でもわからないならお手上げね」
近衛
「管理って言ってもな……、管理しきれるものでもねぇのさ。ここは、生き物は進化しては衰退して、突然新しい人類が産まれたかと思えば、居なくなったりで…」

「ふーん…。まーそのへんはあまり気にしてないんだけどね。…そういえば、津波はどうなったの?」
近衛
「あぁ、ありゃ津波じゃねぇ。イズナの婆さんに交渉して、水を引いて貰ったのさ」

「イズナ…教授の主人ね。そっか、津波じゃなかったんだ」(気が抜けて普段の顔になった


[arca] #(*´ω`*)



近衛
「全部が引くまでには時間はかかるみてぇだが…、俺の体調も治って来てる所を見りゃ…順調に作業は進んでると思うさな」

「え、調子悪いのってこれのせいだったの?」
近衛
「まぁな。あぁ言うのが居ない限りは特別影響もねぇが」

「そうだったんだ…風邪じゃなかったのね」(ちょっと俯く
近衛
「悪ぃな、嘘ついて。ここの事はそう人に言わねぇようにしてんだ」
近衛
「パッハロに任せてりゃ、どうにかすんだろうと思っちゃいたが……ちょいと厳しかったか」
パッハロ
(アホ毛がしゅんとする) 「…申し訳ありません」

「……そうよね、うん」(ちょっと言葉が詰まったが納得する


[arca] #>>人に言わねぇようにしてんだ




「ハロさん達すごくがんばってたよ?相手がなんか計り知れなかったけど」
近衛
「…途中、ちょいと見させて貰っちゃ居たが、確かに頑張ってたな。パッハロ、ラガル、とフェロには世話になった。あんがとな」
パッハロ
「次に同じ事態になれば、もっと上手くやります。」

「私もがんばっちゃうわよ」


[utako] #ラガルも近衛の膝から退いて、フェロと3人並んで、ペコりと



近衛
「あんまりここの世界に出入りしてると……、すぐ歳食っちまうぞ」

「あ、そうだったわ…うむー…」(葛藤
近衛
「次に何かあれば頼るから、たまに入る分には1日ぐらいしとけよ」

「うん(老忘の法、本格的に研究しようかな…)」


[arca] #若さには敏感
[utako] #もはや仙人に
[arca] #主に愛
[arca] #愛仙人



近衛
「で、そっちの海賊さん達は……そもそもどうやってこの世界に入ってきた?」


[utako] #愛仙…愛染
[arca] #はっ



九十九
「鯱鉾に行けぬ場所等なし!!」
一矢
「あの船は、縁を繋いでいる場所に航行ができやすので、何かしらのご縁がございやしたのかもしれやせん」

「アルカディア号みたいね」
近衛
「……縁ねぇ、うちの子供の一人にやたらと縁だ奇縁だと言うのが居るが、知り合いか?」
九十九
「知らん!」
一矢
「との事で」
近衛
(顎を撫でて、にかりと笑い) 「知らんなら、仕方ねぇ。暫くは世界を観ねぇといけねぇ。その間は、自由に出入りしてくれ別に、盗られて困るもんもねぇからな」

「顔平たい族の人に私は女だって事ちゃんと教えといてね」
近衛
「部族やら村にはそうそう下りねぇからなぁ…、文化圏が違うとそう見える事もあるかもしれねぇさ」 (笑って

「そっか…」(ぐぬぬ

「ま、まー丸く収まったみたいで良かったわ」
近衛
「まだ、ちょいと事後処理はあるが……、まぁ一応の事収まった。…皆、御苦労様。今夜は無礼講で飲んで食ってくれ」

「わーい」


[arca] #何だか嬉しくなってきた歩さん
[utako] #他界の料理に箸を進める海賊組と、久々の再会に浮き足立つ3姉妹
[arca] #歩もなんか良いのかなこれと思いつつ馴染んでる




「…(三人ともほんとに嬉しそう)」


[utako] #宴が進み、月が頂点を過ぎた頃、寝る組と片付け組、まだ飲む組に解れるように半解散



近衛
「流石に……病み上がりにはきついな」

「おつかれさま」(近衛のお酌とかは三姉妹に譲って見守っていた


[utako] #初めは姉妹にお酌してもらっていたがいつしか近衛がお酌する側に…
[arca] #酒豪三姉妹



近衛
「歩もお疲れ様、妙な事に付き合ってもらって…悪いな」


[utako] #改めて




「ううん、自分から足つっこんだことだし。ちょっとは役に立てたかな?」
近衛
「パッハロ達じゃ、こっちと現世を行き来して情報の照合やら、黒幕やらを突き止めるってな事はできねぇからな……守っちゃいるが、防戦一方とは言ったもんさ」
近衛
「…助かった。改めて、俺からも感謝するさな。あんがとな」

