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[HA23]the crime peoples 悪党共 後編

シナリオ概要

戦闘は一旦は終結しこう着状態となった。焼け野原となったコンクリートの街、立ち上がる硝煙、横たわる多くの人々に崩れ落ちた建築物の数々。いつ戦闘が再開されるか分からない緊迫した状況の中エリカたちの方に入ってくる連絡、コンクリート・デン(コンクリート窟)街の一角を仕切っている”王”と呼ばれる者からの連絡、出される共闘の提案と法外な見返り要求、交渉が進む中王の密偵が告げる。「オーガ会の連中が川の対岸に戦力を集中させている。決着をつけるときが来た」

今、3つの勢力がコンクリートの街で支配権を巡り激突する!!!

ハンドアウト

PC1:保健室のおねぇさん(エリカ・カルンスタイン) PL:さのまる

シェルターでの戦闘はひとまず終わった。しかし、残されるのは無力感。助けられなかった人がいた。戦闘により多くの建物が焼き払われてしまった。私にもう少し力があれば…いまだ立ち上る残火を前にむなしく立ち尽くす。そんな中声をかけ励ます仲間達、立ち直るとともに脳裏に過去の記憶と誰かの声が響いてきた。「力だけに頼る戦いは我々を滅ぼしたもの達と同じく何時かは自我が悪意に取り込まれてしまう。それだけはあってはならない」

気を取り戻した貴女は再び事件の解決に乗り出す

「この戦いを終わらせなくては…」

 

PC2:千家鳴神 PL:arca

シェルターでの出来事、そして現在の終結までの間、貴方は今までの出来事を振り返る。あの司令室で出会った土地神…彼らは一体何時のころからこの場所に居ついたというのか…?それ以前にシェルターに秘められた秘密とは一体…分からない。何から何まで知らなかった事だらけだ。選抜隊に配属される時からオノゴロは他界では郡を抜いて未知の部分や摩訶不思議な現象が当たり前に起きると聞いていた。だがここまで人知を超えているとは…

これを上層部に報告すべきか?それとも混乱を避けるため秘密裏にこの件を調査すべきか…しかしそれでは上層部に対する反抗とも思える。鳴神の内心でオノゴロでの出来事に対するスタンスが少々ゆれる。そんな時、土地神にもらった刀が語りかけるような光を見せた

「お前は選抜隊の一員、この件で揺らぎが出始めただろうが今は任務としてオノゴロの人々を我を使って守れ。困難は迷うことなく断ち切るのだ!」

…そうだな。今は無法者共の討伐が先だ。迷いや揺らぎについてはいずれ自分なりに答えを出せばいい

その目には鋭い眼光が宿っていた

 

PC3:鬼角凱 PL:エミリオ

戦闘後のシェルター、ひとまず悪党共を全員叩きのめして暇になる。さ~ってと…暇になったぜ。まだまだ暴れたりねぇ。悪党共の大将ってのはどこにいるんだ?などど無茶なことを考えてたが下手に悪党の残党を見つけ出して弾薬を乱射しちまったらどんな顰蹙が来るか知れたもんじゃねぇ。第一鳴神の旦那はイカス長物なんぞいつの間にかこしらえてるしエリカ姉ぇ何ぞの前で無意味な戦闘をやったらまた治療がくる。洒落にならん。ひとまず二人とも景気づけてたら”王”なんてよくわからねぇ奴から俺の無線装置にも連絡がきやがった。何々?連中を倒したいだろ?俺達と共闘しないか…?だとさ。おもしれえ!戦いは質より量ってか?大軍団で大暴れしてやるぜ!楽しいことになるぞ~!

GM注:彼の頭の中はすでに次の戦いで頭が一杯でコンクリートの王が何を要求してくるかや当初の目的などもろもろの事は吹っ飛んでしまったようだ

(後にエリカと鳴神にきつくお灸をすえられ、シェオ爺に長時間空中貼り付けの刑に処されるのはまた別の話である)

※:前半はコンクリートの王との交渉シーン、後半は決戦の3勢力総力戦となる

コンクリートの王との交渉は会話交渉の流れ次第で要求は変化する

(当然コンクリートの王も善人ではないので非常に法外な要求をしてくるかもだが)

ある要求が通った場合街の支配権がコンクリートの王に移る

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