「どういたしまして」(えへへ


[utako] #座ったままだが、深く頭を下げて




「ふふん、気分もいいし…後片付けはちょっとサボって…お風呂いこっかな」
近衛
「じゃぁ、俺も行くかな」


[utako] #しれっと




「えっ」(そーっと立ち上がったがぺたんとまた座りこんだ

「ちょ、なに言ってるのよ…」(顔赤い
近衛
「俺も身体が臭ぇからな」 (にかりと笑って歩の手を取り、胸を抑えながら立ち上がる

「だ、だめよ……はいるなら、お先にどうぞ」(挙動不審
近衛
「一緒に入りてぇな」 (手を握り

「私も、入りたいけど…そ、そういうのってう、ローザちゃんとか怒っちゃうわよ…」


[arca] #近衛の手を見つめつつ



近衛
「戻って来てくれりゃ…、そこも丸く収まるんだがな」

「…それだけはできないわ。……もしそう言う事があるとしたら、それは近衛が三人に愛想尽かされたとき位よ……」(近衛の手を、いじける様にもみもみしつつ

「そのときは、しょうがないからよりを戻しても良いわ」(つんと強がる様に
近衛
「辛ぇ事言ってくれるじゃねぇかい。(手を離して、ぐしぐしと歩の髪を崩して頬を挟む)」

「おぶぶ…(そう言う事言いたいんじゃないのになぁ…意気地なしだなぁ私…)」

「ま、まーあれよ…あれ…うん。私は近衛の事今でも大好きだから…よくわからないけど」
近衛
「……」 (最近人間味が薄れていたが、一瞬、愛しく苦しそうな表情を見せて…)

「…で、どうするの?先入るの?」
近衛
「他界だから多分バレねぇ……と一瞬思ったが、ローザは勘が良いからな……バレるな。絶対……すぐ水着作るから、……それで」

「食い下がるわね……」(じと

「そこまで言うなら、それで良いわ」
近衛
「どうせ、風呂って言っても一人で入るにはちょいと寂しい所さ」

「大浴場とかなの?」
近衛
「そうさな。前は、パッハロ達に温泉ってもんを教えてやろうと思いながら作ったんだが……今だと、まずいよな?」


[utako] #一緒に入ろうぜ、って言ったら入ってくれそうで




「しらなーい。私みたいに水着着せれば?」(つんつん


[arca] #ハーレム湯
[arca] #むくれている



近衛
「水着なぁ…あいつらに一着ずつぐらい作ってやりてぇが、もっと現代的な本とか贈ってやったほうが良い気がしてなぁ…」 (プレゼントするなら


[utako] #方向違いになにやら悩みつつ、そっとハグするように歩の肩や脇、腹、腰に触れて右手を袖捲くり。




「ひゃ!?…ハロさん達はちゃんと一般常識あるわよ?ちょっと文化には疎いけど」


[arca] #スタイルには更に磨きがかかっていた
[utako] #掌を掲げると、ぱちりと光が漏れ、光が上下のデザインのラインを形作る。



近衛
「レンガやらアオザイやら着て、普段からあんな格好してるわけでもねぇのか…ちょいと安心したな」

「似合ってたわよね。普段はもっと普通の格好だったわ。…パソコンいらなくなったの?」(すごーいとつぶやきつつ


[utako] #モデルを形成した後に、細かい所に装飾を加えて実体化させる。



近衛
「俺がこの世界で得た進化の形さな。味気ねぇもんになっちまったが、咄嗟に水着や下着作るときには便利さな」

「咄嗟に作るものが如何わしいのは眼をつむってあげる」(水着を手にとって頷く

「かわいい」


[utako] #ビキニタイプ。当然ローレグなわけだが、細かい刺繍と可愛いフリル。ブラのサイズが若干小さめなのはわざと。




「じゃあいきましょっか」(上機嫌
近衛
「あぁ」


[arca] #きわどいのは別に気にしない歩クォリティ
[utako] #私服がすでにきわどいからこんな程度、ぬるいわ! (意訳
[arca] #意訳されてしまったクォリティ


シーン24



近衛
「湯が身体に染みるさなぁ…」


[utako] #花の塔下部、大型動物でも入れそうな大型のプールのような浴槽の、人間様の浅瀬で寝るように浸かりながら




「うん、身体をのばせるとすごく気持ちいいわ」(ぷかー


[arca] #浮き島が浮いてる様に漂っている
[utako] #浴場自体が半円形になっており天井には星と華のレリーフがあしらってあり、古代ローマの浴場に似ている。




「ローマの公衆浴場ってこんな感じだったのかな……顔平たい族」
近衛
「テルマエ・ロマエか…」


[utako] #髪を折る様に纏めてタオルは頭の上。包帯は取っているが、脇腹に三つほど突かれたような傷跡がある。
[utako] #もう塞がっている古い傷跡




「本来は日本人の事だけど、この世界に限っては現地民の人が顔平たい族だったから、なんか思い起こしちゃうのよね」(近衛の姿を見つつ

「それがやられた所?…ちがうわね、それは古傷っぽいし」
近衛
「こいつは、前のパッハロとラガルに施術してもらった後さな。旅してる途中にちょいと厄介な動物に遭ってな…ぼきりとやれた骨が刺さっちまったからって…」
近衛
「……嘴で穿り返された」


[utako] #思い出しながら、脇腹を擦る




「なにそれ痛そう…」(水中でふわりと体勢を変えて


[arca] #目から上だけ出して潜る




(ぷくぷく
近衛
「後にラガルが唾液流し込んでくれたおかげで助かったが…、二度はやられたくねぇさなぁ」 (はぁ…とため息ついて、少し手招き

(スイー


[arca] #ふよふよと寄って行く。おしりがプカー




「なに?」
近衛
(自分の上に乗せるように引き寄せて) 「……落ち着く」


[utako] #軽く抱きかかえながら、眼を閉じてリラックスする様に長く息を吐く。




「そう?ふふ…私もー」(身を委ねてる

「ちょっと後ろめたいけど、これくらいは許してあげるわ」(近衛の髪を撫でながら


[arca] #本当はうかれきっているがツンデレ



近衛
(くすぐったそうに笑って) 「ありがとな」

「うん…(今すぐ抱きついて甘えたいけど…うう」


[utako] #耳や頬をそっと撫でながら、溜まった疲れを発散させるが何やらムラムラと来る物があるせいで、穢れの晴れない神性
[arca] #神性…




「みんなはどう?元気にしてる?」(艶美に身体をしならせつつ


[arca] #(無自覚



近衛
「う……、あぁ。最近、影蜥蜴の夜更しが多いが…皆変わりねぇ」

「ふーん、そう言えば横臥ちゃんから漫画描いてるとか聞いたっけ。あんまり夜更かししてると大きくなれないぞーって脅しとこうかな?」(くすくす
近衛
「そうしてくれてると嬉しいが………もう中学生だ、寝ぼけて人の布団に潜り込んで来るのをどうにかしねぇと、癖になったら拙いな」
近衛
「そうしてくれてると嬉しいが………もう中学生だ、寝ぼけて人の布団に潜り込んで来るのもどうにかしねぇと、癖になったら拙いな」


[utako] #ちょっと訂正




「それって本当に寝ぼけてなのかしら…」(ぼそり

「素だったらもうとっくに癖になってるんじゃない?」


[arca] #動作術を無意識にこなしているので動作一つ一つが魅力的に見えるかもしれない



近衛
「……しっかり言ってやらんと駄目か」 (タオルで顔を拭って


[utako] #冷静に冷静に




「影ちゃんは1番の近衛っ子だから、ちょっと可哀想だけど」(微笑みつつまたふよふよと漂い始めた
近衛
「そう言われる嬉しいもんだが…難しいさなぁ」

「そうねー…人の事言えないけど」

「」

「むしろ私がしたいくらいだわ」
近衛
「歩はしっかりしてるじゃねぇかい」 (タオルを目元に乗せて、だらけた声になりつつ

「そりゃー大人ですもの。……結構いっぱい一杯なんだけど…」(ぼそり

「風呂場で寝るとのぼせちゃうわよ―」
近衛
「飲んだ後に風呂に入るのも拙いが、最近は……何かと忙しかったからな、脱力せずにはいられねぇさ」 (タオルをずらして、しっかりと抱いて引き寄せる


[utako] #別れた後の時間を埋める様に、いつも笑うか仏頂面だがリラックスした顔で胸の痛みも気にせずに深呼吸する




「やみあがり…?なんだから、無理しないでね」(近衛の顔をみて安らかに微笑む


[arca] #抱きやすい様に姿勢を変えつつ



近衛
「あぁ…無理はしねぇ。……甘えてばっかで悪いな、何か」

「ううん、そういう風にしてくれるの嬉しい」

「私もなんかリラックス…」

「…(私も甘えてるし)」
近衛
(眼を閉じて、数分そのままで居ると…)
近衛
「……俺は、ちょいと先に上がるか」

「そう?」

「ちょうど良いわ、水着の中も洗いたいし」(ふふ
近衛
(目頭を触りながら、立ち上がって) 「……これ以上は障りがあるさな。色々、拙い」


[utako] #のぼせた様子はないが、妙に顔が赤い




「のぼせちゃったの?…湯冷めしない様にね」(また漂いつつ近衛を心配そうに見る
近衛
「……頭は少し冷やさねぇといけねぇさな」

「……」(察して縮こまった


[arca] #ぶくぶく
[utako] #タオルを拾って、頭を掻きながら浴場から出ていった



近衛
「(一緒に居られるだけでも…と思っちゃ居るが、欲は捨てられねぇか…)」 (もんもんた

「…酷な事しちゃったかな」(湯船から上がって水着を取り身体を洗い始める

「ふ、ふん…私だって同じよ」(顔が赤くなるのを誤摩化す様にお湯を被る

「ひゃ!?」


[arca] #水だった




「あ、あふぅ」(足もつった

「お、お湯……」


[arca] #よちよちと湯船に帰り、数十分後上がる
[utako] #ちなみに近衛さんは居住区の普通の個室お風呂を使用して身体洗った
[arca] #個室風呂あった!
[utako] #大浴場は基本的にパッハロ達が元の姿で入るためのものだから!もちろん人間用もあるが黙ってる近衛さん
[arca] #人間用




(もんもんとした気分が抜け切らぬまま台所で風呂上がり牛乳
フェロ
「あ。歩さん。お風呂どうでした?」

「あ、フェロちゃん。うん、気持ちよかった」


[arca] #ほっこり



フェロ
(私服に着替えてスポーツウェアのようなノースリーブのパーカーにジーパン) 「この世界って基本的にお風呂とかないから、珍しいんですよ」


[utako] #歩さんにはお風呂上りの着替え用に浴衣が用意してあった




「そうよね、船に乗ってたときは贅沢に水使えなかったから、かなりリフレッシュしたわ」


[arca] #浴衣歩




「浴衣も用意してくれて、完全に温泉気分よ。ありがと」
フェロ
「ど、どういたしまして」 (照れ照れと微笑んで

「もしかして用意してくれたのフェロちゃん?」
フェロ
「ラガルはもう寝ちゃってるし、ハロは一応お客さんもいるから夜の警戒中で、身の回りのお世話は私が担当してます」 (仲居さんみたいだった
フェロ
「お布団も用意してますから、いつでも寝てもらって大丈夫ですよ」

「たまには至れり尽くせりされちゃうのも良いわね…。ありがとー」

「特にやる事もないし、ちょっとストレッチしたら寝よっかな」
フェロ
「イエス。何か必要なものとかあったら、いつでも言ってくださいね」

「うん、今はとりあえず大丈夫よ。フェロちゃんもおかまいなくって感じで、早めに休んでね」
フェロ
「イエス。私もお風呂入ったらお休みしまーす」

「うん、今度は一緒に入ろうね(フェロちゃんはがんばりやさんなのねー)」


[arca] #ハシッと抱き寄せるような感じでくっ付き、離れる



フェロ
(ぷっしゅぅ、と白い煙が上がったが) 「イエシュ!」

「え、うん…大丈夫?」
フェロ
「大丈夫です、大丈夫。楽しみです。歩さんとお風呂…お風呂。くふ」 (何やら嬉しそうに笑うと、レンジが一人でにチンと鳴る

「うん、たのしみ…チン?」
フェロ
(そのままスキップしながら行ってしまった)

「あれ、行っちゃった…なんか温めてたのかな?」(レンジの方へ向かい


[utako] #レンジには何もはいってなかった
[utako] #フェロの信号が変な電波飛ばしたせいで電子機器に異常が
[utako] #フェロが電波飛ばしたせいで




「何も入ってないわね…」


[arca] #怪電波w




「ポルターガイストってヤツかしら…」(ちょっと怖くなったのでいそいそと部屋に向かう


[utako] #テンションが上がりすぎるとトランスフォーム始めます
[arca] #いったいなににトランスフォームするんだ…
[utako] #家電が
[arca] #なん…だと…
[arca] #家電トランスフォーマー
[utako] #お部屋がどこか細かい設定ないが、塔の居住スペースの一室を貰った




「なんか完全に居着いちゃいそうよね…近衛の具合が良くなったら、帰らないと」


[arca] #動作術でストレッチしつつ
[utako] #近衛は実のところ自分の部屋を作ってなかったのでテラスのあった塔の上部の部屋に転がってる
[arca] #主人なのに
[utako] #そういえば主人なのに…




「近衛は今どこにいるんだろ。やっぱ主の部屋とか、ラスボス的な部屋があるのかな…」


[arca] #近衛の事を想いつつ、近衛にパワーを送る様に舞う



近衛
(舞に釣られてほいほい現れる主人)
近衛
「何か、感じると思ったら…やっぱり歩か」


[arca] #また窓から…
[utako] #普通に部屋の扉開けて
[arca] #なんだ(ぉ




「わ…」


[arca] #びくっとして動きが止まった



近衛
「続けてくれて良いさな。体質が変わってからは、妙に、そう言う神事やら呪術やら魔術やら…細かい事は解らねぇが、惹かれちまってな。飛んで火に入る虫みてぇな」

「あんまり感じない様にこっそりやってたつもりだったんだけど…まぁいいか」(再開する


[utako] #神気が呼応して、祭りに誘われて現れる
[arca] #研究はかなり進んで動作自体は普通のストレッチに近いが、効力は神楽に近い



近衛
(特に何かするわけでもなく、舞を眺めて座っているだけだが、気が楽そう)


[utako] #奉納されては現れずにはいられない




「どう?……これ、元々は近衛に宿ってた神霊と会話できないかなって思って始めたものだから…」


[arca] #普通の動作なのに魅力的



近衛
「俺の中の神霊は、実はもう居ねぇんだが……俺は好きさな。楽になる。これで酒と肴と、後は…音楽でもあれば最高なんだが、夜も更けちゃそうはいかねぇよな」

「ふふ…そうね。今は大分自分の鍛錬向けに変わったけど…、今でも祭ってるのは近衛と、神霊なの。まだ声は聞こえないけどね」


[utako] #同化して存在が解らなくなったのを居なくなった物と思っているが、ポケモン的に属性二つ弱点の意味合いで効果がバツグンだ
[arca] #4倍



近衛
「祭られる何てな、ちょいとむず痒いさな」

「け、形式上よ!形式上…今さら主神変えるなんて身体が悲鳴上げちゃうし…」(もじもじ

「…まあ、こうやってる間は私もなんとなく近衛の存在を感じられて安心できるんだけどね」
近衛
(にかりと笑って) 「徳のねぇ主神で申し分けねぇな、何か加護が与えられれば良いんだがなぁ」

(一瞬けしからん事考えてぶんぶん首を振り)「あんまり期待してないけど、商売繁盛とか?」
近衛
「商売繁盛すりゃ良いんだが、安産、子授け、…芸能、健康、無病息災……最後の2つは微妙な所か」


[utako] #厄除けとか絶対効果ない




「神様が怪我してばっかだもんね」(深呼吸をして舞ストレッチを終えた
近衛
「厄はあるが…、こうして歩と一緒にいれるのは運が良いさ」

「ぐ……」(きゅん


[arca] #ぐうの音もでないキュン




「……さ、さあ見世物は終わったから、ラスボスの部屋に帰りなさい」
近衛
「そうするかねぇ」

「…(あるんだ、ラスボス部屋)」


[arca] #微妙に勘違い



近衛
「部屋はねぇが、俺はその辺の部屋で適当に寝てるから寝つけねぇようなら来いよ」


[utako] #またにかりと笑って、ぶらりとテラスのある部屋に戻ってく




「え、ラスボスなのにそのへんの部屋に…」

「行ってなにするのよ…」(ブツブツ


[arca] #もんもんとしつつ布団を被る歩さん
[utako] #忙しかった1日も終わってく


時系列


2012年11月

解説


その日、WhiteLineが黒く染まった。

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